lo/le PA sumti = lo/le PA me sumti
となっているので、BPFKのいうところによれば niftgさんの言う通り、{le re do} は {le re me do} に等しいはずです。
2016年8月1日月曜日 10時22分31秒 UTC+9 いっしょうさん:
le は厭くまでも、賓述の第1項位置にある項を記述するという趣旨に立てば、
私は、「セルマホLEのcmavoは{LE PA sumti} という統語もできる」という {LE broda} とはまた別の統語規則があり、
それゆえに、最も基本的な使い方である{LE broda}とはまた異なる意味用法を LE は有していると考えています(「趣旨は2つある」とでも言えばいいでしょうか)。
いずれにせよ、ロジバンでは{PA sumti}という統語は許されていなく、統語論的な制約から{LE PA sumti}とせざるを得ない(だけだ)と考えています。
以下は上の例文の表現について私見を書きます。
ca'e le re do simxu speni あなた方二人を互いに夫婦とする。
これは「あなた方を互いに夫婦とする」というのに加えて、その「あなた方」が二人であるということを同時に伝えているものだと思います。
そう考えると、{do}の指示対象が2つであるということを表現すればいいですから、
ca'e do noi remei cu simxu speni
と {do noi remei} 「二人である、あなたたち」とするのがCLLで提示されている表現({le re do})よりも適切ではないかと思います。
BPFKによれば、{le re do} は {le re me do} ですから、この{do}がちょうど二人を指示するのであれば{le re me do}は「あなた方二人」になりますが、
{do}が3人以上を指示する場合は{le re (me) do} は「あなた方のうちの二人」ということになります。
ですので、より一般的な場面で「あなた方二人」は {do noi remei} がより良いのではないかと思います(形式言語的にもこちらのほうがいいかもしれません)。
あるいは(私はあまり好きではないですが)同格表現であることを忠実に模して{do no'u lo remei} とするのもありだと思います。
mi'e .cogas. mu'o