ところで、次のOSバージョン9.1のプランが始まっているのですが、
中国語とかのサポートのために、SCIMを使うことが検討されています。
現在yumで入ってくるパッケージは、インストール・configのためだけにperlが
入るとか、gnome関係のモジュールで入ってしまうとか、依存関係に難があり、
パッケージの構成を見直すとか必要ではないかと思います。
日本のコミュニティの方が貢献できる余地が多いにありますので、やる気がある方は
tryしてみてください。
//abee
--
阿部 和広 EMAIL ab...@squeakland.jp
2008/10/19 0:13 Korakurider <korak...@gmail.com>:
>
>> 新しい R8.2-767 で SCIM (anthyとか)を動かせた方はいらっしゃいますか?
>> 試しているのですが、Ctrl-SpaceをタイプしてもIMEが上がってこなくて困っています。
実験の結果、8.2でデフォルトONになった、Rainbow(Bitfrostサブセットの実装)によるactivity
isolationが影響していることがわかりました。セキュリティレベルが下がってしまいますが、activity
isolationを停めておけば、現状のSCIM-Anthyでも入力ができることまで確認しました。
ついでに、ibus-anthyでも入力できることも確認しました。
詳細なレポートは、http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20081101/p1 をご覧ください。
//abee
--
阿部 和広 EMAIL ab...@squeakland.jp
2008/11/01 12:19 Korakurider <korak...@gmail.com>:
2008/12/2 mk <xxxx...@gmail.com>:
> テキストエディタでctrl +spaceを押すと
> "Cannot enable input engine""IBus does not load any input engines! You
> could use ibus-setup to load some input engines."というエラーが出るようになってしまいまし
> た。
> input engine というものはどうすればロードすることができるのでしょうか??
そのエラーメッセージを表示しているダイアログにSETUPというボタンがあると思います。それをクリックすると、ibus-setupの画面が開きますので、そこで使用するIME(Anthyなど)が自動起動されるように設定する必要があります。(ターミナルでibus-setupを実行しても、同じ設定が行えます)。
私が前に書いたのはRainbowを無効にするという実験でしたが、Sayamindu
DasguputaさんがBuild767でRainbowを有効にした本来の状態でIMEを使えるようにする方法を見つけてくれました。それを元に、ibusを設定する手順を検証しました。
http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20081203/p1
詳細はそちらを参考にしてください。
※SCIM-Anthyを使う場合も、同様の方法で動くことを確認済みです。(設定はSCIM用に直す必要がありますが)
また何か不明な点があれば質問してくださいね。
/Ko
エントリを参考にibus-anthyをいれてみました。setupボタンをくりっくすると、
http://d.hatena.ne.jp/kakurasan/20080909
ctrl+spaceを押した後のエラーでsetupを選択すると上記のようなGUIが出てきました。
「開始」と「プリロード」のところにチェックを入れ、「×閉じる(C)」ボタンを押すのですが、
そのあとでctrl+spaceを押しても同じエラーがでてきていしまいます。
再度setupをためすと、チェックを入れたはずの「開始」のところにチェックが入っていません。
同じことを何回か試したのですが、ダメでした。
どうしたらいいでしょうか?
よろしくおねがいします。
2008/12/03 2:35 Korakurider <korak...@gmail.com>:
○ibus-setupで行ったこと
#cp /media/(USB名)/service.py /usr/lib/python20/site-packages/rainbow/service.py
を実行してコピーしようとしたらエラーが出たので、Sayaminduのメールにあった
/usr/lib/python2.5/site-packages/rainbow/service.py の方で下記のように実行してみました。
#cp /media/(USB名)/service.py /usr/lib/python2.5/site-packages/rainbow/service.py
にいれてみました。
その後、
# echo "export XMODIFIERS=@im=ibus" >> ~/.xsession
# echo "export GTK_IM_MODULE=xim" >> ~/.xsession
# echo "export QT_IM_MODULE=ibus" >> ~/.xsession
# echo "ibus &" >> ~/.xsession
を実行し、再起動したのですが、先ほどのメールのように、setup内の「開始」チェックボックスにチェックを入れても残らない状態です。
--------
○その後、scimでもやってみました。
scim-anthyは一度インストールしたときに電波が弱く、変な感じで終わったので、
# yum remove scim-anthy
# yum install scim-anthy
で再インストールを行いました。
olpc-sessionとservice.pyをメールにあった元の状態のものにして、それをうUSBから上記の手順でコピーし、
# echo "export LC_TYPE="ja_JP.UTF-8"" >> ~/.xsession
# echo "export XMODIFIERS=@im=SCIM" >> ~/.xsession
# echo "export GTK_IM_MODULE=scim-bridge" >> ~/.xsession
# echo "export QT_IM_MODULE=scim" >> ~/.xsession
# echo "export USE_XOPENIM=t" >> ~/.xsession
# echo "scim -d &" >> ~/.xsession
を実行して再起動しました。しかしctrl+spaceもalt+~も反応がありませんでした。
-------
ここまでくる過程でいろいろためしてみたのが響いているのでしょうか。
どうしても日本語でうちたいのでがんばりますorz
アドバイスいただければ幸いです。
2008/12/03 4:25 maho katsuki <xxxx...@gmail.com>:
/Korakurider
> ここに書かれている内容は、before/afterが同じなので、おっしゃっていることを理解できていません。
つまり、 python20 の箇所を python2.5
に変更した、ということです。Sayaminduさんのメールのほうはpython2.5で、Korakuriderさんのほうはpython20になっていました。
意味はよくわからなかったのですが、python2.5 に変更したところ、だとエラーは出ませんでした。
> それから、Sayaminduのパッチは、service.pyだけでなく、olpc-sessionの方にも適用が必要です。
> 適用されたことはここで言及されていなかったですが、言及漏れですかね。
言及漏れです、すみません。
olpc-sessionの方にも適用を行いました。
----------
余談ですが今日xoで古典SFのタイムマシンをよみました。
データは山形浩生氏のページにあるpdfです。
電車の中で電子ブックが読めるのはいいですね。
2008/12/3 maho katsuki <xxxx...@gmail.com>:
>> ここに書かれている内容は、before/afterが同じなので、おっしゃっていることを理解できていません。
>
> つまり、 python20 の箇所を python2.5
> に変更した、ということです。Sayaminduさんのメールのほうはpython2.5で、Korakuriderさんのほうはpython20になっていました。
> 意味はよくわからなかったのですが、python2.5 に変更したところ、だとエラーは出ませんでした。
python2.5 の誤りです。ご指摘ありがとうございました。Blogの記事のほうも修正しました。
さて ibus-setupで設定がうまく保存されていないらしい件についてです。
ibusの設定は、gconfという設定管理ライブラリを使って管理されており、
設定内容は
/home/olpc/.gconf/desktop/ibus/general/%gconf.xml
に保存されています。私のXOでは、以下のような内容でした。
----- ここから
<?xml version="1.0"?>
<gconf>
<entry name="default_factory" mtime="128400655" type="string">
<stringvalue>/com/redhat/IBus/engines/Anthy/Factory/</stringvalue>
</entry>
<entry name="preload_engines" mtime="1228402674" type="list" ltype="string">
</entry>
</gconf>
----- ここまで
ibus-setupで Anthyを使うように設定していれば、似たような内容になっているはずです。
お手元のXOではどのような内容になっていますか?
また、
ls -l /home/olpc/.gconf/desktop
と
ls -l /home/olpc/.gconf/desktop/ibus
はそれぞれどのような内容が表示されますか?
もうひとつの、SCIM-Anthyでうまく変換ができない件については、設定ファイルの内容が正しいか見直す、くらいのことしか思いつきません、すいません。
>電車の中で電子ブックが読めるのはいいですね。
私はあまり屋外でXOを使っていないのですが、液晶ディスプレイの見え具合はどうでしたか?
/Korakurider
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>.
○今日やったこと
①工場出荷状態にしてリトライ
http://wiki.laptop.org/go/Support_FAQ#Software_Update.2C_Restore_to_Factory_Default
http://wiki.laptop.org/go/Clean-install_procedure
上記URLを参考に
http://download.laptop.org/xo-1/custom/g1g1/gg-767-4/
のファイルを使って工場出荷状態にもどしました。
現在、ビルド:767、sugar:0.82.1、ファームウェアQ2E18です。
②もう一回olpc-wikiの方法でscimインストールと設定をしてみる
wget でフォントをインストールしようとするがなぜか解凍できない。
usb経由でフォントをインストール。
scimをインストールしようとするときに間違って
#yum -y install scim
を実行してしまう
# yum remove scim
の後で
# yum install scim-anthy
を実行。
その後olpcwikiの指示に従い設定 → 再起動 → scim-anthyが起動しないことを確認
②Sayaminduさんのパッチつきでscim-Anthyにトライ
http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20081203/p1
の
----------------------------------
(2) 以下のような内容の/home/olpc/.xsessionを書きます。
export XMODIFIERS=@im=ibus
export GTK_IM_MODULE=xim
export QT_IM_MODULE=ibus
ibus &
----------------------------------
の部分をどうしてよいかわからなかったので、たぶんそのままにしてパッチをコピーして再起動。
しかし起動せず。
③パッチつきでIBus-Anthyにトライ
.xsessionの設定を変え、パッチを書きなおし、上書き。
前回はctrl+spaceでエラーが起動したのですが、今回は何もでず。
ターミナルでibus-setupを行う。チェックボックスにチェックを入れるとチェックが入る。
再起動するが、ctrl+spaceは起動せず。
④アクティビティ分離の停止を行ってみる
scim-lang-japaneseをインストールしてみる。
#rm /etc/olpc-security で再起動。
.xsessionを下記に変更
----------------------------------
export LC_TYPE="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS=@im=SCIM
export GTK_IM_MODULE=scim-bridge
export QT_IM_MODULE=scim
export USE_XOPENIM=t
scim -d &
----------------------------------
しかし、起動せず。
今日自分でいじったのは大体こんなところだと思います。(微妙に記述もれがあるかもしれませんが。)
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>.
○やってみました!
/home/olpc/.gconf/desktop/ibus/general/%gconf.xml
は下記のようになっていました(Korakuriderさんのとちがいますね。)
-----------------------------
<?xml version="1.0" ?>
- <gconf>
- <entry name="preload_engines" mtime="1228400163" type="list" ltype="string">
- <li type="string">
<stringvalue>ja:anthy</stringvalue>
</li>
</entry>
</gconf>
-----------------------------
ファイルは下記のようになっていました。
$ ls -l /home/olpc/.gconf/desktop
合計 0
-rw------- 1 olpc olpc 0 2008-12-04 14:16 %gconf.xml
drwx------ 4 olpc olpc 0 2008-12-04 14:16 ibus
$ ls -l /home/olpc/.gconf/desktop/ibus
合計 0
-rw------- 1 olpc olpc 0 2008-12-04 14:16 %gconf.xml
drwx------ 2 olpc olpc 0 2008-12-04 14:16 general
drwx------ 2 olpc olpc 0 2008-12-04 16:09 panel
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>.
○質問
-------------------------
(2) 以下のような内容の/home/olpc/.xsessionを書きます。
export XMODIFIERS=@im=ibus
export GTK_IM_MODULE=xim
export QT_IM_MODULE=ibus
ibus &
-------------------------
↑のような記述があると、どうしたらいいのかわからず、とりあえず
$ echo "export XMODIFIERS=@im=ibus~/.xsession
$ echo "export GTK_IM_MODULE=xim~/.xsession
$ echo "export QT_IM_MODULE=ibus~/.xsession
$ echo "ibus &~/.xsession
と書いているのですが、これはcd /home/olpc/ で~/.xsessionのあるファイルに移動してから
「export・・・」と書けばいいということですか?(よくわかってないです。)
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>.
>私はあまり屋外でXOを使っていないのですが、液晶ディスプレイの見え具合はどうでしたか?
電車の中なので、まあ屋内のような感じでした。電池の節約のためにバックライトはオフにしていました。
バックライト有だと見やすいのですが、オフにすると電車の中では少々見づらいかもしれませんね。私はあまり気にならなかったのですが。
ゲームパッドで少し文字を大きくしてよみました!
> ②Sayaminduさんのパッチつきでscim-Anthyにトライ
>
> http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20081203/p1
>
> の
>
> ----------------------------------
> (2) 以下のような内容の/home/olpc/.xsessionを書きます。
>
> export XMODIFIERS=@im=ibus
> export GTK_IM_MODULE=xim
> export QT_IM_MODULE=ibus
> ibus &
> ----------------------------------
>
> の部分をどうしてよいかわからなかったので、たぶんそのままにしてパッチをコピーして再起動。
> しかし起動せず。
「そのまま」というのは、特に変更や設定を行わずに、という意味です。
2008/12/5 maho katsuki <xxxx...@gmail.com>:
>
> メールありがとうございます!
>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>.
>
> ○今日やったこと
<snip>
> ②Sayaminduさんのパッチつきでscim-Anthyにトライ
>
> http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20081203/p1
>
> の
>
> ----------------------------------
> (2) 以下のような内容の/home/olpc/.xsessionを書きます。
>
> export XMODIFIERS=@im=ibus
> export GTK_IM_MODULE=xim
> export QT_IM_MODULE=ibus
> ibus &
> ----------------------------------
>
> の部分をどうしてよいかわからなかったので、たぶんそのままにしてパッチをコピーして再起動。
> しかし起動せず。
3つの変数の設定値(exportの一つ目の=の右側)が問題なので、.xsession, olpc-session, service.py
で設定値を一致させてください。
ですからパッチ版のolpc-session での対応する内容に合わせればよいと思います。
>
> ③パッチつきでIBus-Anthyにトライ
>
> .xsessionの設定を変え、パッチを書きなおし、上書き。
>
> 前回はctrl+spaceでエラーが起動したのですが、今回は何もでず。
> ターミナルでibus-setupを行う。チェックボックスにチェックを入れるとチェックが入る。
> 再起動するが、ctrl+spaceは起動せず。
> ④アクティビティ分離の停止を行ってみる
これは、IMEがうまく起動できない原因を調査するための実験なので、
普通のユーザが試す必要はないと思います。
<snip>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>.
>
> ○やってみました!
>
> /home/olpc/.gconf/desktop/ibus/general/%gconf.xml
> は下記のようになっていました(Korakuriderさんのとちがいますね。)
>
> -----------------------------
> <?xml version="1.0" ?>
> - <gconf>
> - <entry name="preload_engines" mtime="1228400163" type="list" ltype="string">
> - <li type="string">
> <stringvalue>ja:anthy</stringvalue>
> </li>
> </entry>
> </gconf>
> -----------------------------
ibus-setupの画面でのプリロードにチェックを入れたことは保存されていますが、
特定のIMEを選択使用することのチェック(
もしやっていることをおわかりにやるようであれば、このファイルを直接テキストエディタで開き、
私のファイルの内容の default_factoryノードの内容を加筆してから再起動してみたら、何か違いがでるかもしれません。
> ○質問
>
> -------------------------
> (2) 以下のような内容の/home/olpc/.xsessionを書きます。
>
> export XMODIFIERS=@im=ibus
> export GTK_IM_MODULE=xim
> export QT_IM_MODULE=ibus
> ibus &
> -------------------------
>
> ↑のような記述があると、どうしたらいいのかわからず、とりあえず
>
> $ echo "export XMODIFIERS=@im=ibus~/.xsession
> $ echo "export GTK_IM_MODULE=xim~/.xsession
> $ echo "export QT_IM_MODULE=ibus~/.xsession
> $ echo "ibus &~/.xsession
>
> と書いているのですが、これはcd /home/olpc/ で~/.xsessionのあるファイルに移動してから
> 「export・・・」と書けばいいということですか?(よくわかってないです。)
いえ、テキストエディタ(viとか)が使える人なら直接.xsessionというファイルを開いて
上記の内容を入力保存すればよいです。
echo "~" > ファイル というのは、Linuxのエディタになれていない人がシェル上でのタイプ
だけでファイルを作るための回避操作で、1行ずつ "~"の内容をファイルに追記していっています。
私の
---- ここから
> (2) 以下のような内容の/home/olpc/.xsessionを書きます。
>
> export XMODIFIERS=@im=ibus
> export GTK_IM_MODULE=xim
> export QT_IM_MODULE=ibus
> ibus &
---- ここまで
は、そういう内容のファイルを作ってください、という意味です。
他にこのやりとりを見られている方も、何かコメント・助言があればお願いします。
/Korakurider
winのコマンドプロンプトもいじったことないへたれユーザーなのにここまで頑張ってよかったです!
(途中、もう無理かとおもいました)
Korakuriderさんありがとうございます!
○やったこと
.xsession, olpc-session, service.pyをscimように書きなおしてトライするも起動せず。
.xsession, olpc-session, service.pyをibusのものに変更。
/home/olpc/.gconf/desktop/ibus/general/%gconf.xml
をKorakuriderさんのものにviで上書き。
するとテキストエディタで以前でたのと同じエラーがでるようになる。
「開始」「プリロード」にチェックを入れ、「閉じる」をクリック。
→変換成功です!!
ありがとうございます!
2008/12/05 13:08 Korakurider <korak...@gmail.com>: