こんにちは。
inlet、outletに速度規定をして、それ以外で大気開放の境界面があるのはおかしくないです。
(大気開放の境界値は方程式と境界条件から自然に流速が決まります)
逆流を起こしたくないということだと思いますが、 inlet、outletの面積によっては、質量流のバランスによっては大気開放面が吸引する境界面にもなりえそうなので、zeroGradientでも違いが出ないか見ても良い気がします。
残差はメッシュ品質や緩和係数によっては、振動がおさまると思いますが、添付のような感じかなという感想です。
buoyantbussinesqsimpleFoamでブシネスク近似を使っていますが、温度が310K、350K、430Kと温度差が大きい解析であるので、ブシネスク近似の近似精度が悪いと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブシネスク近似
引用:空気で温度差が15℃、水で2℃以下のとき誤差が1%程度
温度差が大きいと、下記URLでの密度のテーラー展開(3)の打切りの精度が悪くなるので、浮力の誤差が大きくなります。
https://aeroastro.sd.tmu.ac.jp/hydrodynamics/main/colums/cfd-heat/Boussinesq.pdf
buoyantSimpleFoamでも検討してみてはと思います。
よろしくお願いいたします。
--
このメールは Google グループのグループ「OpenFOAM」に登録しているユーザーに送られています。
このグループから退会し、グループからのメールの配信を停止するには openfoam+u...@googlegroups.com にメールを送信してください。
このディスカッションをウェブ上で閲覧するには https://groups.google.com/d/msgid/openfoam/de0e6b58-7d55-4403-8310-6a42d290d384n%40googlegroups.com にアクセスしてください。
kominamiです。
inletとoutletが速度規定の境界で、atmosphereが圧力規定の境界ですね。kさんが書いているように、おかしくないです。
inlet(速度規定境界)は吹き込む方向、outlet(速度規定境界)は強制排気の方向です。hgrkrkさん自身が扇風機の前と後に立ったときを想像して欲しいのですが、もしもboxが無ければ、inletからの風速の勢いはかなり遠くまで(x+面くらいまで)届くでしょうが、outletで吸い込まれる範囲は狭いです。
Fig.1の領域のサイズだと、inletから吹き出している風がboxにぶつかり、ほとんど同じくらいの勢いで、Y+とY-の面から出ていっていそうです。つまり、atmosphere面に、激しい逆流が生じていそうです。atmosphereにinletOutlet系の条件を設定しているとしても、少し狭いのではないかと思います。
Fig3から、定常計算だと想像していますが、定常計算では難しいかもしれません。(もちろん、緩和係数の変更、メッシュ改良、差分スキームの変更、代数ソルバーの変更などで、治るかもしれません。、)
以上です。
このディスカッションをウェブ上で閲覧するには https://groups.google.com/d/msgid/openfoam/CAEAawWFbBbSBfsj_f1yzZDmrEemJO%2BK%3DqDdSfeX48SM483dK2A%40mail.gmail.com にアクセスしてください。