ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム で使用したOHPの公表

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藤原節男

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Nov 13, 2015, 9:58:29 PM11/13/15
to fujiwara_...@yahoo.co.jp
BCC各位(拡散希望)
from 藤原節男(原子力ドンキホーテ、原子力公益通報者)
件名:ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム で使用したOHPの公表

頭書の件、2015年11月06日19時から日比谷コンベンションホール(日比谷図書文化館地下1F)にて開催されたND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム⇒ http://www.nd-initiative.org/event/2079/ にて使用されたスライド(OHP)の紹介です。シンポジウム内容は以下に示すUPLAN、youtube動画にあります。核不拡散、核爆弾廃絶、脱原発の運動において、重要事項ですので、ぜひ、ごらんください。スライド(OHP)での要約も以下に示します。

◎20151106 UPLAN【ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム】原発と核-4人の米識者と考える-
https://www.youtube.com/watch?v=hjLekaInw-Q&feature=share

【スライド(OHP)の要約】
○核爆発装置における 原子炉級プルトニウムの有用性
ブルース・グッドウィン氏(ローレンス・リバモア国立研究所LLNL 国家安全保障政策研究所副所長)

• 第一世代の核兵器(長崎)に使われたものと同程度設計及び技術を使った潜在的核拡散国家又は国家レベル以下の集団は、1キロトン又は数キロトの威力を確実かつ信頼性のある形で生みだす(そして恐らくはそれよりも相当高い威力を生み出す)核兵器を原子炉級プルトニウムを使って作ることができる。
• 米国やロシアのような進んだ核兵器国は、新型の設計を使ことによって、兵器級プルトニウムから作られた核兵器とほぼ同等の威力、重さその他特性を持った核兵器を原子炉級プルトニウムから作ることができる。

○プルトニウム のリサイクル: 国際的安全保障、経済性 、そして廃棄物
ビクター・ギリンスキー氏(核不拡散政策教育センターNPEC)

★後になって、何処かの国がプルトニウムを 核兵器用使うことを決めた場合、それを防ぐ適切な手段が存在しない。
★IAEAの査察で探知して警鐘をというのでは間に合わない。なぜなら分離済みプルトニウムは短期間で核兵器製造に使えるから。
★このため、フォード米大統領は1976年に次のよう結論:プルトニウム燃料の使用は、世界が「関連した核拡散リスクを効果的に克服できる」まで中止すべきある。

○プルトニウムのリサイクルと東アジアの安全保障
ヘンリー・ソコルスキー氏核不拡散政策教育センターNPEC理事・元米国防省核不拡散政策副長官)

中国の懸念:日本のプログラムは日本及びその近隣諸国、そして、世界を危険に曝す。米国は、韓国に対し、米韓民生原子力協力のもとでプルトニウムのリサイクルを許可するかもしれない。
日本の懸念:韓国は「必要もないのに」再処理をするかもしれない。中国は六ヶ所のコピーのような工場をフランスから購入し、核兵器の材料になるプルトニウムをため込むかもしれない。
韓国の懸念:自分たちは核武装する国々--北朝鮮、日本、中国--に挟まれたサンドイッチ状態にある。
日本の主張: 我が国は「特別」であり、決して核武装しないことを近隣諸国は理解すべきだ。
中国の主張: 我が国は平和目的でのみリサイクルするし、いずれにしても、すでに核兵器国だ。
韓国の主張: 我が国は、リサイクルする権利を少なくとも、日本と同等に持っている。

○経済性:プルトニウム・リサイクルvs. 使用済み燃料貯蔵
フランク・フォン・ヒッペル氏(プリンストン大学名誉教授)

1.核兵器の材料を商業的核燃料として使うのは非常に問題の多いアイデアである。
2.ナトリウム冷却炉は水冷却炉よりずっとコスト高でずっと信頼性が低い。50年間にわたって10兆円以上が投入された今も、商業化できた国はない。
3.軽水炉でのプルトニウム・リサイクルは、安全な空冷式容器(乾式キャスク)での貯蔵の約10倍のコストがかかる。
4.再処理が未だ続いているのは、4つの核兵器国と日本。(韓国が日本と同じ再処理の「権利」を主張している。)
5.5年以上水で冷却した使用済み燃料を乾式キャスクに移した方が、使用済み燃料プールが安全になる。

追伸)
新外交イニシアティブ事務局フォーアーバッハ海帆さんとのメール受発信を以下に示します。

------E-mail(2)-------
From: info <in...@nd-initiative.org>
To: 'fujiwara_setsuo' <fujiwara_...@yahoo.co.jp>
Cc: '曽根悟朗' <sone...@gmail.com>; '田中一郎' <ichir...@withe.ne.jp>
Date: 2015/11/13, Fri 16:16
Subject: RE: ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム で使用したOHP公表について
藤原節男様

いつも大変お世話になっております。新外交イニシアティブ事務局のフォーアーバッハ海帆と申します。
先ほどはお電話をいただき誠にありがとうございました。先日6日のシンポジウムのスライドをとのお問い合わせに関しましてこのメールにスライドのPDF版を添付いたしました。ご参照ください。
NDは日米原子力エネルギープロジェクトの他に、在日米軍基地問題、日米地位協定、集団的自衛権、領土・歴史認識、TPPなど、様々な問題に対して、政策提言・研究・執筆・情報の収集と発信などの活動を行っております。NDの目指す新しい外交の実現のために、ぜひNDへのご入会、ご寄附をご検討いただけますと幸いです。こちらのURLよりお申込みいただけます。
http://www.nd-initiative.org/about-nd/nd-onegai/
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
新外交イニシアティブ(New Diplomacy Initiative / ND)事務局フォーアーバッハ海帆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
WEB:www.nd-initiative.org/
住所:東京都新宿区新宿 1-15-9 さわだビル 5F
TEL:03-3948-7255 / FAX:03-3355-0445
E-mail:in...@nd-initiative.org
Facebook:www.facebook.com/NewDiplomacyInitiative
Twitter:@nd_initiative
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


------E-mail(1)-------
From: fujiwara_setsuo [mailto:fujiwara_...@yahoo.co.jp]
Sent: Friday, November 13, 2015 11:51 AM
To: '新外交イニシアティブ' <in...@nd-initiative.org>
Cc: 曽根悟朗 <sone...@gmail.com>; 藤原節男<fujiwara_...@yahoo.co.jp>; 田中一郎<ichir...@withe.ne.jp>
Subject: ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム で使用した
OHP公表について

新外交イニシアティブ事務局御中
from 藤原節男(原子力ドンキホーテ、原子力公益通報者)
件名:ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム で使用したOHP公表について

頭書の件、さきほど電話連絡をしました。ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウムの動画をUPLAN(以下にURL添付)で拝見しました。
非常に重要な講演なので講演OHPともども、メーリングリスト、フェイスブックなどで、日本中に公表、拡散したいと考えています。
さきほど電話連絡では、メールにて講演OHP配送を検討していただけるとのこと、よろしくお願い致します。

◎20151106 UPLAN【ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム】原発と核-4人の米識者と考える-
https://www.youtube.com/watch?v=hjLekaInw-Q&feature=share

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藤原 節男(Fujiwara Setsuo、脱原発公益通報者、原子力ドンキホーテ)
元原子力安全基盤機構検査員
元三菱重工業(株)原発設計技術者
〒279-0021千葉県浦安市富岡1-19-7
TEL&FAX: 047-351-7497
携帯電話: 090-1793-4404(電話かけ放題、ワンギリで折り返し電話します。)
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        fujiwara_...@ae.auone-net.jp
     (注)fujiwaraの次の記号_はアンダーバー
脱原発ドンキホーテ⇒ http://goo.gl/5FhVVN
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Twitter: http://twitter.com/#!/setsuo2004
原子力公益通報 in JNES: http://bit.ly/1ckclY2
原子力ドンキホーテの叫び: http://bit.ly/1bXWUi9 

フランク・ヒッペルEconomics of plutonium recycle Tokyo 6Nov2015翻訳作業4日.pdf
ブルース・グットウィンBgReactor Talk _BG_110615翻訳作業.pdf
ヘンリー・ソコルスキ―henry tokyo slides mark iii 翻訳作業.pdf
vienna iaea paper翻訳完成版.pdf
ビクター・ギリンスキーGilinsky_ Tokyo slides final翻訳作業.pdf
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