アドオンストアで「互換性のあるアドオンの最新のデータを取得できません」と表示される

[西村遥]

皆様

初めて投稿いたします。東京都八王子市の西村と申します。

NVDA2023.2jp-r2のアドオンストアで「更新可能なアドオン」「利用可能なアドオン」メニューを開くと、「互換性のあるアドオンの最新のデータを取得できません」というメッセージが表示され、利用可能なアドオンを確認できません。

原因や解決策がありましたら、ご教示いただけますとありがたいです。

職場のPCにインストールしたNVDAで発生していて、自宅のPCにインストールしたNVDAでは発生していません。

職場も自宅も先週までNVDA2023.1jpを使用し、アドオンマネージャーでアドオンの有効/無効や削除をできていました。

先週末頃にNVDAを2023.2jp-r2に更新し、職場のPCで「利用可能ななアドオン」を確認しようとしたところ、上記のメッセージが出て確認できませんでした。

「インストール済みアドオン」は確認できました。

Windowsのバージョンは、職場がWindows10の21H2 (OS ビルド 19044.3448)、自宅がWindows10の22H2 (OS ビルド 19045.3570)です。

また、本件と関連する事象なのかがわからないのですが、

昨年７月頃から、NVDAの更新確認（NVDAメニューのヘルプから、「更新の確認」を開く）をすると、「更新をチェック中にエラーが発生しました」というメッセージが表示されます。

NVDAメニューの設定「一般」カテゴリの、「NVDAの更新を自動的に確認」「保留中の NVDA の更新を起動時に通知」にチェックを入れていますが、更新確認はできていない状況です。

システムやネットワークの影響かもしれませんので、職場のシステム担当者にも近日中に相談してみたいと思っています。

システム担当者に確認したほうが良いことがありましたら、ご教示いただけますと助かります。

よろしくお願いいたします。

[陸]

　西村様、こんにちは。
　陸と申します。

　あくまで私の考えなので、もしかしたら間違っているかもしれませんが、気付いたことを書かせていただきます。

　職場のPCとのことなので、セキュリティソフトかネットワークあたりでブロックされているかもしれません。
　「nvdajp」並びに「nvaccess.org」へのアクセスができるかどうかを調べてみるとよいかと思います。
　※前者が日本語版NVDAの更新に利用されているもので、後者がアドオンストアに利用されているものです。
　また、念のため、一度アドオンを無効化した状態で起動して変化があるかどうかも調べてみるとよいかもしれません。
　※上記の操作は、NVDA+Qを押して表示される終了ダイアログで「アドオンを無効化して再起動」を利用して再起動することで実行できます。
　また、NVDAのログファイルに何かエラー等の情報が記録されていれば、調査の参考になるかもしれません。
　ただ、ログファイルには個人情報が含まれる可能性があるため、取り扱いには注意する必要があります。
　初期設定ではNVDAの設定フォルダのパスくらいしか表示されないと思いますが。

　それから、これは少し話がそれてしまうのですが、Windows10 21H2のHomeおよびProのサポートは、今年の6月13日で終了しています。
　ただ、職場でお使いとのことなので、もしかしたらEnterprise版を利用しているのかもしれません。
　※Enterprise版のサポート終了日は2024年6月11日となっています。
　このあたりをご確認いただき、もしHomeまたはProをお使いであれば、22H2への更新も相談してみるとよいかと思います。
　サポートが終了している場合、セキュリティ更新などの更新を受け取れない状態になっているかと思いますので、もしかしたらこのあたりも関連しているかもしれません。

　参照1：Windows 10 Home and Pro - Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/windows-10-home-and-pro

　参照2：Windows 10 Enterprise and Education - Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/windows-10-enterprise-and-education

　以上、参考になれば幸いです。

　それでは。

[Minako Nonogaki]

西村様

こんにちは、野々垣です。
会社PCではプロキシ設定がされているのかもしれません。

プロキシ環境でNVDAやアドオンの自動アップデートが可能になるアドオンが存在しています。
使用するには、プロキシに対する認証用の情報が必要で、社内のIT担当者の方への相談が必要と思います。

プロキシサポートアドオン
https://addons.nvda-project.org/addons/proxy.ja.html

反対に、こういったアドオン開発の動機となるケースがあることが、社内環境からのNVDAやアドオンの自動アップデートがうまくいかないケースが多いことを物語っているようにも思います。
このアドオンそのものの注意書きにも、サポート対象の形式とそうでない物が書かれています（詳しいことはあまりわかりませんが）。

あるいは、このアドオンを使わずに管理者側で設定可能なケースもあるかもしれませんので、それも含めてIT担当者に相談していただくと良いと思います。
以前は出来ていたとのことですので、NVDA側、会社システム側、どちらかの最近の変化によるのかもしれませんが、原因が特定出来るのは、再びつながるようになった時かもしれません。

よろしくお願いいたします。

野々垣美名子

2023年10月21日(土) 12:35 西村遥 <niss...@gmail.com>:

> --
> NVDA日本語版
> https://www.nvda.jp
> ---
> このメールは Google グループのグループ「NVDA Japanese Users」に登録しているユーザーに送られています。
> このグループから退会し、グループからのメールの配信を停止するには nvda-japanese-u...@googlegroups.com にメールを送信してください。
> このディスカッションをウェブ上で閲覧するには https://groups.google.com/d/msgid/nvda-japanese-users/7ad9921c-0ea2-4fa6-ab19-60daafa8c7acn%40googlegroups.com にアクセスしてください。

[niss...@gmail.com]

陸様

西村です。
原因の確認方法を教えていただきありがとうございます。とても勉強になります。
職場のPCで試してみます。

２点教えてください。
日本語版NVDAの更新に利用しているURL「nvdajp」は、NVDA日本語版の公式サイト（https://www.nvda.jp/）のことでしょうか。
また、NVDAのログファイルとは、NVDAメニューの「ツール」から見られるログビューアーのことでしょうか。

--
NVDA日本語版
https://www.nvda.jp
---

このメールは Google グループのグループ「NVDA Japanese Users」の登録者に送られています。
このグループから退会し、グループからのメールの配信を停止するには nvda-japanese-u...@googlegroups.com にメールを送信してください。
このディスカッションをウェブ上で閲覧するには、https://groups.google.com/d/msgid/nvda-japanese-users/7E8DA03D67BB2030112707B%40riku22.net にアクセスしてください。

[niss...@gmail.com]

野々垣様

西村です。
プロキシ環境でNVDAやアドオンの自動アップデートが可能になるアドオンがあるのですね。
いただいた情報をもとに、職場のシステム担当者へ相談してみます。
教えていただきありがとうございました。ひきつづきよろしくお願いいたします。

このメールは Google グループのグループ「NVDA Japanese Users」の登録者に送られています。
このグループから退会し、グループからのメールの配信を停止するには nvda-japanese-u...@googlegroups.com にメールを送信してください。
このディスカッションをウェブ上で閲覧するには、https://groups.google.com/d/msgid/nvda-japanese-users/CAOKRj72AUWrrhRG-8kGok%3DVK87b8dnJC6Pxyu8X_Q8seoaLT%3Dw%40mail.gmail.com にアクセスしてください。

[陸]

　西村様、こんにちは。
　陸です。

>日本語版NVDAの更新に利用しているURL「nvdajp」は、NVDA日本語版の公式サイト（https://www.nvda.jp/）のことでしょうか。

　すみません、送信前に確認していたのですが、ピリオドが抜けていたようです。
　ご指摘の通り「nvda.jp」で間違いありません。

>また、NVDAのログファイルとは、NVDAメニューの「ツール」から見られるログビューアーのことでしょうか。

　その通りです。

　それでは。

[Takuya Nishimoto]

西本です。

公式情報を中心に補足します。

法人および企業での NVDA の利用
https://github.com/nvdajp/nvdajp/wiki/CorporateGovernment
これは主に本家の情報の翻訳です。

セキュリティ問題の報告
https://github.com/nvdajp/nvdajp/security/policy

NVDAユーザーガイド
https://www.nvda.jp/nvda2023.2jp/ja/userGuide.html

（引用ここから）

13.2.1. アドオンのインストール

アドオンがNVDAアドオンストアに登録されていたとしても、
NV Accessや他の誰かによって承認または審査されたわけではありません。
信頼できるソースからのみアドオンをインストールすることが非常に重要です。
アドオンの機能はNVDA内で制限されていません。
これには、個人データへのアクセスやシステム全体へのアクセスが含まれる場合があります。

（引用ここまで）

NVDAユーザーガイド「高度なトピック」には
システム管理者向けの機能や設定の説明があります。

（引用ここから）

17.1. セキュアモード

システム管理者は、システムへの不正なアクセスを制限するように
NVDAを設定したい場合があります。
NVDA はアドオンのインストールを許可しています。
アドオンは、NVDA が管理者権限で実行されている場合を含め、
任意のコードを実行できます。
また NVDA Python コンソールから任意のコードを実行することもできます。
NVDA のセキュアモードは、ユーザーが NVDA の設定を変更することを防ぎ、
不正なシステムアクセスを制限します。

（引用ここまで）

このアドオンは本当に大丈夫なのか、と気にしつつ、
利用の可否を判断することが重要になってきます。

システム管理者に判断しづらいことも出てくると思います。

NVDA日本語チームとしては公開の場での情報交換で解決してほしい、
ということになります。

株式会社シュアルタとしては、NVDA の組織でのご利用について、
特にセキュリティのサポートやコンサルティングを有償でご提供したいと
（あらためて）考え始めています。

お問い合わせについては下記をご参照ください。
https://www.shuaruta.com/nishimotz/

最後は営業になってしまいましたが、参考になれば幸いです。

--
Takuya Nishimoto
nish...@gmail.com

2023年10月22日(日) 12:12 陸 <ri...@riku22.net>:

> --
> NVDA日本語版
> https://www.nvda.jp
> ---
> このメールは Google グループのグループ「NVDA Japanese Users」の登録者に送られています。
> このグループから退会し、グループからのメールの配信を停止するには nvda-japanese-u...@googlegroups.com にメールを送信してください。

> このディスカッションをウェブ上で閲覧するには、https://groups.google.com/d/msgid/nvda-japanese-users/7E9DA04958FC7540112707B%40riku22.net にアクセスしてください。

[niss...@gmail.com]

皆様

東京都八王子市の西村です。
お返事が遅くなり申し訳ありません。
職場のシステム管理者へ相談したところ、ネットワークでブロックがかかっているのが原因で「nvda.jp」と「nvaccess.org」へのアクセスができない可能性が高いそうです。

職場PCのWindowsは、エンタープライズ版でした。
野々垣さまに教えていただいたプロキシのアドオンを試したところ、読み込み中画面のまま、フリーズのような動作となってしまいました。
また、フリーズ前後のNVDAログビューアーを職場のシステム管理者に見てもらいましたが、原因はわからなかったそうです。

システム管理者によると、職場のプロキシ環境が特殊なため、アドオンでは解決が難しいかもしれないそうです。
解決に向け、ネットワーク経路について相談をしています。
進展がありましたら、こちらでご報告できればと思います。

＞西本様
アドオンやNVDAの安全性について、補足をいただきありがとうございます。
使用者が安全性を確認したうえで、使用可否を判断する必要があると理解できました。
私の職場では、業務上必要なソフトウェアの安全性判断は、（システム管理者ではなく）ソフトウェア導入部署が行う方針となっています。
スクリーンリーダー等の支援ソフトについても、同様の方針のため、システム管理者からは、安全判断は視覚障害のユーザーや所属部署で行ってくださいと言われています。
安全ではない可能性があることを念頭に置いて、使っていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

-----Original Message-----
From: nvda-japa...@googlegroups.com <nvda-japa...@googlegroups.com> On Behalf Of Takuya Nishimoto
Sent: Tuesday, October 24, 2023 8:57 AM
To: nvda-japa...@googlegroups.com

このディスカッションをウェブ上で閲覧するには、https://groups.google.com/d/msgid/nvda-japanese-users/CA%2B1QNYmXwQjDRmsRqgPgu3NezGLC3aeUJxGeviXjzK%3D8o40D6w%40mail.gmail.com にアクセスしてください。