岡部です。いつもお世話になっております。
同人誌「簡約!? λカ娘 Go!」の一部記事を無償公開いたします。
「簡約!? λカ娘」は主に関数型言語について扱う同人誌で、これまで以下のように多くの版を出版してきました。
無償公開した記事ではAjhc Haskellコンパイラ
http://ajhc.metasepi.org/ の開発経緯とそのコア技術が詳細に解説されています。先の内容は以下の論文でも発表済みですが本記事はそれをより詳細に、開発のモチベーションまで広い範囲を解説しています。
Systems Demonstration: Writing NetBSD Sound Drivers in Haskell. Haskell Symposium, 2014.
Ajhcコンパイラの開発自体は終了してしまいましたが、このコンパイラで実現させたコンテキストローカルヒープというランタイムのしくみはGHCにも応用可能なものだと考えています。本文書がこれからのHaskellコミュニティに微力ながらでも貢献できることを祈っています。
以上よろしくお願いいたします。