2011/5/7 Sakuma <sakura....@gmail.com>:
> OpenFoam初心者のsakumaです。
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> LESの勉強としてチュートリアルにあるpisoFoam/les/pitzDailyを見ていますが,
> 良く理解できない設定があります。
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> ①0ホルダにあるBの設定ファイルは何を意味しているのでしょうか。p,kと同じ次元を持つようですが,RASのチュートリア ルである
> pisoFoam/ras/cavityを見ますとRがあり,これはレイノズル応力と理解していますが,これに対応するものでしょ うか。
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> Rは対称テンソルになっているため,6個の独立した値を入れる事はわかりますが,Bは9個の独立した値を入れるようにな っています。Bはどのような
> 式で表されているのでしょうか。
これについては、第10回のOpenFOAM(R)勉強会 for beginnerでの小野さんの発表で質問が出ていました。
http://www.ustream.tv/recorded/14241568
の1:43:48辺りからご覧ください。
なお、${FOAM_SRC}/turbulenceModels/incompressible/LES/laminar/laminar.H
//- Return the sub-grid stress tensor B.
virtual tmp<volSymmTensorField> B() const;
とある通り、Bはサブグリッド応力テンソルで、対称テンソルです。
なぜかtutorialsのpisoFoam/les/pitzDailyの0/BはvolTensorFieldになってますが、volSymmTensorFieldの間違いです。
実際、Bを読み込むDeardorffDiffStressなどのLESモデルにするとエラーになります。
OF-1.3ではvolSymmTensoFieldrがなくて、volTesorFieldとして定義していたので、その時のBのファイルがそのまま
残っているのバグではないかと思います。
> ②nuTildaはSpalart-Allmarasモデル用で,他のモデルを使う時は必要ないと考えてよいでしょうか。
grep -r nuTilda ${FOAM_SRC}/turbulenceModels/incompressible/LES/
等としてnuTildaが出てくるソースを調べると、SpalartAllmarasしかないことがわかると思います。