kominami様
ご返信ありがとうございます。
まず乱流モデルについては、RANSのkEpsilonモデルを使用しています。
y+についてですが、恥ずかしながら意識し始めたのがここ最近であり、自分もそれが原因の一つとして調査していたところ、部分的にy+の値が30を下回っており、y+が小さい場所で高温になっていることを確認しました。
基礎的な質問になるのですが、今回の問題を解決する手段としては、第一セルの高さを大きくするのが一般的なのでしょうか。
また、調査の中で、熱伝達について知るためにtutorialのhotRoomを見ていたのですが、そこで疑問が生じたため、それについてもお聞きしたいと考えています。
今回、熱伝達について調査するために、hotRoomの加熱面以外の面を全て断熱面として扱い、熱が逃げないような設定としています。
今回使用した速度と温度に境界条件とケースファイルを添付します。
床面の中央部が600Kで加熱しており、空気、壁面については初期温度300Kとなっています。
またすべての壁ですべりなし面となっており、質量、熱ともに逃げられない空間となっています。
計算は10000sまで回してみました。
以下にモデルと結果を示します。
まず平均温度についてですが、10000sで約1.4 K上昇しました。
熱流束については、約1000 W/m²から減少し、10000sで約30 W/m²となっています。(post process のwaalHeatFluxで出力)
まず、図5よりtutorialにおいて加熱面のy+が19.9と小さくなっているのですが、tutorialではそこまで考慮されていないのでしょうか。
また、前回と同じような質問になるのですが、温度差が約300Kに対し、熱流束が約30 W/m²となり、熱伝達率が0.1 W/m²Kとかなり小さくなってしまいます。
(post prosessの熱伝達率の出力はうまくいきませんでした…)
これはy+が原因なのか、また出力している熱流束等の値が違うのか、
まだ調査中ではあるのですが、何かご意見いただけると幸いです。
図1 hotRoomのモデル図
図2 温度コンター(t=10000s)
図3 室内の空気の平均温度
図4 加熱面における熱流束
図5 post Processにおけるy+の出力