interFoamのp_rghの境界条件について

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takagaki

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Jun 3, 2013, 3:55:00 AM6/3/13
to open...@googlegroups.com

いつもお世話になっております。
takagakiです。

現在interFoamを用いて,解析を行なっているのですが,p_rghのwallの境界条件設定がいまいち理解できません。

buoyantPressure
fixedFluxPressure
zeroGradient

自分で色々と調べて見ましたが,主に上記の3つを壁面の境界条件としているものが多いです。

またbuoyantPressureとzeroGradientは密度が関係しているということまでは,自力で調べることができました。
しかし,fixedFluxPressureに関しては,説明されているものを見つけることができませんでした。
またbuoyantPressureと密度の関係もはっきりと理解していません。

よろしければ,この3つの違いを説明していただけないでしょうか??

よろしくお願いいたします。


y.takagaki

大渕真志

unread,
Jun 3, 2013, 6:16:39 AM6/3/13
to OpenFOAM
こんにちは。
buoyantPressureは静水圧を差し引いた被圧がzeroGradientになる境界条件で重力方向に直交しない壁面などに使います。重力加速度が0ならzeroGradientと同じになります。
fixedFluxPressureは速度境界で指定された流束になる様に圧力勾配を調整する境界条件です。
尚、沢山ある境界条件の意味が解らない場合は、下記フォルダにあるヘッダーファイルの冒頭部分に説明がありますので、参考にしてください。

  src/finiteVolume/fields/fvPatchFields/*

ちなみに件のfixedFluxPressureのソースは、src/finiteVolume/fields/fvPatchFields/derived/fixedFluxPressureにあり、
そのヘッダーファイルfixedFluxPressure.HのDescriptionで、下記の様に説明されています。

Description
    Adjusts the pressure gradient such that the flux on the boundary is that
    specified by the velocity boundary condition.

    The predicted flux to be compensated by the pressure gradient is evaluated
    as (phi - phiHbyA), both of which are looked-up from the database as is
    the pressure diffusivity Dp used to calculate the gradient.

    The names of the phi, phiHbyA and Dp fields may be optionally specified.

ご参考まで。



2013年6月3日 16:55 takagaki <y.takag...@gmail.com>:

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takagaki

unread,
Jun 3, 2013, 10:26:41 AM6/3/13
to open...@googlegroups.com
 
こんばんは。
いつもお世話になっております。
 
境界条件の説明非常に参考になりました。
ありがとうございます。
 
お返事内容にbuoyantPressureは、
「重力方向に直行しない壁面に使用する」
とありますが、これはどういった意味でしょうか??
たとえば、現在tutorialのdamBreakと同様に、y軸方向に重力加速度を加味したうえで、計算を行う予定です。
この場合、重力と直行する、x軸、z軸方向の壁面にはzeroGradientで問題はがないが、その他の壁面には
その境界条件をzeroGradientにした場合、なにか影響があるということでしょうか??
 
OpenFOAMとは関係なく、物理的な質問になってしまい申し訳ありませんが、できれば、どのような影響があるのか
数値解析上ではなく、物理的な問題として説明していただけないでしょうか??
 
よろしくお願い致します。
 
y.takagaki
 
 

2013年6月3日月曜日 19時16分39秒 UTC+9 ohbuchi:
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