ナビレコの日イベント:30年後の夢を語り合おう!視覚障害者のお出かけ環境 報告

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Yuu Mochizuki

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Jul 4, 2021, 4:07:50 AM7/4/21
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ナビレコ ML の皆様
望月優です。

7月3日の土曜日、14時から16時までの時間帯で、表題のオンライン・イベントを
行いました。

私は話をしながらズームホストを行っていたので、正式な参加人数がカウントで
きませんでしたが、休み時間の終わりごろに参加者数を聞いてみたところ、80名
ぐらいの方々が参加しておられました。

前半は3名から話題提供、
後半は参加者の夢を語り合う会です。

前半の発表を簡単に報告します。

1番バッターは袖縁の友枝さん、
「袖縁」は、手助けを求めるアプリで、例えば、視覚障害者がお店に行ったと
き、お店の近くで袖縁で助けを求めると、お店の中から店員さんが出てきて、そ
れ以後は案内してくれるという仕組みです。

悪意のある人に手を出されないように、手助け連絡は、契約しているお店の人だ
けに届きます。

現在は、お店や公共機関に実証実験の呼びかけをしています。
アプリはできているのですが、実際に手助けする人を登録しなければならないの
で、一般公開はされていません。

ナビレコで目的地のすぐそばまで行って、そこでお店や目的地の職員の人を呼び
出すという連携ができそうです。

2番バッターは「あしらせ」の千野さん、
「あしらせ」とは、靴に装着して振動で道案内を提供するデバイスです。
今年2月からスタートして現在開発中。2年後の発売を目指しています。

足の甲、外側の側面、かかとの3か所に振動子が装着され、ルート上を歩いてい
るときは足の甲が定期的に軽く振動(ナビレコのポイント通貨の効果音みたいです)、
右に曲がる角に近づいたら右側面が振動しはじめ、曲がり角に到達したら右側面
が少し激しく振動する、
等の機能を現在研究しつつ割り当てているそうです。

ところで、千野さんのお話で、ナビレコの考え方と一致する点がありました。
千野さん曰く人には「注意資源料」があり、このデバイスがその資源料を取りす
ぎないように配慮しているとのこと。
視覚障害者が杖からくる感触や周囲の音に注意を払って歩いていることをよく理
解しておられました。

ナビレコでも、ガイド地図作成の方々に、歩いている最中の詳しすぎる説明は避
けてください、とお願いしています。
「注意資源料」という説明しやすい言葉を教えて頂きました。

最後は、私がナビレコを紹介しました。
ナビレコは参加者のほとんどがよく知っておられるだろうと思い、主に理念的な
ことを中心にお話しました。

10年後にナビレコの地図を全国に配備したい。
30年後には、ナビレコの地図をいろいろなデバイスが使うようになり、iPhone
の画面を操作しなくてもナビレコの案内が受けられるようになる世界を目指して
いる、という話をさせて頂きました。

後半の夢を語り合うコーナーでは、いろいろな話が出たので、ここでは省力させ
て頂きます。

大勢の新しい方々にナビレコが目指す社会を知っていただける会になりました。

以上です。

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Yuu Mochizuki <mo...@amedia.co.jp>
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