そのフィーチャータイプが属するリーダーのデータセットとして指定したデータベースに対するSQLクエリ (select 文) を指定すると、フィーチャータイプを作成するときに指定したテーブルのスキーマとは無関係に、そのクエリの結果が出力されます。
ただし、出力されるフィーチャーのフィーチャータイプ名 (fme_feature_type 属性の値) は、フィーチャータイプを作成したときのテーブル名のままです。
例えば、データベースに次の2テーブルがあるとき
public.abc (列: a, b, c)
キャンバスに public.abc フィーチャータイプ (属性: a, b, c) を追加し、その SELECT Statement に次のSQL文を設定して実行すると、
public.xyz テーブルの全レコード = 属性 x, y, z を持ったフィーチャー (fme_feature_type = public.abc) が出力されます。
Workbench 画面上に表示される属性名は a, b, c のままですが、それらは <missing> となり、x, y, z を後続のトランスフォーマーで参照するには、どこかで expose する必要があります。
SQLCreator/SQLExecutor トランスフォーマーが導入される前に、SQL文によるテーブル結合などを行うために設けられたパラメーターが引き継がれているのではないかと想像しています。
現在は、SQLCreator/SQLExecutor でSQL文が実行できるので、このパラメーターを使わなければならない場面はないと思います。
効果的な使い方を発見したら、教えてください。