7月17日の0時からNHKのBS1で放送された「電球をめぐる陰謀」を見て驚きました。皆さんは御覧になりましたか?(http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/120716.html)
100年近い昔、白熱電球の寿命を半分以下にするカルテルを結び、違反メーカには罰金を課していたというのです。
切れにくいフィラメントを求めてエジソンが世界を旅した結果、1880年に京都の竹を材料にして1200時間を越える寿命の電球ができたという話を聞いた時、嬉しく思った僕が莫迦だったです。
カルテルの名はポイボス・カルテル(Phoebus cartel)。1924年12月23日に、当時、2500時間に達していた電球寿命を、時計を半世紀ほども戻す1000時間以内に引き下げた企業協約です。世界規模の計画的陳腐化でした。資源浪費経済の始まりです。
番組では、今売られているプリンターに内蔵されているカウンターが、一定の印刷枚数を越えると自動的に印刷を止め、プリンターは「壊れる」仕組みになっている事も示していました。今売られているプリンターです。正に、「ソニー・タイマー(Sony kill switch)」があるんですネ!(注:放送されていたプリンターは、ソニー製ではなかったようです)
番組では、100歳の誕生日を迎える現役白熱電球のお祝いパーティまでありました。なのに、白熱電球は寿命が短く資源の無駄と言われ市場から排除されつつあります。そして貴重な資源を使うハイテクのLEDが置き換わろうとしています。
こんなカルテルがなければ、何も今更LEDに取り換えなくても良かったことでしょう。寿命ばかりか、変換効率だって高いものができたかも知れません。
それが今や資源の浪費は地球の限界を越え、未熟なままのジオエンジニアリングを一か八かでやってみようかという寸前まで私たちは追いつめられています。
酷いものです。