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IDEフラットケーブルにデバイスを 取り付ける順序は適当でいいのか

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arima

unread,
Jul 27, 2001, 7:43:45 AM7/27/01
to
CDドライブのジャンパをマスターにして、ドライブ接続用
コネクタが2つあるIDEフラットケーブルを使っている場合、
マザーボードから離れた方のコネクタを取り付けて問題はないのでしょうか。
また通常、コネクタが2つ偏ってる方をドライブ側にして接続するようですが、
現在自分は逆にして接続しているのですが、これも問題ないのでしょうか。

primary master:HDD
primary slave:CD-Rドライブ
secondary master:無
secondary slave:DVD-ROMドライブ

と言った構成です
IDEフラットケーブルは共にDMA33用です

Hashimoto T

unread,
Jul 27, 2001, 10:04:10 AM7/27/01
to
kuronekoと申します。

IDE用のDMA33(40芯フラットケーブル)は、RS232CやLANケーブルで言えば
「ストレートタイプ」接続になっており、ケーブルの3個のコネクターは、
すべて同一ピン番号同士が接続されています。
このため、どの方向に接続しても全く問題はありません(もちろん、コネクター
を差し込む方向は統一しなければなりません)。
DMA33までの40芯IDEケーブルでの制限は、ケーブル長さが40cm位以下
にしなければならないことと、2台デバイスを接続する場合のコネクター
間隔に制限があったかもしれません(これはSCSIだけのことか?)。

いずれにせよ、arimaさんが使用しているケーブルは市販品のようなので、
現在の接続で全く問題はありません。
ちなみにATA66以上用のケーブルは、マザーボード側とドライブ側が
決まっており、コネクターも色分けされています。

以上、ご参考までに。

arimaさんは、1台接続のセカンダリー(DVD-ROM)をスレーブ設定に
されていますが、この状態でも正常に動作するとは知りませんでした。
セカンダリーでも1台接続の場合は必ずマスター設定にしなければ
ならないと勘違いしていました。

"arima" <s...@hteinet.de.htokai.ac.jp> wrote in message
news:Rtc87.193$25.4...@newsall.dti.ne.jp...

ka...@jodo.sci.toyama-u.ac.jp

unread,
Jul 27, 2001, 10:21:06 AM7/27/01
to
かをる@富大です。

<Rtc87.193$25.4...@newsall.dti.ne.jp>の記事で
s...@hteinet.de.htokai.ac.jpさんのお話

†》CDドライブのジャンパをマスターにして、ドライブ接続用

33用のケーブルであれば問題ありませんね。
66/100用のケーブルでは、青いコネクタがマザー側と決まっていま
すが。

---------------------------------------------------
富山大学大学院 理工学研究科 エネルギー科学専攻
博士課程三年?
細川 薫 (Hosokawa Kaoru)
< E-mail ka...@jodo.sci.toyama-u.ac.jp >
割 れ ず 揉 め 事 承 り ま す

Hideki Kato

unread,
Jul 27, 2001, 10:29:51 AM7/27/01
to
加藤@ODNです.

In article <Rtc87.193$25.4...@newsall.dti.ne.jp>, arima wrote:
>CDドライブのジャンパをマスターにして、ドライブ接続用
>コネクタが2つあるIDEフラットケーブルを使っている場合、
>マザーボードから離れた方のコネクタを取り付けて問題はないのでしょうか。
>また通常、コネクタが2つ偏ってる方をドライブ側にして接続するようですが、
>現在自分は逆にして接続しているのですが、これも問題ないのでしょうか。

<cut>
>と言った構成です
>IDEフラットケーブルは共にDMA33用です

DMA33 用と言うケーブルは存じませんが,昔ながらの 40 芯のケーブルなら
全く関係無いはずです(その代わり,ケーブルセレクト機能は使えない).

最近の ATA66/100 対応の 80 芯のケーブルの場合も,ケーブルセレクトを
使わない限り,マスター/スレーブどちらのコネクタを使っても問題ありま
せん.デバイス側の設定が優先します.

最後の使い方(ホスト側にドライブ)に関しては,ちょっとわかりません.
#ケーブルセレクトを使わなければ大丈夫だとは思いますが...
--
Hideki Kato <mailto:ka...@pop12.odn.ne.jp>


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Hideki Kato

unread,
Jul 27, 2001, 10:38:43 AM7/27/01
to
加藤@ODNです.

In article <9jrs4r$4ql$1...@news.mirai.ad.jp>, Hashimoto T wrote:
>kuronekoと申します。

>ちなみにATA66以上用のケーブルは、マザーボード側とドライブ側が
>決まっており、コネクターも色分けされています。

そんなことはありません.私も以前はそう思っていたのですが,これはケー
ブルセレクトを使う場合に限定されるもので,従前のようにデバイス側でマ
スター/スレーブを設定すればそちらが優先します.

>arimaさんは、1台接続のセカンダリー(DVD-ROM)をスレーブ設定に
>されていますが、この状態でも正常に動作するとは知りませんでした。
>セカンダリーでも1台接続の場合は必ずマスター設定にしなければ
>ならないと勘違いしていました。

ANSI のドラフトによれば,「ホストがその接続形態をサポートしていれば
問題はない.但し,サポートするか否かはホストに依る」とありますので,
必ず大丈夫とは言い切れません.
#ま,ほとんどの場合は大丈夫でしょうけど,規格ではこうなってる,とい
#う話です.サポートしていないホストが実際に有るかどうかは存じません.

Tsuiki Hiroyuki

unread,
Jul 27, 2001, 9:37:02 PM7/27/01
to
In article <3b616122$1...@binarykiller.newsgroups.com>,

Hideki Kato wrote:
>>ちなみにATA66以上用のケーブルは、マザーボード側とドライブ側が
>>決まっており、コネクターも色分けされています。
>
>そんなことはありません.私も以前はそう思っていたのですが,これはケー
>ブルセレクトを使う場合に限定されるもので,従前のようにデバイス側でマ
>スター/スレーブを設定すればそちらが優先します.

 ですね。スレーブ側はソレ用にピン一本抜けてるだけなので、デバイス側の
設定が優先するのであれば全く問題ないはずです。
#でも、リムーバブルケースと組み合わせると、ケーブルセレクト機能はなか
#なか便利・・・。

 ただ、ケーブルの「向き」はあるでしょうね。アレをひっくり返したとき、
当該ピンがブランクなら関係ないですが、ちゃんと信号線として機能している
なら大問題でしょう。(笑)

 それに80芯ケーブルは交互にグランド(というか、本来のグランドとショー
トさせてある)ですから、これが逆でもいかにも問題ありそうです。
#気持ち悪いのでやったことないですが、いきなりハード的に壊れるようなこ
#とはないんだろうか?


 立木@大阪

Hideki Kato

unread,
Jul 27, 2001, 10:10:15 PM7/27/01
to
加藤@ODNです.

In article <_Go87.219$zU2....@news7.dion.ne.jp>, Tsuiki Hiroyuki wrote:

>#でも、リムーバブルケースと組み合わせると、ケーブルセレクト機能はなか
>#なか便利・・・。

ですね.#今は一個しかないから利用してないけど(ぉぃ.
#何であんなに安く叩き売られているのかが不思議.<リムーバブルケース

> ただ、ケーブルの「向き」はあるでしょうね。アレをひっくり返したとき、
>当該ピンがブランクなら関係ないですが、ちゃんと信号線として機能している
>なら大問題でしょう。(笑)
>
> それに80芯ケーブルは交互にグランド(というか、本来のグランドとショー
>トさせてある)ですから、これが逆でもいかにも問題ありそうです。
>#気持ち悪いのでやったことないですが、いきなりハード的に壊れるようなこ
>#とはないんだろうか?

あ,確かに.壊れてもおかしくありませんね.駆動用のICに保護回路が入っ
ていればいいのですが,どうなんでしょう.
#キー溝とキー穴(詰め物)があるから,難しいとは思いますが.<逆挿し
##そういえば,最近はFDDにも溝がありますね,いいことだ.

Tsuiki Hiroyuki

unread,
Jul 27, 2001, 10:34:31 PM7/27/01
to
In article <3b620...@binarykiller.newsgroups.com>,
Hideki Kato wrote:
>#何であんなに安く叩き売られているのかが不思議.<リムーバブルケース

 動作チェックの仮組の時とかにも便利なので、なんかポン橋行くたびに買っ
てるような・・・。安いし。
#同じようなモノが他店では倍くらいで売られてたりするのも謎。

>あ,確かに.壊れてもおかしくありませんね.駆動用のICに保護回路が入っ
>ていればいいのですが,どうなんでしょう.
>#キー溝とキー穴(詰め物)があるから,難しいとは思いますが.<逆挿し

 あ、そういやそうですね・・・。80芯ケーブルのコネクタは、キー穴塞いで
ますもんね。やはり逆挿しすると壊れるんでしょうね。
 ということは、例のケーブルセレクト用ピンの問題だけですね。向きに関し
ては。


>##そういえば,最近はFDDにも溝がありますね,いいことだ.

 先日買ったFDD、ピンの下に基板が出っ張ってるタイプで、切り欠きが折り
取られてなかったからケーブル側の突起をその反対になるようにしたら逆挿し
でした・・・。やっぱりFDDのピンアサインは信用できない。(--;;;;


 立木@大阪

Hisakazu Suzuki

unread,
Jul 30, 2001, 1:51:59 AM7/30/01
to
鈴木Hです。

ちょっと話はそれますが、誤差し防止用ピンに関して。

> >あ,確かに.壊れてもおかしくありませんね.駆動用のICに保護回路が入っ
> >ていればいいのですが,どうなんでしょう.
> >#キー溝とキー穴(詰め物)があるから,難しいとは思いますが.<逆挿し
>
>  あ、そういやそうですね・・・。80芯ケーブルのコネクタは、キー穴塞いで
> ますもんね。やはり逆挿しすると壊れるんでしょうね。
>  ということは、例のケーブルセレクト用ピンの問題だけですね。向きに関し
> ては。
>

キー穴が埋まって逆差しの危険は減っていいのですが・・・
うちのように様々な世代のものがごちゃまんとあると、マザーボードによっては意表
をついていて困るものもあるんですよね。
・そのピンが存在
・別のピン(たいてい端っこ)が欠けている。
・コネクタの囲いに切りかきがない。
と、ネタには困らない(笑)。
最近旧来のプレーンなIDEケーブルがうちでは結構貴重になっていたりします。

#使った中で初めて誤差し防止用ピンがあったのはShuttle Hot 433(ただし囲いは
なし)。
#でもそれまで使っていたケーブルを使い回したので意味なし。
#逆にそのケーブルを他で使おうとして使えず愕然。
#結局そのケーブルは当時珍しい青色だったけど使われないまま今もストックに眠っ
ている。

> >##そういえば,最近はFDDにも溝がありますね,いいことだ.
>
>  先日買ったFDD、ピンの下に基板が出っ張ってるタイプで、切り欠きが折り
> 取られてなかったからケーブル側の突起をその反対になるようにしたら逆挿し
> でした・・・。やっぱりFDDのピンアサインは信用できない。(--;;;;
>

うちのフロッピーもそういうピンアサインのものがあります。結構そういうものみた
いですね。
紛らわしいのでうちではFDDの1ピンとかCDROMのアナログアウトのRとかは、どこか
らみても、またケース内の薄暗い中でも見えるように、マジックで書いてしまってい
ます。

Hideki Kato

unread,
Jul 30, 2001, 3:02:55 AM7/30/01
to
加藤@ODNです.

In article <9k2sv6$2o2$1...@prometheus.ntsel.go.jp>, Hisakazu Suzuki wrote:
>鈴木Hです。
>
>ちょっと話はそれますが、誤差し防止用ピンに関して。

こういう方向に広がるのを実は期待してました.(^^;;)

>キー穴が埋まって逆差しの危険は減っていいのですが・・・
>うちのように様々な世代のものがごちゃまんとあると、マザーボードによっては意表
>をついていて困るものもあるんですよね。
>・そのピンが存在

これだと今の ATA66/100 対応のケーブルは使えませんから,そういうデバ
イスと同じポートには繋げられないことになりますが...自分で穴を開け
る?(爆)

>・別のピン(たいてい端っこ)が欠けている。
>・コネクタの囲いに切りかきがない。
>と、ネタには困らない(笑)。

私は新参者なのでこういうネタは提供できませんが,楽しく読ませて頂いて
ます (^^).

>>  先日買ったFDD、ピンの下に基板が出っ張ってるタイプで、切り欠きが折り
>> 取られてなかったからケーブル側の突起をその反対になるようにしたら逆挿し
>> でした・・・。やっぱりFDDのピンアサインは信用できない。(--;;;;
>>
>うちのフロッピーもそういうピンアサインのものがあります。結構そういうものみた
>いですね。

今でもそういうドライブを見かけますからねぇ.

>紛らわしいのでうちではFDDの1ピンとかCDROMのアナログアウトのRとかは、どこか
>らみても、またケース内の薄暗い中でも見えるように、マジックで書いてしまってい
>ます。

みんなそうしてるんじゃないのかな?

そう言えば,CD-ROM は問題ありません(最近だけ?)が,アナログオーディ
オには色々あって困ります.#コネクタとピンアサイン

Michitoshi Sato

unread,
Jul 30, 2001, 3:42:49 AM7/30/01
to
佐藤通敏です。

Hideki Kato <ka...@pop12.odn.ne.jp> writes:


> 加藤@ODNです.
>
> In article <9k2sv6$2o2$1...@prometheus.ntsel.go.jp>, Hisakazu Suzuki wrote:
> >鈴木Hです。
> >
> >ちょっと話はそれますが、誤差し防止用ピンに関して。
>
> こういう方向に広がるのを実は期待してました.(^^;;)
>
> >キー穴が埋まって逆差しの危険は減っていいのですが・・・
> >うちのように様々な世代のものがごちゃまんとあると、マザーボードによっては意表
> >をついていて困るものもあるんですよね。
> >・そのピンが存在
>
> これだと今の ATA66/100 対応のケーブルは使えませんから,そういうデバ
> イスと同じポートには繋げられないことになりますが...自分で穴を開け
> る?(爆)

逆にピンの方を折ってしまいます。穴を開けるより十倍も楽です。
ラジオペンチで何回か曲げるとそのうちに折れて取れます。
当然間違えると悲惨な事(信号が通らない)になりますので慎重にやりますが
一度だけで後はどんなIDEケーブルが来ても大丈夫。

MNE

unread,
Jul 30, 2001, 7:10:32 AM7/30/01
to
MNEです。

"arima" <s...@hteinet.de.htokai.ac.jp> wrote in message
news:Rtc87.193$25.4...@newsall.dti.ne.jp...

> CDドライブのジャンパをマスターにして、ドライブ接続用
> コネクタが2つあるIDEフラットケーブルを使っている場合、
> マザーボードから離れた方のコネクタを取り付けて問題はないのでしょうか。
> また通常、コネクタが2つ偏ってる方をドライブ側にして接続するようです
が、
> 現在自分は逆にして接続しているのですが、これも問題ないのでしょうか。
>
> primary master:HDD
> primary slave:CD-Rドライブ
> secondary master:無
> secondary slave:DVD-ROMドライブ
>

 DVD-ROMドライブはmasterにされた方が良いと思います。

 本題ですが、ケーブルのコネクター接続ですが、ドライブが1台しかないとき
は端端になるように、中間のコネクタを空けるのがセオリーです。
 動くか動かないかでは、どちらでも動くと思います。しかし、オシロスコープ
で波形を見ればわかるのですが、ケーブルの中間部分といのは信号に反射などの
影響が出てしまうのでよくありません。
他端が開放というのは電気的には最もよくないパターンです。
 ということで、端端のコネクターを使用することをお勧めします。

 なおCableSelectを使用しないのであれば、master/slaveが中間/端どちらでも
同じ条件です。


Yoshio Kiya

unread,
Jul 30, 2001, 8:19:44 PM7/30/01
to
MNE wrote in <9k3fbb$79v$1...@nn-os104.ocn.ad.jp>
>  DVD-ROMドライブはmasterにされた方が良いと思います。

 その根拠をちゃんと示してあげないと「マスター無しのスレーブ
はダメ」と勘違いしてる輩を増産することになりませんか?

=== Nihon Application Co.,LTD. 木屋 善夫 ki...@nac.co.jp ===

松永有信[Arinobu Matsunaga]

unread,
Jul 31, 2001, 12:50:27 AM7/31/01
to
>  その根拠をちゃんと示してあげないと「マスター無しのスレーブ
> はダメ」と勘違いしてる輩を増産することになりませんか?

”輩”という言葉は、あまり適切な言葉とは思い難いですね。
もちろん、一理ありますが(笑)
今のパソコンのパーツは良くできているので適当につないでも動きますし、個人ユー
スならそう神経質になる必要はないと思います。

ただ、加藤@ODNさんのご指摘通りマスター空けてのスレーブ接続は電気的に良く
ないので1対1接続のケーブル買った方が良いでしょう。

MNE

unread,
Jul 31, 2001, 12:54:20 AM7/31/01
to
MNEです。

今回のケースではsecondary masterが空いていることが理由です。
ATAPIドライブのセルフテストの関係で、masterから接続するほうが良いでしょ
う。

動く動かないで判断するなら、どちらでも動きます。
昔はマスターなしスレーブだけだと認識しないものがありましたが、今はそんな
ことはありません。

で、木屋サン、あなたの見解は?


"Yoshio Kiya" <ki...@nac.co.jp> wrote in message
news:9k58th$2efn$2...@nwall2.odn.ne.jp...

Hideki Kato

unread,
Jul 31, 2001, 1:31:13 AM7/31/01
to
加藤@ODNです.

In article <3b66390d$0$2299$44c9...@news3.asahi-net.or.jp>, 松永有信[Arinobu Matsunaga] wrote:
>>  その根拠をちゃんと示してあげないと「マスター無しのスレーブ
>> はダメ」と勘違いしてる輩を増産することになりませんか?
>
>”輩”という言葉は、あまり適切な言葉とは思い難いですね。
>もちろん、一理ありますが(笑)
>今のパソコンのパーツは良くできているので適当につないでも動きますし、個人ユー
>スならそう神経質になる必要はないと思います。

それは確か.
#ま,それが逆に規格を知らずにトラブって慌てる人を増やしているのも事
#実なんでしょう.
#それはそれで,また,アマチュアの楽しみ方の一つでもあるとも言える.

>ただ、加藤@ODNさんのご指摘通りマスター空けてのスレーブ接続は電気的に良く
>ないので1対1接続のケーブル買った方が良いでしょう。

これは私ではなく MNE さんです.#私は書き忘れました(爆).

一回,ちゃんとまとめた方が良さそうですね.

1.ケーブルのコネクタのマスター/スレーブを逆に使ってよいか?
ATA66 以降の 80 芯ケーブルに付いているコネクタにはマスターとスレーブ
の指定があるが,これはケーブルセレクト機能のためのものであり,各デバ
イス側でマスター/スレーブの別を(ジャンパピンなどで)設定すれば,そ
ちらが優先する.

2.コネクタが2つ有るケーブルの遠い方を使わない時の問題点
遠い方を開放して中間のコネクタだけを使うのは,そこから先のケーブルが
スタブとなって信号波形が乱れる※1ので避けた方がよい.特に高速なイン
ターフェースの場合,問題が起きる可能性が高い.

3.マスター無しスレーブだけという使い方の仕様上の問題
ATA/ATAPI インターフェース規格ではマスターとスレーブには,初期化時の
動作※2を除いて,全く区別は無い.しかし,スレーブのみという形態をサ
ポートしないホストも規格上は許されているので,「必ず」動作するとは言
い切れない.

4.ホスト側と書いてあるコネクタをデバイス側に使ってよいか?
ホスト側と書いてあるコネクタをデバイス側に使うのは,論理的には,ケー
ブルセレクト機能を使わなければ問題はないはずだが,電気的には,コネク
タ間の距離の制限に引っ掛かる可能性が高い(ケーブルにもよるし,こうい
う使い方をしなくても距離の制限にひっかかりそうなケーブルもあるので,
曖昧な表現になってます).
#具体的な距離制限なんですが...誰かお願い(爆)

※1:信号パルスが遠い方(開放端)で全反射して(つまり逆位相のパルス
になって)戻ってくるため,次のパルスと重なると打ち消してしまったりす
る.#たとえ重ならなくても,負のパルスが入るのであまりよくないわなぁ.

※2:初期化時だけは,マスターとスレーブが同時に動作するようになって
おり,マスターはスレーブからの完了信号を待ってホストに完了信号を出す
ことになっている.

後はよろしく.>ALL

Takao Ono

unread,
Jul 31, 2001, 1:35:09 AM7/31/01
to
小野@名古屋大学 です.

<3b66390d$0$2299$44c9...@news3.asahi-net.or.jp>の記事において
a...@am.104.netさんは書きました。
am> ただ、加藤@ODNさんのご指摘通りマスター空けてのスレーブ接続は電気的に良く
am> ないので1対1接続のケーブル買った方が良いでしょう。
# 40芯のケーブルだと, ケーブルセレクトにした場合端はスレーブに
# なったはず.

え~と, つまるところ「(ボードとデバイスの) 2つをつなぐんだったら
ケーブルの端と端を使いましょう」ですよね, マスターとかスレーブと
かはとりあえず関係なく.

とりあえずというのは, もちろん「マスターなしのスレーブだけ」とい
う状況では動かないかもしれない (デバイスやドライバなどに依存する)
からですが.
--
名古屋大学 工学部 電子工学科 平田研究室
小野 孝男

Dairyo Gokan

unread,
Jul 31, 2001, 3:46:26 AM7/31/01
to
Hideki Kato wrote:
-----------------------------------------------------------------------

> ATA/ATAPI インターフェース規格ではマスターとスレーブには,初期化時の
> 動作※2を除いて,全く区別は無い.しかし,スレーブのみという形態をサ
> ポートしないホストも規格上は許されているので,「必ず」動作するとは言
> い切れない.
> ※2:初期化時だけは,マスターとスレーブが同時に動作するようになって
> おり,マスターはスレーブからの完了信号を待ってホストに完了信号を出す
> ことになっている.
-----------------------------------------------------------------------

はぁ?

 「マスターはスレーブからの完了信号」とは、IDEコネクタ中の具体
的にどのピン(信号)ですか? また、「マスターからホストに出す完了
信号」とは、IDEコネクタ中の具体的にどのピン(信号)ですか?

 また、それらの情報の出展はいずこに?

 ATAPI仕様のドライブで、スレーブに単体で接続して動作しない具体
例を1つでも挙げてもらえますか?

 私が最初に使ったATAPIドライブは、ミツミ製の4倍速だったと思い
ますが、スレーブに単独で接続して不具合があったことは、過去に一件
もありません。

+---------------------------------------------------------------------+
| From : Dairyo Gokan ( 後神 大陵 ) |
| Org. : Hitmark Computer Corporation ( ヒットマークコンピュータ ) |
| Adrs : 13256 Northup Way Suite 3, Bellevue WA 98005 |
| TEL:425-649-8808 FAX:425-649-9001 mailto:na...@can.bekkoame.ne.jp |
+---------------------------------------------------------------------+

MNE

unread,
Jul 31, 2001, 4:03:52 AM7/31/01
to
MNEです。

"Dairyo Gokan" <na...@can.bekkoame.ne.jp> wrote in message
news:3B666252...@can.bekkoame.ne.jp...


>  ATAPI仕様のドライブで、スレーブに単体で接続して動作しない具体
> 例を1つでも挙げてもらえますか?
>
>  私が最初に使ったATAPIドライブは、ミツミ製の4倍速だったと思い
> ますが、スレーブに単独で接続して不具合があったことは、過去に一件
> もありません。

私の経験では、時代としてはCDROM4倍速あたり、CPUが486前後、チップセットと
してOPTiががんばっていた頃ですが、当時のBIOS(たぶんAMI)でこの症状が出
たように思います。

ドライブの仕様ではなく、BIOSの仕様(作り)でマスターがないとスレーブをス
キャンしなかったように思います。


Yoshio Kiya

unread,
Jul 31, 2001, 4:57:03 AM7/31/01
to
 なんか論理に無理があるような気がします。

MNE wrote in <9k5opb$9ba$1...@nn-os105.ocn.ad.jp>


> ドライブの仕様ではなく、BIOSの仕様(作り)でマスターがないとスレーブをス
> キャンしなかったように思います。

 私の経験では、BIOS の仕様で ATAPI の CD-ROM が使えないもの
があったように思います。

 なので、「ATAPI CD-ROM は使わない方がよい」と主張した方が
よいのでしょうか?

# ちゃちゃかな?

Yoshio Kiya

unread,
Jul 31, 2001, 5:01:35 AM7/31/01
to
 MNEさん、こんにちは、木屋です。

MNE wrote in <9k5dlu$mb3$1...@nn-os103.ocn.ad.jp>
> 今回のケースではsecondary masterが空いていることが理由です。

 あちゃ~。そうだったんですか?私のところには、本記事の方か
らの動いたという報告のフォローが届いていないので…(^_^;

> 動く動かないで判断するなら、どちらでも動きます。
> 昔はマスターなしスレーブだけだと認識しないものがありましたが、今はそんな
> ことはありません。

 昔の機械で動かないことがあるからって条件付きですよね。私は、
そういった条件をはしょってしまうと「初心者は無条件にスレーブ
だけにつないではダメ」と勘違いしてしまうので、ちゃんとした説
明が必要だと思っただけです。

# で、いつまで昔のことを引きずって行くのでしょうか?

 さらにたちが悪いことに、こういった人の中には、後にいくら説
明してもガンとして正しい知識を受け入れようとしない人がいるこ
とです。(^_^;(プライドが許さないんだろうなぁ)

> で、木屋サン、あなたの見解は?

 あちゃ~!完全に敵視されちゃいましたね。お代官様お許しくだ
さいm(_ _)m(フレームは苦手です)

# これ以上の議論は usage 行きになりそうですね。

Yoshio Kiya

unread,
Jul 31, 2001, 5:17:27 AM7/31/01
to
 自己フォローです。m(_ _)m

Yoshio Kiya wrote in <9k5so1$u92$2...@nwall1.odn.ne.jp>


>  あちゃ~。そうだったんですか?私のところには、本記事の方か
> らの動いたという報告のフォローが届いていないので…(^_^;

 元記事の方は「動かない」とか「トラブった」とかいったことで
はないようですね。

MNE

unread,
Jul 31, 2001, 6:52:51 AM7/31/01
to
MNEです。

"Yoshio Kiya" <ki...@nac.co.jp> wrote in message

news:9k5so1$u92$2...@nwall1.odn.ne.jp...

>  昔の機械で動かないことがあるからって条件付きですよね。私は、
> そういった条件をはしょってしまうと「初心者は無条件にスレーブ
> だけにつないではダメ」と勘違いしてしまうので、ちゃんとした説
> 明が必要だと思っただけです。

私なら逆に、初心者にはスレーブだけの接続はしないようにと説明したいです
ね。
補足としてスレーブだけでも実際は動くとして。


原点に戻り、元記事について木屋さんの技術的観点でフォローをお願いしたいの
ですが。
#これまでの木屋さんのフォローに技術的な主張が感じられません。

#ちなみに私は、加藤@ODNさんのまとめられた内容に賛同です。
news:3b662...@binarykiller.newsgroups.com...


Hisakazu Suzuki

unread,
Jul 31, 2001, 6:30:17 AM7/31/01
to
鈴木Hです。

> > ドライブの仕様ではなく、BIOSの仕様(作り)でマスターがないとスレーブをス
> > キャンしなかったように思います。
>
>  私の経験では、BIOS の仕様で ATAPI の CD-ROM が使えないもの
> があったように思います。

Enhanced IDEの規格のものでそういうのってあるんですか?
それじゃあ、Enhancedの意味がないように思いますが・・・

Hideki Kato

unread,
Jul 31, 2001, 8:34:42 AM7/31/01
to
加藤@ODNです.

In article <3B666252...@can.bekkoame.ne.jp>, Dairyo Gokan wrote:
>Hideki Kato wrote:
>-----------------------------------------------------------------------
>> ATA/ATAPI インターフェース規格ではマスターとスレーブには,初期化時の
>> 動作※2を除いて,全く区別は無い.しかし,スレーブのみという形態をサ
>> ポートしないホストも規格上は許されているので,「必ず」動作するとは言
>> い切れない.
>> ※2:初期化時だけは,マスターとスレーブが同時に動作するようになって
>> おり,マスターはスレーブからの完了信号を待ってホストに完了信号を出す
>> ことになっている.
>-----------------------------------------------------------------------
>
>はぁ?
>
> 「マスターはスレーブからの完了信号」とは、IDEコネクタ中の具体
>的にどのピン(信号)ですか? また、「マスターからホストに出す完了
>信号」とは、IDEコネクタ中の具体的にどのピン(信号)ですか?

「初期化時」というのは正確ではありませんでした.正確な表現は
「EXECUTE DEVICE DIAGNOSTIC コマンドの実行時」になります.

信号線は PDIAG- です.

> また、それらの情報の出展はいずこに?

ANSI の ATA/ATAPI-4 のワーキングドラフト,T13/1153D revision 18(タ
イトルは "Information Technology -AT Attachment with Packet
Interface Extension (ATA/ATAPI-4)")の page 39 です.特に長くはない
ので引用しておきます.

The devices using this interface shall be programmed by the host computer to perform commands and
return status to the host at command completion. When two devices are daisychained on the interface,
commands are written in parallel to both devices, and for all except the EXECUTE DEVICE DIAGNOSTIC
command, only the selected device executes the command. Both devices shall execute an EXECUTE
DEVICE DIAGNOSTIC command regardless of which device is selected, and Device 1 shall post its status
to Device 0 via PDIAG-. When the SRST bit in the Device Control register is set to one, both devices shall
perform the software reset protocol.

#正式な規格書は有料なので,ドラフトで勘弁 (^^;;).
# <http://www.t13.org/#Project_drafts> から入手しました.
#確認しようとしたら Host is unreachable になったのでちょっと心配.

Dairyo Gokan

unread,
Jul 31, 2001, 2:18:17 PM7/31/01
to
MNE wrote:
-----------------------------------------------------------------------
> >  ATAPI仕様のドライブで、スレーブに単体で接続して動作しない
> > 具体例を1つでも挙げてもらえますか?
>
> 私の経験では、時代としてはCDROM4倍速あたり、CPUが486前後、
> チップセットとしてOPTiががんばっていた頃ですが、当時のBIOS
> (たぶんAMI)でこの症状が出たように思います。
>
> ドライブの仕様ではなく、BIOSの仕様(作り)でマスターがないと
> スレーブをスキャンしなかったように思います。
-----------------------------------------------------------------------

 この当時、M/BがオンボードでIDEポートを搭載していることは
まれで、ほとんどのチップセット(サウスブリッジ)にはIDEが搭載
されていません。

 また、プライマリIDEしか搭載されていないM/Bで、スレーブに
CDROMドライブだけを接続するのが普通とは考えられません。

 M/BにプライマリIDEとセカンダリIDEが広く一般に搭載され始め
るのは、明らかにEnhanced-IDE以降で、IntelがPCI対応の486用
チップセットでIDEコントローラを取り込んでからです。

 私が確認した範囲では、初期のBIOSではCDROMを認識できず、
「Not Installed」と表示されても、全てちゃんと動作しました。
なぜなら、DOSのCDROMドライバにしろ、WindowsのCDROMドライバ
にしろ、BIOSを使ってアクセスしていないからです。

あくまでBIOSは、ドライブが接続されていることを検出して画面に
表示するのみで、CDROMドライブへアクセスするためのBIOSのエン
トリは存在しません。 というのも、オリジナルのIBM-PC/ATが、
CDROMドライブをサポートしていなかった(それ以前に当時はCDROM
ドライブそのものが存在しなかった)からです。

 もし、BIOSでCDROMを制御できるのだとしたら、INT xx等のエン
トリや、ファンクション番号などの情報源を示して頂けますか?

Dairyo Gokan

unread,
Jul 31, 2001, 2:19:09 PM7/31/01
to
MNE wrote:
-----------------------------------------------------------------------

> 原点に戻り、元記事について木屋さんの技術的観点でフォローを
> お願いしたいのですが。
> #これまでの木屋さんのフォローに技術的な主張が感じられません。
>
> #ちなみに私は、加藤@ODNさんのまとめられた内容に賛同です。
> news:3b662...@binarykiller.newsgroups.com...
-----------------------------------------------------------------------

 それでは、私の ...

> 「マスターはスレーブからの完了信号」とは、IDEコネクタ中の
> 具体的にどのピン(信号)ですか? また、「マスターからホスト
> に出す完了信号」とは、IDEコネクタ中の具体的にどのピン(信号)
> ですか?
>

> また、それらの情報の出展はいずこに?

に答えて頂けますか?

 ハッキリ言いますが、IDE/ATAPI仕様で、マスタ~スレーブ間
には、双方向はもちろん片方向でも、通信したりや状態を通知
するような信号は一切存在しません。

Hideki Kato

unread,
Jul 31, 2001, 2:36:21 PM7/31/01
to
加藤@ODNです.

In article <3B66F69D...@can.bekkoame.ne.jp>, Dairyo Gokan wrote:

> ハッキリ言いますが、IDE/ATAPI仕様で、マスタ~スレーブ間
>には、双方向はもちろん片方向でも、通信したりや状態を通知
>するような信号は一切存在しません。

あれ? まだ私の書いた記事
<3b668a12$1...@binarykiller.newsgroups.com>
は届いてないのかな? 詳しくはそちらを読んで貰うとして,スレーブから
マスターへの通知には PDIAG- を使います.

Yoshio Kiya

unread,
Jul 31, 2001, 8:06:32 PM7/31/01
to
MNE wrote in <9k62m6$q50$1...@nn-os104.ocn.ad.jp>
> 私なら逆に、初心者にはスレーブだけの接続はしないようにと説明したいです
> ね。
> 補足としてスレーブだけでも実際は動くとして。

 だから「メモリーはCPUに近い方から差さなきゃいけない」と
か「AGPにボード差したらPCI1は使えない」とかを声高に主
張する方が後を絶たないわけですね。(:_;)

# つい最近まで私もこれを信じてたし…

 現状「スレーブだけの接続をしてはいけない」と勘違いしている
*方々*(^_^; が大勢いる理由がハッキリしましたね。

> 原点に戻り、元記事について木屋さんの技術的観点でフォローをお願いしたいの
> ですが。
> #これまでの木屋さんのフォローに技術的な主張が感じられません。

 そうですね、失礼しました。m(_ _)m

# fj.sys.ibmpc や他の NewsGroup でなんども(つい最近も含めて)
# 「スレーブだけに接続しても問題なし」と主張していたもので…
# だいたい、この議論何回繰り返すんだろう(^_^;

 私の意見は、スレーブだけにつないでも問題ないと思います。現
状PCを11台所有しておりますが、すべて CD-ROM(DVD)はセカンダリ
のスレーブにマスターを空けて接続しております。

 会社のマシンも私が設定をするときには、まず、CD-ROM をスレ
ーブにします。(何台変更したか覚えていないくらいいっぱい変更
しました)

 技術的根拠は私には解りませんが、IDE は各チャンネル1台ずつ
接続したほうが速いと聞いております。

 ポータビリティを確保するために一部のデータ用の HDD は OS
とは別にするようにしているので ATAPI が登場以来ズ~とこの設
定で使用しておりますが問題を起こしたことはありません。(ざっ
と数えただけでも 30 台くらいは買ってると思います)

 さらに、私の周囲で同様の設定をして問題を起こしたケースも知
りません。

 後神さんの技術的な説明によると IDE のマスタとスレーブ間に
違いはないそうです。

 よって、現状のほとんどのマシンではスレーブだけに接続しても
問題ないと思っております。

 ただ、ATAPI 以前(たしかATAPIが出来る直前) の IDE CD-ROM で
は、マスターでないと駄目なマシンがメーカー製には多かった気が
します。確かうちにあった初期の東芝ブレッツァ 133DA(?) もそう
だったと思います。

> #ちなみに私は、加藤@ODNさんのまとめられた内容に賛同です。

 私も加藤さんのご説明は新たな知識として十分に参考にさせてい
ただきました。(鵜呑みに出来ないやつなのでm(_ _)m)

 で、今は、加藤さんと後神さんの議論を興味深く見つめています。

# 加藤さん、後神さん、ありがとうございます。

Hideki Kato

unread,
Jul 31, 2001, 11:15:41 PM7/31/01
to
加藤%追補@ODNです.

出典ですが,

トランジスタ技術 SPECIAL No. 67,
特集「パソコン周辺機器インターフェースII」

なら日本語ですし,お持ちの方/読まれた方も多いかと思います.
#最初に読んだのはこっちだった (^^;;).
#まだ手に入るはず.ちょっと前に秋葉原で見かけた記憶が...

In article <3b668a12$1...@binarykiller.newsgroups.com>, Hideki Kato wrote:
>In article <3B666252...@can.bekkoame.ne.jp>, Dairyo Gokan wrote:

>> 「マスターはスレーブからの完了信号」とは、IDEコネクタ中の具体
>>的にどのピン(信号)ですか?

同書 14 ページの欄外にもこのことがはっきり書かれています.また,同
16 ページの信号線の表には,34番の PDIAG- の方向は D1→D0 と書かれて
います.

>また、「マスターからホストに出す完了
>>信号」とは、IDEコネクタ中の具体的にどのピン(信号)ですか?

同書には「エラーレジスタに返す」とあります.
#こういうのは(特にハード屋さんは)信号とは呼ばないかな?
#もし勘違いさせてたらご免なさい.
#でも「完了情報」ってのもあれだし...なんと呼べばいいのでしょう?

> ATAPI仕様のドライブで、スレーブに単体で接続して動作しない具体
>例を1つでも挙げてもらえますか?

知りません.

> 私が最初に使ったATAPIドライブは、ミツミ製の4倍速だったと思い
>ますが、スレーブに単独で接続して不具合があったことは、過去に一件
>もありません。

私もそういう経験はありませんし,最近のドライブなら全部動くと(強く)
信じています.

しかし,公にする情報としては,(経験上無いから)「大丈夫」というのは
(特に初心者には)危険だと考えます.規格で保証されてない以上,それを
優先し,補足として「経験上,最近のものは皆動く」などの説明を加えるの
が本筋でしょう.

#規格を調べてからものを言いましょう.
##私はこれで何度も恥をかいてますから,本当はこんなことを人に言える
##立場ではないのですが...(爆)

では.

Hisakazu Suzuki

unread,
Jul 31, 2001, 10:59:19 PM7/31/01
to
鈴木Hです。

> -----------------------------------------------------------------------
> > >  ATAPI仕様のドライブで、スレーブに単体で接続して動作しない
> > > 具体例を1つでも挙げてもらえますか?
> >
> > 私の経験では、時代としてはCDROM4倍速あたり、CPUが486前後、
> > チップセットとしてOPTiががんばっていた頃ですが、当時のBIOS
> > (たぶんAMI)でこの症状が出たように思います。
> >
> > ドライブの仕様ではなく、BIOSの仕様(作り)でマスターがないと
> > スレーブをスキャンしなかったように思います。
> -----------------------------------------------------------------------
>
>  この当時、M/BがオンボードでIDEポートを搭載していることは
> まれで、ほとんどのチップセット(サウスブリッジ)にはIDEが搭載
> されていません。
>
>  また、プライマリIDEしか搭載されていないM/Bで、スレーブに
> CDROMドライブだけを接続するのが普通とは考えられません。

EnhancedでないIDEでは、ドライブ容量として528MBまでしか認識できません。
CDROMは一般につなげない、となっていたのではないでしょうか。
この頃CDROMを使うとなると、SCSIかサウンドブラスター接続のどちらかがほとんど
だったはずです。
サウンドブラスターの一部にCDROMポートとしてIDEを持っているものがありますが、
一系統しかないIDEにCDROMをつなぐというとそういう場合だけだと思いますよ。

>  M/BにプライマリIDEとセカンダリIDEが広く一般に搭載され始め
> るのは、明らかにEnhanced-IDE以降で、IntelがPCI対応の486用
> チップセットでIDEコントローラを取り込んでからです。
>

これに関して、私が使っていた486マザーボードではオンボードIDEを持っていました
が、知人が持っていたペンティアム90MHzのマシンでは持っていませんでした。当時
最高性能品であったにもかかわらず、ISAのI/OカードのIDEにハードディスクが接続
されていてびっくりした覚えが・・・

>  私が確認した範囲では、初期のBIOSではCDROMを認識できず、
> 「Not Installed」と表示されても、全てちゃんと動作しました。
> なぜなら、DOSのCDROMドライバにしろ、WindowsのCDROMドライバ
> にしろ、BIOSを使ってアクセスしていないからです。

これはその通りだと思います、というか、BIOSのオートディテクトでCDROMが表示さ
れるようになったのは、わりと最近のことだと思います。
なのでBIOSを使ってのアクセス云々はよくわかりませんが、まあ妥当なところかと・
・・

私もどちらかといえば「どこにつないでもいい派」ですが、以上気づいたことのみ。

Takao Ono

unread,
Jul 31, 2001, 11:57:10 PM7/31/01
to
小野@名古屋大学 です.

とりあえず私の主張は「実際の話と仕様の話は切離して考えましょう」
です. で, ATA に関しては「『実際上』スレーブだけでも動く (ことが
ほとんどである) が『仕様上は』その設定のときに動くかどうかは規定
されていない (動かないことがあるかもしれない)」でいいんでしょう
か? で, そうだとすれば話は簡単ですよね. そのように説明するだけで
す.

<9k7ogt$1iso$1...@nwall1.odn.ne.jp>の記事において
ki...@nac.co.jpさんは書きました。
kiya>  だから「メモリーはCPUに近い方から差さなきゃいけない」と
kiya> か「AGPにボード差したらPCI1は使えない」とかを声高に主
kiya> 張する方が後を絶たないわけですね。(:_;)
メモリについては, システムによってはどの順に刺すか指定されている
場合があります (その順に刺さないと動かないかどうかは別問題とし
て). また, AGP と PCI1 (どこが PCI1 だって疑問はさておき) につい
ては「割り込み」が 1つのキーワードですよね (この辺はよくわからな
いんですが).

結局「適用範囲はどこまでか」というのがポイントだと思います.

kiya>  現状「スレーブだけの接続をしてはいけない」と勘違いしている
kiya> *方々*(^_^; が大勢いる理由がハッキリしましたね。
上の「ATA に関しては」が正解であればという前提のもとで「『仕様上
規定されていないので』スレーブだけの接続はしない方が『安全であ
る』」というのはどうでしょうか? これでも問題ありですか?

Yoshio Kiya

unread,
Aug 1, 2001, 2:25:27 AM8/1/01
to
 小野さん、こんにちは、木屋です。

ta...@hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp (Takao Ono) wrote in <9k7umm$2j9$1...@henry.hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp>


> 上の「ATA に関しては」が正解であればという前提のもとで「『仕様上
> 規定されていないので』スレーブだけの接続はしない方が『安全であ
> る』」というのはどうでしょうか? これでも問題ありですか?

 多少なりとも説明があれば「スレーブだけの接続はしないが安全」
でも「DVD-ROMドライブはmasterにされた方が良い」でも異存はあ
りません m(_ _)m

Suzuki Takumi

unread,
Aug 1, 2001, 11:48:14 AM8/1/01
to
<9k7rji$9hf$1...@prometheus.ntsel.go.jp>の記事において
suz...@ntsel.go.jpさんは書きました。
>> >  また、プライマリIDEしか搭載されていないM/Bで、スレーブに
>> > CDROMドライブだけを接続するのが普通とは考えられません。

E-IDE 以前から大容量 HDD を使っていた人だと HDD は SCSI が当たり前で
CDROM だけ IDE という構成は有り得ますね。
実際に今でもそういう構成で使っている知人もいますし、私自身も一時期
そのような構成で使っていました。
CDROM ドライブだけを接続するのが普通かどうかは人によりけりでしょう。


>> EnhancedでないIDEでは、ドライブ容量として528MBまでしか認識できません。
>> CDROMは一般につなげない、となっていたのではないでしょうか。

1996 年製の SiS チップセットの 486 マザーボードが手元にあります。
チップセット内蔵の HDD コントローラは E-IDE 対応で 528MB 以上の HDD は
使えますが CDROM は DOS や Windows で試した限り認識しませんでした。
E-IDE 以降でもこういう製品もあります。


>> サウンドブラスターの一部にCDROMポートとしてIDEを持っているものがありますが、
>> 一系統しかないIDEにCDROMをつなぐというとそういう場合だけだと思いますよ。

サウンドブラスターに付属のフラットケーブルは両端にしかコネクタがついて
いませんでしたので元々一台だけしか繋がないことが前提ですね。
そもそもあれって IDE なんでしょうか?
手元の 1994 年製の SB16 をみると、カード上の CDROM ドライブ接続用の
コネクタは Panasonic 用と MITSUMI 用と SONY 用の 3 つあります。
Creative 純正の Panasonic 製 CDROM ドライブは ATAPI に対応した最近の
マザーボードでも認識しなかったような記憶があります。


>> >  私が確認した範囲では、初期のBIOSではCDROMを認識できず、
>> > 「Not Installed」と表示されても、全てちゃんと動作しました。
>> > なぜなら、DOSのCDROMドライバにしろ、WindowsのCDROMドライバ
>> > にしろ、BIOSを使ってアクセスしていないからです。
>> これはその通りだと思います、というか、BIOSのオートディテクトでCDROMが表示さ
>> れるようになったのは、わりと最近のことだと思います。

「初期」がいつ頃かはよく分りませんが、私の身の回りでは
1995 年製の 430NX チップセット Socket5 :起動時に認識しないが使える
1997 年製の 430VX チップセット Socket7 :起動時に認識する
です。


では
 _
(‥) 鈴木工 (Suzuki Takumi)
∬∬∬ mailto:suz...@cc.kyoto-su.ac.jp

MIYAZAKI Shin

unread,
Aug 1, 2001, 10:54:36 PM8/1/01
to
suz...@cc.kyoto-su.ac.jp (Suzuki Takumi) writes:

> そもそもあれって IDE なんでしょうか?

SoundBlaster16 には
・Panasonic等の独自インターフェイス
・SCSIインターフェイス
・IDEインターフェイス
と、いろんなインターフェイスを持ったモデルが存在しています。

--
みやざき
sh...@miyazaki.email.ne.jp

Suzuki Takumi

unread,
Aug 2, 2001, 2:23:33 AM8/2/01
to
<m3ofpzt...@miyazaki.email.ne.jp>の記事において
sh...@miyazaki.email.ne.jpさんは書きました。

>> suz...@cc.kyoto-su.ac.jp (Suzuki Takumi) writes:
>> > そもそもあれって IDE なんでしょうか?
>> SoundBlaster16 には
>> ・Panasonic等の独自インターフェイス
>> ・SCSIインターフェイス
>> ・IDEインターフェイス
>> と、いろんなインターフェイスを持ったモデルが存在しています。

SB16 SCSI は現役で使ってます。
他にいろんなバリエーションの SB16 を持っていますが、ちゃんとした
IDE インターフェイスを持ったものもあるのは知りませんでした。
HDD も繋がるのでしょうか?

Atushi Sakauchi

unread,
Aug 2, 2001, 12:51:48 PM8/2/01
to
坂内と申します.

> > ATAPI仕様のドライブで、スレーブに単体で接続して動作しない具体
> >例を1つでも挙げてもらえますか?
>
> 知りません.
>
> > 私が最初に使ったATAPIドライブは、ミツミ製の4倍速だったと思い
> >ますが、スレーブに単独で接続して不具合があったことは、過去に一件
> >もありません。
>
> 私もそういう経験はありませんし,最近のドライブなら全部動くと(強く)
> 信じています.

規格書にも書いてあるとおり,ドライブ(デバイス)には依存せず,
ホストに依存します.
具体的には OS のドライバしだいです.
(ブートさせるなら BIOS しだいでしょう)

例えば,かつての FreeBSD (の wd ドライバ)では,スレーブに単独で
接続された CD-ROM ドライブは認識されませんでした.
もちろん,現在の FreeBSD (の ad ドライバ) では認識されます.

Dairyo Gokan

unread,
Aug 2, 2001, 2:11:27 PM8/2/01
to
Hideki Kato wrote:
-----------------------------------------------------------------------

> 出典ですが,
>
> トランジスタ技術 SPECIAL No. 67,
> 特集「パソコン周辺機器インターフェースII」
>
> なら日本語ですし,お持ちの方/読まれた方も多いかと思います.
> #最初に読んだのはこっちだった (^^;;).
> #まだ手に入るはず.ちょっと前に秋葉原で見かけた記憶が...
>
> >> 「マスターはスレーブからの完了信号」とは、IDEコネクタ中の具体
> >>的にどのピン(信号)ですか?
>
> 同書 14 ページの欄外にもこのことがはっきり書かれています.また,同
> 16 ページの信号線の表には,34番の PDIAG- の方向は D1→D0 と書かれて
> います.
-----------------------------------------------------------------------

 CQ出版社の「トランジスタ技術 SPECIAL」は、途中一部抜けた号
もあるものの、No.47まで買っていたのですが、残念ながら「No. 67
特集 パソコン周辺機器インターフェースII」は手元にありません
ので記事の内容を確認できません。

 確かに「PDIAG-」信号は、デバイス1(スレーブ)によってアサート
され、デバイス0(マスタ)によって検出されます。 しかし、この
信号はドライブ内の自己診断機能で、スレーブ側のドライブに異常が
検出された場合のみに使用されるだけです。

 以前にも書いたとおり、IDEでは、デバイス0(マスタ)/デバイス1
(スレーブ)双方ともに完全な制御レジスタを持っています。 これは
ドライブ設定の決定をケーブルセレクトで行なう場合もジャンパ設定
で行なう場合も同じです。 当然、エラーレジスタも個々に存在し
ます。

-----------------------------------------------------------------------


> 同書には「エラーレジスタに返す」とあります.
> #こういうのは(特にハード屋さんは)信号とは呼ばないかな?
> #もし勘違いさせてたらご免なさい.
> #でも「完了情報」ってのもあれだし...なんと呼べばいいのでしょう?

-----------------------------------------------------------------------

 では、「エラーレジスタに返す」とは、どのビットに反映される
のでしょう?

 マスタドライブが存在しなくとも、スレーブ自身も「エラーレジ
スタ」は持っていますが、スレーブ側しか存在しないと、どういう
動作シーケンスにおいて、どういう不具合があるのでしょう?

 「PDIAG-」信号が使われ、実際にその信号が意味を持つのは、リセ
ット直後のドライブの自己診断機能で、スレーブ側のドライブに異常
が検出された場合のみです。 つまり、必須ではありません。

 だから、リセット後にドライブが正常に動作している場合、この
信号は使われないので、ATA66/100規格では同ピンを「CBLID-」信号
として多重定義しており、80芯ケーブルが接続されているかどうかの
検出に使っています。

-----------------------------------------------------------------------
> しかし,公にする情報としては,(経験上無いから)「大丈夫」
> というのは(特に初心者には)危険だと考えます.規格で保証


> されてない以上,それを優先し,補足として「経験上,最近の
> ものは皆動く」などの説明を加えるのが本筋でしょう.

-----------------------------------------------------------------------

 「経験上問題ない」のではなく、I/Fの電気的仕様から全く問題
ないと言っています。

 むしろ、技術的背景を理解していない初心者が、雑誌やWebサイト
の記事を鵜呑みにして、それを知っているかの如く流布する方が
はるかに問題です。 おまけに、記事を書くことを生業としている
側にも技術に疎い人間が少なからずいるので ...。

-----------------------------------------------------------------------


> #規格を調べてからものを言いましょう.
> ##私はこれで何度も恥をかいてますから,本当はこんなことを
> ##人に言える立場ではないのですが...(爆)

-----------------------------------------------------------------------

 それは、是非とも加藤さんにお願いしたいですね。(T_T)

 いちいち指摘するのが面倒だったので、途中で辞めましたが、
ここ最近で覚えているだけでも、IDE/ATAPIインターフェースの
信号線に直列に挿入された抵抗を『ターミネータ(終端抵抗)』
と呼んでみたり、HDDのセンスアンプについて、『数百メガない
し数ギガヘルツ帯域のアンプで,周りはノイズだらけですから
ねぇ』などと仰しゃってたり、あまりに無知で思い込みに基づく
発言が多いように思います。

 前者は、「ダンピング抵抗(緩衝抵抗)」で、信号の急峻な変化
を抑止し、意図的に鈍らせることで信号の反射やノイズの輻射の
低減を狙ったもので、ターミネータ(終端抵抗)とは、異質のもの
です。

 後者のHDDのセンスアンプですが、センスアンプの周波数帯域
とHDD内部転送レートとは一致しません。

 最近のプラッタ当り容量20GBの製品(↓)でも、最大線記録密度
(Max. recording density)は449kBPI(=bit per inch)、メディア
転送レートが最大494Mbits/secです。

http://www.storage.ibm.com/hdd/desk/ds60gxp.htm

 NRZ方式で、2値(0/1)の記録なら、信号増幅およびサンプリング
系にはメディア転送レートの2倍以上の周波数帯域が要求されます
が、磁気データとしての記録は、ずっと以前からRLL(Run-Length
Limited)符号化や、多値レベルの変調等によって、必要な周波数
帯域はずっと低くなっています。

 なぜなら、磁気信号を読み取って増幅する以前に、GHz帯のよう
な高い周波数の信号を磁気として記録することができません。

 実際に、上記のクラスのHDD製品に採用されている最新のヘッド
アンプ専用IC(↓)の周波数帯域(-3dB)は、せいぜい300MHz~450MHz
どまりです。

http://us.st.com/stonline/prodpres/dedicate/datastor/preamp/preamp.htm

 また、「外部ノイズが多いかどうか」は、ノイズ源そのもので対策
してノイズ発生を抑止するか、電磁シールドによる遮蔽で対策するしか
ありません。 それは、微小信号を増幅する際に、アンプ性能として、
内部ノイズが少ない(S/N比が良い)ことが求められるのとは全く違い
ます。

Dairyo Gokan

unread,
Aug 2, 2001, 2:11:22 PM8/2/01
to
Hisakazu Suzuki wrote:
-----------------------------------------------------------------------
> EnhancedでないIDEでは、ドライブ容量として528MBまでしか認識
> できません。 CDROMは一般につなげない、となっていたのでは
> ないでしょうか。 この頃CDROMを使うとなると、SCSIかサウンド
> ブラスター接続のどちらかがほとんどだったはずです。
> サウンドブラスターの一部にCDROMポートとしてIDEを持っている
> ものがありますが、一系統しかないIDEにCDROMをつなぐというと
> そういう場合だけだと思いますよ。
-----------------------------------------------------------------------

 Enhanced-IDE規格は、ソフトウェアに関する仕様の変更と統一
のみで、ハードウェアの仕様は変わりません。 だから古いM/B
でもBIOSを更新さえできれば、528MB以上の容量を認識できます。

 また、BIOSがCDROMドライブの制御をサポートしていないのは
先述したとおりです。 ちなみに、Enhanced-IDEの規格が決まる
よりずっと以前(IBM-PCが登場した頃)から、セカンダリIDEポート
のアドレスやIRQも決まっていました。

 後期の製品でIDEやSCSIポートを持つ製品もありますが、サウ
ンドブラスターが持つCDROMポートは、多くがPanasonic専用I/F
です。

 これは、IDEと同じ40ピンコネクタですが、信号配置からして
IDE仕様とは全く互換性がありません。 繋げば壊れます。

MIYAZAKI Shin

unread,
Aug 2, 2001, 9:46:17 PM8/2/01
to
<9karl5$ou2$1...@ccnic16.kyoto-su.ac.jp> の記事において
suz...@cc.kyoto-su.ac.jp (Suzuki Takumi) が書いたことについて、

> 他にいろんなバリエーションの SB16 を持っていますが、ちゃんとした

# SB-Pro は?

> IDE インターフェイスを持ったものもあるのは知りませんでした。

これを買ったのは'95くらいだったかしら。
CD-ROMインターフェイス付きのサウンドカード(+CD-ROMドライブ)が
必要だったのですが、すでにPanasonicインターフェイスのCD-ROMドライブ
が入手難になっていたので IDE インターフェイス付きを選ばざるを
得なかったです。

# SCSI だとドライブも含めちょっと値段が高かったし

4倍速あたりになると、独自インターフェイスのドライブってのが
ほとんど無かった気がします。

> HDD も繋がるのでしょうか?

これはわかりませんです。

# そういうことを試してみるのは好きだったのですが、
# 使っていたマシンにもう一つHDDを付ける余裕が無かったです。
# 普段使ってるHDDで試しておかしなことになるのもイヤだし :-)

その当時 SB16-SCSI に HDD は繋げられるんだろうかという
話もあったのですが、こっちはどうなんでしょう?

--
みやざき
sh...@miyazaki.email.ne.jp

Hideki Kato

unread,
Aug 2, 2001, 11:22:05 PM8/2/01
to
加藤@ODNです.

In article <3B6997CF...@can.bekkoame.ne.jp>, Dairyo Gokan wrote:

細かい技術的な話に関しては,ATA/ATAPI のドラフトを読めば解決すると思
われるので,まず読んでからにしましょう.

#しかし,あれだけ「出典は?」と言っておいて,読んでないというのは一
#体どういうことなんでしょう?
##例の Red Code の影響でしょうか,アメリカの公的サイトで閉じてるも
##のもあるようです.ドラフトが入手できない時はメールで送りますから,
##連絡して下さい.サイズは約 1.5 MB です.

後神さんの主張の根拠は(明記されてませんが):

1.ATA/ATAPI インターフェースの信号線を見る限り,マスター/スレーブ
には全く違いはない(ケーブルセレクト関係は除外).

2.であるから,シングル構成の場合,マスターだけとスレーブだけの区別
は付かないはずである.

3.であるから,シングル構成のスレーブだけ,というのも,マスターだけ
と同様,「常に」動作するはずである.

ということのようです.

これを簡略化して書いて見ると,

---+ +----
+--------+
---+ +----

HOST DEVICE

という形の接続なんだから,デバイスがマスターだろうがスレーブだろうが,
区別はつかないはずで,同様に動くはずだ,ということだと思われます.確
かに,こう書いてみると,同一だと考えるのも無理からぬものがあります.

私もドラフトをそんなに詳しく読んだわけではないのですが,これに関して
参考になると思われる記述が見つかりました.

デバイス自身は,自分がマスターかスレーブかを知っており,それに依って
動作が変わるということにも注意して下さい.

>9.16 Single device configurations

>9.16.1 Device 0 only configurations

>In a single device configuration where Device 0 is the only device and the host selects Device 1, Device 0
>shall respond as follows:

>1) A write to the Device Control register shall complete as if Device 0 was the selected device;
>2) A write to a Command Block register, other than the Command register, shall complete as if
>Device 0 was selected;
>3) A write to the Command register shall be ignored, except for EXECUTE DEVICE DIAGNOSTIC;
>4) A read of the Control Block or Command Block registers, other than the Status or Alternate
>Status registers, shall complete as if Device 0 was selected;
>5) A read of the Status or Alternate status register shall return the value 00h.

>NOTE - Even though Device 1 is not present, the register content may appear valid for
>Device 1. Further means may be necessary to determine the existence of Device 1, e.g.,
>issuing a command.

>9.16.2 Device 1 only configurations

>Host support of Device 1 only configurations is host specific.

>In a single device configuration where Device 1 is the only device and the host selects Device 0, Device 1
>shall respond to accesses of the Command Block and Control Block registers in the same way it would if
>Device 0 was present. This is because Device 1 cannot determine if Device 0 is, or is not, present.
>Host implementation of read and write operations to the Command and Control Block registers of non-existent
>Device 0 are host specific.

シングル構成の時の潜在的問題点は,無いデバイスが選択された時の挙動に
あるようです.そして,スレーブはマスターが有るかどうかを知る術を持た
ない,と書いてあります.

では,スレーブはマスターが選択された時にどう対処すればいいのか? 当
然,マスターが有る時と同じに反応するしかなく,となると,ホスト側はど
うすればいいのか? これがホスト依存になっている理由のようです.
#何も考えないで作るとハングしてしまうんでしょうね,多分.<ドライバ

これでも納得できないのであれば,これ以上の議論はドラフトを読んでから
にして下さい.(_ _) >後神さん

Hisakazu Suzuki

unread,
Aug 3, 2001, 12:51:23 AM8/3/01
to
鈴木Hです。

> > 他にいろんなバリエーションの SB16 を持っていますが、ちゃんとした
>
> # SB-Pro は?

SB proでは前世代の別物ですよ。
SB16のバリエーションをおさらいしておくと、

・CDROMインターフェース:IDE、SCSIと松下、ソニー、ミツミの各専用ポート。この
ほか松下のについて(他は未確認)は外付けタイプもあり
・ASPチップ(音声合成モジュール?):あり、ソケットのみあり、ソケットもなし
・Wave Blaster(midi音源のアドオンカード):あり、コネクタのみあり、全くな
し、一部オンボードで同等機能を持ったものあり
・プラグアンドプレイ:対応、非対応

さすがにこれの単純な順列組み合わせよりは少ないですが相当数の種類になるはずで
す。
この他、チップのリヴィジョンに違いもあるようですし、OEM用の同等品Vibra16と
いったものもあります。

> > IDE インターフェイスを持ったものもあるのは知りませんでした。
>
> これを買ったのは'95くらいだったかしら。
> CD-ROMインターフェイス付きのサウンドカード(+CD-ROMドライブ)が
> 必要だったのですが、すでにPanasonicインターフェイスのCD-ROMドライブ
> が入手難になっていたので IDE インターフェイス付きを選ばざるを
> 得なかったです。
>
> # SCSI だとドライブも含めちょっと値段が高かったし
>
> 4倍速あたりになると、独自インターフェイスのドライブってのが
> ほとんど無かった気がします。

登場順序からいって、SCSI、専用ポート、IDEの順だったと思います。
IDEはSB32や64でも持っているものがあります。
IDEにCDROMが接続できるようになって専用ポートは役割を終えたと言っていいでしょ
う。

> その当時 SB16-SCSI に HDD は繋げられるんだろうかという
> 話もあったのですが、こっちはどうなんでしょう?

これは私も興味あります^^)。

Suzuki Takumi

unread,
Aug 3, 2001, 2:01:30 AM8/3/01
to

<9kdatq$k3b$1...@prometheus.ntsel.go.jp>の記事において
suz...@ntsel.go.jpさんは書きました。
>> さすがにこれの単純な順列組み合わせよりは少ないですが相当数の種類になるはずで
>> す。

SB16 は他にもモデムが一体になったものとか山ほど種類がありますね。
私は SB16 SCSI 以外はせいぜい CDROM インターフェイスや Wave Blaster の
有無ぐらいのバリエーションしか持っていません。


>> > > IDE インターフェイスを持ったものもあるのは知りませんでした。
>> > これを買ったのは'95くらいだったかしら。

SB AWE32 では CD-ROM 用インターフェイスが IDE になっているのは確認した
のですが SB16 で IDE のものがあるのは知らなかったので質問した次第です。
1995 年頃からは SB16 でも IDE が主流になったわけですね。


>> 登場順序からいって、SCSI、専用ポート、IDEの順だったと思います。

確かに SCSI の方が先だったと思います。
CDROM インターフェイスが載るようになったのは 1993 年頃からでしょうか。
その頃オーチャードあたりからは SCSI と CDROM インターフェイスを両方
備えたサウンドカードなんかも出てました。


>> > その当時 SB16-SCSI に HDD は繋げられるんだろうかという
>> > 話もあったのですが、こっちはどうなんでしょう?
>>
>> これは私も興味あります^^)。

私は HDD を繋げるために SB16 SCSI を使ってます。
E-IDE 非対応なマシンで大容量の HDD を使おうと思うと SCSI が必要だが、
拡張スロットが 3 本しかない。そんなマシンで VIDEO, SCSI,SOUND, LAN を
共存させようとすると SB16 SCSI が一番順当な選択肢でした。
パラレルポート用の LAN アダプタという手もありましたが。

さすがに SB16 SCSI から繋いだ SCSI HDD からはブートできないので IDE の
HDD からブートさせています。

MIYAZAKI Shin

unread,
Aug 3, 2001, 1:45:34 AM8/3/01
to
<9kdatq$k3b$1...@prometheus.ntsel.go.jp> の記事において
"Hisakazu Suzuki" <suz...@ntsel.go.jp> が書いたことについて、

>> > 他にいろんなバリエーションの SB16 を持っていますが、ちゃんとした
>>
>> # SB-Pro は?
>
> SB proでは前世代の別物ですよ。

はい、わかってます。
「CD-ROMインターフェイス」「いろんなバリエーション」と
来ると、最初にCD-ROMインターフェイスが付いた SB-Pro も
外せないかと思いまして。

# キャディ式標準速でした :-)

--
みやざき
sh...@miyazaki.email.ne.jp

Murakami Hiroshi

unread,
Aug 3, 2001, 5:25:56 AM8/3/01
to
>  本題ですが、ケーブルのコネクター接続ですが、ドライブが1台しかないとき
> は端端になるように、中間のコネクタを空けるのがセオリーです。

「どうしても途中のコネクターにつなぎ」たくて、端のコネクターは
つながないのであれば、余分なところをはさみで切って捨てるとよいです。

Atushi Sakauchi

unread,
Aug 3, 2001, 5:55:54 AM8/3/01
to
坂内です.

At Fri, 03 Aug 2001 12:22:05 +0900,
Hideki Kato wrote:

> シングル構成の時の潜在的問題点は,無いデバイスが選択された時の挙動に
> あるようです.そして,スレーブはマスターが有るかどうかを知る術を持た
> ない,と書いてあります.

# 規格をご覧になっていない方には『潜在的問題点』という表現は
# 誤解を招くように感じましたので補足させて下さい.

そのすぐ後ろに

The host implementor shold be aware of the following when supporing
Device 1 only configurations:

という記述があり,実装についての注意が述べられています.
この注意を守って実装されたホストであれば,
スレーブ単体で正常に動作します.

Device 1 only configurations に関する記述は ATA-2 にはなく,
ATA-3 以降存在するようです.
下位規格との互換性を維持する為に,スレーブ単体での動作を考慮しない
ホストも認めざるを得なかったのかもしれません.

> #何も考えないで作るとハングしてしまうんでしょうね,多分.<ドライバ

<9kc0a1$v6$1...@nn-tk106.ocn.ad.jp> で書いた 2.1 のころの FreeBSD は,
Device 1 only configurations を考慮していなかったので,
master が見つからなければ slave を探しにいかなかったというだけです.

95年ころのことで,当時すでに Windows95 は,スレーブ単体でも
問題ありませんでした.
『昔はそういうホスト(OS)も存在した』というお話です.

Hideki Kato

unread,
Aug 3, 2001, 6:27:28 AM8/3/01
to
加藤@ODNです.

In article <9kc0a1$v6$1...@nn-tk106.ocn.ad.jp>, Atushi Sakauchi wrote:
>坂内と申します.

>> 私もそういう経験はありませんし,最近のドライブなら全部動くと(強く)
>> 信じています.
>
>規格書にも書いてあるとおり,ドライブ(デバイス)には依存せず,
>ホストに依存します.

あ,うっかりミスです.おっしゃる通りで,ドライブをドライバに訂正しま
す.有難うございました.(_ _)

Dairyo Gokan

unread,
Aug 7, 2001, 1:16:46 PM8/7/01
to
Hideki Kato wrote:
-----------------------------------------------------------------------

> 細かい技術的な話に関しては,ATA/ATAPI のドラフトを読めば解決すると思
> われるので,まず読んでからにしましょう.
-----------------------------------------------------------------------

 今さらドラフトを読むまでもありませんし、単なる推測に基づいて
「動作するはず」と言っているわけでもありません。

-----------------------------------------------------------------------
> 後神さんの主張の根拠は(明記されてませんが):


>
> これを簡略化して書いて見ると,
>
> ---+ +----
> +--------+
> ---+ +----
>
> HOST DEVICE
>
> という形の接続なんだから,デバイスがマスターだろうがスレーブだろうが,
> 区別はつかないはずで,同様に動くはずだ,ということだと思われます.確
> かに,こう書いてみると,同一だと考えるのも無理からぬものがあります.

-----------------------------------------------------------------------

 加藤さんは、実際にIDEデバイスのドライバやBIOSを書いた経験が
あるのでしょうか? どうやら、上記のような推測を持ち出すところ
からも、IDEの物理インターフェースどころか、ごく一般的なデジタル
回路やバスも十分に理解されていないようです。

-----------------------------------------------------------------------

-----------------------------------------------------------------------

 当然です。 スレーブは、マスタが存在するかどうか知っている必要
はありませんし、マスタもスレーブが存在することを知っている必要は
ありません。

 先述の「PDIAG-信号」は、スレーブドライブの内部自己診断(POST)の
結果異常が検出された時だけ、アサート('L'出力)されます。 言い替え
れば、スレーブドライブが正常に動作していれば、「PDIAG-信号」は
ネゲートされた(+5Vにプルアップされているため'H'状態)ままです。

スレーブドライブが接続されていなければ、誰も「PDIAG-」を駆動しま
せんから、やはりネゲートされたままです。

 ですから、マスタは「PDIAG-」信号でスレーブドライブの有無を知る
ことはできません。 前にも説明したとおり、「PDIAG-」信号は、スレ
ーブが接続されていることを通知するための信号ではないからです。

 それとも加藤さんは、『スレーブはマスターが有るかどうかを知る術
を持たないが、マスタにはスレーブの有無を判定する手段がある』と
仰しゃるのでしょうか? そうであれば、ぜひその根拠を伺いたいもの
です。(SingleとMasterのジャンパ設定が違うHDDもありますが、Single
とMasterの設定が同じHDDもあります。 それにCSEL信号でマスタ/スレ
ーブを識別するのみで、シングル設定はありません)

-----------------------------------------------------------------------


> では,スレーブはマスターが選択された時にどう対処すればいいのか? 当
> 然,マスターが有る時と同じに反応するしかなく,となると,ホスト側はど
> うすればいいのか? これがホスト依存になっている理由のようです.
> #何も考えないで作るとハングしてしまうんでしょうね,多分.<ドライバ

-----------------------------------------------------------------------

 全然違います。

 IDEインターフェースは、HDDコントローラボードを接続するのに
必要な信号線が最も少なくできる部分を、フラットケーブルにして
引き延ばしているに過ぎません。 必要な信号とタイミングは、
ほぼISAバスと同じです。

 そうした、ごく基本的なことを知っていれば、「応答」といった
IDEバス上に何らかの通信プロトコル手順が存在するかのような発言
は出てきません。

 ドライブ0(マスタ)と、ドライブ1(スレーブ)の両方に、ドライブ
選択レジスタ(ビット)が存在します。 CPUから見たら、両者は全く
同じI/Oアドレスに存在しているため、OUT命令でドライブ選択レジ
スタを書き変えてマスタ/スレーブ選択が変更されれば、両方のドラ
イブ内に存在するドライブ選択レジスタが同時に変化します。

 当然、OUT命令で制御レジスタにHDD制御コマンドやシリンダ/
ヘッド位置等を書き込んでも、ドライブ選択レジスタの値で自分が
応答すべきかどうか、ドライブ内で判断できます。 

 なぜなら、ジャンパ設定/セーブルセレクトによって、ドライブ
自体は自分がマスタまたはスレーブのどちらとして接続されている
か知っているからです。

 電源投入直後は、リセット信号でドライブ選択レジスタ(ビット)
がクリアされるため、CPUがOUT命令で制御レジスタに書き込む前
でも、マスタとスレーブ両方にあるドライブ選択レジスタは一致
しています。

 トリッキーとも思えるこの手法(複数のボードが同じI/Oアドレス
を共有)は、多少違いますがIBM-PC/AT用のIEEE488インターフェース
ボードや、富士通製のFM-11/FM-16β用のRS-232Cボード等でも使わ
れていたような記憶があります。

 ハングアップするのは、ホスト側のプログラムが規格で保証
されていない「ある種の仕様」を前提に設計されている場合に
起こります。 しかし、こうした問題が起こりうるのは、なにも
IDE/ATAPIに限ったことではありません。

 一般にIDEで「ハングアップする」と一括りにされている問題は
以下の2種類に大別できるはずです。


(1) マスタが存在しない場合、スレーブの有無をチェックしない
----------------------------------------------------------
 おそらく、古いFree-BSDのドライバがこれに該当するでしょう。

 同様ですが、起動時間を短くするため、応答がなかったSCSI-ID
番号以降のデバイスに対するチェックを省略していたPC-9801用の
SCSIボードの一部は、それが「仕様」だったわけです。

(2) HDDからのステータス応答を無限に待ち続ける場合
-------------------------------------------------
 たとえドライブが存在しなくても、コマンドの書き込みはでき
ますが、ステータスレジスタのコマンド終了ビットが立つまで、
ソフトウェアループで待ち続けるような場合です。

 古いBIOSは、速いCPUに応答の遅いHDDを接続してもうまく動く
ようにソフトウェアループによる待ち回数が異様に多く、ドラ
イブが接続されていないのに、BIOSでHDDのパラメータを設定
しておくと、ハングアップしたのではないかと判断するくらい、
初期化中に固まってしまうものがありました。(分単位で放置
すれば、たいていループを抜けます)

 また、古いM/Bの多くは、ソフトウェアに対する配慮が欠けた
設計の製品もあったようです。 後述するデバイス非接続時の
バス状態が電気的に保証されていないと、ソフトウェアがドラ
イブの有無を誤って判定してしまうことになります。 厄介な
のは、実際には電気的仕様がドライブ製品やメーカー毎に異なる
ため、動いたり動かなかったりもあったようです。


 加藤さんが引用しているドラフト中の「1ドライブ設定での問題」
とは、「マスタのみ」の場合でも、「スレーブのみ」の場合でも起
こりうることです。

 つまり、ドライブが1台しか接続されておらず、存在しない「
スレーブ」または「マスタ」に対してコマンドを発行した際に、
いつまで待ってもセットされることのないステータスレジスタの
コマンド完了フラグを待っているような場合です。

 最新のIDEでは、こうした問題を考慮して、ホスト/ドライブ
側双方での信号終端処理についても規定されています。 IDEの
データ信号はDD7のみ10kΩでプルダウンするように指定されて
います。 これは、接続されていないドライブのステータスレジ
スタを読み出した場合、BSY信号(Bit7)が'0'(Lレベル)であること
を保証するためです。

-----------------------------------------------------------------------


> これでも納得できないのであれば,これ以上の議論はドラフトを読ん
> でからにして下さい.(_ _) >後神さん

-----------------------------------------------------------------------

 知識だけ豊富な患者は、医者に嫌われますよ。(T_T)

 それとも、基礎知識が足りないインターンが医学書に書いて
ある内容を曲解して論じることを、疫学的には良しとしますか?

Dairyo Gokan

unread,
Aug 7, 2001, 1:18:52 PM8/7/01
to
MIYAZAKI Shin wrote:
> > SB proでは前世代の別物ですよ。
>
> はい、わかってます。
> 「CD-ROMインターフェイス」「いろんなバリエーション」と
> 来ると、最初にCD-ROMインターフェイスが付いた SB-Pro も
> 外せないかと思いまして。
>
> # キャディ式標準速でした :-)
-----------------------------------------------------------------------

 そですね。 私も、最初に買ったCDROMドライブがそれでした。
松下からOEM供給を受けたCreativeの純正品で、「Creative」と
「Windows Multimedia」のロゴ入りのヤツです。

 というより、当時それ以外には、安価で入手の容易なドライブは
なかったような。

 とはいえ、ドライブ単品のみで5万円、たしか追加のキャディを
1個3000円かそれ以上で買ったような記憶がかすかに...。

Hideki Kato

unread,
Aug 7, 2001, 3:46:59 PM8/7/01
to
加藤@ODNです.

話がどんどん逸れていくので,順々に片付けたたく存じます.

まず,そもそものテーマであった,スレーブのみ単独接続時の動作の保証に
関して,私は:

「仕様書にはホスト依存と書いてあるので,必ず動くという表現をするのは
(特に初心者には)よくないと思う」

と書きました.これに関して,後神さんは賛成なのでしょうか? それとも
反対なのでしょうか? またその理由もお願いします.

Dairyo Gokan

unread,
Aug 9, 2001, 5:45:29 PM8/9/01
to
Hideki Kato wrote:
-----------------------------------------------------------------------

> まず,そもそものテーマであった,スレーブのみ単独接続時の動作
> の保証に関して,私は:
>
> 「仕様書にはホスト依存と書いてあるので,必ず動くという表現を
> するのは(特に初心者には)よくないと思う」

>
> と書きました.これに関して,後神さんは賛成なのでしょうか? 
> それとも反対なのでしょうか? またその理由もお願いします.
-----------------------------------------------------------------------

 はっきり言って「反対」です。 無意味な混乱を招くモトを振り
撒いているだけです。

 仕様書の記述が、加藤さんの意見の根拠になり得ないことは、
先述のとおりです。

 私も、過去にM/BやBIOSあるいはCDROMドライブ側の設計の不具合
によって、スレーブのみに接続した場合、動かない組み合わせが存在
した可能性を否定はしません。 ですが、これまで加藤さんを含めた
誰からも、動かないことが確認された具体的な組み合わせを示され
ていません。

 さらに、木屋さんを始め、私自身も多数の機器を実際に接続し
現実に動作することを確認しています。

 また、私は加藤さんが根拠とした『トランジスタ技術 SPECIAL
No. 67,特集 パソコン周辺機器インターフェースII』に書かれた
記事の、「PDIAG-」信号がマスタ/スレーブ間の制御に使われる信号
ではないと説明しました。

 ところが、加藤さんは私の ...

------
>  では、「エラーレジスタに返す」とは、どのビットに反映
> されるのでしょう?
>
>  マスタドライブが存在しなくとも、スレーブ自身も「エラー

> レジスタ」は持っていますが、スレーブ側しか存在しないと、
> どういう動作シーケンスにおいて、どういう不具合があるの
> でしょう?
------

------
>  それとも加藤さんは、『スレーブはマスターが有るかどうか
> を知る術を持たないが、マスタにはスレーブの有無を判定する
> 手段がある』と仰しゃるのでしょうか? そうであれば、ぜひ
> その根拠を伺いたいものです。(SingleとMasterのジャンパ設定
> が違うHDDもありますが、SingleとMasterの設定が同じHDDもあり
> ます。 それにCSEL信号でマスタ/スレーブを識別するのみで、
> シングル設定はありません)
------

といった質問に、全く返答されていません。

 加藤さんが言っていることは、「IDEでは540MB以上の容量のHDDを
正しく認識しないことがある」と現状で唱えるのと、同等かそれ以上
に無意味なことです。

 ただ違うのは、「540MB以上の容量を正しく認識しない」場合に
ついては原因(BIOSがEIDEに非対応)が特定できることです。

Suzuki Takumi

unread,
Aug 10, 2001, 12:18:07 AM8/10/01
to

私は IDE/ATA にまつわる BIOS やデバイスドライバなぞを書いたことは
全くないので的外れなことを言うかも知れませんがお許し下さい。

<3B730479...@can.bekkoame.ne.jp>の記事において
na...@can.bekkoame.ne.jpさんは書きました。


>> Hideki Kato wrote:
>> -----------------------------------------------------------------------
>> > まず,そもそものテーマであった,スレーブのみ単独接続時の動作
>> > の保証に関して,私は:
>> >
>> > 「仕様書にはホスト依存と書いてあるので,必ず動くという表現を
>> > するのは(特に初心者には)よくないと思う」
>> >
>> > と書きました.これに関して,後神さんは賛成なのでしょうか? 
>> > それとも反対なのでしょうか? またその理由もお願いします.
>> -----------------------------------------------------------------------
>>  はっきり言って「反対」です。 無意味な混乱を招くモトを振り
>> 撒いているだけです。

...
>>  さらに、木屋さんを始め、私自身も多数の機器を実際に接続し
>> 現実に動作することを確認しています。

あくまで「多数の機器」であって「あらゆる機器」ではないですよね。

手頃な例えが思い付かないのですが、「ハイオク指定の車にレギュラー
ガソリンを入れても動くのか?」との問いに「必ず動く。なぜなら多数の
ハイオク指定の車にレギュラーガソリンを入れてみたがいずれも動いた。」
と答えるがごときことではないかと思います。

規格の上はスレーブのみで問題ないかどうかはホストに依存することに
なっているのだから、まずはホストの説明書の指示に従い、もし説明書に
繋ぎ方の厳密な指定がなければ適当に繋いでも構わないと、そういうもの
ではないかと思いますが。
世の中には動けばそれで良い人もいれば、説明書などには厳密に従って
いないと心配な人もいますからね。

PCMCIA 経由で IDE デバイスを利用する機器の中には接続するデバイス
をマスタに設定しろと説明書で指示のあるものもあります。
これはその機器のホストかドライバの都合が原因であって IDE 規格の
都合が原因でスレーブにすると動かないわけではないでしょうけど、
デバイスを一台しか繋がないように作られた機器の中にはデバイスが
マスターに設定されていることが前提になっているものが結構ありそう
に思います。


>> >  では、「エラーレジスタに返す」とは、どのビットに反映
>> > されるのでしょう?

以下 D0 =デバイス0=マスタ、 D1 =デバイス1=スレーブです。

リセット後 31 秒間が自己診断時間となっておりこの間 D1 側が PDIAG-
信号を L レベルにすれば D0 のエラーレジスタのビット 7 が 0 に、
H のままならビット 7 が 1 になる。
また、この自己診断中の D0 の異常はエラーレジスタの下位 7 ビットに
コード化して示され、正常なら 00h 。つまり D0 のエラー・レジスタが
00h でなければいずれかのデバイスに異常があったことが分かる。

以上 CQ 出版「パソコンのレガシィ I/O 活用大全」より


>> >  マスタドライブが存在しなくとも、スレーブ自身も「エラー
>> > レジスタ」は持っていますが、スレーブ側しか存在しないと、
>> > どういう動作シーケンスにおいて、どういう不具合があるの
>> > でしょう?

D0 が存在しない状態では D0 のエラーレジスタの値を見るということが
できませんが、自己診断時に D1 に異常があったかどうかをどうやって
調べているのでしょうか?
ここは私が以前から疑問に思っている点です。
D1 しか接続されていない状態でも PDIAG- が L レベルになっていれば
異常がなかったことをホストが知ることができそうですが、そうやって
調べているのでしょうか?

#冒頭で述べた通り私は BIOS やデバイスドライバを書いたことはない
#のでこの辺の事情は分かりません。


>> ------
>> >  それとも加藤さんは、『スレーブはマスターが有るかどうか
>> > を知る術を持たないが、マスタにはスレーブの有無を判定する
>> > 手段がある』と仰しゃるのでしょうか? そうであれば、ぜひ
>> > その根拠を伺いたいものです。(SingleとMasterのジャンパ設定
>> > が違うHDDもありますが、SingleとMasterの設定が同じHDDもあり
>> > ます。 それにCSEL信号でマスタ/スレーブを識別するのみで、
>> > シングル設定はありません)
>> ------

私は本人ではないので加藤さんが仰りたかったことは分かりかねますが、
上記の文献を読む限りは D1 に異常が生じたときのみ D0 は D1 の存在を
知ることができそうです。

Yoshio Kiya

unread,
Aug 10, 2001, 1:15:14 AM8/10/01
to
 鈴木さん、こんにちは、木屋です。

 ちゃんと、このスレッドの記事を読んでらっしゃいますか?

suz...@cc.kyoto-su.ac.jp (Suzuki Takumi) wrote in <9kvn9v$2bin$1...@ccnic16.kyoto-su.ac.jp>


> 規格の上はスレーブのみで問題ないかどうかはホストに依存することに
> なっているのだから、まずはホストの説明書の指示に従い、もし説明書に
> 繋ぎ方の厳密な指定がなければ適当に繋いでも構わないと、そういうもの
> ではないかと思いますが。

 坂口さんが以下のような投稿をされています。

Atushi Sakauchi wrote in <9kds9p$ooo$1...@nn-tk102.ocn.ad.jp>


> そのすぐ後ろに
>
> The host implementor shold be aware of the following when supporing
> Device 1 only configurations:
>
> という記述があり,実装についての注意が述べられています.
> この注意を守って実装されたホストであれば,
> スレーブ単体で正常に動作します.

 規格に従って実装されたホストならば動くんですよね。

> 世の中には動けばそれで良い人もいれば、説明書などには厳密に従って
> いないと心配な人もいますからね。

 「問題ないかどうかはホスト依存」だが「問題ないようにしまし
ょう」ってとき、ホストを作成する人がどちらを尊重するかってこ
とですよね。

 もし、後者を無視するようなホストを作るメーカがあったら、私
は絶対に買いたくないです。(^_^;

 鈴木さんは「動けばよい」とお考えかもしれませんが、私はイヤ
ですね。

Suzuki Takumi

unread,
Aug 10, 2001, 1:58:19 AM8/10/01
to
<9kvr0h$12rl$1...@nwall2.odn.ne.jp>の記事において
ki...@nac.co.jpさんは書きました。

>>  「問題ないかどうかはホスト依存」だが「問題ないようにしまし
>> ょう」ってとき、ホストを作成する人がどちらを尊重するかってこ
>> とですよね。

はい。これは異論ありません。
私が


>> suz...@cc.kyoto-su.ac.jp (Suzuki Takumi) wrote in <9kvn9v$2bin$1...@ccnic16.kyoto-su.ac.jp>
>> > 規格の上はスレーブのみで問題ないかどうかはホストに依存することに

...

と述べたのが誤解を生んでしまったようです。
「問題のあるホストを実装するベンダがあるかどうかに依存する」などと
表現した方が適切でしたね。

問題ないようにホストを作っても、ドライバに問題がある場合もあるのは
同じ投稿で坂口さんが FreeBSD の例で指摘されている通りで、同じく私が
Message-ID: <9kvn9v$2bin$1...@ccnic16.kyoto-su.ac.jp> で述べた
>> PCMCIA 経由でIDE デバイスを利用する機器の中には接続するデバイスを
>> マスタに設定しろと説明書で指示のあるものもあります。

これもドライバがそういうつくりになっているのが原因と思われます。


>>  鈴木さんは「動けばよい」とお考えかもしれませんが、私はイヤ
>> ですね。

この「動けば良い」が作る側か使う側かによると思います。
作る側としては、組み合わせなどが悪いと動かない可能性があるのなら
その原因を極力排除すべきでしょう。
使う側としては、私の場合は自分の使おうと思う使い方で動いてくれれば
それで満足です。

Takao Ono

unread,
Aug 10, 2001, 1:48:59 AM8/10/01
to
小野@名古屋大学 です.

本来坂口さんの記事にフォローアップするべきだとは思いますけど.

<9kvr0h$12rl$1...@nwall2.odn.ne.jp>の記事において
ki...@nac.co.jpさんは書きました。
kiya> Atushi Sakauchi wrote in <9kds9p$ooo$1...@nn-tk102.ocn.ad.jp>
kiya> > The host implementor shold be aware of the following when supporting
kiya> > Device 1 only configurations:
この文章, 私には「デバイス1 だけの設定をサポートするんだったらホ
ストを実装するときには以下のことに気を付けようね」としか読めない
んですけど....
# 「以下のことに気を付ければデバイス1 だけの設定でも動く」とは読
# めませんでした.

そう読んだ場合,

kiya> > という記述があり,実装についての注意が述べられています.
kiya> > この注意を守って実装されたホストであれば,
kiya> > スレーブ単体で正常に動作します.
kiya>  規格に従って実装されたホストならば動くんですよね。
「デバイス1 だけの設定でも規格に従って実装されたホストなら動く」
と考えることは不可能です.

そういえば, 1チャンネルに 1台しかデバイスを継がないことを前提にし
ている場合でもデバイス1 だけの設定で正常に動作するんでしょうか?
# あるいはそのような設計は規格に従っていない?

Hideki Kato

unread,
Aug 10, 2001, 5:57:40 AM8/10/01
to
加藤@ODNです.続き(技術的な話の方)です.

In article <3B70227E...@can.bekkoame.ne.jp>, Dairyo Gokan wrote:
>Hideki Kato wrote:
>-----------------------------------------------------------------------
>> 細かい技術的な話に関しては,ATA/ATAPI のドラフトを読めば解決すると思
>> われるので,まず読んでからにしましょう.
>-----------------------------------------------------------------------
>
> 今さらドラフトを読むまでもありませんし、単なる推測に基づいて
>「動作するはず」と言っているわけでもありません。
>
>-----------------------------------------------------------------------
>> 後神さんの主張の根拠は(明記されてませんが):
>>
>> これを簡略化して書いて見ると,
>>
>> ---+ +----
>> +--------+
>> ---+ +----
>>
>> HOST DEVICE
>>
>> という形の接続なんだから,デバイスがマスターだろうがスレーブだろうが,
>> 区別はつかないはずで,同様に動くはずだ,ということだと思われます.確
>> かに,こう書いてみると,同一だと考えるのも無理からぬものがあります.
>-----------------------------------------------------------------------
>
> 加藤さんは、実際にIDEデバイスのドライバやBIOSを書いた経験が
>あるのでしょうか? どうやら、上記のような推測を持ち出すところ
>からも、IDEの物理インターフェースどころか、ごく一般的なデジタル
>回路やバスも十分に理解されていないようです。

おっしゃる通り,IDE デバイスに関してはありません.デジタル回路やバス
に関する理解が不足かどうかは自分では判断しかねますが,中学生の頃にト
ランジスタによるデジタル時計(2SC371 を 100 個位使ったように記憶して
いる)を作って以来,アナログ/デジタルを問わず,バイポーラ,PMOS,NM
OS,CMOS をずっとフォローしてきました.高校と大学ではミニコン/マイ
クロコンピュータ(トランジスタ/TTL)のハードや OS,基本ソフトの作成
を,大学院以降は人工知能の研究を専門にしてきた関係上,時期によって,
ハードをやったり,ソフトをやったりしてきましたから,逆に抜けている知
識も多数あります.

いや~,それがあるのですよ.

これまでの議論で何か微妙なずれを感じていたのですが,後神さんは IDE
は隅から隅まで知っているけれど,ATA/ATAPI のパケットインタフェース拡
張部分(ATAPI の PI)はご存知ないのではありませんか? であれば,

>> そうした、ごく基本的なことを知っていれば、「応答」といった
>IDEバス上に何らかの通信プロトコル手順が存在するかのような発言
>は出てきません。

この発言も納得できます.確かに,ハードウェア上は手順は存在しないかも
知れませんが,packet command feature set の中には明確なプロトコルが
複数存在します.例えば,件のドラフトの 32 の図中,タイトルに
protocol という単語が含まれているものは8つあります.

で,こちらの質問ですが,

> それとも加藤さんは、『スレーブはマスターが有るかどうかを知る術
>を持たないが、マスタにはスレーブの有無を判定する手段がある』と
>仰しゃるのでしょうか? そうであれば、ぜひその根拠を伺いたいもの
>です。

件のドラフトの 211 頁にはっきり書いてあります.これはパワーオン/ハー
ドウェアリセットの処理手順です.後神さんには是非全部読んで頂きたいの
ですが,他の方のために要点だけ抄訳しておきます.ステップ h のコロン
以降です.

デバイス0は,ステップ g に於いてデバイス1が検出されたか否か(の情
報;訳補)を格納しなければならない.この情報はこれよりのちの全てのソ
フトウェアリセットあるいは EXECUTE DEVICE DIAGNOSTIC コマンドの処理
に必要である.この情報は次のパワーオンリセットあるいはハードウェアリ
セットまで,デバイス0によって保存されていなければならない.

>Page 211
>9.2.1 Power on and hardware resets - device 0
>The following steps should occur sequentially as listed. Several of the steps may occur concurrently or
>outside of the listed sequence when explicitly allowed so long as all timing relationships are satisfied, e.g.:
>Device 0 may continue to sample DASP- after Device 0 has completed its hardware initialization and self-diagnostic
>testing.
>Steps (b) through (o) shall be completed within 31s from negation of RESET- by the host.
>a) The host shall assert RESET- for a minimum of 25 ms after power to the device has stabilized within the
>system’s specified tolerance. The device shall not recognize a signal assertion shorter than 20 ns as a
>valid RESET signal. Devices may respond to any signal assertion greater than 20 ns and shall
>recognize a signal equal to or greater than 25 us;
>b) The device shall release PDIAG-, INTRQ, IORDY, DMARQ, and DD(15:0) no later than 400 ns after
>RESET- is negated;
>c) The device shall set the BSY bit to one no later than 400 ns after RESET- is negated;
>d) The device shall determine that it is Device 0;
>e) The device shall release DASP- no later than 1 ms after RESET- is negated;
>f) Steps (b), (c), (d), and (e) shall be completed before continuing;
>g) Device 0 shall sample DASP- for assertion by Device 1. Device 0 may sample DASP- at any
>frequency. This sampling shall not begin until at least 1 ms after RESET- is negated. Device 0 may
>stop sampling DASP- upon detection of its assertion. The last sample of DASP- by Device 0 shall occur
>no sooner than 450 ms after RESET- is negated if assertion has not been detected before this time.
>Device 0 shall not sample DASP- later than 5 s after RESET- is negated;
>h) Step (g) shall be completed before executing the following: Device 0 shall store whether or not Device
>1 was detected in step (g). This information is needed to process any future software reset or
>EXECUTE DEVICE DIAGNOSTIC command. This information shall be saved by Device 0 until the
>next power on or hardware reset;
>i) Device 0 should begin performing its hardware initialization and self-diagnostic testing;
>j) Device 0 may revert to its default condition (the device’s settings may now be in different conditions
>than they were before RESET- was asserted by the host). All Ultra DMA modes shall be disabled;T13/1153D revision 18
>k) Step (g) shall be completed before executing the following: if Device 0 did not detect that DASP- was
>asserted by Device 1 during step (g) (i.e.: Device 1 is not present), then Device 0 shall clear bit 7 to
>zero in the Error register and go to step (m);
>l) Device 0 shall sample PDIAG- for assertion by Device 1. Device 0 may sample PDIAG- at any
>frequency. This sampling shall not begin until at least 1 ms after RESET- is negated. Device 0 may
>stop sampling PDIAG- upon detection of its assertion. The last sample of PDIAG- by Device 0 shall
>occur no sooner than 450 ms after RESET- is negated if assertion has not been detected before this
>time. Device 0 shall not sample PDIAG- later than 31 s after RESET- is negated;
>1) If Device 0 detects that PDIAG- is asserted within 31 s after RESET- is negated, then Device 0 shall
>clear bit 7 to zero in the Error register;
>2) If Device 0 does not detect that PDIAG- is asserted within 31 s after RESET- is negated, then
>Device 0 shall set bit 7 to one in the Error register;
>m) If performed, the hardware initialization and self-diagnostic testing initiated in step (i) shall be completed
>before executing the following: Device 0 shall write its self-diagnostic testing results to bits 6-0 in the
>Error register. Table 10 defines results values;
>n) Device 0 shall set its signature values (see 9.1) and clear SRST in the Device Control register to zero.
>The effect on the Features register is undefined;
>o) Clearing Status register bits:
>1) If the PACKET command feature set is not implemented by Device 0, Device 0 shall clear to zero
>bits 3, 2, and 0 of the Status register;
>2) If the PACKET command feature set is implemented by Device 0, Device 0 shall clear to zero bits
>5, 4, 3, 2, and 0 of the Status register;
>p) Clearing BSY:
>1) If the PACKET command feature set is not implemented by Device 0, then steps (h), (j), (k), (l) (as
>required), (m), and (n) shall be completed before executing the following: Device 0 shall clear the
>BSY bit to zero when ready to accept commands that do not require the DRDY bit to be equal to one;
>2) If the PACKET command feature set is implemented by Device 0, then Device 0 shall return its
>operating modes to their specified initial conditions: MODE SELECT conditions shall be restored to
>their last saved values if saved values have been established; MODE SELECT conditions for which
>no values have been saved shall be returned to their default values; then Device 0 shall clear the
>BSY bit to zero when ready to accept commands;
>q) Setting DRDY:
>1) If the PACKET command feature set is not implemented by Device 0, then the DRDY bit shall be
>set to one within 30 s after the BSY bit has been cleared to zero. Steps (p) (1) and (q) (1) may
>occur at the same time;
>2) If the PACKET command feature set is implemented by Device 0, then Device 0 shall not set DRDY
>to one;

これでもまだ納得されないのであれば,ご自身でドラフトを読んで下さい.
これ以後,ドラフトを読めば分かる質問には答えません.
#英文 300 頁って本当に大変なのよ.
#孫が生まれて母子でうち(実家)に帰って来てるから時間が取れないし.

Atushi Sakauchi

unread,
Aug 11, 2001, 10:44:01 AM8/11/01
to
坂内です.

At 10 Aug 2001 05:48:59 GMT,
Takao Ono wrote:

> <9kvr0h$12rl$1...@nwall2.odn.ne.jp>の記事において
> ki...@nac.co.jpさんは書きました。
> kiya> Atushi Sakauchi wrote in <9kds9p$ooo$1...@nn-tk102.ocn.ad.jp>
> kiya> > The host implementor shold be aware of the following when supporting
> kiya> > Device 1 only configurations:
> この文章, 私には「デバイス1 だけの設定をサポートするんだったらホ
> ストを実装するときには以下のことに気を付けようね」としか読めない
> んですけど....
> # 「以下のことに気を付ければデバイス1 だけの設定でも動く」とは読
> # めませんでした.

この文章は "Single device configrations" 中の
"Device 1 only configurations" という節に含まれています.
デバイス1だけの設定は,規格できちんと規定されているわけです.

Host support of Device 1 only configrations is host specific.
であって,サポートする場合は,こうしてね.という流れです.

> そう読んだ場合,
>
> kiya> > という記述があり,実装についての注意が述べられています.
> kiya> > この注意を守って実装されたホストであれば,
> kiya> > スレーブ単体で正常に動作します.
> kiya>  規格に従って実装されたホストならば動くんですよね。
> 「デバイス1 だけの設定でも規格に従って実装されたホストなら動く」
> と考えることは不可能です.

上述したとおり,規格に従ってサポートしているホストなら動きます.

> そういえば, 1チャンネルに 1台しかデバイスを継がないことを前提にし
> ている場合でもデバイス1 だけの設定で正常に動作するんでしょうか?
> # あるいはそのような設計は規格に従っていない?

「2台のデバイスを繋げない」というのは規格上認められていません.

K

unread,
Aug 11, 2001, 11:30:40 AM8/11/01
to
こんばんは、Kと申します。

一連の記事の中で、ATAおよび、ATAPIの規格に関して、
間違った内容の記事がありますので、指摘させて頂きます。

Dairyo Gokan wrote:
>  ハッキリ言いますが、IDE/ATAPI仕様で、マスタ~スレーブ間
> には、双方向はもちろん片方向でも、通信したりや状態を通知
> するような信号は一切存在しません。

間違いです。信号は存在します。
また、それは必要だから存在しているのです。

Dairyo Gokan wrote:
> スレーブは、マスタが存在するかどうか知っている必要
> はありませんし、マスタもスレーブが存在することを知っている必要は
> ありません。

間違いです。
スレーブがマスターの存在を知る方法はありませんが、
マスターがスレーブの有無を知る方法はあります。(知る必要があります。)
DASP-信号(Device Active or Slave(Device1) Present)という信号です。
この信号はパワーオン、リセット直後は"Slave(Device1) Present"の意味で
使用され、その名の通り、「スレーブが存在するよ!」という信号です。
もちろん、スレーブがアサートし、マスターがチェックします。

Dairyo Gokan wrote:
>  先述の「PDIAG-信号」は、スレーブドライブの内部自己診断(POST)の
> 結果異常が検出された時だけ、アサート('L'出力)されます。 言い替え
> れば、スレーブドライブが正常に動作していれば、「PDIAG-信号」は
> ネゲートされた(+5Vにプルアップされているため'H'状態)ままです。

間違いです。
PDIAG-信号の信号名は"Passed DIAG(自己診断にパスしたよ)"を略したものです。
つまり、Failした時にアサートするのではなく、Passした時にスレーブがアサートする信号です。

Dairyo Gokan wrote:
> スレーブドライブが接続されていなければ、誰も「PDIAG-」を駆動しま
> せんから、やはりネゲートされたままです。
> ですから、マスタは「PDIAG-」信号でスレーブドライブの有無を知る
> ことはできません。 前にも説明したとおり、「PDIAG-」信号は、スレ
> ーブが接続されていることを通知するための信号ではないからです。

正解です。
上記の通り、通知するための信号は別の信号です。
但し、マスターがスレーブの存在を確認した後は、「PDIAG-」信号は
非常に重要な役割を果たします。

ちなみに、「パワーオン、リセット後にマスターがどの位の時間 DASP-信号や
PDIAG-信号をチェックする必要があるのか?」、「スレーブはどの位の時間以内に
DASP-信号や、PDIAG-信号をアサートしなければいけないのか?」等のことは
全て規格書にハッキリと記載されていますので、知りたい場合はお読みください。

他にも間違った記述はありましたが、規格書を読めば必然的に判ることですので、
この辺にしておきます。

それから、加藤@ODNさんの

>> -----------------------------------------------------------------------
>> 細かい技術的な話に関しては,ATA/ATAPI のドラフトを読めば解決すると思
>> われるので,まず読んでからにしましょう.
>>-----------------------------------------------------------------------

という記述に対して、後神さんは、

>  今さらドラフトを読むまでもありませんし、単なる推測に基づいて
> 「動作するはず」と言っているわけでもありません。

「今さら」という言葉がありますので、過去に読んだことはあるのだとは思いますが、
これだけ、間違ったことを堂々と書いていると、「本当に読んだことがあるの?」と思って
しまいますし、規格書を抜粋してまで説明している、加藤@ODNさんに対してとても
失礼であると思います。(加藤@ODNさんの記述が100%正しいわけではありませんし、
説明不足な点もありますが、規格に関しては、加藤@ODNさんの方が正解に近い解釈を
しているようです。)

あと、規格書を読んで自分なりに解釈した上での、質問や反論等は受け付けますが、
ろくに規格書も読まずに、「その根拠は?」とか「情報の出展はいずこに?」なんて
指摘をされても、私が指摘した規格に関する内容は全て規格書に記載されていますので、
加藤@ODNさんの回答と同じ内容になってしまいます。
(「まず読んでからにしましょう。」としか言えません。)

それでは、失礼します。

Suzuki Takumi

unread,
Aug 12, 2001, 12:18:32 AM8/12/01
to
<9kvn9v$2bin$1...@ccnic16.kyoto-su.ac.jp>の記事において
私は書きました。

>> D0 が存在しない状態では D0 のエラーレジスタの値を見るということが
>> できませんが、自己診断時に D1 に異常があったかどうかをどうやって
>> 調べているのでしょうか?
>> ここは私が以前から疑問に思っている点です。

ということでドラフトを読んでみました。
どうやらリセット直後は Device 1 が選択されていないが、その後 Device 1
を選択してコマンドブロックレジスタに読み書きを行い、ステータスレジスタ
とエラーレジスタを読み出しているようですね。
ということで私の疑問は解消です。


以下 Working Draft T13 1153D Revision 18 19 August 1998 より引用

──ここから──

NOTE - The remainder of this section is a host implementation note. The
host implementor should be aware of the following when supporting Device 1
only configurations:
1) Following a hardware reset or software reset, Device 1 will not be
selected. The following steps may be used to reselect Device 1:
a) Write to the Device/Head register with DEV bit set to one;
b) Using one or more of the Command Block registers that may be both
written and read, such as the Sector Count or Sector Number, write
a data pattern other than 00h or FFh to the register(s);
c) Read the register(s) written in step (b). If the data read is the
same as the data written, proceed to step (e);
d) Repeat steps (a) to (c) until the data matches in step (c) or until
31 s has past. After 31 s it may probably be assumed that Device 1
is not functioning properly;
e) Read the Status register and Error registers. Check the Status and
Error register contents for any error conditions that Device 1 may
have posted.
2) Following the execution of an EXECUTE DEVICE DIAGNOSTIC command,
Device 1 will not be selected. Also, no interrupt will be generated
to signal command completion. After writing the EXECUTE DEVICE
DIAGNOSTIC command to the Command register, execute steps (a) to (e)
as described in (1) above;
3) At all other times, do not write zero into the DEV bit of the
Device/Head register. All other commands execute normally.

──ここまで──

Suzuki Takumi

unread,
Aug 12, 2001, 12:50:05 AM8/12/01
to
<9l3g4l$mk4$1...@nn-tk104.ocn.ad.jp>の記事において
saka...@yamame.toさんは書きました。
>> 坂内です.

私の先の投稿( <9kvt5r$2h1t$1...@ccnic16.kyoto-su.ac.jp> )でお名前を
「坂口さん」と書き誤ってしまいました。
大変申し訳ありません。 m(_ _)m


>> At 10 Aug 2001 05:48:59 GMT,
>> Takao Ono wrote:
>> > <9kvr0h$12rl$1...@nwall2.odn.ne.jp>の記事において
>> > ki...@nac.co.jpさんは書きました。
>> > kiya> Atushi Sakauchi wrote in <9kds9p$ooo$1...@nn-tk102.ocn.ad.jp>
>> > kiya> > The host implementor shold be aware of the following when supporting
>> > kiya> > Device 1 only configurations:
>> > この文章, 私には「デバイス1 だけの設定をサポートするんだったらホ
>> > ストを実装するときには以下のことに気を付けようね」としか読めない
>> > んですけど....

>> この文章は "Single device configrations" 中の
>> "Device 1 only configurations" という節に含まれています.
>> デバイス1だけの設定は,規格できちんと規定されているわけです.
>>
>> Host support of Device 1 only configrations is host specific.
>> であって,サポートする場合は,こうしてね.という流れです.

should をどうとるかでしょうね。
must ほど強くはないが気をつける義務があるという意味に私には読めます。

ホストが Device 1 only configration をサポートする義務があるかどうか
はまた別ですけど。


>> > そういえば, 1チャンネルに 1台しかデバイスを継がないことを前提にし
>> > ている場合でもデバイス1 だけの設定で正常に動作するんでしょうか?
>>

>> 「2台のデバイスを繋げない」というのは規格上認められていません.

電気的仕様ではそうかも知れませんが、ノートパソコンの内蔵 HDD などは
ホストに問題がなくても BIOS やドライバが 1 台しかデバイスを繋がない
ことを前提にしていることはあり得ると思います。

Atushi Sakauchi

unread,
Aug 12, 2001, 7:15:57 AM8/12/01
to
坂内です.

At 12 Aug 2001 04:50:05 GMT,
Suzuki Takumi wrote:

> 私の先の投稿( <9kvt5r$2h1t$1...@ccnic16.kyoto-su.ac.jp> )でお名前を
> 「坂口さん」と書き誤ってしまいました。
> 大変申し訳ありません。 m(_ _)m

いえ.どうかお気になさらずに.

> >> Host support of Device 1 only configrations is host specific.
> >> であって,サポートする場合は,こうしてね.という流れです.
>
> should をどうとるかでしょうね。
> must ほど強くはないが気をつける義務があるという意味に私には読めます。

おっしゃるとおりです.
ATA/ATAPI-5 規格書には "keyword" のセクションに以下が
追加されています.ご参考までに.

3.2.2.9 should: A keyword indicating flexibility of choice with a
strongly preferred alternative. Equivalent to the phrase it is
recommended .


Takao Ono

unread,
Aug 12, 2001, 11:15:13 PM8/12/01
to
小野@名古屋大学 です.

あ, わかった.

<9l3g4l$mk4$1...@nn-tk104.ocn.ad.jp>の記事において
saka...@yamame.toさんは書きました。
sakauchi> > kiya> > という記述があり,実装についての注意が述べられています.
sakauchi> > kiya> > この注意を守って実装されたホストであれば,
sakauchi> > kiya> > スレーブ単体で正常に動作します.
sakauchi> > kiya>  規格に従って実装されたホストならば動くんですよね。
sakauchi> > 「デバイス1 だけの設定でも規格に従って実装されたホストなら動く」
sakauchi> > と考えることは不可能です.
sakauchi> 上述したとおり,規格に従ってサポートしているホストなら動きます.
規格に従って「何が」実装されているか, を (少なくとも私は) 読み違
えたんだ.

・規格に従って「デバイス1 だけの設定を実装した」ホストならデバイ
ス1 だけでも正しく動く
⇒正しい (というか, そうでなければ規格の意味なし).
・規格に従って「ATA(PI) を実装した」ホストならデバイス1 だけでも
正しく動く
⇒間違い (動くことは規格では保証されていない).

ですね.

Hideki Kato

unread,
Aug 13, 2001, 3:07:22 AM8/13/01
to
加藤@ODNです.

In article <9l7go1$fct$1...@henry.hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp>, Takao Ono wrote:
>小野@名古屋大学 です.

>・規格に従って「デバイス1 だけの設定を実装した」ホストならデバイ
>ス1 だけでも正しく動く
>⇒正しい (というか, そうでなければ規格の意味なし).

これはちょっと違います.ANSI は,「デバイス1だけ構成」に関しては,
規格中では host specific としか規定していません.理由は,もしこれを
規格の一部に含めてしまうと「デバイス1だけ構成」をサポートしていない
システムを規格準拠と言えなくなってしまうからです.この部分が,規格の
本文ではなく,a host implementation note という形式を取っているのは
そのためです.

ですから,「規格に従って」ではなく「規格書中の注意書きに従って」とい
うような表現にしないとまずいと思います.

また,これに従ったから必ず動く,と保証されているわけでもないと思いま
す.なぜなら,以下の文:

>The host implementor
>should be aware of the following when supporting Device 1 only
>configurations:

は,

ホストのインプリメンタは,「デバイス1だけ構成」をサポートする時は以
下(の事柄;訳補)に気をつけて下さい

と読め,ここでは(この注意書きに従って作った)結果に関しては何も言っ
ていないからです.

言い換えれば,ちゃんと動く様に作る時に考慮しなければならない必要条件
は書いてあるけれど,これで十分だとは言っていない,ということです.

# Shall(前に「しなければならない」と訳しました)ではなく should が
#使われている分,弱い(控えた)表現になっている感じです.

Atushi Sakauchi

unread,
Aug 13, 2001, 8:38:58 AM8/13/01
to
坂内です.

加藤さんが何を主張されたいのか分からなくなってきました.

At Mon, 13 Aug 2001 16:07:22 +0900,
Hideki Kato wrote:

> >・規格に従って「デバイス1 だけの設定を実装した」ホストならデバイ
> >ス1 だけでも正しく動く
> >⇒正しい (というか, そうでなければ規格の意味なし).
>
> これはちょっと違います.ANSI は,「デバイス1だけ構成」に関しては,
> 規格中では host specific としか規定していません.

"host specific" と規定されているんですよね.
ということは,ホストが「動作する」仕様であれば動作するのでは
ないのですか?
# 「ホスト依存」という点については同意されていたはずですが.

> 理由は,もしこれを
> 規格の一部に含めてしまうと「デバイス1だけ構成」をサポートしていない
> システムを規格準拠と言えなくなってしまうからです.この部分が,規格の
> 本文ではなく,a host implementation note という形式を取っているのは
> そのためです.

「規格には『デバイス1だけ構成』は含まれない」と主張されるの
でしょうか? CSEL ( Cable Select ) のサンプルの図は,
「してはいけない例」として挙げられているのでしょうか?

私は…

a) 規格では『デバイス1だけ構成』は認められている.
適切なケーブルの端に接続される限り,電気的接続,
デバイス側の動作など,なんら問題ない.
b) ホスト(OS) が『デバイス1だけ構成』をサポートするか否かは,
ホストの仕様による.サポートしないホスト(OS)は存在する.
c) 『デバイス1だけ構成』をサポートする,デバイス・ドライバを
記述することは,ATA/ATAPI で規定されたインターフェースで
可能であり,そうした ホスト(OS) は存在する.

と,理解しています.

そもそも ATA 規格は,ホスト・システムとデバイスの間のインターフェースを
定義する ( 1.Scope 参照 ) のみで,ホストの実装は,その範囲外です.
ゆえにホストの実装に関しては,a host implementation note とせざるを
得ません.
規格に「デバイス1だけ構成」が含まれても,それが「必須」でない限り
互換性は保たれます.


> また,これに従ったから必ず動く,と保証されているわけでもないと思いま
> す.なぜなら,以下の文:

(中略)


> と読め,ここでは(この注意書きに従って作った)結果に関しては何も言っ
> ていないからです.
>
> 言い換えれば,ちゃんと動く様に作る時に考慮しなければならない必要条件
> は書いてあるけれど,これで十分だとは言っていない,ということです.

インターフェースの規格の host implementation note ですから,
それで当然だと考えますが.


Hideki Kato

unread,
Aug 13, 2001, 4:18:48 PM8/13/01
to
加藤@ODNです.

In article <9l8hhn$69$1...@nn-tk106.ocn.ad.jp>, Atushi Sakauchi wrote:
>坂内です.
>
>加藤さんが何を主張されたいのか分からなくなってきました.
>
>At Mon, 13 Aug 2001 16:07:22 +0900,
>Hideki Kato wrote:
>
>> >・規格に従って「デバイス1 だけの設定を実装した」ホストならデバイ
>> >ス1 だけでも正しく動く
>> >⇒正しい (というか, そうでなければ規格の意味なし).
>>
>> これはちょっと違います.ANSI は,「デバイス1だけ構成」に関しては,
>> 規格中では host specific としか規定していません.
>
>"host specific" と規定されているんですよね.
>ということは,ホストが「動作する」仕様であれば動作するのでは
>ないのですか?

申し訳ない,この文章“ホストが「動作する」仕様であれば”の意味が取れ
ません.何かが省略されているのだと思うのですが...

いずれにせよ,規格で定めているのは,これ(host specific)だけです.
それ以上のことは「何も」定めていません.動作するかどうか推測するのは
自由ですが,とにかく「規格では定めていない」のです.

# Note は(規格書中に書いてありますが)規格の一部ではありません.

ある特定のホストが,規格書中の implementation note に従って作ってあっ
たとしても,それがちゃんと動くかどうかはそのホストだけの問題であって,
「規格」とは無関係なのです.

># 「ホスト依存」という点については同意されていたはずですが.

もちろん.

>> 理由は,もしこれを
>> 規格の一部に含めてしまうと「デバイス1だけ構成」をサポートしていない
>> システムを規格準拠と言えなくなってしまうからです.この部分が,規格の
>> 本文ではなく,a host implementation note という形式を取っているのは
>> そのためです.
>
>「規格には『デバイス1だけ構成』は含まれない」と主張されるの
>でしょうか? CSEL ( Cable Select ) のサンプルの図は,
>「してはいけない例」として挙げられているのでしょうか?

いえ,「構成」は定めていますよ.また,「動作するか否か」に関しても
host specific であると明確に定めています.

>私は…
>
>a) 規格では『デバイス1だけ構成』は認められている.
> 適切なケーブルの端に接続される限り,電気的接続,
> デバイス側の動作など,なんら問題ない.
>b) ホスト(OS) が『デバイス1だけ構成』をサポートするか否かは,
> ホストの仕様による.サポートしないホスト(OS)は存在する.
>c) 『デバイス1だけ構成』をサポートする,デバイス・ドライバを
> 記述することは,ATA/ATAPI で規定されたインターフェースで
> 可能であり,そうした ホスト(OS) は存在する.
>
>と,理解しています.

えっと,これは問題無いと思います.

私が言いたかった事は「ATA/ATAPI 規格に準拠している」というのは,下で
書かれている「必須」部分を満たしていることであり,また,「規格」とい
うのは,その性質上,「必須」部分と「任意」部分を明確に区別しなければ
ならない,ということです.で.前の書き方だと,その区別が明確になって
なかったので,フォローした次第です.

「規格中」という言葉は,必須部分を指す言葉なので,「任意」部分に関し
て使うのはまずい,ということです.

「(規格に従えば)ちゃんと動くように作ることが可能だ」というのと「(規
格に従えば)ちゃんと動くはずだ」というのの違い(これは重要なのです)
をはっきりしておかないと混乱の元になりますから.

>そもそも ATA 規格は,ホスト・システムとデバイスの間のインターフェースを
>定義する ( 1.Scope 参照 ) のみで,ホストの実装は,その範囲外です.
>ゆえにホストの実装に関しては,a host implementation note とせざるを
>得ません.

この部分はちょっと違うと思います.この規格では,処理手順を明記するこ
とで,ホストの処理は定めています.つまり,「具体的な実装」は範囲外で
すが,「処理手順」はインターフェースのプロトコルという形で規格中に含
まれています.Note に書かれている内容も,あくまで,処理上の留意事項
であって,決して実装法ではありませんよね.
#実装法というのは,上記の手順の具体的な実現法のことで,例えば汎用マ
#イクロコントローラを使うとか,ランダムロジックを使うとか,ある特定
#のデバイスを使う,などを指しているのだと思います.

>規格に「デバイス1だけ構成」が含まれても,それが「必須」でない限り
>互換性は保たれます.

「必須」でない部分は,通常,規格(の一部)とは言いません.そうでない
と,「規格準拠」の意味が曖昧になってしまいます.これでは規格の意味が
ありません.規格中のノート(注意書き)というのは,JIS 規格などでもそ
うですが,規格には含まれないのです.というより,含まれない部分を記述
するためにノートという形式を使うのです.

「デバイス1だけ構成」の「動作」に関して,規格では,host specific と
定めており,それが全てなのです.

>> また,これに従ったから必ず動く,と保証されているわけでもないと思いま
>> す.なぜなら,以下の文:
>(中略)
>> と読め,ここでは(この注意書きに従って作った)結果に関しては何も言っ
>> ていないからです.
>>
>> 言い換えれば,ちゃんと動く様に作る時に考慮しなければならない必要条件
>> は書いてあるけれど,これで十分だとは言っていない,ということです.
>
>インターフェースの規格の host implementation note ですから,
>それで当然だと考えますが.

いえ,例え note であっても「この通りに作れば動く『はず』だよ」と書く
ことは可能ですから,この場合は,そう書けなかった何らかの理由があると
考えるべきでしょう.ちょっと深読みかも知れませんが,やはり既存のデバ
イスとの関係で,そうは書けなかったのだと思います.
#どちらにしても,host specific である限り,実際にはさしたる差はない
#とも言えますが,ユーザ(実際には私個人ですね ^^;;)の安心感は相当
#違います.

#規格というのは注意深く「文字通りに」読まないといけないものなのです.

#私も慣れるまでは大変でした.一回,規格の作成に携わると,この辺りの
#読み方も分かるようになるんですけどねぇ...取敢えずは,規格を作っ
#た人の気持ちを推測しながら読むことでしょうか.

Atushi Sakauchi

unread,
Aug 14, 2001, 12:41:44 PM8/14/01
to
坂内です.

At Tue, 14 Aug 2001 05:18:48 +0900,
Hideki Kato wrote:

> 私が言いたかった事は「ATA/ATAPI 規格に準拠している」というのは,下で
> 書かれている「必須」部分を満たしていることであり,また,「規格」とい
> うのは,その性質上,「必須」部分と「任意」部分を明確に区別しなければ
> ならない,ということです.で.前の書き方だと,その区別が明確になって
> なかったので,フォローした次第です.

まず ATA/ATAPI 規格の 1. Scope から引用します.

This standard specifies the AT Attachment Interface between host
systems and storage devices. It provides a common attachment interface
for systems manufacturers, system integrators, software suppliers, and
suppliers of intelligent storage devices.

This standard defines the connectors and cables for physical
interconnection between host and storage device, as well as, the
electrical and logical characteristics of the interconnecting
signals. It also defines the operational registers within the storage
device, and the commands and protocols for the operation of the
storage device.

以上から,「ホスト」(具体的には OS,ドライバ)は,規格の範囲外で
あることが読みとれます.

> この規格では,処理手順を明記するこ
> とで,ホストの処理は定めています.つまり,「具体的な実装」は範囲外で
> すが,「処理手順」はインターフェースのプロトコルという形で規格中に含
> まれています.Note に書かれている内容も,あくまで,処理上の留意事項
> であって,決して実装法ではありませんよね.
> #実装法というのは,上記の手順の具体的な実現法のことで,例えば汎用マ
> #イクロコントローラを使うとか,ランダムロジックを使うとか,ある特定
> #のデバイスを使う,などを指しているのだと思います.

加藤さんのおっしゃられているのは,ATA/ATAPI インターフェースのホスト側の
端点(コントローラ)についてだと思うのです.個々のコマンドに対して,
デバイスがどう動いて,どのレジスタに,どのタイミングで結果が返させるか
という「プロトコル」は確かに規定されています.

しかし,「ホストがサポートすべき構成」や「サポートすべき機能」さえ
規定されていません.ATA/ATAPI 規格は単なるインターフェースの規格で
あって,システムとして何らかの動作を保証するものではありません.

> 「デバイス1だけ構成」の「動作」に関して,規格では,host specific と
> 定めており,それが全てなのです.

そのとおりです.が,これは「デバイス1だけ構成」に限ったことではなく,
全ての構成や機能のサポートの有無は host specific なわけです.

「ATA/ATAPI 準拠のホストである」ということは,
下位デバイスの交換に関しては動作が保証されますが,*1
「だから××な構成はサポートされている」という保証は全くなく,
ゆえに host specific な「デバイス1だけ構成」を
特別扱いする理由はないと考えます.

歴史的な理由から,一部のコマンドや信号線が Device 0 の
存在を前提に設計されていることは事実です.
それゆえ Protocol 章中の,Device 1 Only Configrations 節で,
Host support of Device 1 only configurations is host specific.
と明言し,それらのコマンドの使用にあたっての注意点が
付記してあると読みますが.*2

本論はここまでです.

> #私も慣れるまでは大変でした.一回,規格の作成に携わると,この辺りの
> #読み方も分かるようになるんですけどねぇ...取敢えずは,規格を作っ
> #た人の気持ちを推測しながら読むことでしょうか.

規格には,政治的なかけひきの産物=力関係を反映している
という側面もあると思います.

*1 ATA 規格のおかげで,パソコンメーカは,ドライブの調達先を
自由に選べるようになりました.
*2 ちょっとドライバを書くのが面倒でも,出荷されてきた CD-ROM
ドライブを端に繋いでオッケーな方が,組み立てコストは下がる
かもしれません.

↓こういうのも,「ホストの仕様」ということになるかと.

Q. ATAPI-MOを2台購入して、接続しましたがスレーブ側に接続したドライブが認
識されません。どうすればいいですか?
A. Windows 95/98/98SE/Meでは同じ名前のMO装置が、マスター及びスレーブに接
続されている場合はスレーブ側の装置がデバイスマネージャで認識できません。
そのような場合は、2台のMOドライブを別々のIDEポートに接続してください。

http://mo.fujitsu.com/support/os/pcatide/op_wme.html より

Hideki Kato

unread,
Aug 15, 2001, 3:21:50 AM8/15/01
to
加藤@ODNです.

In article <9lbk4q$n69$1...@nn-tk105.ocn.ad.jp>, Atushi Sakauchi wrote:
>坂内です.

<cut>


>以上から,「ホスト」(具体的には OS,ドライバ)は,規格の範囲外で
>あることが読みとれます.

同意します.#カッコ内は除外,為念.

>しかし,「ホストがサポートすべき構成」や「サポートすべき機能」さえ
>規定されていません.ATA/ATAPI 規格は単なるインターフェースの規格で
>あって,システムとして何らかの動作を保証するものではありません.

この「システム」というのが今一不明確ですが,ぶっちゃけた書き方をする
と,この規格は,規格に従った手順で(ケーブル上を)信号がやり取りされ
れば各装置がちゃんと動く,ということを保証しているわけです.
#単なるインターフェースの規格ですから (^^;;).

>> 「デバイス1だけ構成」の「動作」に関して,規格では,host specific と
>> 定めており,それが全てなのです.
>
>そのとおりです.が,これは「デバイス1だけ構成」に限ったことではなく,
>全ての構成や機能のサポートの有無は host specific なわけです.

そんなことはありません.他の構成,例えば「マスター/スレーブ両方ある
構成」,は(規格準拠を謳うのであれば)必ずサポートしていなければなり
ません.だからこそ,「デバイス1だけ構成」だけが,例外として host
specific と明記されているのです.
#でないと規格の意味がない/不便でしょうがない.

>「ATA/ATAPI 準拠のホストである」ということは,
>下位デバイスの交換に関しては動作が保証されますが,*1
>「だから××な構成はサポートされている」という保証は全くなく,
>ゆえに host specific な「デバイス1だけ構成」を
>特別扱いする理由はないと考えます.

いえ,繰り返しになりますが,規格に書いてある構成は「例外なく」「書い
てある通りの方法で」サポートしなければなりません.それが規格というも
のです.

>歴史的な理由から,一部のコマンドや信号線が Device 0 の
>存在を前提に設計されていることは事実です.

「存在を前提に設計されている」という節の意味がちょっと曖昧です.

デバイス0をサポートするために導入された,という意味なら同意します.

デバイス0が無いと誤動作する可能性がある,という意味なら不同意です.

>それゆえ Protocol 章中の,Device 1 Only Configrations 節で,
>Host support of Device 1 only configurations is host specific.
>と明言し,それらのコマンドの使用にあたっての注意点が
>付記してあると読みますが.*2

私にはそうは読めませんが...「コマンドの使用に当たっての注意点」で
すか.ふ~む,これはドライバを書く人の視点なんでしょうね,きっと.

しかし,やはり規格書は「文字通り」に読むべきだと思います.特にこのド
ラフトは(JIS などと比べて)親切というか丁寧というか,結論だけではな
くその理由も(多少ですが)分かるように書いてありますから,もしそうい
う意図であれば,素直にそういう文章が書いてあると思います.

文字通りに読んで,(もし)「デバイス1だけ構成」をサポートする時は以
下の事に留意しないといけないよ(うまく動かない可能性があるよ),と解
釈すべきでしょう.

#対処法までは書いてないところもなかなか.この時点では書けなかったん
#でしょうか? あるいはそこまで書くのはやり過ぎと考えたか.

#注意深い設計者なら,このノートに書いてあることは自力で気付くはずで
#ある,つまり,これは規格としては蛇足(冗長)だということにも注意し
#て下さい.規格書中に書く必然性は無いのです.

>本論はここまでです.
>
>> #私も慣れるまでは大変でした.一回,規格の作成に携わると,この辺りの
>> #読み方も分かるようになるんですけどねぇ...取敢えずは,規格を作っ
>> #た人の気持ちを推測しながら読むことでしょうか.
>
>規格には,政治的なかけひきの産物=力関係を反映している
>という側面もあると思います.

力関係とはちょっと違います.よほどのことがない限り,多数決ではなく,
全員一致で決めますから.だからこそ「落とし所」が問題になるわけです.

規格というのは複数の委員の合議で作成することはどなたもご存知だと思い
ます.その中には,モロに会社/業界の利益を代弁する人もいれば,利害と
無関係な人もいます.「最終的な」規格(の文面)というのは(技術的な議
論というよりは)この両者の交渉で決まると言っていいでしょう.
#誤解のないように書いておきますが,途中では技術的な議論が主です.

で,何かを拡張する時,前者は(当然)下位互換を維持しようとする,つま
り,既存の装置が規格準拠と言えなくなるような拡張案(「デバイス1だけ
構成」も必ずサポートしなければならない)には猛反対します.後者は,グ
チャグチャしたやり方で互換を維持するのには,大抵,抵抗しますし,拡張
機能が(「デバイス1だけ構成」は除く,というような)一部骨抜きになっ
た歪んだ形で導入されるのには反対するでしょう.

この両者の妥協点がこの部分の記述に現れているのではないかと思えるので
す.つまり,この記述が(規格ではないから強制力は持たないノートという
形で留意点のみ)追加され,これで折り合った,と.

それによって,これ以降のドライバはこの記述[に留意&を参考に]して作
成され,「デバイス1だけ構成」に関しても互換性が成り立つようになった
のではないか,という気がします.

>↓こういうのも,「ホストの仕様」ということになるかと.
>
>Q. ATAPI-MOを2台購入して、接続しましたがスレーブ側に接続したドライブが認
> 識されません。どうすればいいですか?
>A. Windows 95/98/98SE/Meでは同じ名前のMO装置が、マスター及びスレーブに接
> 続されている場合はスレーブ側の装置がデバイスマネージャで認識できません。
> そのような場合は、2台のMOドライブを別々のIDEポートに接続してください。

これは「ホストの仕様」には違い有りませんが,ATA/ATAPI 規格とは関係無
いと思います(詳細不明なので自信無し).


--
Hideki Kato <mailto:ka...@pop12.odn.ne.jp>


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Dairyo Gokan

unread,
Aug 14, 2001, 6:47:19 PM8/14/01
to
Takao Ono wrote:
-----------------------------------------------------------------------

> ・規格に従って「デバイス1 だけの設定を実装した」ホストなら
> デバイス1 だけでも正しく動く
> ⇒正しい (というか, そうでなければ規格の意味なし).
> ・規格に従って「ATA(PI) を実装した」ホストならデバイス1 だけでも
> 正しく動く
> ⇒間違い (動くことは規格では保証されていない).
>
> ですね.
-----------------------------------------------------------------------

 大間違いです。(T_T)

 規格では、あくまでハードウェア的・ソフトウェア的に、定め
られたとおりの使用が可能かどうかです。

 もし、ATA/ATAPI規格に、ホストの実装について「デバイス1 だけ
の接続」に関する「特別な取り決め」が存在するなら、それを明示
して下さい。

 仮に、デバイス1(スレーブ) だけ接続をサポートするために「特別
な取り決め」が存在するなら、注釈で「host specific」と記す理由
はなく、「Device Option discribed in Chapter xx」と明記される
はずです。

 規格では、スレーブ単独での接続を「禁止(Prohibition)」はもち
ろんですが、「非推奨(Not Recommend)」や「無保証(Not Guarantee)」
とも記していません。

 なぜなら、ATA/ATAPI規格で定めるインターフェース層の範囲内では、
スレーブ単独での接続が保証されているからです。

 規格の(それも注釈に)「host specific」とだけ記されているのは、
「スレーブが単体での接続」について、ホスト側がどう取り扱うか
は、規格で定めることのできる範囲にないからに過ぎません。

 というのも、IDEインターフェースは、PnP(Plug&Play)のデバイス
ではありませんし、オリジナルのAT互換機のBIOSでは、マスタ/スレ
ーブともドライブの有無やジオメトリは、RTCに保存されたBIOS設定
による「決め打ち」だったからです。

Yoshio Kiya

unread,
Sep 2, 2001, 9:10:55 PM9/2/01
to
 自己フォローです。

Yoshio Kiya wrote in <9k7ogt$1iso$1...@nwall1.odn.ne.jp>
>  私の意見は、スレーブだけにつないでも問題ないと思います。現
> 状PCを11台所有しておりますが、すべて CD-ROM(DVD)はセカンダリ
> のスレーブにマスターを空けて接続しております。

 このマシンの中に1台問題を抱えている物があったようです。

 LITEON というメーカーの LTR-12101B という CD-RW ドライブで
すが、昨日、メーカーの Web ページをのぞいてビックリ、ファー
ムウェアダウンロードのところに以下のように記述されておりまし
た。

> To solve CD-RW drive can not be detected when connect to S
> econdary Slave
> (2001. Aug.27)

 これまでも特に問題なく使えてはいたのですが、駄目なこともあ
るんだなぁと…(^_^;

 まぁ、これは、ドライブの不具合に属することかもしれません。

Suzuki Takumi

unread,
Sep 3, 2001, 4:13:37 AM9/3/01
to
<9mulos$mf2$1...@nwall2.odn.ne.jp>の記事において
ki...@nac.co.jpさんは書きました。

>>  LITEON というメーカーの LTR-12101B という CD-RW ドライブで
>> すが、昨日、メーカーの Web ページをのぞいてビックリ、ファー
>> ムウェアダウンロードのところに以下のように記述されておりまし
>> た。
>> > To solve CD-RW drive can not be detected when connect to S
>> > econdary Slave
>> > (2001. Aug.27)

これを読む限りだとマスタの有無に関わらずセカンダリスレーブに繋ぐと
認識されないように読めますが、いかがなものでしょう??


>>  まぁ、これは、ドライブの不具合に属することかもしれません。

最近の ATAPI CD-ROM は規格で定められた通りの動きをしないいい加減な
作りのものが多くて、 Linux や *BSD の CD-ROM ドライバのソースを読むと
それらのデバイスを動かすための例外処理をするコードが山ほど入っている
のがわかるという話を聞いたことがあります。

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