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隠居とテレビ/ほんまもん

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余丁町散人

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Oct 4, 2001, 1:55:19 AM10/4/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
隠居はひまなので毎日テレビを見ている。一日5時間ぐらい見てるかも知れない。朝
から風呂に入り、ネットニュースを読み、新宿の街の「定時巡回」をして、荷風を読
み、その間にテレビを見る。いいもんですよ。もっと早く隠居するんだった。世の中
の奥さん連中っていい生活してたんだなあと実感してます。

家の仕事もしますが、家の中の仕事というのは、元企業戦士の能率をもって手早くや
れば、一日一時間もあればじゅうぶん出来る仕事量ね。女どもはわざとゆっくりやっ
ていたということが、今になってわかった。隣の専業主婦の奥さんなんて週一度の掃
除をわざと日曜日にやっているの。亭主に家事はたいへんとデモンストレーションす
るためだろうね。お父さん、騙されては駄目ですよ。

そこでテレビだけど、今度のNHK朝ドラ「ほんまもん」は、まだまだエンジンがか
からないね。9月までの「ちゅらさん」(東京局)が良すぎたのかもしれない。大阪
局の朝ドラはいつもいまいち。まだ始まったばかりなので決めつけるのは早いけど。
でも舞台となっている熊野の風景は、まだ行ったことがないのでとても興味深い。散
人は阪神間生まれだけれど阪神間からでも熊野はなかなか行けるところではない。ま
あ秘境ですね。

あんな不便なところにとても立派な神社がある。どうしてあんな不便なところに立て
たのだろう、天皇家との関係はどうなのかと前から気になっていたんだけど、たまた
ま日本書紀の現代語訳を読んでいたら、神武天皇がえらく熊野にはお世話になってい
たことがわかった。熊野住人が神武天皇の「やまと征服戦争」での功労者ナンバーワ
ンだったのです。立派なお宮を建てるわけだ。

すなわち神武天皇45才の時に「東の方に美しい国がある」とのお告げをうけ「自ら
水軍を率いて」東征する。いろいろあるんだけど2月にはようやく浪速の岬に上陸。
4月には龍田(奈良県王子町辺)まで進軍するんだけど、強い抵抗にあい立ち往生す
る。天皇は考えて「自分は日神の子孫なのに日に向かって軍をすすめた。これは天の
道に背いている。いったん負けたふりをして退却しよう」といって海まで退却し、ま
た船に乗って南に行くの。いわゆる転進ね。いろんな港にはいるのだけど、どこでも
土着の人にやられてしまい、とうとう熊野の港までたどり着く。時期は6月。ところ
がここで長戦の疲れから兵隊たちはみんな病気になってしまい、皇軍は動けなくなる。
絶体絶命。

ここで現れたのが熊野の高倉下(たかくらじ)という人。この人は夢の中でアマテラ
スから神武を助けろをの啓示を受けたといって神武天皇に協力するの(ご飯をあげた
りしたんでしょうね)。たちまち兵隊の病気が治り、皇軍は再び元気になって熊野か
ら北に向かう。山また山で道がわからない。カラスが出てきて道案内をする(散人は
「カラスの恩返しは聞かない」と書いたことありますが、訂正。やっぱり役に立つの
だ。これも高倉下の配下の人でしょうね)。奈良県宇陀郡での戦いにかろうじて勝ち、
吉野に入り、その後いろいろあるのだけど、最終的に大和盆地を完全に征服する、と
いうお話。

熊野神社は何でえらいのかよくわかった。壬申の乱でも窮地に陥った天武天皇は吉野、
熊野に逃げてそこで体勢を立て直すものね。行けば元気が出る場所なのです。散人も
行ってみよう。

ということで勉強になりました。隠居の時間の過ごし方の一例です。また「ほんまも
ん」も見てあげましょうね。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


for LTE

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Oct 4, 2001, 5:39:58 AM10/4/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
「ほんまもん」は最初の奴を見て、おやっこれも悪くないなと思ったが、そのあと何
かの理由で見忘れても、前の「ちゅらさん」のようにシマッタとは思わないのが不思
議です。確かに景色は好いので、気が付いた時に見て、絵の種になりそうな奴をスク
リーンからコピーして使ってやろうと考えとります。

内儀サン連中の非能率は仰せの通り、残業代を稼ぐ為に昼間はチンタラやっている不
能事務員と同類です。洗濯などもドレスシャツ、下着、靴下など混載で毎日洗濯機を
回しておる。小生外国で下宿中は、少なくとも上物と下物に別けて週に二三回やって
ましたよ。汗などが乾くと洗い難いから毎日やらにゃならぬとか御託をならべるが、
何の水をいれて置けば済む話で、毎日洗濯大変だ、と言うためにやっとるだけの話。

日本書紀・古事記その他の古典を読むのは好い事です。小生は優先順序で読まないが、
時間があれば古事記は読んで見たいと思っている。カラス道案内の一件は、小生も聞
いた事がある、確か共産党シンパだった中学の国語教師だ。

このカラスが何時の間にか鳶(鵄)になり、金鵄勲章になってしまったのは、何処で
何時誰が如何したのか、調べて見ると面白いかも。(私はできませんが)・・LTE

Yasuhiro Endo

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Oct 4, 2001, 6:31:33 AM10/4/01
to
余丁町散人 <naoyuki_...@mac.com>さん記述。 news:B7E228D6.52CA%naoyuki_...@mac.com...

> 隠居はひまなので毎日テレビを見ている。一日5時間ぐらい見てるかも知れない。朝
> から風呂に入り、ネットニュースを読み、新宿の街の「定時巡回」をして、荷風を読
> み、その間にテレビを見る。いいもんですよ。もっと早く隠居するんだった。世の中
> の奥さん連中っていい生活してたんだなあと実感してます。

羨ましい限りです。石川英輔やギッシングを読むに付け早く若隠居したいものだと常々
思っていますが、定年まではしがないサラリーマン生活を続ける他ない遠藤です。
ですが、安月給の分だけ暇?なので御隠居と同じくらいの時間はTVは観ているようで
す。(CATVを録画してCMを飛ばしながらですが。)

> 家の仕事もしますが、家の中の仕事というのは、元企業戦士の能率をもって手早くや
> れば、一日一時間もあればじゅうぶん出来る仕事量ね。女どもはわざとゆっくりやっ
> ていたということが、今になってわかった。隣の専業主婦の奥さんなんて週一度の掃
> 除をわざと日曜日にやっているの。亭主に家事はたいへんとデモンストレーションす
> るためだろうね。お父さん、騙されては駄目ですよ。

ガーデニングやDIYに手を出さなければ御説の通りですね。

> 熊野神社は何でえらいのかよくわかった。壬申の乱でも窮地に陥った天武天皇は吉野、
> 熊野に逃げてそこで体勢を立て直すものね。行けば元気が出る場所なのです。散人も
> 行ってみよう。

平成の世は史上2度目の安部清明ブームだそうですが、新趣向で岡野玲子のマンガ「安陪
清明」を読まれてはいかがでしょうか?熊野について面白い旅が描かれています。

遠藤

for BATA

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Oct 4, 2001, 10:06:24 AM10/4/01
to 大畑 博, 江村 高志, 加藤 保弥
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.4 2:55 PM:

> そこでテレビだけど、今度のNHK朝ドラ「ほんまもん」は、まだまだエンジンがかか
> らないね。9月までの「ちゅらさん」(東京局)が良すぎたのかもしれない。大阪局の
> 朝ドラはいつもいまいち。まだ始まったばかりなので決めつけるのは早いけど。
>

朝のNHKドラマ。殆ど継続的に見ていないので(現役時代と同じです)ナントも言
えません。「ちゅらさん」主役の娘さんの明るさが、現代離れ?していましたよね?
「ほんまもん」今日が4回目ですよね? 未だ見ていないのです。理由:起床が6時半。
朝食が7時。新聞に目を通して、8時から「歯磨き」と「髭剃り」。それで見られない
のです。土曜日だけは、髭剃り」が遅いので、見られます、否見ています。

> たちまち兵隊の病気が治り、皇軍は再び元気になって熊野から北に向かう。山また山で
> 道がわからない。カラスが出てきて道案内をする。
>
カラス。神武天皇を助けたのは確か「ヤタノカラス」では無かったですか? 足が三
本でしたっけ? サッカーの日本代表チームのマークになったヤツ?  

突然ですが、落語の世界には「三枚起請」と言う噺があります。遊女が客に「年季が
明けたら夫婦になります」と約定を書いたそうで、その紙は「熊野の牛王」の宝印の
ある特別なものだったそうです。この紙に起請文を書くと「熊野のカラス」が三羽死
ぬと言われたそうです。 

(落語では、この約定をお互い知り合いの3人がき喜瀬川オイラン・・・落語ではお
馴染みの花魁です・・・に貰ったのが判って、文句を言いに行く。そこで「お前はそ
んなにカラスを殺してどうし様と言うんだ」と詰め寄ると、花魁「朝寝がしたい」。)
 

昔の江戸では、鶏の「こけこっこ―」よりカラスの「かー」で夜が明けたようですか
ら、今と変わりませんね。この間お話した映画「幕末太陽伝」。石原裕次郎の役は高
杉晋作でした。慶喜が大坂へ行く時だったか、逃げ帰って来た時だったか忘れました
が、群集の中から「いよっ! 征夷大将軍!」と声を掛けたと言う伝説が有りますが、
彼の伝説に「三千世界(仏教の三千大世界です)のカラスを殺し、主と朝寝がしてみ
たい」と言う都都逸が有ります。

またまた、真面目な話にクダラナイ話で申し訳ない。  ・・・BATA

余丁町散人

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Oct 4, 2001, 9:42:10 PM10/4/01
to 大畑 博, 江村 高志, 加藤 保弥
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.4 11:06 PM:

>> 余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.4 2:55 PM: たちまち


>> 兵隊の病気が治り、皇軍は再び元気になって熊野から北に向かう。山また山で道がわ
>> からない。カラスが出てきて道案内をする。
>>
> カラス。神武天皇を助けたのは確か「ヤタノカラス」では無かったですか? 足が三本
> でしたっけ? サッカーの日本代表チームのマークになったヤツ?  
>

そうです。「ヤタノカラス」と書いてありました。野鳥図鑑を見たのですが載ってお
らず面倒くさいので「カラス」としました。散人はいつもアバウトなのであります。

ちなみにカラスにもいろいろあるのですぞ。カケス、ルリカケス、オナガ、カササギ、
ホシガラス、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ワ
タリガラス(以上日本で観察できるカラス科の鳥)。三本足のカラスは探したけれど
見あたりませんでした。やはり日本書紀は当てにならないのであります。

> 突然ですが、落語の世界には「三枚起請」と言う噺があります。遊女が客に「年季が明
> けたら夫婦になります」と約定を書いたそうで、その紙は「熊野の牛王」の宝印のある
> 特別なものだったそうです。この紙に起請文を書くと「熊野のカラス」が三羽死ぬと言

> われたそうです。 ・・・・・「お前はそんなにカラスを殺してどうし様と言うんだ」
> と詰め寄ると、花魁「朝寝がしたい」。
>
ひひひ、落語はやっぱりいいですな。もっとも「起請文を書くだけ」ではカラスは死
なず、神仏に起請文を書くのに「嘘偽りがあって」はじめてカラスが三羽死ぬようで
す。

東京のカラス撲滅のため、みんなして嘘の起請文を書いて明治神宮に持って行こう。

ちなみに唐沢孝一というひとの調査では(16人がかりでまる一日かけてカウントし
たそうな)、東京のカラスの数は、明治神宮4000羽、自然教育園2000羽、そ
の他日比谷公園や上野公園、皇居で1000羽、総数7000羽。一番広い緑地であ
る皇居に意外に数が少ない理由は「よくわからない」とのこと。

起請文と関係あるのかしら。「主と朝寝がしてみたい~~」

--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


余丁町散人

unread,
Oct 4, 2001, 10:39:52 PM10/4/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
Yasuhiro Endo at 31101...@jcom.home.ne.jp wrote on 2001.10.4 7:31 PM:

> 羨ましい限りです。石川英輔やギッシングを読むに付け早く若隠居したいものだと常々
> 思っていますが、定年まではしがないサラリーマン生活を続ける他ない遠藤です。
>
先週、久世光彦の『蕭々館日録』を読みました。帯に「<蕭々館>で夜ごとくりひろ
げられる、最後の<高等遊民>たちの幸福なひととき」とあります。芥川、菊池寛、
小島政次郎たちが「くだらない話」で連日盛り上がり、それを麗子という「猫役」が
観察するという趣向。

なかで「漱石先生の時代じゃあるまいし、仕事を持って忙しい人たちが毎日馬鹿な時
間つぶしをして・・・」とのような麗子観察がありました。大正時代に、漱石の時代
の「代助型の高等遊民」は「仕事を持ちながらの高等遊民」に変化したようです。

明治までは戻れなくとも、せめて大正時代に戻るのが、日本人の幸せ?

>> 家の仕事もしますが、家の中の仕事というのは、元企業戦士の能率をもって手早くや
>> れば、一日一時間もあればじゅうぶん出来る仕事量ね。
>>

> ガーデニングやDIYに手を出さなければ御説の通りですね。
>
そう、あれは真面目にやれば時間がかかる。「隠居と庭いじり」について、そのうち
ご報告します。聞くも涙、語るも涙。

> 平成の世は史上2度目の安部清明ブームだそうですが、新趣向で岡野玲子のマンガ「安
> 陪清明」を読まれてはいかがでしょうか?熊野について面白い旅が描かれています。
>

マンガもそれほど嫌いじゃないですが、あまり読んでない。いま本を入れてある拙宅
の物置を調べると、それでも、『つげ義春選集』、杉浦日向子の二三冊、青木雄二
(これはたくさん)、後は『少年ケニヤ』、『大平原児』〔たからもの〕などがあっ
た。けっこう読んでると言うべきか。つげ義春は例外的に大好き。岡野玲子は一度試
してみます。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


余丁町散人

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Oct 5, 2001, 10:49:31 AM10/5/01
to
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.5 11:39 AM:

> マンガもそれほど嫌いじゃないですが、あまり読んでない。いま本を入れてある拙宅
> の物置を調べると、それでも、『つげ義春選集』、杉浦日向子の二三冊、青木雄二
> (これはたくさん)、後は『少年ケニヤ』、『大平原児』〔たからもの〕などがあっ
> た。けっこう読んでると言うべきか。つげ義春は例外的に大好き。岡野玲子は一度試
> してみます。

いま吾輩の投稿を読み返してみたがと、一番好きなマンガを入れるのを忘れていた。
西原理恵子。彼女のマンガはほとんど全部買っている。むかし週刊朝日を読んでいた
が、けしからん朝日の編集部が西原の『恨ミシュラン』を連載中止に追い込んだので、
以来週刊朝日は買わないことにしている。最近ちょっと荒れてきたようではあるが、
がんばって欲しいな。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


for BATA

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Oct 5, 2001, 11:05:28 AM10/5/01
to
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.5 10:42 AM:

> 東京のカラス撲滅のため、みんなして嘘の起請文を書いて明治神宮に持って行こう。
>
> ちなみに唐沢孝一というひとの調査では(16人がかりでまる一日かけてカウントした
> そうな)、東京のカラスの数は、明治神宮4000羽、自然教育園2000羽、その他
> 日比谷公園や上野公園、皇居で1000羽、総数7000羽。
>

都内だけで7000羽。近県を含めるとなると、通勤圏だけでも想像出来ませんね。
ここは、誓紙を書いて(さて、どんな嘘・偽りにするか)明治神宮へ(ここでも良い
のかな?)持って行きたくなりますね。   BATA

for BATA

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Oct 5, 2001, 9:10:59 PM10/5/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.4 11:06 PM:

> 昔の江戸では、鶏の「こけこっこ―」よりカラスの「かー」で夜が明けたようですから
> 、今と変わりませんね。
>

ヒヨドリが拙宅に帰ってきました。夏の間カラスに駆逐されたか姿が見えなくなって
いたのですが、今朝は、あの「ぎゃーぎゃー」というヒヨドリの鳴き声で目が覚めま
した。見るとあのボサボサ頭が数羽おるではありませんか。いよいよ秋ですね。

新宿の良いところは歌舞伎町などの繁華街や、一丁目、二丁目、三丁目などの散策向
グランブールバールのすぐ近くに、緑がけっこう残っていることです。つい最近まで
は、信濃町で養蚕業を経営している人も居ました。こんなところでよく養蚕業が成り
立つなと思うのですが、新宿のミツバチの単位面積あたりの生産性は日本一、花の咲
く樹が多いので、山間部で養蜂をやるより生産性が上がるとのことでした。

ともあれ、カラスの「カー」で夜が明けるのも江戸風で風流ですが、ヒヨドリの「ギ
ャー」で目が覚めるのは、やっぱりいいもんです。散人の猫も興奮しています。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


for BATA

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Oct 5, 2001, 9:29:44 PM10/5/01
to 大畑 博, 江村 高志, 加藤 保弥
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.4 11:06 PM:

> 朝のNHKドラマ。殆ど継続的に見ていないので(現役時代と同じです)ナントも言え
> ません。「ちゅらさん」主役の娘さんの明るさが、現代離れ?していましたよね?「ほ
> んまもん」今日が4回目ですよね? 未だ見ていないのです。理由:起床が6時半。朝食
> が7時。新聞に目を通して、8時から「歯磨き」と「髭剃り」。それで見られないのです
> 。土曜日だけは、髭剃り」が遅いので、見られます、否見ています。
>

「ほんまもん」も徐々にエンジンがかかりつつあります。主人公はどうも将来は料理
人になるみたいね。若いくせして魯山人の本なんか読んでるもの。

ご飯を家族でいっしょに食べるシーンが多い、というのが今のところの印象。それも
半端じゃないしっかりした食べ方で。最近のテレビドラマの食事シーンは変に上品に
なってしまったのですが、「ほんまもん」は、むかし林芙美子の『めし』をテレビ化
したものを見ていたことがありますが、あんな感じでみなさん「健康的に」食事をな
さります。いいですね。

熊野の過疎化が問題になっています。佐藤慶が公民館で「子供が親の職業を継げる環
境整備が大切だ」とぶちますが、子供が村を離れるのは経済的理由ばかりじゃないで
すよ。佐藤慶みたいな家長のもとに抑圧され、まるでプライバシーがない生活が、現
代人には耐え難いのです。「このは」ちゃんは新宿に来ればよいのにね。

「ほんまもん」は衛星テレビで7時半から、総合テレビで8時15分からと昼の12
時45分から、それでも見逃した場合は土曜日に一週間分まとめて再放送があります。
バタ師匠も、ひげ剃りは適当にしてご覧になれば?
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


for LTE

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Oct 5, 2001, 9:50:21 PM10/5/01
to
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.5 10:42 AM:

> もっとも「起請文を書くだけ」ではカラスは死なず、神仏に起請文を書くのに「嘘偽り

> があって」はじめてカラスが三羽死ぬようです。
>
> 東京のカラス撲滅のため、みんなして嘘の起請文を書いて明治神宮に持って行こう。
>
だから、余丁町の隠居は ナイーブ だって言うの。

「嘘偽りのない起請文」があると思ってるのかね。千に三つは愚か、萬に一つももあ
りはしない位、判りそうな物ですがね。分かってながら、自分のだけは嘘偽りなしと
皆思いたがる訳よ。   ・・・LTE

余丁町散人

unread,
Oct 5, 2001, 10:04:37 PM10/5/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.6 10:50 AM:

>> もっとも「起請文を書くだけ」ではカラスは死なず、神仏に起請文を書くのに「嘘偽
>> りがあって」はじめてカラスが三羽死ぬようです。
>>
>> 東京のカラス撲滅のため、みんなして嘘の起請文を書いて明治神宮に持って行こう。
>>
> だから、余丁町の隠居は ナイーブ だって言うの。
>
> 「嘘偽りのない起請文」があると思ってるのかね。千に三つは愚か、萬に一つももあり
> はしない位、判りそうな物ですがね。分かってながら、自分のだけは嘘偽りなしと皆思
> いたがる訳よ。   ・・・LTE
>

はい。反省しますです。そのへんの機微には、散人はまだまだ修行が足りぬので、疎
い。だが今となっては、修行をしたくとも・・・いろいろ無理がある。覚らぬうちに
終わりそうである。無念。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


余丁町散人

unread,
Oct 5, 2001, 11:17:41 PM10/5/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥

Re: 隠居とカラス/ヒヨドリ <B7E48933.5453%nao...@tm.kcom.ne.jp>
Re: 隠居とテレビ/ほんまもん <B7E48D98.545A%nao...@tm.kcom.ne.jp>

この二つの投稿は 発信人「for bATA」で出ているけれど、「余丁町散人」の投稿で
す。BATAさんからのメールをグループに転送してから、設定をもとに戻すの忘れ
てました。あいからわず散人はいいかげん。訂正します。

BATAさんは別名「江戸博士」。LTE師匠と同じく古典落語を始めとして江戸風
俗にとてもお詳しい。コメントなど「for BATA・・」にお寄せいただくとご本人に転
送することになっています(LTE師匠宛は「for LTE・・」)。両師匠に直接この
ニュースグループに参加していただくようにお願いしているのですが、当面はこの転
送スタイルとなります。御寛恕こう。

---
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


for LTE

unread,
Oct 6, 2001, 3:09:26 AM10/6/01
to
例により、御期待に応えて、アラ探しと博学自慢を致します。

for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.6 10:10 AM:

> ヒヨドリが拙宅に帰ってきました。夏の間カラスに駆逐されたか姿が見えなくなってい
> たのですが、今朝は、あの「ぎゃーぎゃー」というヒヨドリの鳴き声で目が覚めました
> 。見るとあのボサボサ頭が数羽おるではありませんか。いよいよ秋ですね。
>

(夏の間カラスに駆逐されたか)がなければ名文ですがカラスに駆逐された訳ではあ
りません。。鵯は渡り鳥でして五月頃になると、カラスに追われなくても。勝手に居
なくなるのです。何処に行くかは知りませんが、北の方へ行くのは確かです。

> 新宿の良いところは歌舞伎町などの繁華街や、一丁目、二丁目、三丁目などの散策向グ
> ランブールバールのすぐ近くに、緑がけっこう残っていることです。つい最近までは、
> 信濃町で養蚕業を経営している人も居ました。こんなところでよく養蚕業が成り立つな
> と思うのですが、新宿のミツバチの単位面積あたりの生産性は日本一、花の咲く樹が多

> いので、山間部で養蜂をやるより生産性が上がるとのことでした。
>
左様、林芙美子が終の棲家として建てた家が、記念館となって中井二丁目にある筈で
すが、樹木に囲まれています(写真を見るとね)。何でも、この横の「四の坂」は両
脇の家の木々が緑影を落とし、都心を忘れる程なんだそうです。

> ともあれ、カラスの「カー」で夜が明けるのも江戸風で風流ですが、ヒヨドリの「ギャ
> ー」で目が覚めるのは、やっぱりいいもんです。散人の猫も興奮しています。
>

取っ捕まえて、「ヤキトリ」にされては如何。焼鳥の最上級は鶫(つぐみ)ですが、
鵯も肉が多く(やや硬めだが)結構いけるのです。猫殿もお悦びと存ずるが。

・・・ LTE

for LTE

unread,
Oct 6, 2001, 3:17:42 AM10/6/01
to
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.6 10:29 AM:

> 「ほんまもん」も徐々にエンジンがかかりつつあります。主人公はどうも将来は料理人
> になるみたいね。若いくせして魯山人の本なんか読んでるもの。
>

北大路魯散人の書いた物は弟子だった平野雅章(昭和8年生れで、愚生と3才しか違
わぬ)の編で中公文庫に3冊ある。魯散人陶説・魯散人味道・魯散人書論。料理を盛
る皿・鉢は料理の衣服のようなものだが、器に配慮しないのは料理人の恥とて、自分
で窯を築いて陶器を焼いていた。正にほんまもん。阪急・宝塚線「曽根」駅のすぐ横
に「星が岡茶寮」関西の焼け跡があった。(「星が岡茶寮」は、永田町辺に開いた魯
散人の店)伊丹の飛行場空襲の序でに爆弾を落としたらしい。、関西の軍部首脳やら
お偉いさんが出入りしていたのを米軍間諜は通報していたなと判る。(愚生じゃない
よ、当時未だ国民学校五年生だからね)

「味道」が料理の本で、何処かにある筈が見付からない。一番印象にあるのは、山葵
茶漬。教徒は祇園の御茶屋に居続けすると、朝は「ぶぶ漬でもどうぞ」と出て来るの
が、これで、「すぐき」や「しば漬」などの定番ではない。山葵を卸してたっぷりと
熱い御飯に載せ、香りの好い宇治茶を注いで食らう。醤油よりも塩が好いと書いてい
たと記憶する。一度試そうと思いながら、未達成。好い山葵の到来物は無いからなあ。

> ご飯を家族でいっしょに食べるシーンが多い、というのが今のところの印象。それも半
> 端じゃないしっかりした食べ方で。最近のテレビドラマの食事シーンは変に上品になっ
> てしまったのですが、「ほんまもん」は、むかし林芙美子の『めし』をテレビ化したも
> のを見ていたことがありますが、あんな感じでみなさん「健康的に」食事をなさります
> 。いいですね。
>

第一回を思い出しているが、家族で食べるシーンは、「このは」ちゃんが食べる名人、
つまり味が判る人である事を示唆する為に頻繁に出している、いわば伏線かと思われ
ますねー。

> 「このは」ちゃんは新宿に来ればよいのにね。
>
無理でしょう。最後の方で江戸に出る事はあるかもしれないが、先ずは大坂で修行な
んじゃ無いですか。「ほんまもん」は関西弁ですからね.

-- LTE


余丁町散人

unread,
Oct 6, 2001, 3:47:40 AM10/6/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.6 4:09 PM:

> (夏の間カラスに駆逐されたか)がなければ名文ですがカラスに駆逐された訳ではあり
> ません。。鵯は渡り鳥でして五月頃になると、カラスに追われなくても。勝手に居なく
> なるのです。何処に行くかは知りませんが、北の方へ行くのは確かです。
>

どうも変だとは思っていたのですが、そうだったのですか。でも昔は新宿では年がら
年中見たような気がするのですが・・・記憶違いかな。もしかするとうちのヒヨドリ
は散人同様に「怠け者」で、その時は夏にいちいち北に帰るのが面倒で居残りしてい
た(でも今年はカラスが来て本分に目覚めさせた)のかも知れない。

>> つい最近までは、信濃町で養蚕業を経営している人も居ました。こんなところでよく
>> 養蚕業が成り立つなと思うのですが、新宿のミツバチの単位面積あたりの生産性は日
>> 本一、花の咲く樹が多いので、山間部で養蜂をやるより生産性が上がるとのこと


>>
> 左様、林芙美子が終の棲家として建てた家が、記念館となって中井二丁目にある筈です
> が、樹木に囲まれています(写真を見るとね)。何でも、この横の「四の坂」は両脇の
> 家の木々が緑影を落とし、都心を忘れる程なんだそうです。
>

まず訂正。散人が「養蚕」と書いたのは「養蜂」のまちがい。歳だね、やっぱあ。

林芙美子の家のあたりは、新宿でも「お上品」なところで、緑も特に濃いですね。な
んでも彼女はあの家を建てるのに建築関係の本を百冊以上読破したそうな。本格的に
凝りまくった日本家屋で一見の値打ちがあります。庭もいい。でもお芙美さんは庭が
見えない部屋にこもって書きまくったそうです。(記念館になっているので見学でき
ます)

>> ともあれ、カラスの「カー」で夜が明けるのも江戸風で風流ですが、ヒヨドリの「ギ
>> ャー」で目が覚めるのは、やっぱりいいもんです。散人の猫も興奮しています。
>>
> 取っ捕まえて、「ヤキトリ」にされては如何。焼鳥の最上級は鶫(つぐみ)ですが、鵯
> も肉が多く(やや硬めだが)結構いけるのです。猫殿もお悦びと存ずるが。
>

可哀想だからやめときます。散人はヒヨドリのボサボサ頭を見ると子供時代の自分を
思い浮かべてしまうのであります。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


余丁町散人

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Oct 6, 2001, 4:09:55 AM10/6/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.6 4:17 PM:

> 北大路魯散人の書いた物は弟子だった平野雅章(昭和8年生れで、愚生と3才しか違わ
> ぬ)の編で中公文庫に3冊ある。魯散人陶説・魯散人味道・魯散人書論。・「味道」が
> 料理の本で、何処かにある筈が見付からない。
>
たぶん内容は魯山人の『春夏秋冬料理王国』(昭和35年)と同じじゃないでしょう
か。これは1980年に『魯山人の料理王国』として立派な復刻版が出たので散人は
買って持ってますぞ。(自慢自慢)

> 一番印象にあるのは、山葵茶漬。教徒は祇園の御茶屋に居続けすると、朝は「ぶぶ漬で

> もどうぞ」と出て来るのが、これで、「すぐき」や「しば漬」などの定番ではない。山
> 葵を卸してたっぷりと熱い御飯に載せ、香りの好い宇治茶を注いで食らう。醤油よりも
> 塩が好いと書いていたと記憶する。一度試そうと思いながら、未達成。好い山葵の到来
> 物は無いからなあ。

隠居の歳になると京都風食事のありがたさが、だんだんわかってきますな。学生の時
は京都に下宿してましたが、京都の連中は何でこんなに貧しい食事をしているのかと
軽蔑してました。「イモとたらの干物の煮付け」をありがたがって食う連中なんてア
ホじゃないかと思ってましたが、最近になってようやくわかるようになってきました。

魯山人風すき焼きをご存じかな。ネギは一センチぐらいに切って、だしの中に縦に並
べる。火が均一にネギに通るという魯山人風合理主義。試したことはないです。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


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Oct 6, 2001, 5:34:37 PM10/6/01
to
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.6 4:47 PM:

> もしかするとうちのヒヨドリは散人同様に「怠け者」で、その時は夏にいちいち北に帰
> るのが面倒で居残りしていた(でも今年はカラスが来て本分に目覚めさせた)のかも知
> れない。
>
白鳥や雁などの渡り鳥で、怪我や生育不全の鳥が一時的留鳥となって、本来他所で過
す筈の夏・冬を日本で過すことは間々あるらしいから、可能性は無きにしも非ずかな。

> まず訂正。散人が「養蚕」と書いたのは「養蜂」のまちがい。
>

この間違いは気付かずに端から養蜂の積もりで読んでました。アラ探しの名人がどう
した事か、やはり歳は争えぬかな。と言うのも、信濃町辺りの蜂蜜の噺は聞いた事が
ある。町並みの木々が順番に花をつけて行くので、同じ花の蜂蜜が順序よくとか言う
話だった。今でもやっているのではないの?

> なんでも彼女はあの家を建てるのに建築関係の本を百冊以上読破したそうな。本格的に
> 凝りまくった日本家屋で一見の値打ちがあります。
>
これも、地下鉄ニュースの「Metro」に書いてあったなあ。何でも、芙美子さんの面
倒を見ていた姪の人が、今でも毎日のように顔を出しているとか。ご存命中に、お話
しを聞きに行きますか?でも小生は何故か芙美子さんの書いたもの読んだ事が無いの
よね。従兄の小説を殆ど読んでない様なものかなあ。

> 可哀想だからやめときます。散人はヒヨドリのボサボサ頭を見ると子供時代の自分を思
> い浮かべてしまうのであります。
>
では、熟柿か何かを棒に刺してベランダ・テラスにでも置いて見たら如何かな。餌を
突ついて居る間はギャーギャーいいませんでしょう。ムッシュー鈴木が渋谷のアパー
トメント(不動産屋に騙されてマンションとI呼ぶ人もいるが、 Mansion とは似ても
いない非なる物である故、愚生はアパートメントと呼ぶ事にしておる)でやっていた。
愚生は庭先に水浴び用の鉢状の物で下に柄がついているのを地面に突き刺し、向日葵
の種を毎日少し入れて、四十雀を放し飼いにして居る。

・・・ LTE


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Oct 6, 2001, 5:39:35 PM10/6/01
to
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.6 5:09 PM:

> たぶん内容は魯山人の『春夏秋冬料理王国』(昭和35年)と同じじゃないでしょうか


> 。これは1980年に『魯山人の料理王国』として立派な復刻版が出たので散人は買っ
> て持ってますぞ。(自慢自慢)
>

「味道」には『春夏秋冬料理王国』と『独歩-魯山人芸術論集』から平野が取捨選択
し、更にその後の発見資料などを加えたものという。魯山人が書いた物は、幾つかの
自分の雑誌で発表したそれらの中から美食談義を前者に纏めて収録して歿翌年にでた
のが、前者。この復刻版を持ってるなら自慢になりますなあ。

> 魯山人風すき焼きをご存じかな。ネギは一センチぐらいに切って、だしの中に縦に並べ
> る。火が均一にネギに通るという魯山人風合理主義。試したことはないです。
>

これは、「味道」には出てないな。昭和29年にニューヨークで「すき焼き」を売り
物にしている店で、本当のすき焼きを教えた話はでているが。

一度機会があったら、読ませて頂きたいものだ。高い牛肉が要るから、ちと散財には
なるが、試してみたいと思う次第。 ・・ LTE

余丁町散人

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Oct 6, 2001, 6:49:39 PM10/6/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.7 6:34 AM:

> 不動産屋に騙されてマンションと呼ぶ人もいるが、 Mansion とは似てもいない非なる
> 物である故、愚生はアパートメントと呼ぶ事にしておる
>
(散人大好きな「言葉尻とらえ」です)

アメリカに駐在した家族の子供が学校に行って「日本のうちはマンション」と言った
ら「日本からお姫様が来た」と大騒ぎになり、子供は深く傷ついたという悲しい話を
聞いたことがあります。でももはやこれを変えることは出来ないですよ。逆に「マン
ション」という日本語は国際的に通用させねばならなくなってしまった言うべきでは
ないでしょうかね(外務省もこういう広報努力をせんとあかん)。

フランスではアパルトマン、米国ではコンドミニアム、英国ではフラット。ちなみに
アルゼンチンでは「デパルタメント」といいます。だったらデパートはどう言うんだ
混乱して不便だろうときくに、ブエノスアイレスにはデパートはないとのことでした。

ブエノスアイレスは19世紀のパリを手本に作った街で、今でも買い物はグランブー
ルバールとパサージュでやります。その後パリには安売り店として百貨店が登場する
のですが、保守的なアルゼンチン人はあんなものは「正しいパリの風俗ではない」と
いって真似しなかったそうです。亜流は常に取り残されると言う例ですかな。

本国で言葉がどんどんかわるのに、植民地では古い言葉が残るという話もありますね。

「マンション」という言葉も、開き直っちゃいましょうよ。
--
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余丁町散人

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Oct 6, 2001, 9:12:19 PM10/6/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.6 10:29 AM:

> 佐藤慶みたいな家長のもとに抑圧され、まるでプライバシーがない生活が、現代人には
> 耐え難いのです。「このは」ちゃんは新宿に来ればよいのにね。
>

急いで付け加えますが、「ほんまもん」の佐藤慶演ずるお祖父さんはそんなに悪い人
ではなさそう。愛妻家でまじめに過疎地の活性化を考えている伝統の継承者として描
かれています。でも佐藤慶が演ずると何でも「悪者」に見えてくるから不思議。

ここで強引に我田引水しますが、佐藤慶は90年前後にNHKで荷風役を演じたこと
があります(永井荷風の生涯をテレビ化した準ドキュメンタリー風番組)。荷風の偏
屈ぶりを地のまま演じていてとてもよかった。昭和34年3月1日、市川に独棲する
荷風の最後の浅草行きの場面。荷風は仲通り裏の洋食屋アリゾナから出るが「病魔殆
歩行困難」となり転ぶ。店員が急いで助け起こすが佐藤慶はその手を邪険に払いのけ、
一人のろのろと大通りに向かって進む。老人の孤独感と寂寥が背中一杯に出ていて、
よかったなあ。

洋食屋アリゾナは当時のままの姿でリオープンされています。荷風が躓いた入り口の
ステップもそのまま。荷風御用達メニューもありファンが今でも通う店です。

でも散人としては新藤兼人「ぼく東綺たん」で津川雅彦が演じた荷風の方がすき。こ
こではかなり「ちゃらんぽらん」な荷風となっています。新藤兼人も荷風大好き人間
で「荷風の最後の浅草での食事はアリゾナではなく、尾張屋本店であったと」との新
説を発表し「学会」を騒然とさせました。荷風ファンはどうしようもなく細部にこだ
わる変人が多いのです(「細部にこそ神は宿る」といって)。

現実の荷風は津川雅彦演ずる荷風に近かったのではないかと思ってます。興味のある
人はビデオで見てください。お雪を演ずる墨田ゆき子という人も、その後全然見かけ
ないけど、とても可愛いよ)
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


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Oct 8, 2001, 1:14:21 AM10/8/01
to
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.6 10:29 AM:

> 「ほんまもん」も徐々にエンジンがかかりつつあります。主人公はどうも将来は料理人
> になるみたいね。若いくせして魯山人の本なんか読んでるもの。
>

昨日・今日の放送で、やはり大阪に出て料理人になる修行する気になってる事が判り
ましたね。

所で、この間から、そうじゃないかと想っている事が有る。このはチャンは、何処かで
見た事が有る。時々出ているコマーシャルではない。昔のコマーシャル。80年の前
半から中頃、「松本引越しセンター」だったかのコマーシャルに出てた幼女ではない
か。「兎さんが好きです。でも象サンの方がもっと好きです」と電話に答えていたコ
マシャクレタ可愛い子ではないかと思われてならないのですよ。誰か、調べて呉れる
日と居ないかな? ・・ LTE


余丁町散人

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Oct 8, 2001, 2:31:19 AM10/8/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.8 2:14 PM:

>> 「ほんまもん」も徐々にエンジンがかかりつつあります。主人公はどうも将来は料理
>> 人になるみたいね。若いくせして魯山人の本なんか読んでるもの。
>>
> 昨日・今日の放送で、やはり大阪に出て料理人になる修行する気になってる事が判りま
> したね。

散人は、逆に今朝の「ほんまもん」を見て「このはちゃん」は料理人にはならないと
確信したぞ。だって彼女は包丁を使えないもの。

「三つ子の魂百まで」というのがあるけど、18才になって包丁が使えない娘はいく
ら「人の一万倍」努力しても板前にはなれない。養子に入った木の葉ちゃんのお父さ
んがいまだに木に登れないの見てくだされ。いくら音感がよくっても二十過ぎてから
ピアノのプロを目指すことは出来ないのと同じじゃぞ。

では何になるのだろう? やっぱり林業じゃないかしら。むかしやってた朝ドラ「ひ
かり」(女性が大工さんになる)の熊野バージョンね。

--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


for BATA

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Oct 8, 2001, 7:09:27 PM10/8/01
to
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.8 2:14 PM:

> 所で、この間から、そうじゃないかと想っている事が有る。このはチャンは、何処かで
> 見た事が有る。時々出ているコマーシャルではない。昔のコマーシャル。80年の前半
> から中頃、「松本引越しセンター」だったかのコマーシャルに出てた幼女ではないか。
> 「兎さんが好きです。でも象サンの方がもっと好きです」と電話に答えていたコマシャ
> クレタ可愛い子ではないかと思われてならないのですよ。誰か、調べて呉れる日と居な
> いかな? ・・ LTE
>

どうも私には判らないので(松本引越センターのCMは知っていますし、
可愛い子だなともおもっていました)、娘に問い合わせました。
一つの意見です。  BATA
>
>話題の‘このはチャン’についてですが・・・
>残念ながら、松本引越センターCM「女の子と電話」編の子役とは
>別人と思われます。根拠は以下の通りです。
>
>先ず・・・
>件のCMの放映開始は1993年。
>このは役の女優・池脇千鶴嬢の実年齢は19歳。
>どう見ても年齢が合いません。
>(↑撮影後暫く‘温存’されていたのであれば、話は別ですが。)
>
>また・・・
>池脇嬢は、三井のリハウスやナショナルを始め、数多くのCMに出演
>していますが、「松本のにも出ていた」という話は聞きません。
>本人の公式プロフィールにも掲載されておりません。
>(↑芸暦年表によると、デビューは1997年だそうですし。)
>
>更に・・・
>松本引越センターHP「CMの歴史」コーナーにおいても、彼女の
>名前は確認出来ませんでした。
>(↑現在、これ程の有名女優に成長しているにも拘らず、です。)
>余談ながら、「インターネット」編の子役でしたら、同じNHKの
>「あすか」に出演したそうですよ。どんな子かは知りませんが。
>
>以上、私の調査結果(笑)です。
>御納得頂けますでしょうか?
>
>実は、「ほんまもん」は未だ一度も観ていないのですがね・・・


>(BATAさんの娘より)

for LTE

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Oct 8, 2001, 9:04:06 PM10/8/01
to
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.9 8:09 AM:

> どうも私には判らないので(松本引越センターのCMは知っていますし、可愛い子だな
> ともおもっていました)、娘に問い合わせました。一つの意見です。  BATA
>
調査、及び結果連絡深謝。伯爵夫人にも宜しく御礼下さい。CMは小生がワシントン
に行く(87年)直ぐ前だったと思ったが、帰ってからだったんですなあ。歳は矢張
り争えましぇん。 ・・LTE

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Oct 8, 2001, 9:01:31 PM10/8/01
to
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.8 3:31 PM:

> 散人は、逆に今朝の「ほんまもん」を見て「このはちゃん」は料理人にはならないと確
> 信したぞ。だって彼女は包丁を使えないもの。
>

「大阪に出て料理人になる修行する気になってる事が判りました」と言ったんで、
「料理人になる」とは申してませんが。(「修行に行っても料理人にはなれない」な
ら判るが。)この辺の言葉の綾の違いは、情勢分析・趨勢予測の上で非常に重要かと
存うる。まあいいや、愚生はやはり、なれると思いますよ。先ず、お父さんは木に登
れるようになろうとは花から思っていないから比較には適さない。30才ならいざ知
らず18才なら決して遅くはない。(幾ら包丁使いが旨くても味のセンスが無ければ、
形だけ奇麗に出来ても碌な料理は拵える事が出来ないに対して、このはチャンは味がわ
かる)、「反対されると、尚更やりたくなる」、「他人の何倍も頑張る」etc.こ
のはちゃんが言っている(作者が言わせている)所が鍵。所詮は、作者が決めるので
すからね。自分自信の知識の範囲での判断(それも違ってたが)ではなく、作者の意
図を読まなくちゃあ。 ・・・ LTE

余丁町散人

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Oct 8, 2001, 9:16:52 PM10/8/01
to 大畑 博, 江村 高志, 加藤 保弥
for BATA at nao...@tm.kcom.ne.jp wrote on 2001.10.9 8:09 AM:

> どうも私には判らないので(松本引越センターのCMは知っていますし、
> 可愛い子だなともおもっていました)、娘に問い合わせました。

ご令嬢の調査はとても行き届いていますね。ぜひ我々の調査スタッフとして常雇いし
たいですな。親爺孝行だと思ってこのニュースグループに直接参加するようお誘いい
ただけませんかしら。いろいろ助かりそう。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com

余丁町散人

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Oct 8, 2001, 9:34:15 PM10/8/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.9 10:01 AM:

>> 散人は、逆に今朝の「ほんまもん」を見て「このはちゃん」は料理人にはならないと
>> 確信したぞ。だって彼女は包丁を使えないもの。
>>

> 30才ならいざ知らず18才なら決して遅くはない。
>
> このはチャンは味がわかる)、「反対されると、尚更やりたくなる」、「他人の何倍も
> 頑張る」etc.このはちゃんが言っている(作者が言わせている)所が鍵。
>
それだったらNHK大阪局にありがちの「一生懸命なせばなる」朝ドラになって、散
人の好みに合わないなあ。

「お父さんが料理人に、木の葉ちゃんは山を継ぐ、お祖父さんはハッピー、隔世遺伝
だね」というのが散人の予想。

木の葉ちゃんの味覚の才能をどう林業に生かすのか、これが問題。熊野山菜食材の直
販ビジネスをやりだす、とかにするのかな?
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com

余丁町散人

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Oct 9, 2001, 9:59:09 PM10/9/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
けさの「ほんまもん」で久しぶりに阪急電車をみて懐かしかった。電車の車両がきれ
いになっていましたが、あの「小豆色」は変わりませんね。

でも不思議なのは、木の葉ちゃんが短大の受験に行く経路。宿泊先のホテルから阪急
電車にのって(車両に「梅田」と書いてあった)、どっかの平日は急行(特急?)の
止まらない駅でで乗り換えて、短大受験に行く。どうも場所が分からない。

平日急行の止まらない乗換駅というと、夙川(甲陽線)、塚口(伊丹線)、桂(嵐山
線)ぐらいしか思いつかないが、だったら最初の電車が梅田行きというのはおかしい。
またそんなところにホテルがあるわけはないし・・・不思議。

さらに熊野の家に帰ってから「大阪は人が多くて大変だった」という。電車で見る限
り木の葉ちゃんは大阪の外でうろうろしているようなのですが、熊野から見れば阪神
間あたりも大阪なのかなあ。

昼もう一度見てみよう。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


余丁町散人

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Oct 10, 2001, 12:10:44 AM10/10/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥, 門脇 葵子
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.10 10:59 AM:

> 昼もう一度見てみよう。

もう一度見てみました。あれは神戸線の塚口駅でした。木の葉ちゃんは伊丹線沿線に
あるホテルに泊まり電車で塚口に出て梅田行きに乗り換えるのです。塚口は兵庫県だ
けど電話番号は「06」で分かるように大阪文化圏だから、木の葉ちゃんが「大阪は
人が多くて・・・」といっても不思議はない。納得。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


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Oct 10, 2001, 2:19:47 AM10/10/01
to
ご隠居は神戸・京都本線はご存知でも、宝塚本線をご存じないらしい。 試験場は阪
大刀根山キャンパスで、降車駅は宝塚線蛍が池駅、乗換駅は昔の能勢口ですよ。今は
川西能勢瀬口と呼ばれてますが、ここから「妙見口」まで、能勢電鉄(通称能勢電)
が走ってます。昔はトロッコに毛が生えた程度の電車だったが今は広軌になって阪急
の中古車を走らせている。この沿線は近年大々的に開発されておりまして、ホテルや
旅館があって全然可笑しくない。紳助が大邸宅を建て、ごみ焼場で揉めたのはご存
知かと思うが、これはこの沿線です。(「駅すぱあと」がご隠居のPCに入っていた
らご覧ください。多分無いと思うので、次のサイトを見てください。
http://www02.so-net.ne.jp/?kaida/ (阪急電鉄、能勢電鉄へリンクアップ)

川西池田・豊中辺りは、熊野の人々にとっては、当然大阪の範疇に入るでしょう。川
崎市の柿生でも、松戸でも、山中湖辺りに行くと土地の人から見ると東京から来たと
なる訳です。川西能勢口などはラッシュアワーは大変に混むでしょう。

所で、阪急電鉄は、回数券で乗越しの場合も、普通券の乗越しと同様に、追加分だけ
払えば降りる事ができるのを、皆さんご存知かな?愚生の兄貴は、常に是を活用致し
ており、又、パスネットで回数券が買えるので、これで一駅分の回数券を買い求めて
常時携帯しています。南海・近鉄など他の私鉄がどうかは未確認ですが、多分競争原
理に忠実に沿って、同様だと思います。

小田急は駄目で、回数券販売機にはパスネット用のスロットが有りません。回数券の
乗越しは追加分ではなく、回数券の端の駅から降りる駅までの運賃を丸々取られます。
回数券は定期券と同じ扱いだからと言うのが駅員の説明でした。されば、回数券の途
中駅での降車・再乗車も自由であって然かるべきと考えるが、駅員は明快な解答を拒
みました。パスネットの割引が無いこ事と共に、関東私鉄の談合に強く抗議を致した
い。公正取引委員会は企業の御用機関か。 ・・ LTE

余丁町散人

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Oct 10, 2001, 2:40:43 AM10/10/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.10 3:19 PM:

> ご隠居は神戸・京都本線はご存知でも、宝塚本線をご存じないらしい。 試験場は阪
> 大刀根山キャンパスで、降車駅は宝塚線蛍が池駅、乗換駅は昔の能勢口ですよ。
>

そうでしたか。散人は宝塚線には弱い。宝塚に行くにはいつも西宮北口から今津線で
北上してましたから、能勢口は知りません。

長らく関西には行ってませんが、変わったでしょうね。地震もあったし。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


余丁町散人

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Oct 10, 2001, 9:36:46 AM10/10/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥, 門脇 葵子
阪神間の住人から阪急電車のダイヤの最新情報が届きました。

quote:
阪神間を舞台のお話、よくわからないけれど、阪急電鉄のダイヤのこと少しお教えし
ます。
このごろ、特急は、十三、西宮北口のほか、岡本にもとまります。
朝の通勤時間には、塚口にも止まります。
急行は、西宮北口以西に全部止まります。
唯、朝夕だけで、昼間は走っていません。
夙川を起点とする甲陽線では、夙川学院、伊丹線が接続する塚口には、園田学院があ
ります。
又、大手前学院が夙川に出来ました。
宝塚線にも、石橋付近に、梅花があるのでは?
京都線などにも沢山有ると思いますが、よく知りません。

阪神間には、阪急、阪神、JRが有り、競争が激しいです。
後4ー5年で、JR夙川駅ができるそうです。
阪神電鉄は、甲子園から打出あたりまで高架になりました。
地震からこっち西宮もずいぶん変りました。
unquote

木の葉ちゃんは日曜日にダイヤの下見をするのだけど、肝心の試験日の月曜日は乗換
駅で特急が止まらず大慌てするのですよね。昼の再放送の際、駅名を凝視していまし
たが乗換駅には「つかぐち」と確かに書いてありました。でも塚口には、通勤時間に
特急が止まるとの住人の報告です。これはNHKのドラマ制作上の杜撰さを物語るも
のであると愚考いたしますが、諸賢のお考え如何。
--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


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Oct 10, 2001, 9:00:30 PM10/10/01
to
余丁町散人 at naoyuki_...@mac.com wrote on 2001.10.10 10:36 PM:

> 木の葉ちゃんは日曜日にダイヤの下見をするのだけど、肝心の試験日の月曜日は乗換駅
> で特急が止まらず大慌てするのですよね。昼の再放送の際、駅名を凝視していましたが

> 乗換駅には「つかぐち」と確かに書いてありました。でも塚口には、通勤時間に特急が

> 止まるとの住人の報告です。これはNHKのドラマ制作上の杜撰さを物語るものである
> と愚考いたしますが、諸賢のお考え如何。

ご隠居が駅名を確認されたなら、塚口が間違い無いでしょう。愚生も昼の放送で駅名
を探したが見付けられなかったので、能勢口は推測でした。

さて、電車の運行といった下世話の事が杜撰なのは、良くある事ですね。想うに、T
V劇作者連中も駆け出しの頃は、電車の乗り継ぎが当り前だが、少し売れるようにな
ると電車利用しなくなる。メディアがおっ車を出したり、其処に行く前でも、取り巻
き・胡麻摺り連中が車を出すようになるから。この辺りは、我らが荷風先生とはエラ
イ違いです。爪の垢を煎じて飲ませたい。

そこで現実的・個別的推理を致しますと、この作者は伊丹線沿線に住んでいる(又は
居た)、一昔前には阪急電車で塚口乗換えで大阪・神戸に出ていた、其の頃は塚口に
急行は止まったが特急は止まらなかった(朝のラッシュ時も)、今でもそうだと思っ
ていて使った。このように推理できます。尤も、このお話しの時代は現代・比較的最
近である事は分かるが、何年位前なのか未詳です。このはチャンが成人した話が出て来
ると、溯って判明するでしょうが、作者は知ってる訳ですからその前提で「あの頃は
特急は塚口に止まらなかった・・」ってんで、この話を入れた可能性は理論的に成立
します。が、その蓋然性は小さいと愚考します。

試験会場は前日・日曜日に偵察・予行演習の時に大阪大学の文字が見えたと思いまし
た。阪大のキャンパスを借りて試験する設定とわかりますが。阪大キャンパスは色ん
な所にあります。現在の状況不明乍ら、阪急沿線なら先ず刀根山キャンパスと頭に浮
かびます。伊丹線なら塚口・十三乗換えで、蛍が池からバスとなり、大変な道中にな
ります。

伊丹駅から豊中・池田方面にバスがあると思うので、その方が早い筈です。大阪市内
のキャンパスなら、態々伊丹線のホテルに泊る理由が分かりません(親戚の家とかな
ら判るが)。近くのホテルに泊れば好い訳です。予行演習で到着した時に何分といっ
てたかよく覚えてませんが、一時間とは掛からず30分以下だったように思うので、大
阪市内も辻褄が合いません。神戸線沿線で塚口から梅田の間に阪大キャンパスがある
のでしょうか(阪大のHPでも探せば判るでしょうが面倒だからやめます)。

やはり、作者が伊丹線沿線に住んでいて(又は居た)、塚口乗換えの昔の知識を使っ
た挿話を入れたかったと考えるのが妥当でしょう。

NHKに限らず、最近のTV屋(アナ達・CM含め)の杜撰な所を詮索するのは、ご
隠居同様、またはそれ以上に、愚生も大好きです。(むかしから今も続く「胃の一番」
やら、去年の今頃の「今年のお電話」・・今年の娘はちゃんと「今年の”おでん”は」
と聞こえるが・・やら。昨日も「日本・オープンゴルフ」ちゅうのがあった、「日本
オープン・ゴルフ」の筈だが。)


>甲陽線では、夙川学院、伊丹線が接続する塚口には、園田学院があります。又、大
>手前学院が夙川に出来ました。

>宝塚線にも、石橋付近に、梅花があるのでは?京都線などにも沢山有ると思いますが、
>よく知りません。

梅花は、豊中で豊中駅から同じ方向・同じ道です。昔(1945年以前) は梅花女
学校は右側・豊中中学は左側を通る事に決められて、 風紀教導の教師が登・下校時
に目を光らせていました。愚生は新制高校ですが、梅花の裏側の道を毎朝辿って豊中
高校に通ったものです。

沿線の女子大は、まだウジャウジャある筈ですね。今日のTVをみていたら、受かっ
た二つ目の女子大は天王寺の辺らしい。

明日(12日)から大阪・京都に行き、13日は豊中の兄貴の所にも行く予定なので、
沿線の様子は来週ご報告しましょう。 ・・ LTE

余丁町散人

unread,
Oct 10, 2001, 9:24:36 PM10/10/01
to 江村 高志, 大畑 博, 加藤 保弥
for LTE at nao...@li.xdsl.ne.jp wrote on 2001.10.11 10:00 AM:

> 大阪市内のキャンパスなら、態々伊丹線のホテルに泊る理由が分かりません(親戚の家
> とかなら判るが)。近くのホテルに泊れば好い訳です。

確かにその通り。木の葉ちゃんは乗り換え駅で梅田行きの電車に乗るのですが、なん
で伊丹あたりに泊まっているのか、不思議ですよね。

> NHKに限らず、最近のTV屋(アナ達・CM含め)の杜撰な所を詮索するのは、ご隠
> 居同様、またはそれ以上に、愚生も大好きです。

同好の士を見つけたようで、散人は「欣喜措く能わず」です。

> 明日(12日)から大阪・京都に行き、13日は豊中の兄貴の所にも行く予定なので、沿
> 線の様子は来週ご報告しましょう。

よろしくお願いいたします。

--
余丁町散人 naoyuki_...@mac.com


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