Giroです。
(すみません、まったく同じものの再送です
一応、差出人を統一しておこうかと思いまして)
圧縮性を考慮した解析において、
基本的にSimple法は収束性が低下してしまう(と思っている)のですが
おそらくは、そのあたりの改善が必要なんだと思っていたりします。
(質問を投げてはみましたが、そのまま解決するとは思ってなかったりもします。
無責任な発言ですが...。)
OpenFOAMの開発者は SimplecFoam を作成しているようです。
Simplec法は、Simple法から、収束性等を改善している手法なのです。
私の投げた例題も、主流速度を上げていくと、とたんに収束し難くなります。
→
http://giropenfoam.web.fc2.com/openfoam/solvers/solvers.html
マニホールドの計算も、チョーク箇所があると(流出条件が音速になると)、
とたんに?な結果がでてきたりもします。
そのあたりは、実は 初期条件の与え方をうまくやると
回避できると見ているのですが、
圧縮性流体で "複雑形状" の場合に、どうやってGoodな初期条件を与えるのか?
が次の問題として浮上します。
(ラバルノズルなんかだと、簡単で良いのですが)
圧縮性流体用のポテンシャル流でも解いて、
その結果を初期条件とすれば良いのかもしれませんが
それをOpenFOAMで という所に 残念ながらたどり着いていません。
OpenFOAMのメッセージボードでは、圧縮性流体用のポテンシャル流用のコードが
ユーザーからUpされていましたが、
ちょっと使ってみたのですが、期待した結果は得られませんでした。
(初期条件として適用するには、非現実的な結果が得られ
私が試したケースにおいては、残念ながらそのままでは使えない と判断しました。)
→ もし、うまく処理できている方がいらしたら ご教授ください。
> たとえば、境界条件の、
> type massFlowRateInletVelocity;
> massFlowRate 0.1;
> といったあたりも、上述のFoamXでは使えないので、改造の必要があります。。
> そこで私の質問は、Giroさんの設定ファイルの出どころというか、
> パラメタ変更の選択範囲は、何を出典に決めておられるんでしょうか?
紹介されていた、rhoSimpleFOAM用のFoamXファイルは
過去に試して見た事はありますが、 ちと駄目だな とすぐに忘れてしまいました。
また、公開されていたrhoSimpleFOAM用のFoamXファイルは 1.3ベースだったと思います。
私の設定した境界条件は、1.3にはあったのかどうか?
私の方で設定した境界条件は、かなり四苦八苦した結果
U字マニホールドの初歩的なケースが何とか解ける設定を見つけた結果です。
→
http://giropenfoam.web.fc2.com/openfoam/solvers/solvers.html
参考文書は 以下となります(読み込みに時間がかかります)。
→
http://www.dansis.dk/Filarkiv/pdf-filer/2007/3/olesen.pdf
以前に、イギリスの学生さんとメールでやりとりしたのですが
その方も、やはり超音速流がでてくると、rhoSimpleFOAMはとたんに...
とコメントしてましたね。
(超音速飛行体の計算をされていたようなのです。)
簡単にはできそうもないかなぁ、と 行き詰ってしまい、
誰か真面目にやられている方がいないかな? と思い
質問を投げてみた次第です。
自分でやるには、実力不足 & 時間が...(7月末までとんでもない業務負荷が続き...)。
次のOpenFOAM で SimplecFOAMが公開されると良いのですけどね。