帯広協会病院総合診療科、北海道GIM世話人代表の杉原と申します。
来週の「第16回日本プライマリケア学術大会@札幌」において北海道GIM特別企画を催します。新旧世話人が一堂に会する貴重な機会となります。
遠方で単位取得のためweb参加の方、あるいは学生の方、ハイブリッド開催ですし『学生・初期研修医は無料』です。
若手にフォーカスした参加型企画として運営しますので、ぜひお気軽にご参加下さい。
【学会登録HP】
https://plaza.umin.ac.jp/jpca2025/registration/index.html【日時】2025年6月21日(土) 13:30~15:00 (90分)
【セッション名】シンポジウム16 「北海道GIMから贈る クリニカルパールこぼれ盛り~歴代世話人と紡ぐ診断のエッセンス~」
【会場】第10会場 (札幌コンベンションセンター2階 206) × LIVE配信あり × オンデマンド配信あり
【企画意図】北海道GIMカンファレンスは、2000年代後半に「病院総合医カンファレンスin北海道」として発足し、北海道の若手医師が自主的に企画・運営を続けてきた学習の場である。臨床推論を基軸とした症例検討を通じて診断力を磨き、道内若手医師同士のネットワークを形成することを目的に発展してきた。現在では、病院総合医、家庭医、内科系専門医など、多様なバックグラウンドを持つ医師が集う場となり、学生を含めた若手医師の育成にも力を注いでいる。
本セッションは、北海道GIMの10周年を記念した特別企画として開催する。歴代世話人と現世話人が一堂に会し、これまでの歩みを振り返るとともに、持続可能な学びの場づくりや運営の工夫について共有する。全国各地の若手医師による勉強会にも応用可能な実践知を提供し、学びの場を継続・発展させるためのヒントを探る機会とする。
また、本カンファレンスの醍醐味である症例検討では、厳選されたテーマのもと、登壇者が診断プロセスを深く掘り下げ、議論を展開する。議論を通じて、診断推論のエッセンスが随所にちりばめられ、クリニカルパールがこぼれるように会場へと広がる構成を目指す。さらに、リアルタイムで意見を投稿できるオンラインツールを活用し、会場参加者も積極的にディスカッションに加わることで、インタラクティブな学習体験を提供する。
本セッションでは、北海道GIMの軌跡をたどりながら、診断推論の奥深さと学びの文化の継続・深化に向けた課題と解決策を探る。知識の共有のみならず、学習環境をより発展させるための視点を提供し、若手医師から経験豊富な医師までが楽しみながら学べる場を提供する。本企画を通じて、全国のgeneralistが新たな知見や実践的なアプローチを得る機会となることを期待している。
【登壇者】他、世話人多数!
杉原 伸明(北海道家庭医療学センター 帯広協会病院総合診療科)
岩田 啓芳(北海道大学 環境健康科学研究教育センター特任准教授)
濱口 杉大(福島県立医科大学 総合内科・総合診療学講座)
宮田 靖志(愛知医科大学医学部 地域総合診療医学寄附講座)
岸田 直樹((一社)Sapporo Medical Academy)
永井 有基(長崎医療センター 総合診療科/総合内科)
小松 守(JA北海道厚生連帯広厚生病院 総合診療科)
神田 直樹(JCHO札幌北辰病院 総合診療科)
浅沼 翼(飯塚病院 感染症科)
相庭 昌之(北海道大学病院 血液内科)