☆恥ずかしかった体験記 (*^o^*) ☆45.
ハマグリ
体験記
今，休暇を取って日本に帰ってきているのですが,現在,ある国で観光
ガイドをしています。
国籍は,まだ日本のままで変える気もありませんので,その国では外国
人,就業ビザを取得しています。
就業ビザは,すぐ出るわけではありません。
必要書類を申請し,当分働いてもいいというブリッジ・ビザをもらって
２年ぐらいすると,イミグレーションから呼び出しがかかります。
私も,休暇をとって,イミグレーションへいくと,別室へ行くよう指示
されました。
そこは,小さな体育館の２階の部屋で,すでに百人以上の人（女性のみ）
が待っていました。
私も,椅子に座って待っていると,順番に名前が呼ばれていて,呼ばれた人
は下の体育館に降りていきました。一向に名前が呼ばれないので体育館のフロ
アーを見ると,降りていった人たちが,順番に裸になっているのです。もちろん
全裸です。
体重や身長等の測定や,片足上げて立てるかなどといった検査をしている
かと思えば,別のところでは,内科検診をしています。
それに,別のところでは四つんばいになっての検査があり,内診台があって
婦人科の内診もしているのが見えます。まったくカーテンや衝立で仕切るよう
なことなく,言葉は悪いですが,犬か猫を検診しいるように思えたのです。
私もここで裸にならないといけないのかと思い,体が震えてきましたが,最
後まで名前が呼ばれなかったのです。係官に,おまえは何をしているのだと聞
かれたので,事情を話すと,この身体検査は難民の為のもので,お金があるなら
指定病院で受けていいとのことでした。
もう一ど,イミグレーションの受付に戻ると,指定医のリストがあり,女性
の医師に診察してもらったほうがいいよと言われました。
指定医の検診は,予約制で,予約の上,日を改めていくと,受付があり,案内さ
れて中に入ると看護婦らしき人もいない小さな医院でした。
受付の女性に,更衣室に案内され,全裸になりガウンを着るように言われました。
裸になり,ガウンを着て出て行くと,女医さんだけで,問診のあとはガウンを
脱ぐように言われ,身長,体重等の身体測定,内科検診があり,立って両手を広げ
たり,片足を上げて立てるかとか,意味のないような検査が続きました。
その間,まったく誰も来ませんし,医師と２人きりでした。
次は,床の上に四つんばいになり,肛門の検査がありました。
最後に内診台で婦人科検査がありましたが,日本で経験したようなカーテンを
下ろして診察しているのを見えなくするのではなく,顔をあげれば診察してい
る様子が見え恥ずかしいような驚きでした。
無事,身体検査も終わり就業ビザ取れたのですが,永久ではなく最初は３年,
そのあとは５年に一度更新があります。その都度,同じような身体検査を受け
なければなりません。
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