SF映画によく出てきますが、独楽みたいな宇宙ステーションが、ぐるぐる回って人口
重力を発生させるというのがあります。で、そのような映画(Red Planet)を見てて
思ったのですけど、なんか変なような気がします。人間が宇宙ステーションに固定さ
れているなら、振り回されて遠心力がかかるのはわかりますけど、たいていの映画の
場合、そうじゃないですよね。
宇宙ステーションが回ることによって、(そのうちに)中の空気が回って、それに
よって今まで浮いていたものも一緒に回るんかしらん。
言っていることわかりますか?
あれはSFだと言われればそれまでですけどね。
In article <PtGdnUvyRNT...@comcast.com>, "txm" <txm@no_spam_please_softhome.net> writes
> 宇宙ステーションが回ることによって、(そのうちに)中の空気が回って、それに
> よって今まで浮いていたものも一緒に回るんかしらん。
ま、そんなところでしょう。
> あれはSFだと言われればそれまでですけどね。
人工重力の方はSFなんですけどねぇ。
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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
In article <PtGdnUvyRNT...@comcast.com>, txm@no_spam_please_softhome.net says...
>宇宙ステーションが回ることによって、(そのうちに)中の空気が回って、それに
>よって今まで浮いていたものも一緒に回るんかしらん。
空気が完全流体だったら渦度が保存するから、最初回転してなかったら
永久に回転しないわけだけど、実際の空気には粘性があるから「そのうちに」
周り出すんでしょうね。
空気以外のモノ(人間を含めて)は、ステーションの壁(床?)に触れたとき
もし摩擦がなければ壁(床?)接線方向の速度が得られないから、人工重力、
というより遠心力が働かないからだめでしょう。だから壁(床?)は摩擦が
大きくなければいけないでしょうね。
空気に(粘性を通じて)回転を与えるのも壁面摩擦ですね。流体シミュレーション
でもこれ、重要なんだな。
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石原 幸男
<Yukio Ishihara of theR.A.N.S.>
ishi...@y.email.ne.jp
http://www.nn.iij4u.or.jp/~therans/
黍粥は塩に椰子油にサザエ・イソノ祝う隣で虚仮にするまで(詠み人しらず)
txm wrote:
> 宇宙ステーションが回ることによって、(そのうちに)中の空気が回って、それに
> よって今まで浮いていたものも一緒に回るんかしらん。
粘性によってそのうち空気も同じ速度になる、ってのは他の人と同じで、
さらに想像するに、宇宙ステーションを組み立てる際、止まった状態で空気を
入れておいてから、それ回せーってことはなく、組み立てて、回してから
徐々に空気を入れていくという手順ではないでしょうか。つまり空気の
射出装置もステーションといっしょに回っている状態で空気が送り込まれ
最初から接線方向の速度を持っていると想像します。
たとえ、最初に空気が入ってる時点でまわし始めたとしても、空気の粘性抵抗
で、回転はすぐにはそんなには上がらないのではないでしょうか。
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Yoshitaka Ikeda mailto:ik...@4bn.ne.jp
すか、それとも時速1700km=秒速470mの自転と反対向きの風が吹きますか
?
もちろん、自転による遠心力はこの場合人工重力でなく重力の1%以下ではあります
がね。
要するに何故一緒に回るかというと強いまさつがあるからです。回転の最初はガクン
ときますが
回転が定常になるとまあ一緒にまわるでしょう。そうとう大きなステーションでかな
り高速でまわる
必要はありますけどね。