「てある」は,文献には「本がしまってある」のような自動詞だと説明されていることが多いですが,
実際には
「本をしまってある棚とか倉庫とか」
「傷薬をしまってあるキッチン」
「手持ちのバッグをしまってある布袋」
「どこに何をしまってあるかがわからない」
「シンクの下に油や調味料をしまってある」
など枚挙にいとまがないですよね。
この現象について扱っている研究を御存知ありませんか?
野島本泰
>この現象について扱っている研究を御存知ありませんか?
八亀先生と工藤先生の共著の『複数の日本語』(←でしたっけ? 正確なタイトルを忘れました)で地域的な変異として他動詞的な格フレームの「てある」構文を扱っています。
論文では、松本曜先生の下記の論文で扱っていたと記憶しています。ただし、触れる程度だったと思いますが。
Matsumoto, Yo (1990) On the Syntax of Japanese "Intransitivizing" -te aru Construction: Non-lexical Function Changing. CLS 26.
あと、下記の論文でも扱っていたかもしれません。
Tawa, Wako and Mineharu Nakayama (1995) Implicit arguments in Japanese potentials and resultatives. Canadian Journal of Linguistics 40. 423-440.
記憶頼りの話になってしまい恐縮です。
佐々木冠
p.s.
ところで、22日はどうします? 僕は22日の3時ごろ札幌の自宅に戻る予定です。
Kan Sasaki
ksa...@sgu.ac.jp
Sapporo Gakuin University
Bunkyo-dai 11, Ebetsu,
Hokkaido, 069-8555
Japan
http://ext-web.edu.sgu.ac.jp/ksasaki
ありがとうございます。
> 八亀先生と工藤先生の共著の『複数の日本語』(←でしたっけ? 正確なタイトルを忘れました)で地域的な変異として他動詞的な格フレームの「てある」構文を扱っています。
さっそく読んでみます。
> 論文では、松本曜先生の下記の論文で扱っていたと記憶しています。ただし、触れる程度だったと思いますが。
>
> Matsumoto, Yo (1990) On the Syntax of Japanese "Intransitivizing" -te aru Construction: Non-lexical Function Changing. CLS 26.
これは次のものとは違うんですか?
Matsumoto, Yo (1990) Constraints on the "Intransitivizing" resultative
-te aru Construction in Japanese.Japanese/Korean Linguistics, 269-283.
次のは難しそうだけど避けて通れませんね。
Tawa, Wako and Mineharu Nakayama. 1995. Implicit arguments in Japanese
potentials and resultatives. Canadian Journal of Linguistics/Revue
canadienne de linguistique 40(4): 423-440.
> p.s.
> ところで、22日はどうします? 僕は22日の3時ごろ札幌の自宅に戻る予定です。
あとで,メールを流しますね。西岡さんの到着時刻も分かりませんし。
野島本泰
>これは次のものとは違うんですか?
>
>Matsumoto, Yo (1990) Constraints on the "Intransitivizing" resultative
>-te aru Construction in Japanese.Japanese/Korean Linguistics, 269-283.
これは別な論文ですね。こちらでも他動詞的な格フレームの「てある」構文を扱っていたかもしれません。
佐々木冠