適切な手段さえあれば誰でも主張し、評価を受けることのできる空間がある。
そこでは、常連であれ初心者であれ、間違った主張をすれば批判を受け、正し
い主張をすれば正しいと評価される。
何が正しく何が間違っているのかは個人個人が決定し、おのれの評価基準で批
評すればよい。
そのような評価基準の集積が「民意」を形成する。
そこでは、おどろいたことに、合意形成の明確な方法さえ規定されていない。
方法を定めず、直接「民意」を問い、それが「民意」であることを納得させる
のである。
そのような空間で、自分の主張を「民意」に反映させるためには、理を持って
読者を説得するのが最も効率がよい。
この空間は言葉だけの空間なので、煽動は非常に難しいのだ。
ここで、説得する相手が読者であることは、特に注意を促しておく。
「民意」を形成するのは、直接の議論相手だけでなく、全ての読者なのだから。
これは、民主主義が最もドラスティックな形で発現したものと言えないだろう
か?
少なくとも独裁主義とは対極にあることは確かである。
--
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ. K
KG k...@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
# むしろ、アナーキズム?