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[ 田中宇:トランプの平和評議会はイスラエル覇権機関 ]
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Sakai Tanaka
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Jan 23, 2026, 6:00:08 AM
Jan 23
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田中宇の国際ニュース解説 無料版 2026年1月23日
https://tanakanews.com/
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★トランプの平和評議会はイスラエル覇権機関
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トランプ米大統領が1月16日、ガザ戦争の停戦策の第2段階として「平和評議会」の創設を発表した。評議会の構想は昨年9月からあった。35か国が参加し、1月22日にダボス会議の席上で正式に発足した。
トランプ自身が評議会の初代会長(総裁)になり、中東その他の諸国の国家元首たちを評議会員にして、ガザだけでなく世界各地の紛争を解決していくことが評議会の目的だと設立要綱に書いてある。
会長のトランプは評議会決定への拒否権、参加国の除名権など、絶大な権限を持っている。事務局はトランプの側近群だ。トランプを「世界皇帝」にするための機関にも見える。
https://www.timesofisrael.com/full-text-charter-of-trumps-board-of-peace/
Full text: Charter of Trump's Board of Peace
https://en.wikipedia.org/wiki/Board_of_Peace
Board of Peace - Wikipedia
トランプは世界の59か国に平和評議会への参加を求める招待状を出した。米国のほか、サウジアラビア、UAE、エジプト、ヨルダン、トルコ、カタール、モロッコ、パキスタン、インドネシア、ベトナム、モンゴル、カザフスタン、ウズベキスタン、ベラルーシ、アゼルバイジャン、アルメニア、ハンガリー、アルゼンチン、パラグアイ、アルバニア、コソボなどが参加を表明している(日本は様子見)。
https://www.aljazeera.com/news/2026/1/21/trumps-board-of-peace-who-has-joined-who-hasnt-and-why
Trump's ‘Board of Peace': Who has joined, who hasn't ? and why
イスラエルは当初、ハマスを擁護するトルコとカタールが入っているのでダメだとゴネていたが(目くらまし)、その後に参加を決めた。
半面、パレスチナの組織や個人は全く入れてもらっていない。設立要綱にも、ガザやパレスチナへの言及が一言もない。
ガザの停戦や再建を進めるならパレスチナ勢の参加や言及が不可欠だが、評議会にはそれが全くない。茶番劇(イスラエルへのえこひいき、英欧敵視の偽悪戦略)であるか、トランプの虚栄心を満たすだけか、もしくは真の目的が別のところにある。
https://www.independent.co.uk/news/world/americas/trump-board-of-peace-un-blair-gaza-peace-plan-b2903210.html
Is Trump trying to replace the United Nations with his own ‘board of peace'?
英国やフランス、北欧などの欧州諸国は、評議会の茶番性や国連憲章からの乖離を批判して、不参加を表明した。トランプは、フランスから輸入するワインやシャンパンに200%の報復関税をかけると息巻く「偽悪戦略」を展開した。
https://news.antiwar.com/2026/01/20/trump-threatens-200-tariffs-as-france-declines-to-join-board-of-peace/
Trump Threatens 200% Tariffs as France Declines To Join Board of Peace
英欧の不参加を見て、英欧から敵視されてきたロシアが、様子見をやめて参加するかもと言い出している。ロシアの子分であるベラルーシは最初から参加を表明している。
トランプは、平和評議会の恒久会員になりたければ10億ドルを拠出しろと世界各国に言っている(カネが全てだと演出する偽悪戦略)。プーチンは、トランプの偽悪戦略に悪乗りし、米欧が凍結しているロシアの在外資産を返還するなら、そのうち10億ドルを平和評議会に拠出すると表明した。
プーチンはパレスチナ自治政府のアッバース議長をモスクワに招待して会談するなど、実際のパレスチナ支援を担当する策(演技?)を進めており、けっこうやる気だ。
https://tass.com/politics/2075319
Palestine relations and possibility of contributing to Board of Peace: Putin's statements
トランプは、カナダやブラジルなど、イスラエルを非難する英国系や非米系の諸国にも平和評議会の招待状を出したが、そこでは10億ドルの拠出が強調されており、反イスラエルな諸国の怒りを誘発して事実上参加させない策略になっている。
全体的に、茶番や虚栄心誇示や偽悪があふれるトランプらしい策になっている。マスコミ(崇高を気取るが実は害悪になっているジャーナリズム)やリベラル派は、引っ掛かって怒りを誘発され、トランプ非難を吐露するだけで満足している。
https://www.ynetnews.com/article/syibvjyube
Europe stays out as Putin is ‘in': Trump unveils Board of Peace and warns Iran
https://tanakanews.com/251023hegset.htm
ジャーナリズム要らない
だが、そこからさらに一皮むくと、偽悪戦略で目くらまししたトランプの、平和評議会をめぐる真の意図が見えてくる。
平和評議会は表向きトランプの私物であるかのように見えるが、本質は違う。平和評議会は、トランプがイスラエル(米諜報界を握るリクード系)のために作った「イスラエル覇権機関」である。
平和評議会の参加国一覧を見ると、イスラエルとアラブ諸国、イスラム諸国を和解させるトランプ発案の「アブラハム合意」への参加国とかなり重複している。アブラハム合意の発展型が今回の平和評議会になっている。
https://korybko.substack.com/p/the-board-of-peace-a-replacement
The Board Of Peace: A Replacement To The UN Or A US-Led Coalition Of The Willing Therein?
2018年に発案されたアブラハム合意は、イスラエルがパレスチナ国家の再建に協力することを条件に、サウジアラビアを盟主とするアラブとイスラムの諸国が、イスラエルと和解して国交正常化する構想だった。
その後イスラエルがパレスチナを再建するどころか逆に破壊する抹消策を進めたので、サウジなど多くの国がアブラハム合意に入らず、構想が難航していた。
https://www.zerohedge.com/political/trump-threatens-200-champagne-tariff-after-macron-rejects-board-peace
More Than Ten Countries Have Signed On To Trump's 'Board Of Peace'
今回の平和評議会は、事前の風評ではガザの停戦と復興というパレスチナ再建を進める機関になっている。だが実際の設立要綱は、パレスチナにもガザにも言及していない。
イスラエルは、お得意の目くらまし作戦で、トランプに勧められて嫌々ながら参加したことになっている(イスラエルはシリアを傀儡化したのに、新政権となかなか和解しない。これも目くらまし)。
実のところ、米諜報界を握るイスラエルは、トランプの世界戦略の立案に発言権や拒否権を持っている。トランプはイスラエルの傀儡だともいえる。
平和評議会は、トランプとネタニヤフ(とリクード系の米諜報界=トランプ側近群)が話し合って決めた計画だろう。評議会を独裁するトランプの後ろにイスラエルがいる。
https://www.jpost.com/middle-east/article-884134
Why Israel says joining Trump's Board of Peace was not optional
平和評議会は稼働し始めた今後も、パレスチナのことは口だけで、あまりやらないだろう。評議会はむしろ、イスラエルの覇権戦略の道具として使われる。
イスラエルが世界のどこまでに覇権を行使するつもりなのか。中東だけなのか。評議会の参加国は全世界にわたっている。イスラエルは(英国系に代わる)世界覇権を考えているように見える。
https://tanakanews.com/251026saudi.htm
サウジはまだイスラエルと和解しない
アラブとイスラムの盟主であるサウジアラビアは、アブラハム合意に入らなかったが、平和評議会には最初から参加している。ガザの停戦と復興という建前があるので、トルコなどイスラエルを批判するイスラム諸国も含め、参加しやすかった。
しかし平和評議会の実体は、ガザの復興などやらず、イスラエルの世界覇権に協力する傀儡的な機関である。サウジやトルコは、それでかまわないのか??
それに対する私の考察は、イスラエルが米諜報界を乗っ取って米国並みの覇権力を持ったので、サウジもトルコも事実上イスラエルと張り合うのをやめて軍門にくだった、というものだ。
(覇権力とは、軍事諜報力と、国際政治の謀略力。反政府勢力を動かして政権転覆とか、他国Aを使って他国Bを動かすとか)
https://thecradle.co/articles/gazas-phase-two-the-illusion-of-transition-and-the-reality-of-control
Gaza's ‘Phase Two': The illusion of transition and the reality of control
もともと中東は、今後の多極型世界において、イスラエル、サウジアラビア、トルコ、イランの「域内4極・4大国体制」が想定されていた。
だが今や、米国を乗っ取ったイスラエルだけがダントツに強い。イランは、ハメネイが亡命に追い込まれてベネズエラみたいにソフト転覆され、米イスラエルの傘下に入りそうだ。
トルコとサウジは、イスラエルに逆らうとイランみたいに転覆されかねない。それなら、ベネズエラの転覆を見た南米コロンビアの自主的な親米化みたいに、自分からイスラエルにすり寄った方が良い。
エルドアンもMbSも、そう思っているはずだ。それで、トルコやサウジやその他の諸国が、茶番な平和評議会にどんどん参加している。偽悪作戦が成功している。
https://tanakanews.com/260118israel.php
イスラエルは中東4極体制で満足なのか?
平和評議会には、カザフスタンやモンゴル、ベトナムといった、イスラエルから遠い、中国の隣接諸国も入っている。カンボジアやタイ、韓国、日本、豪州もトランプから招待を受けている(検討中)。
この状況が意味するところは何か。中国包囲網だろう。イスラエルは、世界戦略の一つとして、これまで非米諸国を束ねて覇権を拡大してきた中共に対抗する構えを見せている。
イスラエルは、米英の中国包囲網を継承する。これは、評議会の前身であるアブラハム合意からの流れだ。
中共はトランプから招待されたが、まだ平和評議会への態度を決めていない。
https://www.aa.com.tr/en/americas/trump-invites-australia-vietnam-and-thailand-to-join-gaza-peace-board/3804439
Trump invites Australia, Vietnam, and Thailand to join Gaza peace board
米英が退潮して包囲網がなくなると、中国の隣接諸国は、中国だけが頼りになる。アジアにおける中共の覇権が拡大しすぎる
中共は、プーチンのロシアを子分にして中央アジアから西アジアに影響力を拡大し、BRICSやG77を主導して印度やアフリカや中南米に手を伸ばしてきた。
https://tanakanews.com/251203tshknt.htm
ユーラシアの真ん中で世界の流れをとらえる
イスラエルは、こうした中共の覇権拡大を制限しようとしている。中国の近隣諸国を平和評議会に入れ、米国(トランプ)を通じて影響力を行使し、近隣諸国が中共の言いなりにならず歯向かえるようにする。
イスラエルはすでに、隠然子分にしたトルコを通じてコーカサスや中央アジアで影響力を拡大し、中国の裏庭まできている。
プーチンは、コーカサスのロシア覇権を放棄してトルコイスラエル連合に渡している。
中南米では、アルゼンチンのミレイ大統領が親イスラエルの極右で、反イスラエルな左翼政権のブラジルなどとやり合っている。
https://tanakanews.com/251115russia.htm
中東への関与を下げたロシア
トランプが返り咲く前、世界は、英国系の米単独覇権が崩れ、中共主導のBRICSなど非米側の覇権が拡大していた。リクード系のトランプが返り咲き、イスラエル(リクード系)が英国系と中共系の覇権争いに割って入った。
それ以来、世界の覇権は、衰退する英国系、割り込むリクード系、抑止される中共系という三つ巴の暗闘になっている。今回、リクード系の世界機関として登場したのが平和評議会だ。
英国は(家来のフランスともども)平和評議会への不参加を正式に表明している。これまでの英国は、米国がどんなに不合理で身勝手な世界戦略を始めても、真っ先にそこに追随し、英国勢が米国の議論の中に入り込み、英国好みのリベラル派グローバリズム覇権の枠内に米国を戻す努力を続けてきた。
しかし今回は違う。平和評議会は政敵のリクード系に完全に固められており、英国は入り込めない。英国系の覇権は根幹が人道主義(という名の政敵潰し)であり、ガザ虐殺の巨大な人道犯罪を容認する平和評議会に入れない。
https://www.cbc.ca/news/world/board-of-peace-gaza-trump-list-of-countries-9.7055866
Here are the countries joining Trump's 'Board of Peace' so far
英国人ではブレア元首相が評議会の理事として入っている。これは評議会を英国系のように見せかけるリクードお得意の茶番劇であり、ブレアはピエロとして使われているだけで権限がない。
英仏がいない世界評議会の始動は、英国系の覇権衰退と、リクード系の覇権拡大を物語っている。
https://www.politico.eu/article/europe-backs-away-from-donald-trumps-board-of-peace-gaza/
Europe backs away from Trump's Board of Peace
トランプは、平和評議会が国連に代わる国際機関になるかもしれないと言っている。国連(とくに総会)は冷戦後、英国系と中共系の覇権が戦う場だった。リクード系の平和評議会は、国連の枠外に作られた。
英国系が衰退すると、国連は中共系の機関になる。中共系の(英国系の人道主義の遺志を継いだ)国連と、ガザ虐殺で人道主義を踏みにじったリクード系の国連外の平和評議会が対峙することになる。トランプの発言は、その流れで読み解ける。
https://www.zerohedge.com/geopolitical/board-peace-replacement-un-or-us-led-coalition-willing
Trump Unveils His Board Of Peace In Davos: A Replacement To The UN Or A US-Led Coalition Of The Willing?
プーチンのロシアは、中共ともイスラエルとも親しい。ロシアだけでなく、非米側でイスラエルを敵視していない諸国はすべて両属的だ。
これらの諸国が、これから中共とイスラエルのどちらにより強く肩入れするのか。それによって、中共とイスラエルの覇権争いの流れが変わる。
中共は現実主義だ。イスラエルに楯突くと、中共自身が政権転覆されかねない。それならむしろ、イスラエルと争わず、ガザの大虐殺も不問に付して、中共や国連が平和評議会にすり寄る展開もあり得る。
中共がすり寄っても、イスラエルは中国包囲網を解かずに加圧し続け、多極型世界におけるバランスを調整し続ける。
その場合、イスラエルが作る平和評議会の中国包囲網を、右傾化(高市化)した日本がいずれ担当するかもしれない。
イスラエルは、表向き対立しつつ実は子分のトルコに、コーカサスや中央アジアでの覇権拡大を下請けさせている。ならば同様にイスラエルが、中国包囲網な海洋アジアの運営を日本に下請けさせても不思議でない。
https://tanakanews.com/160506submarine.php
潜水艦とともに消えた日豪亜同盟
そこに豪州も入れば「日豪亜」になる。一期目のトランプは、安倍晋三に「日豪亜印」の中国包囲網を担当させようとした(安倍は親中を維持して回避した)。高市は安倍の子分だった。日本は、今度は逃げずにやれるかもしれない。
イスラエルが日本に「2度目は失敗しない大東亜共栄圏」をやらせようとしている、ともいえる(リベラル様たちは、2度目も失敗すると言いたがるけど)。
この記事はウェブサイトにも載せました。
https://tanakanews.com/260123board.htm
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