極端な共産主義者と極端な民族主義者は、ど
ちらも民に幸福をもたらさないという点で、
共通している。
<主義の暴走>
ドイツでも日本でも、極右政権が立っていた
時には、国家社会主義政策がとられた。これ
は共産主義政策とよく似ている。
<経済>
極右の統制経済と極左の計画経済は、名称が
異なるだけで、中身は同様である。
<政府>
極右も極左も、大きな政府が大好きだ。どち
らも公共事業を重視する。一方、中道の人た
ちは小さな政府を好む傾向がある。
地方分権ではなく一極集中を好むところも、
極右と極左の共通点だ。
<軍事>
極右の強力な皇軍と極左の強力な人民軍とい
うのも、類似している。両極端は永きに渡っ
て世論に支持されることがないので、軍事力
による裏打ちが必要なのだろう。
<基本的人権の制限>
極右体制でも極左体制でも、法によって保障
される基本的人権は、極めて乏しい。臣民に
も人民にも、言論の自由などはほとんどな
い。極右体制では反体制弾圧反が、極左体制
では反人民主義者粛清が行われる。
<愛国教育>
愛国心を無理やり刷りこもうとするところ
も、極右と極左の共通点である。教育はいか
なる体制の元でも軽いマインドコントロール
的要素を含むが、極右や極左の体制では、徹
底したマインドコントロールを志向してい
る。
<宗教>
共産主義体制かの国家でも、宗教は存在す
る。共産主義そのものが宗教なのだ。
よって、極右体制で天皇の神格化があるのと
同じように、極左体制では総書記が神格化さ
れる。
<主義拡大>
自らの主義を他国にまで押し付けようとする
ところも、極右と極左の共通点だ。八紘一宇
と世界同時革命、目指す理想の上っ面は異な
るが、手法と実体は同じである。多民族の皇
民化と多民族の共産化は、隣国にとってはと
ても迷惑な押し付けだ。
Kinjo先生は思索的ですね。
Tanimura sakaei先生とは一味違う。
(優劣を言っているのではありません)
発展途上国の宿命とは言え、両極端は長続きしないですね。
日本は敗戦後「中道、平和国家」を祈念しましたが、
政治家の一部などは北朝鮮の「スパイ」になり、
この結果が今の拉致家族の問題です。
しかし、この拉致問題が国民の精神構造や
国家体制の問題に発展することはありません。
その点イギリスは400年間勝ち続けており、今なお健在です。
日本と何処が違うのでしょうか?
例えば、自民党野中広務氏は、中共と北朝鮮にパイプを
持っているのが自慢でした。
この人は外交オンチなので、相手に多くの情報を与える結果に
なったと思われます。
中華圏では人を懐柔するのがうまい。イチコロだったと思います。
>北朝鮮に対して同情的な政治家はいま
> したが、彼らはまさか北朝鮮がそのような国家犯罪に手を染めると
> は考えもしなかったのでしょう。独り歩きするイデオロギーの恐ろ
> しさを忘れていたのです。
政治家にそんな言訳が通るのでしょうか?
> ` しかし、この拉致問題が国民の精神構造や
> ` 国家体制の問題に発展することはありません。
> ` その点イギリスは400年間勝ち続けており、今なお健在です。
> ` 日本と何処が違うのでしょうか?
> 過去2回の大戦で、イギリスの特徴を見てみると:
>
> (_1) 負ける側にはつかない。
> (_2) 条約が建前であったとしても、その条約にいち早く従って規範
> を示し――例えば、パリ講和条約に従って、独立の機運のあっ
> たエジプトやイランを速やかに独立させた――、付け入る隙を
> 見せない。
例えば、織田信長は桶狭間の戦いで、
正確な情報をもたらした者を最大の功労者としています。
イギリスは充分成熟した国なので、大人です。
情報を重視し、子供のケンカはしなかったということでしょうね。
しかし第二次大戦の頃のイギリスは国力も落ちていましたので、
アメリカが参戦しなかったら、ドイツに占領されていたでしょうね。