乱れの長さスケールは、本来計算で求めるものです。epsilonやomegaがそれに対応している変数です。
大気乱流や風洞試験など実測値がある場合は、流入条件で正しい値を分布として与えることがありますが
多くの実用解析では実測値がない場合が多く、オーダーを外さない程度の推測値を与えることになります。
翼周りの流れでも風洞内におかれたものを想定するのか、飛行機の翼を想定するのかで、一様流の乱れ
の程度は異なってくるでしょう。chaosさんの想定に合せて適当な値を与えるのが良いと思います。
静止流体中を移動する翼周りの流れであれば、流れは層流で翼前縁から発達した境界層が途中で乱流
に遷移する筈です。この様な流れを模擬するには、極力流入境界での渦粘性は小さく分子粘性と同レベル
であることが望ましいと思います。一方、風洞試験と比べるなら、想定する風洞の気流における乱れに対応
する程度の乱流量を与えるべきでしょう。
流入境界で層流を模擬すれば、乱流長さスケールが極端に小さくなったとしても、そもそも渦が存在しない
ことを想定しているので大きな問題はないと思います。
2012年8月9日木曜日 22時27分55秒 UTC+9 chaos: