ガソリン税は、トラックドライバーに象徴されるように、社会下層の人々に最も重い負担を強いている。そして真っ先に環境問題の被害を受けるのも、所有す
る社会資本の少ない人々だ。
環境問題の解決にあたっては、今日明日の人間の暮らしと、10年・100年先の
両方を見定めなければならないはずだ。
その上で、当然優先されるべきは今日明日の生活だ。そうであるなら、トラックドライバーが貧困に喘ぐ現状を見て、ガソリン税が環境対策になるなどとよく
言えたものだ。
それも、都市で暮らしながら、公共交通は滅多に利用しないだろう官房長官らに。
これまで、ガソリン税を環境対策に使った試しがあるのか?
また、ガソリン税が「受益者負担」だという主張は、まやかしだ。
農村を支配下に置き、その利益を分捕っているのは都市側だ。
中山間の森林資源を、今日まで保全して来たのは誰だ?
農村の成果物を消費する一辺倒なのは誰だ?
言うまでもないが、土地の登記とガソリンを連動させる必要性は何もない。
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ポスト福田
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