安部達也
unread,Jul 5, 2025, 12:23:19 AMJul 5Sign in to reply to author
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皆様、
千葉工大の安部達也です。
新潟大の上野雄大さんに関数型プログラミング言語でのリアクティブアニメー
ションプログラミングの話をしてもらう機会を得ることができました。コア
な部分はIPSJ-PRO2024-3でもお話しいただいた内容ですが、その前後について
ももっと詳しく聴きたいという方もいらっしゃると思いますので、「時間」制
約のよりゆるい本セミナーをぜひご利用ください。
日時:2025年7月25日(金)15:00〜16:00
場所:オンライン
参加費:無料
参加方法:
https://stair-st.connpass.com/
講師:上野雄大 様
演題:「時間」の関数による関数型リアクティブアニメーション
概要:
本講演では、「時間」の概念を捉え直すことで、時間変化する値を陽に「時間」を受け取る関数として表現する、関数型リアクティブアニメーションプログラミングの一方式を紹介する。関数型プログラミングの考え方の下では、アニメーションは時間から静止画への関数とみなせる。関数型言語を用いれば、このような型の関数は、初心者でも簡単に書けるほどに、直截かつ宣言的に定義できる。本講演で紹介する方式では、この単純明快な考え方を、マウスやキーボードなどの外部入力に反応するリアクティブなアニメーションに拡張する。すなわち、外部入力を含むあらゆる時間変化する値を「時間」の宣言的関数として表現し、それら関数を関数型言語の標準的な機能で合成することで、アニメーション全体を構成することを可能とする。これを実現するために、本方式では「時間」の概念を「世界の状態のスナップショットを表すレコード」のシークエンスと定義し直す。これにより、時間にまつわる現象の観測値を、レコードからの射影演算、すなわち「時間」の関数として自然かつ効率的に表現できるようになる。本講演では、Journal
of Information Processingに掲載された論文“Functional Reactive Animation with
Functions of Time”を踏まえて、本方式の着想に至った経緯、本方式に基づいてSML#で実装したアニメーションプログラミングフレームワークの設計および実装の詳細、および本フレームワークの関数型プログラミングを教える現場での利活用の状況を紹介する。
問合せ先:安部達也 <
abe.t...@it-chiba.ac.jp>