原子力機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)で6月6日、男性作業員ら5人が被曝した事故

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Jun 8, 2017, 6:30:32 AM6/8/17
to 藤原節男
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from 藤原節男(脱原発公益通報者原子力ドンキホーテ)
件名:原子力機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)で6月6日、男性作業員ら5人が被曝した事故

頭書の件、フェイスブック投稿で人気の記事です。メーリングリストでも配信します。

【日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)で6月6日、男性作業員ら5人が被曝した事故】
肺から2万2000ベクレル…作業員にこれから出る健康被害
日刊ゲンダイ2017年6月8日⇒
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207007

「半端な被曝量ではなく、事態は軽微なものではない。被曝限度を超えるのはほぼ確実だ」――。6月7日、原子力規制委員会の伴信彦委員が絞り出すような声でこう言った。

 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)で6月6日、男性作業員ら5人が被曝した前代未聞の事故。当初、機構は3人の鼻腔内から最大24ベクレルの放射性物質が検出されたと説明していたが、この日、1人の肺からナントその916倍の2万2000ベクレルが検出されたと発表した。検出されたのはプルトニウム239。長崎の原爆で使用された毒性の高い放射性物質として知られている。

 驚くのは、ちっとも危機感が感じられない原子力機構の対応だ。すでに全員に放射性物質を体外に排出する薬剤を投与したというが、日刊ゲンダイが作業員5人の健康状態について質問すると、「現時点では本人たちから急性症状が出たという訴えはありません。将来的に影響が出る可能性は否定できませんが、詳しい検査結果を待って慎重に対応していきたい」(報道課担当者)と説明した。

 しかし、5人が搬送された放射線医学総合研究所が所属する量子科学技術研究開発機構の明石真言執行役は、「内部被曝で発がんリスクが上がることが科学的にはっきりしている」と指摘。5人の健康は大丈夫なのか。

「放射性物質は体内に入ると細胞の遺伝子を傷つけ、長期的にがんなどを引き起こす恐れがあります。しかも今回は2万2000ベクレルという前代未聞の高い値ですから、もっと早期に別の症状が表れるかもしれません。免疫低下による感染症、多臓器不全などが懸念されます」(医学博士の米山公啓氏)

■規制委も呆れる原子力機構の大失態

 それにしても、どうして今回の事故は起きたのか――。作業員たちは約300グラムの核燃料物質が入った金属容器の点検作業をしていたところ、容器を包んでいるビニール製バッグが破裂し、プルトニウムなどを含んだ粉末を吸引したという。

 これについて、原子力規制委員会の田中俊一委員長はこの日、「プルトニウムに慣れすぎているとこういう事故が起きる。経営陣も含め、もっと真剣に反省するべきだ」と指摘した。彷彿させるのが、作業員2人が死亡、住民666人が被曝した18年前のJCO東海村の臨界事故だ。

「JCOの臨界事故は、作業員が沈殿槽にバケツで高濃度のウラン溶液を入れる混合作業中に起きました。放射性物質は常に慎重に扱う習慣が大切。今回の事故も、原子力機構の管理体制が適切だったか、厳しく検証されるべきです」(日本環境学会元会長の畑明郎氏)

 こんな状態で原発再稼働なんて論外だ。

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【被曝直後、体内に36万ベクレル 原子力機構が推定】
朝日新聞デジタル東山正宜2017年6月8日12時38分⇒
http://www.asahi.com/articles/ASK683HFDK68ULBJ001.html

 茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、原子力機構は8日、肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出された50代の男性作業員が事故発生直後に吸い込んだプルトニウムを約36万ベクレルと推定していたことを明らかにした。原子力機構はこの値をもとに、1年間に1・2シーベルト、50年で12シーベルトの内部被曝をする可能性があると算出し、発表していた。

 原子力機構によると、男性の肺のプルトニウムを実際に計測したのは、事故発生から約10時間後の6日夜。体内に入ったプルトニウムは時間とともに減り、肺に残る割合は10時間後に、体内に入った総量の6%ほどという係数が知られているという。実測値の2万2千ベクレルにこの係数をあてはめ、事故直後に男性の体内に入ったプルトニウムの総量を約36万ベクレルと推定したとしている。(東山正宜)

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【ビニール突然破裂「想定外」 内部被曝招いた、ずさん管理】
朝日新聞デジタル2017年6月8日05時01分⇒
http://www.asahi.com/articles/ASK675Q1VK67ULBJ011.html?iref=pc_rellink

 日本原子力研究開発機構が起こした国内最悪の内部被曝(ひばく)事故。これまで何度も問題になってきた、原子力機構による放射性物質のずさんな管理が再び繰り返された。作業員が吸ったプルトニウムは体内に長い間とどまり、がんのリスクを高めると指摘されている。

 被曝(ひばく)事故があったのは、26年前に封がされた保管容器の中身を確かめようとした時だった。

 原子力機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)にある燃料研究棟。6月6日朝、作業にあたる職員5人が分析室に直径10センチほどのステンレス製の保管容器を持ち込み、分析用の作業台に載せた。保管容器の中には、プルトニウムとウランなどの酸化物が入ったポリ容器が、二重のビニール袋に包まれて入っていた。

 6月6日午前11時15分ごろ、50代の男性職員が6本のボルトを緩めて保管容器のフタを開けると、突然、ビニール袋が破れ、中にあった放射性物質が飛び散った。この職員は2万2千ベクレルのプルトニウムを吸い込み、近くにいた3人の肺からも放射性物質が検出された。保管容器は1991年にフタを閉じた後は、一度も開けたことがなかったという。

 原子力機構は「この作業でビニールが破れるとは想定していなかった」と説明。作業マニュアルでも、この作業を密閉された特殊な箱の中ではなく、前面のガラスの一部が開いた状態の作業台で行う手順にしていた。

 職員が付けていたマスクはフィルター付きで口と鼻を覆うタイプだった。どのような経路で吸い込んだかは不明だが、マスクと顔の間に隙間があったり、放射性物質がまだ浮遊しているのにマスクを外したりした可能性が考えられている。顔全体を覆うタイプのマスクを使っていれば、内部被曝は防げたかもしれない。

 原子力機構によると、現場となった燃料研究棟は1974年に完成。その3年後からプルトニウムを使った試験が始まった。高速増殖原型炉「もんじゅ」の新型燃料などを研究開発していたが、役目を終え、2013年度に廃止の方針が決まった。

 施設を廃止した後、放射性物質を廃棄物として処理していくには、その種類や量、状態を確認する必要がある。そこで原子力機構は今年から、施設に大量にある保管容器の状況を確認する作業を進めていた。原子力機構は「作業の手順は計画通りで、作業員の装備にも問題はなかった」と説明する。

 だが、放射線防護が専門の伴信彦・原子力規制委員会委員は、6月7日の定例会で「プルトニウムは身体への影響が大きく、吸入しないようにするのが常識。破裂するようなものを扱う状況が適切だったか厳しく見ていく必要がある」と指摘。作業手順に問題がなかったか確認するよう規制委の職員に指示した。

■「長期の健康観察必要」

 被曝した5人は7日昼、量子科学技術研究開発機構の放射線医学総合研究所(千葉市)に搬送された。体の表面に残った放射性物質の除染を受け、所内の病院に入院した。放医研によると、今のところ被曝による体調悪化などの症状は出ていないが、精神的にも肉体的にも疲れた様子という。

 原子力機構によると、最も多く被曝した50代の男性職員の肺から検出されたプルトニウムは2万2千ベクレル。暫定値で確定ではないが、全身の被曝線量で年1.2シーベルトの内部被曝に相当する。

 これまでの研究で、広島と長崎の原爆被爆者の調査から、全身被曝が100ミリシーベルト程度を超えるとがんのリスクが明らかに高まることがわかっている。年1.2シーベルトは 10倍以上だ。

 同日夕にあった記者会見でこの数値について量研機構の明石真言執行役は「我々が知っている体内被曝レベルの中では高い方。今回の数字は初めて」と語った。

 5人は6日夜から内部被曝の可能性が高いとして、「キレート剤」という薬の点滴を受けていた。血液中に入ったプルトニウムにくっつき、尿として排泄(はいせつ)されるのを促す作用がある。

 吸い込んだプルトニウムは血液中に溶け込んだり、肺に付着したりして体内に残り、放射線を出し続ける。体外に出すことでがんのリスクを減らすことが期待されるが、体内に取り込んだ放射性物質をキレート剤でゼロにできたという報告はないという。また、血液に溶けず、肺に完全に付着したプルトニウムを取り除くのは難しいとされる。

 5人は10日まで、1日1回のペースでキレート剤の点滴を受ける。今後は尿や便に含まれる放射性物質を測定し、実際の被曝線量をより精密に推定したうえで治療方針を決めていく。

 明石執行役は「何年、何十年とかなり長期にわたって、健康状態を見続けていく必要がある」と語った。

 放射線生物学が専門の細井義夫・東北大教授によると、プルトニウムの吸入事故は海外でも起きており、できるだけ早期にキレート剤などでの治療を始めることが必要とされる。「このような事故が日本で起きたのは初めてで、大変な驚き。将来の肺がんや肝臓がん、骨肉腫などのリスクが高まることが心配だ」と語った。

     ◇

 〈プルトニウムによる内部被曝(ひばく)〉放射線被曝には、今回のように口や鼻から放射性物質を吸い込み体内で放射線を受ける「内部被曝」と、体の外から放射線を浴びる「外部被曝」がある。

 プルトニウムは「アルファ線」という種類の放射線を出す。アルファ線は強いエネルギーを持つが、物質を通り抜ける力は弱い。外部被曝なら衣服などの表面で止まり、影響はほとんどない。だが、内部被曝すると、臓器や組織の細胞へのダメージが心配される。

 また、プルトニウムは消化器からは吸収されにくいが、肺から体内に入ると血液などに溶けこみ、骨や肝臓にたまる。ただちに健康影響がみられなくても、将来がんになる可能性もある。

 今回、最も被曝した男性から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出され、暫定で50年間に12シーベルト内部被曝すると推定される。「ベクレル」とは、放射性物質の放射線を出す能力の強さを表す単位で、「シーベルト」は、放射線が人体にどれくらい影響があるかを示す単位だ。シーベルトはベクレルの数値に、放射性物質の種類ごとに決まっている係数をかけて算出する。

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☆藤原 節男(脱原発公益通報者原子力ドンキホーテ)のキャンペーン

◎大阪大学「報道の自由とは何か」講演会( 2016年9月13日)第一部:藤原節男「原発報道の虚偽と真実」 ⇒ https://goo.gl/qfYCjz
藤原節男「原発報道の虚偽と真実」の資料⇒ http://goo.gl/zFH8cm
 2016年9月13日、岸井成格講演会「報道の自由とは何か」が大阪大学学生会館にて開催され、第一部として、藤原節男が講演「原発報道の虚偽と真実」を行った。講演では「言論の自由」と「報道の自由」が、民主主義の両輪であること、また、福島3号機で核爆発があり、広島、長崎に次ぐ原子爆弾であったこと、原発が原爆になったことが、一切、報道されていないと訴えた。

【藤原節男講演の主旨】
★日本国憲法第二十一条
• 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
• 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
★日本国憲法第十二条
• この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。
• 又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
★憲法では、言論の自由、表現(報道)の自由を謳っている。「言論の自由」と「報道の自由」が民主主義の両輪。これは、国民が、不断の努力で勝ち取るもの。裁判官にゆだねてはいけない。
★「言論の自由」とは、権力の不正を告発、通報する自由であり、「報道の自由」とは、告発、通報された権力の不正を広く国民に知らせる自由。
★公益通報(内部告発)は、憲法21条「言論の自由」の根幹、しかし、保障されていない。権力は、公益通報者を黙殺、排除する。組織改革(是正処置)を実施しない。

◎ウィキペディア「科学的方法」⇒ https://goo.gl/aTrdFX
 科学的な方法の古典的な基本は、17世紀にデカルトが『方法序説』で示した以下の原則である。

★明瞭判明の規則:明らかに真理と認められたものだけを判断の基準とする。
★要素分解:解決可能な要素に分解して考察する。
★具体から抽象へ:単純なものから複雑なものへと順番に認識をすすめる。
★総合:見落としがないことを十分に確かめて、完全な列挙と再構成により全体を再構成する。

 映像証拠こそ、「明らかに真理と認められたもの」であり、映像証拠を判断の基準とすることが、科学的な方法である。

◎映像証拠キャンペーンについて:
 NHKドキュメンタリ番組「映像の世紀」でも明らかなように、映像証拠が真実を語り、世界を動かします。映像証拠を見ないと、だまされます。「沈黙の羊たち」になってしまいます。みなさん、ぜひとも、映像証拠をごらんください。真実を知ってください。ぜひとも、以下の【映像証拠キャンペーン】に賛同署名ください。大拡散してください。みなさんの一人一人が、世界を動かします。「民」という字の語源は「目を針で突いて目を見えなくした奴隷」⇒ https://goo.gl/D8F9eB

【映像証拠キャンペーン】最高裁は、アメリカにお伺いを立てる裁判方針を止めてください。また、裁判官人事操作による日本中の裁判官統制、裏金作りを止めてください。⇒ https://goo.gl/ZHLA2m

【映像証拠キャンペーン】福島3号核爆発⇒ https://goo.gl/ji6Wlh
 福島3号爆発は、チェルノブイリ爆発と同じ核爆発。設計ミスによる原子炉格納容器外の核爆弾、使用済燃料プールでの核爆弾。原発が原爆になった。広島、長崎に次ぐ原子爆弾。「福島3号核爆弾の論拠集および証拠集(word版)」は、次のURL⇒ https://goo.gl/3pfXBF
映像証拠は、以下のURLです。

(1)【映像証拠】仏独共同の国営放送局ARTE 「フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実」 Part3/4⇒ http://www.dailymotion.com/video/x41nwqg

(2)【映像証拠】福島3号核爆発の新証拠、セシウムホットボール⇒ http://goo.gl/SHIrpw
 空中水蒸気が温度低下で凝縮し、表面張力で真球の水滴となり、虹ができると同様、核燃料が核爆発でガス化、プラズマ化して、爆発後は、断熱膨張で内部温度が下がり凝縮し、表面張力で真球のセシウムホットボールができたと考えるのが自然です。真球のセシウムホットボールは、核爆発以外では生じない。

(3)【映像証拠】福島3号核爆弾の証拠集⇒ http://www.dailymotion.com/video/x41nzc3

【映像証拠キャンペーン】市民が目指す司法改革:映画「日独裁判官物語」⇒ https://goo.gl/wdW696

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 2011年3月8日、いつまでも公益通報を記事にしない経産省記者クラブの記者たちに、藤原節男は「このまま公益通報を記事にしないで、無視している状態が続けば、明日にでもチェルノブイリ級の大事故が生じる。すぐに記事にしてください」と警告メールを送った。東日本大震災、そして福島原発事故が発生したのは、その3日後、3月11日のことだった。福島3号核爆発は、まさに原子力公益通報[泊3号減速材温度係数測定検査]と同じ原理であった。福島原発事故は、天災や想定外の事故ではなく、東電の規制基準違反、業務上過失の事故である。

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藤原 節男(Fujiwara Setsuo、脱原発公益通報者原子力ドンキホーテ) 
元原子力安全基盤機構検査員 
元三菱重工業(株)原発設計技術者 
〒279-0021千葉県浦安市富岡 
TEL&FAX: 047-351-7497 
携帯電話: 090-1793-4404 
E-mail: fujiwara_...@yahoo.co.jp 
Facebook: http://www.facebook.com/setsuo.fujiwara 
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原子力公益通報 in JNES: http://bit.ly/1ckclY2 
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