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JGGUGニュースレター Vol.10

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UEHARA Junji

unread,
Apr 28, 2010, 10:15:58 PM4/28/10
to jg...@googlegroups.com
/**
* JGGUG (Japan Grails/Groovy User Group) ニュースレター
*
* @volume 10
* @published 2010/04/26
*/

間が空いてしまいましたが、JGGUGニュースレター<第十号>をお届けします。
先週の仙台イベントは盛り上がったみたいですね。感想をいただけますとあり
がたいです。

このメールマガジンでは、Grails/Groovy 関連ニュースや技術的な記事、
JGGUGの活動報告等を、ほぼ月刊でJGGUGメンバ全員にお送りしています。

▼目次
* ヘッドラインニュース: Grails 1.3 RC2, Groovy 1.7.2, Griffon 0.3.0, GAE/J SDK 1.3.3
* イベントスケジュール
* 活動レポート QCon Tokyo 2010&Paul King氏特別講演
* G*なブロガー: わたなべさん
* Grailsプラグイン探訪: 第十回「QRCode Generator」(中野さん)

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■ヘッドラインニュース

* Grails 1.3 RC2 リリース
Grails 1.3 Finalにむけ、詰めの段階へ。

▽山本さんのまとめ
http://d.hatena.ne.jp/mottsnite/20100423/1272029210

* Groovy 1.7.2
メンテナンスリリースです。

▽リリースノート
http://docs.codehaus.org/display/GROOVY/2010/04/07/Groovy+1.7.2+released

* Griffon 0.3.0 - "Leopardus pardalis"

Groovy 1.7.1対応、nativeライブラリサポート、スレッドオプション、i18nプ
ラグイン、などなど。Griffonでは「Springプラグイン」でSpringをサポート
するんですね。

▽公式ページ
http://griffon.codehaus.org/Griffon+0.3

* Google App Engine SDK for Java 1.3.3リリース

▽リリースノート
http://code.google.com/p/googleappengine/wiki/SdkReleaseNotes
▽公式ブログ
http://googleappengine.blogspot.com/2010/04/app-engine-sdk-133-released.html
▽song of cloud
http://songofcloud.gluegent.com/2010/03/sdk-132.html
(by 上原)
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■イベントスケジュール

▼JGGUGの公開Googleカレンダー!購読して最新情報をチェック!
http://www.google.com/calendar/embed?src=amdndWcub3JnX3EyamlrYW8yZTJjaW44azlwM2lzMGllMGJzQGdyb3VwLmNhbGVuZGFyLmdvb2dsZS5jb20

(by 上原)

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■活動レポート QCon Tokyo 2010&Paul King氏特別講演

先週、InfoQが主催するカンファレンスQCon Tokyo 2010が行われ、我がJGGUG代
表山田さんが「言語, 認知, 領域からのソフトウェア構築 - Grailsをベースと
して」と題して、ソフトウェア開発について講演されました。

また、JGGUGとして目の離せないところとして、同カンファレンスにおいて、
Groovyのコアコミッターであり、Groovy In Action原著の共著者であるPaul
King氏が「Groovyによるテスティング」について講演なさいました。JGGUGでは
今回、Paul King氏の来日に合わせて、その前日に渋谷のIBMさん渋谷オフィス
にて特別講演「Groovy Power Feature」を開催しました。

これらについて簡単にレポートします。

* 「言語, 認知, 領域からのソフトウェア構築 - Grailsをベースとして」

山田さんの発表は、「ソフトウェア開発」をプロセスや認知といった面を含め
て総合的な知的活動として捉える立場からの論でした。まず、ソフトウェア開
発における全ての活動、すなわち(1)要求を聞き出して、(2)仕様化し、(3)設計、
(4)実装していく・・といったすべての過程は、「ことば」を中心としている、
という指摘がなされました。その過程の前半では「認知的言語」が、後半では
「生成的言語」が主に用いられます。この2つの言語は「ことば」の使い方の
両端であって、連続的かつ相補的なものだそうです。

で、私の読み取ったところによれば、この前半の過程は言語(適切な語彙、
文法、フレームワーク)を作っていくわけですが、これは、GroovyとかでDSL
を作ることに対応します。後半は作られたDSLやGrailsプラグインで実際の
アプリケーションを作っていくことに対応します。ここで、前半と後半を
より効果的に連動させるというのが、DSL指向開発ないしGrailsが実現し
ているようなことを意味するのかなと思いました。発表はもっと深くて
広いものなので、是非以下の発表資料などを参照ください。

▽スライド
http://bit.ly/am2RpK

* "Groovy Power Feature"

Paul King氏の「特別講演会」の発表です。前半はGroovyの紹介でいかにコンパ
クトにJavaに相当する事が書けるか、またそれによってコードの「意図」が明
らかになるか、といったことが示されます(まあこのニュースレターの読者諸
兄においてはご承知の事ではありましょう)。AST変換によって、たとえば、
"Effective Java"で示された、Javaのバッドノウハウの金字塔ともいえる
Immutableパターンが、@Immutable一つで利用できると言った事が紹介されまし
た。他にもいろいろなお話があり、たとえば細かい話として、Groovyでは

hoge a, {}

は、aとクロージャ{}を引数とするメソッドhogeの呼び出しと見なされるが、

hoge b {}

は、文法上許されません。しかしBDDフレームワークのSpockでは一端文字列と
して受け取ってカンマを補うような処理をAST変換で行っている、といったDSL
にこだわる人のための細かい話がありました(なお、GEP 3というプロポーザル
があって、将来のGroovy(1.8?)ではAST変換しなくても処理できるようになるそ
うな)。

* "How to make your testing more Groovy Alternate"

Groovyの各種テストツールやライブラリ、そしてテスト技法の紹介でした。様々
なツールを紹介の上(Cucumber, Spock, Selenium, Watiji, Tellurium,)で、
Groovyに代表されるスクリプト言語をテストに用いる事で、自動的に組み合わ
せを生成するなどの可能性が開ける点を示唆されていました。

Paul Kingさんは、大変気さくな方で、質問に答えてくれたり、懇親会などで色々
とお話をしてくれ、ご同伴されたお二人のご令嬢とともに我々を魅了したもの
でした。

▽スライド
http://www.slideshare.net/paulk_asert/groovy-power-features

▽写真
http://picasaweb.google.com/kazuchika/PaulKing

▽PaulさんによるPhotos from Japan
http://bit.ly/9b3t7A

▽関連リンク
http://www.jggug.org/news/paulkingtalk
http://qcontokyo.com/speaker_PaulKing.html

(by 上原)
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■G*なブロガー: わたなべさん

こんにちは「ものすごいハイウエスト日記」という駄文を書かせていただいて
いるわたなべと申します。

このたび「G*なブロガー」というご紹介をいただきまして、僭越ながら寄稿さ
せていただいております。どこの馬の骨かと思われるかもしれませんがしばし
お付き合いいただければと思います。

* 「ものすごいハイウエスト日記」について

まずはある方の発言の引用から

---
So, this blog opened May 3rd, 2007. Before this, I had a blog
covering the Ruby language: RedHanded. I really enjoyed that place!
But there are lots of Ruby weblogs now. And no art-code blogs. So,
that did it. I still use Ruby and C for everything. But there are
so many sensational things in the Smalltalk and Haskell
kingdoms. And even in Java!
---

この言葉はrubyコミュニティで非常に多くの成果を残したwhy the luck stiff
さん(以下_whyさん)の言葉です。

_whyさんはそれまでピュアな技術系情報中心のウェブログを公開していたので
すが、その更新を突然休止してこの言葉とともに「アートのためのコード」あ
るいは「コードのなかのアート」をテーマとする新たなウェブログをはじめま
した。

じぶんはこのことにたいへん感銘を受けました。

技術そのものの情報であれば数多あるページをうまくググって得ることができ
ます。そこで得られなかった情報もこれまた数多ある活発なコミュニティやメー
リングリストで情報を得ることもできます。この_whyさんの言葉とともに書か
れたhackety.orgでは純粋な技術のまわりにふわふわと浮かんでいるものをつか
まえて_whyさんなりの解釈をしているように思えました。そういえばそういう
サイトってあんまり無いかもなーとも思いました。

そこで「思いつきベースのウェブログをじぶんでもやってみよう」と思い、ヘ
ンな名前のウェブログをつけだしたというわけです。なので正直じぶんの書く
ものには技術的に役に立つものはほぼ皆無だと思います。じぶんなりにテクノ
ロジーのまわりにふわふわ浮かんでいるものをつかまえてる様を「こいつバカ
だな」と見ていただければ本望です。この世界のどこかにいるどなたかの発想
の刺激になればとアウトプットし続けている次第です。多過ぎるアウトプット
に対して各自のフィルタ。まさにインターネットの大原則に沿っているわけで
すね。

* G*っぽい話

じぶんは元々Javaをベースとしたprocessing.orgというinteraction,
visualizationのための環境で「何か」をカタチにしたりしていました。あると
き即興でprocessing.orgでコーディングするという機会があり「もっとカンタ
ンにlivecodingできるような環境があればいいのにー」というところから
Groovyでprocessing.orgを叩くというところへ行きつきGroovyとの付き合いが
はじまったという次第です。

いまはメインでの環境がOSX10.6でQuickTime For Javaをブリブリ使う
processing.orgでは苦労が絶えないのですが、現状以下のような「grocessing」
というシェルスクリプトのなかでなんとかGroovyとprocessing.orgは仲良くやっ
ています。

#!/opt/local/bin/zsh
export JAVA_OPTS='-d32';groovy $1

* いま注目しているモノ

いまはClojureが楽しくてたまりません…(ホントすみませんw)

それとまとまった時間が取れずにまだ詳しく見ることができていないのですが
「mobl」というモバイル(web)アプリケーション生成DSLがひじょーに気になっ
ています。

http://github.com/zefhemel/mobl

つい最近作者の方がスクリーンキャストを公開されて、ますます気になってい
るところです。moblのコードを見て、一瞬Groovy実装かと思ってしまいました。

http://zef.me/3117/mobl-screencast-1-todo-application

* 最後に

おそらく業務のなかでJavaに触れていてGroovyへという方が多いかと思います
が、じぶんのようなアプローチからGroovyへきたやつもいるんだと知っていた
だければと思います。

なにかおもろそうなことがありましたらお気軽にお声をおかけください。よろ
しくおねがいいたします。

▽ものすごいハイウエスト日記
http://d.hatena.ne.jp/nbqx69/
▽Twitterアカウント
nbqx

(by わたなべ)
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■Grailsプラグイン探訪: 第十回「QRCode Generator」

今回はQRコードのイメージを手軽に生成できるQRCode Generatorプラグインを
ご紹介します。特徴は使い方が非常にシンプルである点です。

GSPに<qrcode:url />と書けば、そのページへのURLに対応するQRコードが自動
的にインライン表示されます。また、<qrcode:image text="Hello World!"/>
と書けば、生成されたQRコードの画像イメージがそこにインライン表示され
ます。

FAQのページにもっと詳しい情報が載っていますので、GrailsアプリでQRコード
利用を検討している方は是非チェックしてみてください!

といいながらも、バージョンはまだ0.1で、バギーなところがまだまだ残ってい
る様子(※)。即戦力ではないものの、今後の成長が楽しみなプラグインという
ことで、若干トーンダウンしつつもご紹介しておきます。

※実は肝心の <grcode:image> については正常動作を確認できませんでした・・・。

▽QR Codeプラグイン
http://www.grails.org/plugin/qrcode
(by 中野)

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// JGGUG ニュースレター Vol.10
// 発行元: 日本 Grails/Groovy ユーザーグループ (http://www.jggug.org/)
// 編集担当: 上原
// バックナンバー: http://grails.jp/wiki/display/newsletter+archive
// Copyright 2009,2010 JGGUG - 再利用は Creative Commons ライセンスによります:
// http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/
// お問い合わせ、ご意見等は newsletter[at]jggug.org までお願いします。

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