ご挨拶とお詫び

[鈴木一弘]

総会中に失礼致します。
3月13日付から山岳部監督をしている鈴木1尉です。(防大60期、普通科)
ご挨拶が遅れたことで、監督不在の誤解を招いてしまい大変申し訳ありません。
監督をするにあたって、部の発展及び学生の資質及び技術の向上に尽力致します。よろしくお願いします。また、本日まで実施された合宿についても無事終了しました。
下記に概要を記載致します。
○ 実施した訓練(土合山の家周辺で実施)
20日　移動、テント設営
21日　滑落停止、ビーコン捜索、倍率システムの構築
22日　簡易ビバークの要領、スタカット、コンテ、登り返しのシステム構築
評価:
①システム構築
原理は理解しているものの動作、手順、セット等はぎこちないため引き続き練成が必要→校内で反復演練
②スタカット、コンテ
ロープワーク、アンカーでの作業要領がぎこちないため引き続き練成が必要→校内で反復演練
○ アタック
・作成した天気図と気象予報に基づき、資料にして、アタック目標を当初の笠ヶ岳から松ノ木の頭に変更(悪天候に捕まる前に下山可能な地点)
・23日0400アタック開始、0600雲量の増加と風速が強くなったことと雪質が不安定であったことから敗退を決心
・0730下山完了、異状なし。
評価:
① 山行全般
　ルート選定、体温調節、山行速度等がやや不適切な場面が散見(恐らく経験不足によるもの)
→今後も各種山行を通して確認・咨嗟します。
② 安全管理
　気象の悪化(雨天予報)と雪質の悪さから敗退を決心するまでの一連の状況判断は適切でした。
報告は以上となります。
まだ掌握不足な点や態勢上整備不十分な点が多々ありますが、逐次改善していく所存です。
会員の方々におかれましては日々お忙しいと存じますが、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

監督　鈴木　一弘
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