rose(仮名)
「どちらさまでしょうか?」
刑事
「ロス市警のものですが」
確かに玄関には身分証を見せる私服の刑事らしい男と、
数人の制服警官がいた。
刑事
「御主人、いらっしゃいますよね?」
rose(仮名)
「は、はい」
夫を呼ぼうと振り返ったrose(仮名)の後ろに彼はいた。
愛娘のAika(仮名)を抱いた彼の表情は、しかし青ざめ
て硬かった。あなた、いったい何が、と言おうとしたrose
(仮名)をわきに退かせると、汚れたコートを着た刑事
が言った。
刑事
「SuDaRe(仮名)ですね? 業務上過失知己の容疑で
逮捕します。」
roseが驚いて振り向くと、警官達は既に口径38のリボル
バーをSuDaRe(仮名)に向けて構えていた。拳銃を目に
して泣き出したAika(仮名)を、rose(仮名)は思わず
抱き上げた。
rose(仮名)
「あ、あなた…、」
SuDaRe(仮名)
「大丈夫だ、きっとなにかの間違いだ。心配しなくて
もいい、ちょっと出かけて来るから、Aika(仮名)
をたのむ。」
照れたような笑みを浮かべながら、そういい残す夫の言
葉には、力がなかった。
いつのまにか家の中にあがり込んでいた警官達が「japan.*
エソカイlog」の束を鷲づかみにして出て行く姿を見送り
ながら、rose(仮名)は呆然とカステラを齧るのだった。
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「そうそう、もうひとつだけ」は無しです。あしからず。
(困)惑(当)惑・・・お花を踏まないで!
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ゎ- ヽ|〃 ヽ|〃 ゎ-
し(ヮ・し)-右往 (ノ・ヮ・)ノ-左往 (C)CRUELさん
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