人工知能学会 論文特集：「ファイナンスにおける人工知能応用」
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Hiroki Sakaji
Aug 9, 2023, 9:51:46 AM8/9/23
to jsai...@googlegroups.com
SIGFINメーリングリストの皆様
# 重複して受け取られた場合はご容赦ください
東京大学の坂地と申します．
人工知能学会論文誌 論文特集「ファイナンスにおける人工知能応用」を企画いたしますので，案内させて頂きます．
本特集ではファイナンスにおける人工知能応用に関する論文を幅広く募集しています．
投稿先につきましては，後ほどお知らせいたします．
多くの投稿をお待ちしております．
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■人工知能学会 論文特集：「ファイナンスにおける人工知能応用」
（2024. vol. 39, no. 4 (2024年7月号）掲載予定）
■特集趣旨
近年，これまで市場に興味を待たなかった一般の人々の間にも，金融市場への関心が高まっている．その理由として，インターネットの普及により，一般投資家の市場参加が容易になったことと，様々な金融情報が簡単に手にはいるようになったことが挙げられる．
このような社会的状況の中で，人工知能分野の手法や技術を金融市場における様々な場面に応用することが大いに期待されている，
特に，膨大な金融情報を分析し投資判断の支援をする技術や，市場の特性を理解し適切な市場制度を設計する技術，さらに市場メカニズムを金融市場以外の社会現象に応用する技術などが有望視されている．
金融市場への人工知能の応用は，研究レベルでは，すでに様々な形で行われており，いくつかの目覚ましい成果をあげてきている．例えば，計算機上に仮想的な市場を用意し，マルチエージェントシミュレーションを行う人工市場の研究がある．人工市場を利用することで，バブル発生の原因の解明や，経済理論の検証などが実現されると期待されている．また，インターネットの普及によって一般的となったオークションにおいても，不正な入札を防ぐプロトコルの研究なども盛んに行われている．さらに，人工知能を用いた投資支援システムにも期待が寄せられており，強化学習や遺伝的アルゴリズムを用いた取引エージェントや，株式関連ニュースの解析などの研究も盛んに行われている．
しかしながら，現状ではこれらの研究成果が実際の金融市場の現場へ十分に応用されているとは言えない．その原因としては，これらの研究成果が現場の金融市場関係者へ正しく理解されていないことと，金融市場関係者が真に求めている要求を人工知能研究者が理解し切れていないことにあると考えられる．そこで，本論文特集では，ファイナンスに対する人工知能技術の利用を拡大することを目的とし，幅広く研究論文を募集する．
本特集号では，これまでに行われてきた研究会での成果も含め，人工知能技術の金融応用の最新の成果に関する論文を募集します．対象とする論文内容として，理論的研究から実証的研究，応用システムの開発まで，幅広く募集します．また，技術的新規性は乏しても，業務で役立つ手法やシステムの作成などの，実践AI論文も積極的に募集します．加えて，ソーシャルデータを含むオルタナティブデータを取り扱った研究も幅広く募集します．
本論文特集の対象として，以下のようなテーマが考えられますが，これに限らず，金融情報学の発展に寄与する意欲的な論文を広く募ります．
●人工市場・市場シミュレーション
●市場制度設計の理論や技術
●ファイナンス情報に関するデータマイニング
●機械学習による市場予測
●テキストマイニングを用いた市場予測
●知識ベースシステム・意思決定支援システムなどを用いた投資支援
●金融市場における投資行動・学習の分析やモデル化
●行動ファイナンス
●予測市場
●銘柄推薦
●金融・経済データを用いたネットワーク分析
●オルタナティブデータを用いた経済・金融指標作成
●金融・経済分野のテキストを対象にした要約
●金融・経済における質問応用
●金融・経済における因果推論
●金融・経済のための検索システム
●ソーシャルデータを用いた経済・金融分析
●新しい市場分野への人工知能の応用
●金融分野における埋め込みや言語モデル
●オントロジーを用いたファイナンス知識の体系化 など
■本特集号のスケジュール
論文誌特集号投稿締切： 2023年 10月31日(火)
論文誌特集号第1回採録判定通知： 2024年1月12日(金)
論文誌修正原稿締切： 2024年 2月16日(金)
論文誌最終採録通知： 2024年 4月19日(金)
最終原稿締切： 2024年 5月 2日(木)
論文誌特集号発行： 2024年 7月号（予定）
投稿先につきましては，後ほどお知らせいたします．
質問等は以下の「ファイナンスにおける人工知能応用」特集号事務局のアドレスにお願いします．
jsai2024fin[at]googlegroups.com
■投稿論文の形式
論文執筆，投稿に当たっては， 原稿執筆案内(PDFファイル)
を熟読ください．原則，人工知能学会TeXスタイルファイルでの投稿になりますが，wordをご希望の方は事務局まで別途問い合わせてください．採録の決定が本特集号の採録期日に間に合わなかった論文は，一般論文として扱われることがあります．
■編集委員会構成
編集委員長
坂地 泰紀（東大）
副編集委員長（ゲストエディタ）
木村 泰知 (小樽商科大学)
編集委員
落合 友四郎（大妻女子大学），平松 賢士（アイフィスジャパン），水門 善之（野村証券, 東京大学），松井 藤五郎（中部大学），小林
暁雄（農業・食品産業技術総合研究機構）
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東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻
坂地 泰紀 (さかじ ひろき)
E-mail: sak...@sys.t.u-tokyo.ac.jp
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東京大学の坂地と申します．
人工知能学会論文誌 論文特集「ファイナンスにおける人工知能応用」を企画いたしますので，案内させて頂きます．
本特集ではファイナンスにおける人工知能応用に関する論文を幅広く募集しています．
投稿先につきましては，後ほどお知らせいたします．
多くの投稿をお待ちしております．
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■人工知能学会 論文特集：「ファイナンスにおける人工知能応用」
（2024. vol. 39, no. 4 (2024年7月号）掲載予定）
■特集趣旨
近年，これまで市場に興味を待たなかった一般の人々の間にも，金融市場への関心が高まっている．その理由として，インターネットの普及により，一般投資家の市場参加が容易になったことと，様々な金融情報が簡単に手にはいるようになったことが挙げられる．
このような社会的状況の中で，人工知能分野の手法や技術を金融市場における様々な場面に応用することが大いに期待されている，
特に，膨大な金融情報を分析し投資判断の支援をする技術や，市場の特性を理解し適切な市場制度を設計する技術，さらに市場メカニズムを金融市場以外の社会現象に応用する技術などが有望視されている．
金融市場への人工知能の応用は，研究レベルでは，すでに様々な形で行われており，いくつかの目覚ましい成果をあげてきている．例えば，計算機上に仮想的な市場を用意し，マルチエージェントシミュレーションを行う人工市場の研究がある．人工市場を利用することで，バブル発生の原因の解明や，経済理論の検証などが実現されると期待されている．また，インターネットの普及によって一般的となったオークションにおいても，不正な入札を防ぐプロトコルの研究なども盛んに行われている．さらに，人工知能を用いた投資支援システムにも期待が寄せられており，強化学習や遺伝的アルゴリズムを用いた取引エージェントや，株式関連ニュースの解析などの研究も盛んに行われている．
しかしながら，現状ではこれらの研究成果が実際の金融市場の現場へ十分に応用されているとは言えない．その原因としては，これらの研究成果が現場の金融市場関係者へ正しく理解されていないことと，金融市場関係者が真に求めている要求を人工知能研究者が理解し切れていないことにあると考えられる．そこで，本論文特集では，ファイナンスに対する人工知能技術の利用を拡大することを目的とし，幅広く研究論文を募集する．
本特集号では，これまでに行われてきた研究会での成果も含め，人工知能技術の金融応用の最新の成果に関する論文を募集します．対象とする論文内容として，理論的研究から実証的研究，応用システムの開発まで，幅広く募集します．また，技術的新規性は乏しても，業務で役立つ手法やシステムの作成などの，実践AI論文も積極的に募集します．加えて，ソーシャルデータを含むオルタナティブデータを取り扱った研究も幅広く募集します．
本論文特集の対象として，以下のようなテーマが考えられますが，これに限らず，金融情報学の発展に寄与する意欲的な論文を広く募ります．
●人工市場・市場シミュレーション
●市場制度設計の理論や技術
●ファイナンス情報に関するデータマイニング
●機械学習による市場予測
●テキストマイニングを用いた市場予測
●知識ベースシステム・意思決定支援システムなどを用いた投資支援
●金融市場における投資行動・学習の分析やモデル化
●行動ファイナンス
●予測市場
●銘柄推薦
●金融・経済データを用いたネットワーク分析
●オルタナティブデータを用いた経済・金融指標作成
●金融・経済分野のテキストを対象にした要約
●金融・経済における質問応用
●金融・経済における因果推論
●金融・経済のための検索システム
●ソーシャルデータを用いた経済・金融分析
●新しい市場分野への人工知能の応用
●金融分野における埋め込みや言語モデル
●オントロジーを用いたファイナンス知識の体系化 など
■本特集号のスケジュール
論文誌特集号投稿締切： 2023年 10月31日(火)
論文誌特集号第1回採録判定通知： 2024年1月12日(金)
論文誌修正原稿締切： 2024年 2月16日(金)
論文誌最終採録通知： 2024年 4月19日(金)
最終原稿締切： 2024年 5月 2日(木)
論文誌特集号発行： 2024年 7月号（予定）
投稿先につきましては，後ほどお知らせいたします．
質問等は以下の「ファイナンスにおける人工知能応用」特集号事務局のアドレスにお願いします．
jsai2024fin[at]googlegroups.com
■投稿論文の形式
論文執筆，投稿に当たっては， 原稿執筆案内(PDFファイル)
を熟読ください．原則，人工知能学会TeXスタイルファイルでの投稿になりますが，wordをご希望の方は事務局まで別途問い合わせてください．採録の決定が本特集号の採録期日に間に合わなかった論文は，一般論文として扱われることがあります．
■編集委員会構成
編集委員長
坂地 泰紀（東大）
副編集委員長（ゲストエディタ）
木村 泰知 (小樽商科大学)
編集委員
落合 友四郎（大妻女子大学），平松 賢士（アイフィスジャパン），水門 善之（野村証券, 東京大学），松井 藤五郎（中部大学），小林
暁雄（農業・食品産業技術総合研究機構）
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東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻
坂地 泰紀 (さかじ ひろき)
E-mail: sak...@sys.t.u-tokyo.ac.jp
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