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RFS: fonts-ricty

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Youhei SASAKI

unread,
May 5, 2011, 11:05:20 AM5/5/11
to
佐々木です.

Inconsolata と Migu 1M をベースにしたフォントである Ricty を ITP しました.
現在スポンサーを募集しています.

ベースとなったフォントのライセンスが三つ存在しているので, copyright など
の書き方が当っているか, ちょっと自身がありません. ご指摘頂けるだけでもあ
りがたいと思っています.

* Package name : fonts-ricty
Version : 2.0.2
Upstream Author : Yasunori Yusa
* URL or Web page : http://save.sys.t.u-tokyo.ac.jp/~yusa/fonts/ricty.html
* License : SIL Open Font License Ver.1.1 and M+ FONTS LICENSE and IPA Font License Agreement v1.0
Description : High quality japanse fonts based on Inconsolata and Migu 1M


作成したパッケージは mentors.debian.net に上げました:
- URL: http://mentors.debian.net/debian/pool/main/f/fonts-ricty
- Source repository: deb-src http://mentors.debian.net/debian unstable main contrib non-free
- dget http://mentors.debian.net/debian/pool/main/f/fonts-ricty/fonts-ricty_2.0.2-1.dsc

以上, よろしくお願いします.

---
Youhei SASAKI <uwa...@gfd-dennou.org>
<uwa...@math.kyoto-u.ac.jp>
Department of Mathematics, Kyoto University
GPG fingerprint:
4096/RSA: 66A4 EA70 4FE2 4055 8D6A C2E6 9394 F354 891D 7E07

Tatsuya Kinoshita

unread,
May 5, 2011, 11:57:03 AM5/5/11
to
On May 6, 2011, [debian-devel:17938],
uwabami (at gfd-dennou.org) wrote:

> ベースとなったフォントのライセンスが三つ存在しているので, copyright など
> の書き方が当っているか, ちょっと自身がありません. ご指摘頂けるだけでもあ
> りがたいと思っています.

> * License : SIL Open Font License Ver.1.1 and M+ FONTS LICENSE and IPA Font License Agreement v1.0

M+ FONTS LICENSEはall-permissiveなので問題ないとしても、
SIL Open Font Licenseはコピーレフトライセンスで、IPA Font License
ではさらに異なる要求をしているので、矛盾するのではないでしょうか。

--
木下達也

Youhei SASAKI

unread,
May 5, 2011, 2:32:32 PM5/5/11
to
木下様: 佐々木です.

コメントありがとうございます.

At 6 May 2011 00:57:03 +0900,


"Tatsuya Kinoshita" <ta...@vega.ocn.ne.jp> wrote:
>
> > * License : SIL Open Font License Ver.1.1 and M+ FONTS LICENSE and IPA Font License Agreement v1.0
>
> M+ FONTS LICENSEはall-permissiveなので問題ないとしても、
> SIL Open Font Licenseはコピーレフトライセンスで、IPA Font License
> ではさらに異なる要求をしているので、矛盾するのではないでしょうか。

SIL Open Font License はコピーレフトで「改変して配布する場合には名前を変
えてね」ですよね.

IPA Font License は改変の条件として

- 派生物にはIPAの名称を使用してはならない
- オリジナルのIPAフォントに戻せる方法を提供しなければならない

という制約があると記憶しています. これらは矛盾しますでしょうか?
# 後者については, Fontforge 用のファイルが提供されていますので,
# その旨 README.Debian に書かなきゃ, とは思います.

Hideki Yamane

unread,
May 6, 2011, 6:43:18 AM5/6/11
to
On Fri, 6 May 2011 00:05:20 +0900
Youhei SASAKI <uwa...@gfd-dennou.org> wrote:
> * Package name : fonts-ricty

 今パッケージ名については pkg-fonts-devel で議論中なので、そちらも追っておいて
 ください。具体的には foundry を入れるかどうか fonts-*foundry*-*fontfamily*
 という形にするかどうかです。

>
* License : SIL Open Font License Ver.1.1 and M+ FONTS LICENSE and IPA Font License Agreement v1.0

 これなんですが、非互換性はまた別に置いといて。
 フォント名称と OFL が微妙にぶつかりませんかね。
 
4) The name(s) of the Copyright Holder(s) or the Author(s) of the Font
Software shall not be used to promote, endorse or advertise any
Modified Version, except to acknowledge the contribution(s) of the
Copyright Holder(s) and the Author(s) or with their explicit written
permission.

 フォント名が作者名から取ってるんですよね。イニシャルだからいいのかなぁ…?
 でも、由来とかからpromoteに取れるとも思えるし…


> Description : High quality japanse fonts based on Inconsolata and Migu 1M

 他のフォントパッケージと被るのでこれはもっと別のにした方が良いと思います。
 用途がはっきりしているのでそれを書くのが良いのではないでしょうか。

--
Regards,

Hideki Yamane henrich @ debian.or.jp/org
http://wiki.debian.org/HidekiYamane

Hideki Yamane

unread,
May 6, 2011, 7:06:15 AM5/6/11
to
On Fri, 6 May 2011 03:32:32 +0900
Youhei SASAKI <uwa...@gfd-dennou.org> wrote:
> SIL Open Font License はコピーレフトで「改変して配布する場合には名前を変
> えてね」ですよね.


PERMISSION & CONDITIONS
Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining
a copy of the Font Software, to use, study, copy, merge, embed, modify,
redistribute, and sell modified and unmodified copies of the Font
Software, subject to the following conditions:

1) Neither the Font Software nor any of its individual components,
in Original or Modified Versions, may be sold by itself.

 単体で販売は不可

2) Original or Modified Versions of the Font Software may be bundled,
redistributed and/or sold with any software, provided that each copy
contains the above copyright notice and this license. These can be
included either as stand-alone text files, human-readable headers or
in the appropriate machine-readable metadata fields within text or
binary files as long as those fields can be easily viewed by the user.

 ライセンスは必ず同梱、読めるようなもの。

3) No Modified Version of the Font Software may use the Reserved Font
Name(s) unless explicit written permission is granted by the corresponding
Copyright Holder. This restriction only applies to the primary font name as
presented to the users.

 予約名について

4) The name(s) of the Copyright Holder(s) or the Author(s) of the Font
Software shall not be used to promote, endorse or advertise any
Modified Version, except to acknowledge the contribution(s) of the
Copyright Holder(s) and the Author(s) or with their explicit written
permission.

 宣伝になるような形はダメ。

5) The Font Software, modified or unmodified, in part or in whole,
must be distributed entirely under this license, and must not be
distributed under any other license. The requirement for fonts to
remain under this license does not apply to any document created
using the Font Software.

 ここが引っかかりますね…「全体として OFL1.1 で配布、他のライセンスで
 は配布するな」

Tatsuya Kinoshita

unread,
May 6, 2011, 7:32:17 AM5/6/11
to
On May 6, 2011 at 3:32AM +0900,
uwabami (at gfd-dennou.org) wrote:

> - オリジナルのIPAフォントに戻せる方法を提供しなければならない
>
> という制約があると記憶しています. これらは矛盾しますでしょうか?

はい。また、IPA Font Licenseの方もコピーレフトライセンスです。
SIL Open Font Licenseの単体販売禁止条項とは相容れないのではない
でしょうか。両者の派生作品を配布するには、少なくともどちらかの
著作者に別途許諾を得る必要があるものと思います。

--
木下達也

Osamu Aoki

unread,
May 7, 2011, 12:35:51 PM5/7/11
to
こんにちは、

On Fri, May 06, 2011 at 12:05:20AM +0900, Youhei SASAKI wrote:
> 佐々木です.
>
> Inconsolata と Migu 1M をベースにしたフォントである Ricty を ITP しました.
> 現在スポンサーを募集しています.
>
> ベースとなったフォントのライセンスが三つ存在しているので, copyright など
> の書き方が当っているか, ちょっと自身がありません. ご指摘頂けるだけでもあ
> りがたいと思っています.
>
> * Package name : fonts-ricty
> Version : 2.0.2
> Upstream Author : Yasunori Yusa
> * URL or Web page : http://save.sys.t.u-tokyo.ac.jp/~yusa/fonts/ricty.html
> * License : SIL Open Font License Ver.1.1 and M+ FONTS LICENSE and IPA Font License Agreement v1.0
> Description : High quality japanse fonts based on Inconsolata and Migu 1M
>
>
> 作成したパッケージは mentors.debian.net に上げました:
> - URL: http://mentors.debian.net/debian/pool/main/f/fonts-ricty
> - Source repository: deb-src http://mentors.debian.net/debian unstable main contrib non-free
> - dget http://mentors.debian.net/debian/pool/main/f/fonts-ricty/fonts-ricty_2.0.2-1.dsc

おもしろいフォントですが、ライセンスがややこしいですね。

もしフォンとの由来がコードポイント事に分かっているなら、ライセンス毎のフォント
ファイルにパッケージして、fontconfig でうまく切り替え使うようなパッケージを
つくれたらライセンスの混在問題は簡単ですね。でもかなりややこしそう。

それぞれどの程度変形されているのか知らないですが。。。。

青木


Youhei SASAKI

unread,
May 8, 2011, 8:29:17 AM5/8/11
to
木下様, 青木様, やまね様: 佐々木です.

コメントありがとうございます.

At 8 May 2011 01:35:51 +0900,
"Osamu Aoki" <os...@debian.org> wrote:
>
- snip -
>
> おもしろいフォントですが、ライセンスがややこしいですね。もしフォンとの


> 由来がコードポイント事に分かっているなら、ライセンス毎のフォントファイ
> ルにパッケージして、fontconfig でうまく切り替え使うようなパッケージをつ

> くれたらライセンスの混在問題は簡単ですね。

そうですね.

upstream の遊佐さんからもご連絡頂きました(ML のアーカイブはご覧になってい
るそうですが, 事情により参加できないとの事です).

> それぞれどの程度変形されているのか知らないですが。。。。

変更箇所は以下の通りだそうです(遊佐さんからのメールより):

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
- Inconsolata (こちらは改変バージョンを配布する必要すらないかもしれません)
- Ambiguous 文字 (東アジアでは全角にするが一般には半角の文字) の除去
- 擬似ボールド体化 (fontconfig を利用するなら必要なくなる)

- Migu 1M
- 縮小してその分文字間隔を広げる
- 行間を狭める
- 手を入れるグリフ: 全角スペース、全角コンマ、全角ピリオド、en ダッシュ
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
で, それぞれを別ファイルとして配布することは可能だそうです.

あとライセンスについて追加質問. 佐々木も気になっているのですが「合成スク
リプト(.pe) の配布は問題ありますか」との事です
# パッケージにはしにくいですけれど.

---
Youhei SASAKI <uwa...@gfd-dennou.org>
<uwa...@debian.or.jp>

Osamu Aoki

unread,
May 8, 2011, 10:37:30 AM5/8/11
to
On Sun, May 08, 2011 at 09:29:17PM +0900, Youhei SASAKI wrote:
> 木下様, 青木様, やまね様: 佐々木です.

> あとライセンスについて追加質問. 佐々木も気になっているのですが「合成スク
> リプト(.pe) の配布は問題ありますか」との事です
> # パッケージにはしにくいですけれど.

ライセンスさえDFSG OKなら、まったく問題ないのでは?

ただ、non-freeに必ず依存すると、contribですが。

GPLとGPL-incompatibleなソフトをDebianにインストールし、それを調整する
apt-getやupdate-alternatives等の多くの基本コンポーネントの前例があるので
合成スクリプト(.pe)自体はまったく問題ないきがします。
合成スクリプト(.pe)がどういうものかを知らないので、良く分からない
面はありますが。。。

Youhei SASAKI

unread,
May 8, 2011, 11:16:29 AM5/8/11
to
佐々木です.

At 8 May 2011 23:37:30 +0900,


"Osamu Aoki" <os...@debian.org> wrote:
>
> On Sun, May 08, 2011 at 09:29:17PM +0900, Youhei SASAKI wrote:
>
> > あとライセンスについて追加質問. 佐々木も気になっているのですが「合成スク
> > リプト(.pe) の配布は問題ありますか」との事です
>

> ライセンスさえDFSG OKなら、まったく問題ないのでは?

ファイル自体は確かにそうなんですが, できあがるフォントはライセンスコンフ
リクトしているのわけで...

> 合成スクリプト(.pe)自体はまったく問題ないきがします。合成スクリプト
> (.pe)がどういうものかを知らないので、良く分からない面はありますが。。。

元のフォントデータを合成して調整するための fontforge のスクリプトです.

> GPLとGPL-incompatibleなソフトをDebianにインストールし、それを調整する
> apt-getやupdate-alternatives等の多くの基本コンポーネントの前例がある

ふむ...

- Inconsolata フォント自体は既に main に入っています.
- MigMix はまだ Debian の公式アーカイブには入っていません(これは別途 ITP します)

でもって, MigMix が main に入ったとして,

「既に main に入っているフォントを install 中に合成して生成/配置する」

パッケージなんていうのはアリなんですか? できあがったモノはライセンスコン
フリクトしているわけですが...

Osamu Aoki

unread,
May 11, 2011, 11:33:34 AM5/11/11
to
こんばんは、

On Mon, May 09, 2011 at 12:16:29AM +0900, Youhei SASAKI wrote:
> 佐々木です.
>
> At 8 May 2011 23:37:30 +0900,
> "Osamu Aoki" <os...@debian.org> wrote:
> >
> > On Sun, May 08, 2011 at 09:29:17PM +0900, Youhei SASAKI wrote:
> >
> > > あとライセンスについて追加質問. 佐々木も気になっているのですが「合成スク
> > > リプト(.pe) の配布は問題ありますか」との事です
> >
> > ライセンスさえDFSG OKなら、まったく問題ないのでは?
>
> ファイル自体は確かにそうなんですが, できあがるフォントはライセンスコンフ
> リクトしているのわけで...

それほど短絡的では。。。ライセンス制約は、配布・使用・クレジットの仕方
などそれぞれ違いますから。

あくまでシステムインストール時に合成するわけで、ローカルでできたフォント
ファイルを頒布するわけでは無いですよね。合成したフォントを頒布するのと、
別ファイルを頒布し、インストール時に各種合成フォントをつくるのではライ
センスコンフリクトの可能性は異なるとかんがえたから、回避の可能性として申
し上げただけです。ライセンス問題は、内容をよく吟味し、技術的な回避方法も
含めて考えた方がいいということです。

架空の議論より、実際のライセンスを読む必要があります。

さて、SIL Open Font License は
http://scripts.sil.org/cms/scripts/page.php?site_id=nrsi&item_id=OFL

Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining
a copy of the Font Software, to use, study, copy, merge, embed, modify,
redistribute, and sell modified and unmodified copies of the Font
Software, subject to the following conditions:

と合成や埋め込みしての使用はOKとした上での制約があります。


5) The Font Software, modified or unmodified, in part or in whole,
must be distributed entirely under this license, and must not be
distributed under any other license. The requirement for fonts to
remain under this license does not apply to any document created
using the Font Software.

 ここが引っかかりますね…「全体として OFL1.1 で配布、他のライセンスで
 は配布するな」

確かにこれは刺があります。ただこれは配布のみの制約で、改変や使用に関しては、
フォント名を変える等をすれば問題無いですよね。

IPA Font License:読んでみました。

http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/index.html

「派生プログラム」と「デジタル・ドキュメント・ファイル」は分けて扱われています。
だから確かにPDF埋め込みで共存するからOKとはなりません。

第2条2項で:
受領者はコンピュータにインストールされた許諾プログラムをそのまま、または改変を
行ったうえで、印刷物およびデジタル・コンテンツにおいて、文字テキスト表現等とし
て使用することができます。

すでにパッケージかされているIPAフォントにDEPENDしてそれ以外のデーターと合成スク
リプトをパッケージすると、「オリジナルのIPAフォント」を「改変を行ったうえで」
ライセンス的に使用できますし、パッケージ自体は「オリジナルのIPAフォント」を含
まないので軽くなりますし、配布の条件もIPA Font Licenseに左右されませんので書き
やすいですよね。

ただ、「派生プログラム」の配布も2条7項で、3条の制約はありますが認めているわけで
合成してから配布しても、3条の制約をまもればそれもまったく問題無いですよね。

以上を合わせると、IPAライセンスの3条の制約がSIL Open Font License で配布すると守ら
れるかどうかです。これは難しいですね。つまり合成し配布はライセンスのコンパティビリ
ティーのため不可です。

一方、分けて配布し、ローカルで合成して使用はできるということです。

と言う理由で、どうも私のアイデアはそう悪くなさそうですね。

まずはDEPー5のファイルを作って見てください。
以下を参照下さい。

http://www.debian.org/doc/manuals/maint-guide/dreq.en.html#copyright
http://www.debian.org/doc/manuals/maint-guide/dreq.ja.html#copyright

ともに英語ライセンスがあるので、ローカルで合成するパッケージに関して
このファイルさえでき、その後これでも具体的コンフリクトがあるとの有効
な指摘が誰かからあり、あなた確認・議論したければ、copyrightファイルを
DEBIANーLEGALに投げるのでしょうが、。。。

青木


Youhei SASAKI

unread,
May 12, 2011, 8:39:24 AM5/12/11
to
青木様, 佐々木です.

# ご指導ありがとうございます...

At 12 May 2011 00:33:34 +0900,
"Osamu Aoki" <os...@debian.org> wrote:
>
- snip -
> まずはDEPー5のファイルを作って見てください。
> 以下を参照下さい。
>
> http://www.debian.org/doc/manuals/maint-guide/dreq.en.html#copyright
> http://www.debian.org/doc/manuals/maint-guide/dreq.ja.html#copyright
>
> ともに英語ライセンスがあるので、ローカルで合成するパッケージに関して
> このファイルさえでき、その後これでも具体的コンフリクトがあるとの有効
> な指摘が誰かからあり、あなた確認・議論したければ、copyrightファイルを
> DEBIANーLEGALに投げるのでしょうが、。。。

やってみます.
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