フィールド コード : Next (Next 文) フィールド
{ NEXT }
次のデータ レコード (データ レコード : データ ファイルの 1 行のデータに対応する関連情報の集合。たとえば、顧客リストの 1
人の顧客についてのすべての情報は、データ レコードです。)を、新しいページではなく、現在のページに差し込みます。NEXT (Next 文) フィールド
(フィールド : 文字列、図、ページ番号などの情報を文書中に自動的に挿入するための命令。たとえば、Date (日付)
フィールドは、現在の日付を挿入します。)の実行結果は、印刷されません。メイン文書 (メイン文書 : Word
の差し込み印刷に使用する文書。差し込み文書に表示される共通の文字列や図が入力されています。たとえば、返信用の住所や定型書簡のあいさつ文などがこれに相当します。)の宛名ラベルや封筒の差し込み印刷の設定時には、自動的にこのフィールドが使われます。
複数のデータ レコードを 1 つの文書内にリストし、会員名簿や価格表などを作成するには、[差し込み印刷] 作業ウィンドウの手順 1
で、メイン文書の種類に [名簿] を選択するという方法があります。ただし、1 つのメイン文書に特定の数のレコードを差し込む場合には、NEXT (Next
文) フィールドを使用すると便利です。
Next (Next 文) フィールドは、メイン文書の先頭にある MergeField (フィールドの差し込み)
フィールドのグループよりも後に挿入します。それよりも前に挿入すると、差し込み印刷を行ったとき、最初のデータ レコードが印刷されません。データ
レコードをページいっぱいに表示したり、必要な件数のデータ レコードを印刷したりするには、MergeField (フィールドの差し込み)
フィールドのグループと Next (Next 文) フィールドをメイン文書に繰り返し挿入します。
メモ Next (Next 文) フィールドは、脚注、文末脚注、コメント、ヘッダー、フッター、およびデータ ファイル (データ ファイル :
文書に差し込まれる情報を含むファイル。たとえば、差し込み印刷で使用する住所録などです。データ ファイルの情報を使用する前に、データ
ファイルに接続する必要があります。)の中では使用できません。また、ほかのフィールドの中に挿入したり、SkipIf (Skip If 文)
フィールドと組み合わせて使用したりすることもできません。
例
次の例では、差し込み印刷を行うときに、各ページに 3 組の氏名と電話番号が印刷されます。
{ MERGEFIELD 氏名 }
{ MERGEFIELD 電話番号 }
{ NEXT }{ MERGEFIELD 氏名 }
{ MERGEFIELD 電話番号 }
{ NEXT }{ MERGEFIELD 氏名 }
{ MERGEFIELD 電話番号 }