よく意味が解らないのですが…
例えば
c:\user\isao\Documents\target.bin
というファイルがあったとし、このファイルへのショートカットが別のフォルダー(folderとします)に
c:\user\isao\Documents\folder\targetへのショートカット.lnk
という名前(パス)であったとします。
再現手順は
targetへのショートカット.lnk
を右クリックして [LZHで圧縮] を選択、ポップアップメニューから [このフォルダに圧縮] を選択する。
期待する結果は
(1) フォルダー "c:\user\isao\Documents\folder\" 内に LHA書庫が生成され、
(2) 上記生成先がアクセス拒否された場合にエラーが発生し、
(3) 成功した場合はショートカットファイル "targetへのショートカット.lnk" が圧縮されている。
実際の結果は
(1) フォルダー "c:\user\isao\Documents\" 内に LHA書庫が生成され、
(2) 上記生成先がアクセス拒否されてもエンドユーザーに知らされず、
(3) 成功した場合はショートカットの参照先 "target.bin" が圧縮されている。
ということ?
以下その前提で、まず個人的に 2.1.7.1 64bit版で再現テストした結果ですが、[LZHで圧縮] という選択肢は出ません。
当方では [Lhazで圧縮] に読み替えて再現テストしましたが、もし本当に [LZHで圧縮] という選択肢があるなら、Lhaz 以外のところに
原因があると予想できます。
その上で、[Lhazにて圧縮] した結果、
(1) (3) は再現しません。当方ではショートカットのあるフォルダーに書庫が生成され、書庫にはショートカットファイルが収められていました。
(2) は、フォルダー等条件を変えてテストしましたが、書庫の生成先が書き込みアクセスできない場合の動作はその通りでした。但し、生成先は目の前で
見えているので((1) のように意図したのと違うフォルダーに生成される状況が再現できなかったので)問題はないように思います。参考までに [圧縮
フォルダを指定] を選択した場合は、アクセス許可のないフォルダーを指定した時点でその旨のメッセージが表示されました。
個人的な見解です。
(1) については現行のまま(冒頭でいう「期待する動作」)がよいと思います。
(2) については… 期待通り動作している限りこのままでよいような気がしますが、エラー時に何か言ってくるのが親切という考えもあるでしょうね。感
じ方は人それぞれかと。
(3) については、世間一般の理解水準から言って、ショートカットを通常ファイルとして扱うのは返って混乱を招くと思います。
特にショートカットとそうではないファイルの区別がつかない人は市場に多く、参照先のファイルを扱う意図でショートカットを扱っている人は多くいます。
その状況で、参照先ファイルを圧縮する意図でショートカットファイルから圧縮操作を開始するユーザーは多いはず。
敢えてショートカットファイルを圧縮したい中・上級者は、ショートカットなんてただのファイルなんだから、拡張子を変えるなりしてちゃっちゃと収めるの
がよろしいかと思いました。
参考までに、ショートカットファイルの拡張子と変更は、コマンドプロンプトから REN コマンド等で変えるか、レジストリの下記値を削除(して再ログ
オンまたは再起動)することで、通常のフォルダーウィンドウでも他のファイルの拡張子と同様に(つまりフォルダーオプションで拡張子表示するように指定
すれば)表示されます。
キー:HKCR_HKEY_CLASSES_ROOT\lnkfile
値の名前:NeverShowExt