自動的に内容をコピーとは、どのようなことを意味するのでしょうか。
・前のテキストボックスに続く文字列の流し込み操作
・全く同じ内容のコピー、貼り付け操作
リンクしたテキストボックスに文字列を自動的に流し込む機能は
標準で用意された機能を使えば可能です。
リンクしたテキスト ボックスに文字列を流し込む
http://office.microsoft.com/ja-jp/word/HP051895841041.aspx?pid=CH060831661041
そっくり同じ内容を複数の場所に何もせずに自動でコピーして
くえる機能はなかったと思います。(VBA等で作成すれば別ですが)
文書上であらかじめ少ない文字列などでリンクコピーを作成しておき、
元の文字列を変更した時に、コピー先も自動に書き換わるというのは、
下記情報の操作を行えば可能なようです。
ただし、テキストボックス内の文字列でも動作するかは不明です。
同じ言葉をリンクさせて瞬時に書き換える
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20060215/229507/?ST=print_leaf&P=1
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sum (Susumu Zenba)
"NOR" <N...@discussions.microsoft.com> wrote in message
news:64FE4085-05A2-4AC6...@microsoft.com...
> ワードで、テキストボックスを作成し内容を入れると、
> 他のテキストボックスに自動的に内容をコピーするようなやり方をしたいのです。
このとき、
[挿入]メニュー
[ブックマーク]を見ますと、
[ブックマーク名]には、
OLE_LINK1
というブックマークが登録されています。
ブックマーク内の文字の編集は、
必ず、ブックマーク内で行わなければなりません。
文字列の後ろ側にカーソルを置きますと、
ブックマークの外側になりますので、
必ず、編集時には文字の先頭、
または最後の文字の前にカーソルを置かなければなりません。
元の文字列の間にカーソルを置き、
新しい文字列を入力し、確定をした時点で、
リンク先の文字列は新しい文字列に自動で変わります。
変わらない場合、元の文字列を1文字でも、
[Delete]キーを押して削除をした時点で、
リンク先の文字列は新しい文字列にの自動で、変わります。
+++
また、この文書で、
[Alt]+[F9]ファンクションキーを押しますと、
リンク先の文字列は
フィールドコードの表示に切り替わります。
Word2003では、
{ LINK Word.Document.8 "文書 1" "OLE_LINK1" \a \t }
Word2007では、
{ LINK Word.Document.12 "文書 1" "OLE_LINK1" \a \t }
となります。
文字列の表示に戻す(切り替える)には、
再度、[Alt]+[F9]ファンクションキーを押します。
+++
フィールドコード LINKフィールドについて
フィールドの構文
{ LINK アプリケーション名 "ファイル名" [参照範囲] [スイッチ] }
OLE
Object Linking & Embedding
オブジェクト リンキング アンド エンベッディング
対象物のリンクと埋め込み
を使用して、
自己または他のアプリケーションのファイルの内容との間にリンクを設定します。
アプリケーションで作成した内容をコピーした後、
[編集] メニュー
[形式を選択して貼り付け] をクリックし、
[リンク貼り付け] を選択して、
貼り付けると、このフィールドが自動的に挿入されます。
説明
アプリケーション名
データのリンク元となるアプリケーションの名前を指定します。
たとえば、
Excel のグラフの場合は、アプリケーション名に "Excel.Chart.8." (2003の場合)と指定します。
Word では、リンク元となるアプリケーション名が使用されます。
"ファイル名"
リンク元のファイル名と保存場所を指定します。
保存場所にスペースを含んだ長いファイル名が付いている場合は、
半角の二重引用符 ( " ) で囲みます。
パス
(オペレーティング システムがフォルダまたはファイルの検索に使用する経路。)
を指定するには、
半角の円記号 (\) を 2 つ続けて入力します。たとえば、
"C:\\MSOffice\\Excel\\Rfp\\Budget.xls" と指定します。
参照範囲
リンク元のファイルに含まれる特定のデータを指定します。
リンク元のファイルが Excel のシートの場合は、
参照範囲にシート名とセル範囲の参照 (R1C1 形式) または範囲名を指定します。
リンク元のファイルが Word 文書の場合は、
参照範囲にブックマーク (参照先やリンク先を示す名前付き情報。
ファイル内の任意の位置や選択文字列にブックマークを設定することができます。)
を指定します。
スイッチ
\a
Link (リンク) フィールドが自動的に更新されます。
手動で更新する場合は、このスイッチを削除します。
\b
リンクが設定されているオブジェクトをビットマップとして挿入します。
\d
グラフィック データを含めないで、文書を保存します。
このため、文書のファイル サイズが小さくなります。
\f
リンク オブジェクト
( 挿入先ファイルに接続情報が維持される形で挿入されるオブジェクトのこと。
挿入元ファイルを更新すると、挿入先ファイル内のリンク オブジェクトも更新されます。)
の形式を、次のパラメータのいずれかで指定した方法で更新します。
値と指定内容
0 リンク元ファイルの書式を維持します。
1 サポートされていません。
2 リンク先の文書の書式と一致させます。
3 サポートされていません。
4 リンク元ファイルが Excel のシートの場合、リンク元ファイルの書式を維持します。
5 リンク元ファイルが Excel のシートの場合、リンク先の文書の書式と一致させます。
\h
リンクされたオブジェクトを HTML 形式の文字列として挿入します。
\p
リンクが設定されているオブジェクトを、Windows のメタファイルとして挿入します。
\r
リンクが設定されているオブジェクトを、リッチ テキスト (RTF)
(リッチ テキスト形式 (RTF) : 書式設定されたテキスト文書を
アプリケーション間で変換するために使用されるファイルの種類。
IBM、Macintosh など、異なるプラットフォームで作成された文書でも変換できます。)
として挿入します。
\t
リンクが設定されているオブジェクトを、テキストとして挿入します。
\u
リンクされたオブジェクトを Unicode の文字列として挿入します。
例
次の例は、Excel のシートからセル範囲を挿入します。
\a スイッチを使用している場合に、Excel のシートが変更されたときは、
Link (リンク) フィールドの実行結果も自動的に更新されるようにします。
{ LINK Excel.Sheet.8 "C:\\My Documents\\Profits.xls" "Sheet1!R1C1:R4C4" \a
\p }
これは、
「マイ ドキュメントにあるエクセル2003のブック名「Profits」の
シート1のA1セルからD4セルの範囲を変更時に自動更新するように、
Windowsのメタファイル形式で挿入せよ。」
という意味になります。