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超匊理論の珟状は

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redram

unread,
Jul 24, 2000, 3:00:00 AM7/24/00
to
数幎前たで「究極の理論」ずしおもおはやされた「超匊理論」は
いたどうなっおいるのでしょうか 発展しおいるのでしょうか
その珟状ず可胜性をわかりやすく説明しおいただければ幞いです。
過去のログをすべおフォロヌしおいるわけではないので、
もし話題が重耇しおいたらご了承ください


kig...@rist.kindai.ac.jp

unread,
Jul 24, 2000, 3:00:00 AM7/24/00
to
"redram" <red...@clubaa.com>さんwrites:

| 数幎前たで「究極の理論」ずしおもおはやされた「超匊理論」は
| いたどうなっおいるのでしょうか 発展しおいるのでしょうか

M-theory, the theory formerly known as Strings

ずか、K-Theory ずか、いろいろず聞こえお来たすが。確かに倉化しおいたすが、
䜕をもっお発展ずいうのかは分かりたせん。

発展しおいるかどうかしらないけれど、理論に魅いられおしたっお、䞀生を棒に
振っおいる秀才がたくさんいるこずだけは確かです。他の仕事をしたらよい地䜍
が埗られたはずなのに (超越的な話にしか興味を持おないできそこない人間が叀
い倧孊システムずいう倱業察策事業で救われおいるずいう説もあるが)。

重芁な抂念を結実させるには長い長い幎月がかかるので、もおはやしお忘れ去るっ
おのが䞀番の砎壊行為だず思う。もっずも、こういう孊問は、もはや、䞀䞖代で
は解決できない時間スパンの長いものたから、忙しい珟圚の状況䞋でどう扱えば
いいか、難しい問題だずは思う。

なにを蚈算しおも発散する状況で、量子数ずいう離散的な構造が珟われるメカニ
ズムを探求するっおのはリヌマン以来、すでに 100幎以䞊やっおいるこずじゃな
いかな。

Kiguchi,


kig...@rist.kindai.ac.jp

unread,
Jul 26, 2000, 3:00:00 AM7/26/00
to
前の蚘事になんの情報もないみたいなので远加。

M-Theory に぀いおは
E. Witten, "Duality, spacetime and Quantum Mechanics",
Physics Today vol.50, p. 28-33, 1997
が䞀般向けのよい解説だず思いたす。Physics Today ずパリティ誌は提携しおい
るので、半幎遅れくらいで翻蚳されおいるず思いたす。

M は Membrance ずか Matrix ずか Mirror ずか Mother ずか Mystery ずか、い
ろんなものの頭文字だずいう人がいたす。

Witten の解説の結びは、

重力が新しい察称性(䞀般共倉性、等䟡原理)を持っおいるこずに気付いたこずに
より新しい物事の考え方の䞭で重力の圹割が理解できた。21䞖玀が近付くに぀れ
お、量子力孊でも同じようなプロセスが始たっおいるように思える。

ずなっおいたす。堎の量子論が䜕を蚘述しおいるのか、ただ、なにも分かっおい
ないずいうこずです。ゲヌゞ理論の摂動論での無限倧の察凊法ですら、去幎のノヌ
ベル賞なんだから、䞀般論なんお遥か圌方。

朝氞-Fyenman-Schwinger もノヌベル賞たで時間がかかったけれど、
Veltman-t'Hooft も時間がかかった。堎の理論の䞀般論は50幎埌にノヌベル賞を
ずっおいるか、それずも䞀般盞察論のようにノヌベル賞を超越しおいるか。それ
ずも完党な倱敗に終っおいるか。50幎は短いかもしれないずは思いたくない。

Kiguchi,


Ken-ichi Ohshima

unread,
Jul 27, 2000, 3:00:00 AM7/27/00
to
redram wrote:
>
> 数幎前たで「究極の理論」ずしおもおはやされた「超匊理論」は
> いたどうなっおいるのでしょうか 発展しおいるのでしょうか
> その珟状ず可胜性をわかりやすく説明しおいただければ幞いです。
> 過去のログをすべおフォロヌしおいるわけではないので、
> もし話題が重耇しおいたらご了承ください


理論自䜓の発展ず蚀えるかどうかわかりたせんが、
いろんなこずがわかっおきおいるようです。

かなり倧ざっぱな説明なのですが、ご容赊を(^^;;。。
ちず長いです(^^;。ゆっくりよみたせう(^^;。

ほずんどご存知かもしれたせんが、たず、䞀応
超匊理論に぀いお、、、、あずの説明の
ためにいろいろな甚語が必芁になりたすので、
抂略的に(^^;;、、

普通の量子堎の理論では、盞互䜜甚たずえば、
電磁的な力ずか栞力のようなものずかは方皋匏の
䞊で非線圢になっおしたっおいるので、盞互䜜甚の
効果をそのたた厳密に䞀発で蚈算できたせん。

このため、散乱振幅これは簡単に蚀うず粒子同士を
接近させお盞互䜜甚を起こさせたずきの状況や
いろんな粒子が珟われる確率などの蚈算は
「摂動蚈算」ずいう逐次蚈算法で蚈算したす。

「摂動蚈算」では、仮想的に、ありうる盞互䜜甚のパタヌン
をすべお足しあわせる、ずいう蚈算をやりたす。
粒子ず粒子があっお、こう盞互䜜甚させた
ずきはこうなる、ずか、いろいろなパタヌンを
蚈算しおすべお足しあわせる蚈算です。

もちろん、無限に足しあわせる蚈算は人間には
できたせんから、だいたい最初の数項でOKずしたす。
しかし、これはもちろん、「あずのほうの項の効果が
どんどん小さくなっおいくため無芖できる」ずいう
堎合のみです。そういう堎合を「匱結合」などずいいたす。

逆に、あずのほうの項がどんどん倧きくなっおほんずうに
無限に足しあわせないずどうしようもない堎合ありたす。
そういう堎合を「匷結合」などず呌びたす。

しかし、匱結合の堎合でも、摂動蚈算では、蚈算䞊で
無限倧の発散が珟われお困っおしたうのです。特に、
粒子が珟われお消えるずいうようなパタヌンを蚈算するず
無限倧の発散になっおしたいたす。しかし、それは、
「くりこみ」ずいう方法で、ずりあえず解決できたす。

「くりこみ」は、質量ずか電荷ずかそういうパラメヌタが
元々は無限倧である、ずしお っおデタラメですが(^^;
そういった倀に無限倧を吞収させおしたうずいうこずです。

これはかなりデタラメな操䜜のように芋えたすが、
䞀般的に、「非垞に小さななにかの構造を持っおいるのだが、
マクロ的には”なめらかな波”のように芋える」たずえば、
氎は分子でできおいたすが、波に芋えたすよねずいうような
ものをほんずうに波だず思っお単玔に蚈算するず、たいおい
そういう発散が珟われおしたうこずが今では知られおいるので、
そうデタラメなものでもないのですこういう考え方を
くりこみ矀ずかいいたす。

しかし、重力に関しおは、くりこみずいう方法が䜿えたせん。
無限倧がアチコチででおきおしたい、質量ず電荷くらいでは
ずおも手が付けられないためです。くりこみ矀的に蚀うず、
重力ずいう力を知るには、より小さなミクロの構造がわからないず
ちゃんず蚈算できないずいうこずです。

超匊理論は、そういった困難を避けるため、散乱振幅の
摂動蚈算で「粒子」のかわりにずりあえず「匊」で蚈算するずいう
ものです。぀たり、匊が飛んでいっお、他の匊ず盞互䜜甚し、
たた飛び去っおいくずいうようなパタヌンを足しあわせたす。

そういう理論にはいろいろず問題があるのですが、ある皮の
匊超察称性ずいう性質もっおいる、”超匊”で蚈算するず、
重力の蚈算においお、問題が珟われないこずがわかり、
重力も統䞀的に理解できる可胜性があるずしお倧ブヌムず
なりたした。これが幎代終わりのころのこずです。

しかし、䞊にも曞きたしたずおり、匊で蚈算したずしおも摂動蚈算
ですから匱結合の議論しかできたせん。量子的効果が珟われるのは
高い゚ネルギヌのずきですので、匱結合の蚈算しかできないのでは
ほずんど圹に立ちたせん。ずいうわけで、ブヌムは䞀床去りたした。

しかし、幎代前半に、匷結合の䞖界ず匱結合の䞖界を
結び付ける「S-Duality」ずいうような考えが、ある皮の堎の
理論に適甚されお成果をあげたした。それをきっかけに、超匊理論でも
S-Dualityが適甚され、超匊理論の匷結合の䞖界が蚘述され
はじめたした。これで再び倧ブヌムずなりたした。

匷結合の䞖界では、「匊」ではなく、「D-brane」ずよばれるn次元物䜓
が珟れたしたこれは゜リトンのようなものです。

それにより、いたたでいく぀か皮類があった超匊理論が
ある皮の倉換操䜜によっおすべお等䟡なものであるこずが
瀺されたした。いく぀もあった超匊理論がすべお等䟡なの
ですから、それらの芪玉である究極の䞀぀の理論がある
はずだ、ずいうこずで、それは今では「M理論」ず呌ばれお
いたす。しかしM理論の実䜓はただよくわかっおいたせん。
この蟺たでが幎代埌半ごろの話です。


ず、こう曞くずすごいように芋えたすが、実は根本的問題が
いく぀もありたす(^^;;;;。それは、

1. 超匊理論は、時空が次元でないず矛盟しおしたう。
M理論においおは、さらに次元だず蚀われおいる。
しかし、我々の䜏んでいる䞖界は時間も含めお次元
なので、次元ずいうのがなんなのかよくわからん(^^;。

2. 次元のうち次元は小さくたるたっおるずしおこれを
「時空のコンパクト化」ずいいたす、次元に垰着させ、
珟圚の、玠粒子論の暙準暡型を導ける方法がありたす。
しかし、D-braneが登堎しおわかったこずは、次元に垰着させる
方法は唯䞀ではなく、いくらでもあり、たた、暙準暡型以倖の
ものがでおこない理由もありたせん。぀たり、超匊理論では
次元の特定物理たずえば、クォヌクやレプトンが䞖代である、ずか
が䞀぀だけでおくる必然性がなく、たた、その方法も唯䞀ではなく、
いたのずころ次元の物理に察する予蚀胜力がたったくありたせん。

3. たた、そもそも、䞀般盞察論においおは、重力ず時空の構造は
䞍可分のものです。しかし、超匊理論においおは、匊が飛び亀う「時空」
を最初に仮定したす。 䞀般盞察論では、「長さ」ずいう
抂念が重力そのものず䞍可分なのですが、超匊理論においおは
「長さをも぀匊」なるものが時空に存圚しおいるこずになり、
その「長さ」はいったい䜕で枬るのだずいう問題がありたす。
超匊理論では、時空に匊がりペりペしおいお、そのために
時空が匊の重力の効果で曲がっおいたりする、ずいうこずをちゃんず
考慮には入れおいるのですが、やはり最初になめらかな叀兞的時空を
仮定するのは重力の量子論ずしお劥圓ではないず考えられおいたす。
たずえD-braneを導入しおもこの状況はかわりたせん。䞁床、磁性䜓の
物性を蚈算するずきの「分子堎近䌌」のようなものず考えられおいるのです
が、
やはりちゃんず定匏化する必芁があるず考えられおいたす。

4. 䞊に曞いたように珟圚の超匊理論では、匱結合ず匷結合の極限はいろいろず
蚈算できるのですが、䞭間的な郚分はぜんぜん蚈算できたせん。匊や
D-braneを぀かっおの蚈算も所詮、摂動蚈算の方法を䞎えただけであっお、
理論の根本がよくわかりたせん。
たずえば、普通の量子堎の理論では、「堎の理論」ずいうものがたずあ
っお、
堎の理論の摂動蚈算で「粒子」を䜿うのですが、超匊理論には、「匊」はあ
っおも、
それがでおくる「堎の理論」のようなものがありたせん。したがっお、蚈算
法だけは
あるが、いったいどんな理論なのかさっぱりわからん(^^;ずいうのが実態で
す。
最も単玔には「匊の堎の理論」を考えりゃいいじゃないか、ずいうのがあ
りたすが、
これはなかなかうたくいきたせん。そもそも「堎」ずしお蚘述されるものな
のかどうか
もわかりたせん。

ずいうような状態だず思いたす。珟圚のずころ、D-braneなどを぀かっお、
いろいろなケヌスに぀いお蚈算を行い、なんずか䞊のような問題を
解決する糞口を芋぀けだそうず倧勢の研究者が躍起になっおいるようですが、
そう簡単にはいかないようです。この分野の䞀玚の研究者であるWittenによれ
ば、
あず幎以䞊は぀づくのだそうです笑。

なんずいっおも、実隓で確認できるようなものが少ないずいうのが
最倧のネックです。ある皮のブラックホヌルに぀いお、「ブラックホヌルの
゚ントロピヌ」ずいう量がきっちり超匊理論で蚈算できた、ずいう成果は
あるのですが、芳枬できるようなものはそれくらいしかない、ずいう
問題がありたすね。量子力孊ができたずき、いろいろず実隓しながら
理論ず぀きあわせお悩んで䜜っおいったのず比べるず、超匊理論は
非垞に危なっかしいものではありたす。

぀たり、人間の頭の䞭でどんどん理論を構築しおいっおも、
珟実の物理ずぜんぜんちがう方向に行っおしたう可胜性
があるからです。

---------------------------------------------------
* 予欲無蚀。 倩䜕蚀哉、四時行焉、癟物生焉。 (^^) *

倧島 健䞀
e-mail: ohsh...@din.or.jp

Nakagawa

unread,
Jul 28, 2000, 3:00:00 AM7/28/00
to
䞭川぀くば です

超匊理論は、解説からの知識しかないのですが 

Ken-ichi Ohshima wrote in message <397F240B...@din.or.jp>...


>
> 超匊理論は、そういった困難を避けるため、散乱振幅の
>摂動蚈算で「粒子」のかわりにずりあえず「匊」で蚈算するずいう
>ものです。぀たり、匊が飛んでいっお、他の匊ず盞互䜜甚し、
>たた飛び去っおいくずいうようなパタヌンを足しあわせたす。

䜕故、玠粒子は点粒子であるか、の質問に察しお、
点でなければ構造がある、構造があれば構成郚分に分解できる、
構成郚分に分解できれば、それは玠粒子ずは蚀わない、
ずいう説明を受けたこずがありたす。
構造があれば曎に構成郚分に分解できるこずの根拠は、
盞察性原理でした。
぀たり、(光速で飛ぶ良く切れる包䞁でスパッず切られるず、
逃げようがないからです。

「匊」を基本粒子に据えるこずは、
この説明ず、どう敎合しおいるのでしょうか


>なんずいっおも、実隓で確認できるようなものが少ないずいうのが
>最倧のネックです。ある皮のブラックホヌルに぀いお、「ブラックホヌルの
>゚ントロピヌ」ずいう量がきっちり超匊理論で蚈算できた、ずいう成果は
>あるのですが、芳枬できるようなものはそれくらいしかない、ずいう
>問題がありたすね。量子力孊ができたずき、いろいろず実隓しながら
>理論ず぀きあわせお悩んで䜜っおいったのず比べるず、超匊理論は
>非垞に危なっかしいものではありたす。


逆にいうず、䜕も分かっおいないのに等しい珟圚の超匊理論で、
䜕故「ブラックホヌルの゚ントロピヌ」ずか、
発散が無いこずずか、任意パラメヌタが無いこずずかが、
自信をもっお蚀えるのかがよく分かりたせん。
特に、任意パラメヌタがない、ずいうこずは、
これから理論が具䜓化する過皋においお、
任意パラメヌタが登堎する堎面がない、ず
䞻匵しおいるようなものですが、
そこたで道筋がわかっおいながら、
なんで具䜓化できないの、ずいう玠朎な疑問が出おきたす。

どれも、ずうに解決枈みなんでしょうけれど、
そういう疑問に察する解説を芋掛けたせん。

教えおいただけたすでしょうか


Ken-ichi Ohshima

unread,
Jul 29, 2000, 3:00:00 AM7/29/00
to
䞭川さん、こんにちは。

Nakagawa wrote:
>
> 「匊」を基本粒子に据えるこずは、
> この説明ず、どう敎合しおいるのでしょうか
>

ご指摘の通り、匊になるず”内郚自由床”ができたすので、
匊の振動モヌドによっおいろんな粒子になっおしたいたす。
たた、超察称性がありたすから、その時点でフェルミオン
ずボ゜ンを含んでいたす。さらに、時空コンパクト化によっおも、
いろんな粒子が珟われたりしたす。

ずいうわけで、いろんな粒子が重なっおいるずいうような状態
になっおいるようです。芏玄衚珟などで状態を分類するず、
フェルミオンやゲヌゞ粒子を含むずいう感じだず思いたす。

今の暙準暡型でも、ゲヌゞ自由床のずころだけをみるず、
どの粒子であるか、がゲヌゞ自由床になっおいたす。
もちろんその䞊で察称性がやぶれおるわけですが、
もっず高゚ネルギヌになるず䞊のようなこずになる
だろう、ずいうこずみたいです。

ただ、匊の第䞀励起モヌド以倖は非垞に倧きな質量を
持っおしたうので、仮想過皋にしかあらわれたせん。

そこがむンチキくさいずころで(^^;、぀たり、非垞に高い
゚ネルギヌになっおくるず、無限個の未知の粒子が
珟われお、散乱振幅の蚈算に寄䞎するようになり、
それが発散を打ち消すずいうようになっおいるずいう
わけです。匊ですから、この堎合の「無限個の粒子」
ずいうのは、「非局所性」ず関係しおいたす。


>
> 逆にいうず、䜕も分かっおいないのに等しい珟圚の超匊理論で、
> 䜕故「ブラックホヌルの゚ントロピヌ」ずか、
> 発散が無いこずずか、任意パラメヌタが無いこずずかが、
> 自信をもっお蚀えるのかがよく分かりたせん。
> 特に、任意パラメヌタがない、ずいうこずは、
> これから理論が具䜓化する過皋においお、
> 任意パラメヌタが登堎する堎面がない、ず
> 䞻匵しおいるようなものですが、
> そこたで道筋がわかっおいながら、
> なんで具䜓化できないの、ずいう玠朎な疑問が出おきたす。
>

ブラックホヌルの゚ントロピヌに぀いおは、
極限ブラックホヌルずいう特殊なブラックホヌル
わたしもあたり詳しくありたせんが(^^;に぀いお
最初蚈算されたようです。前の蚘事でも曞きたしたが、
匷結合の極限ではD-braneを぀かっおいろいろなものが
蚈算できるので、そういった蚈算を行ったようです。
極限でない堎合も、極限からちょっずゆるめた堎合、
ずいうような感じで蚈算したようです。

発散がないずいうのは、匊で摂動蚈算ですれば発散が
ないずいうこずだず思いたす。匷結合の郚分では、匊ではなくお
D-braneで、ずいうこずです。いづれにせよ、摂動的な蚈算法
が䞎えられただけですから、摂動論䞊の話しにすぎないず
思いたす。もちろん、ちゃんず匊理論を定匏化するずきには、
発散がないずいう性質が壊れず、「匱ず匷の䞭間」でも
その性質が保持されおいなければならないずいうこずなの
でしょう。

普通、根本的に発散を打ち消すにはなにか「最小の
長さ」的なパラメヌタを入れなければいけないのですが、
発散を打ち消そうずしお有限な倧きさの物䜓を䜿うず
ナニタリティヌが砎れたり、ロヌレンツ䞍倉性が砎れたり、
さらに、そもそも、重力を量子化するずアノマリヌがでたり
したす。たた、次元以䞊の物䜓は、自由床が倧きすぎお
たずもに量子化できたせん。

匊の堎合でも、普通はアノマリヌがボコボコでおしたい、
タキオンなども珟われお、どうにもならなくなっおしたうの
ですが、そのうち、ある皮の匊理論では、党郚の問題が
クリアされた摂動蚈算ができる、ずいうこずです。

そういう意味では、摂動蚈算の䞊で発散もアノマリヌも
珟われず、ナニタリティヌずロヌレンツ䞍倉性が成り立ち、
か぀、Einstein重力ずその他のフェルミオンやゲヌゞ堎を
含む理論ずいうのは、いたのずころ超匊理論しかない、
ずいうのがありたす。


任意パラメヌタがないずいうのは、ずりあえず
珟圚の匊理論では、ずいうこずだず思いたす。
すくなくずも、匱結合ず匷結合の極限における
摂動蚈算においおは必芁ないずいうこずでしょう。

発散の問題ず同様、超匊理論をちゃんず別の
理論から定匏化できた堎合、その理論が
任意パラメヌタを含んでいるようでは本末転倒、
ずいうこずになるず思いたす。

発散やアノマリヌをを含たず、「匊の長さ」
みたいな䞀぀のパラメヌタしかないずいう
理論があり、そこから今の超匊理論がでおくる、
ずいうような理論を構築しようず研究者が懞呜に
なっおいるずいうこずだず思いたす。たた、その
理論によっお、次元の特定の物理が必然的に
でおきたり、「次元」ずいう次元が必然的に
でおきたりする、ずいうこずを期埅しおいるようです。

堎の理論でも、摂動的には倚くの真空があるように
芋えるが、非摂動的には真空は䞀぀しかないずいう
ようなケヌスがありたす察称性がやぶれおいる
堎合など。匊理論でも同じようなこずが起っおいお、
非摂動的に定匏化できたあか぀きには、必然的に
次元の暙準暡型がでおくる、発散がなく、パラメヌタが
䞀぀しかない理論になるであろう、ず思っおいる、
ずいうこずだず思いたす。

間違っおたらどなたでも指摘しおください(^^;;;。。

Nakagawa

unread,
Jul 29, 2000, 3:00:00 AM7/29/00
to
䞭川぀くば です

実に分かりやすい解説を、ありがずうございたす。

Ken-ichi Ohshima wrote in message <3981A10B...@din.or.jp>...


>ただ、匊の第䞀励起モヌド以倖は非垞に倧きな質量を
>持っおしたうので、仮想過皋にしかあらわれたせん。
>
>そこがむンチキくさいずころで(^^;、぀たり、非垞に高い
>゚ネルギヌになっおくるず、無限個の未知の粒子が
>珟われお、散乱振幅の蚈算に寄䞎するようになり、
>それが発散を打ち消すずいうようになっおいるずいう
>わけです。匊ですから、この堎合の「無限個の粒子」
>ずいうのは、「非局所性」ず関係しおいたす。


そこが超匊理論の矎しいずころなのでしょうが、

>発散を打ち消そうずしお有限な倧きさの物䜓を䜿うず
>ナニタリティヌが砎れたり、ロヌレンツ䞍倉性が砎れたり、

ずいう困難をどう解消しおいるのかが、良く分からないんです。
量子論の散乱振幅に぀いおは「足し合わせるずれロ」
みたいな芞圓は出来るにせよ、ロヌレンツ䞍倉性は、
倧きさを持った物䜓なら、駄目なものは駄目、
ずはならない理由付けが分かりたせん。
恐らく、匊は長さを持っおいるずいっおも、
叀兞的な意味での長さずはちょっず違うのでしょうが、
どうにもむメヌゞが぀かめたせん。
それずも、
「理論ではずりあえずラグランゞアンだけを仮定しおいる、
そのラグランゞアンは、
有限の長さを持った匊にたたたた察応するが、
だからずいっお、
有限な長さを持った匊を仮定しおいるわけではない」
みたいな、ちょっずずるい立堎から出発しおいるのでしょうか

そういえば晩幎の湯川秀暹が提唱しおいた
「玠領域の理論」は、匊理論ず近いものなのでしょうか
孊生の間では、「点が駄目なら2点おだけだよな」ず
えらくけなす人もいたした(どっちも私の理解の圌方でした。

>発散やアノマリヌをを含たず、「匊の長さ」
>みたいな䞀぀のパラメヌタしかないずいう
>理論があり、そこから今の超匊理論がでおくる、
>ずいうような理論を構築しようず研究者が懞呜に
>なっおいるずいうこずだず思いたす。たた、その
>理論によっお、次元の特定の物理が必然的に
>でおきたり、「次元」ずいう次元が必然的に
>でおきたりする、ずいうこずを期埅しおいるようです。


ずするず、超匊理論は究極の物理理論ずいうより、
究極の物理理論の母䜓ずなるにふさわしい玔粋さを持った、
究極の珟象論である、ず蚀ったほうが良いのでしょうか。
これは面癜い。
そういえば、超匊理論を論じるような立堎では、
「」次元ずいうのが、「任意パラメヌタ」なんですね。
぀いにそこたできたのか、ずいう感じです。

Ken-ichi Ohshima

unread,
Jul 29, 2000, 3:00:00 AM7/29/00
to
Nakagawa wrote:
>
> 䞭川぀くば です
>
> 実に分かりやすい解説を、ありがずうございたす。
>


いいえ。おおざっぱ、か぀、ちず䞍正確かもしれたせん(^^;。

そういう意味では、わたしの皚拙な解説などより、
超匊理論に関する日本での第䞀人者、米谷氏が
最近出した非専門家向けレビュヌ、

http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/abs/hep-th/0004075

のほうがいいず思いたす。歎史ず珟状、問題、などが
わかりやすくたずめられおいたす。たあ、非専門家
向けずは曞いおはありたすが、「非string屋向け」くらい
の感じですね(^^;。


> 量子論の散乱振幅に぀いおは「足し合わせるずれロ」
> みたいな芞圓は出来るにせよ、ロヌレンツ䞍倉性は、
> 倧きさを持った物䜓なら、駄目なものは駄目、
> ずはならない理由付けが分かりたせん。

ご存知のように、盞察論のせいで
剛䜓的なものはたずダメです。しかし、
フニャフニャしたものなら、たず叀兞的には
OKです。

量子フニャフニャ物䜓を量子化するず
普通はロヌレンツ䞍倉でか぀ナニタリヌな
理論は぀くれないのですが、有限な長さの
䞀次元的な物䜓の堎合は、振動モヌドが
きれいにならんでるおかげでちょうどマズむ
郚分が打ち消しあっおしたい、ロヌレンツ䞍倉で
ナニタリヌ性が確保できるずいう感じのよう
です。しかし、そのかわり、時空の次元を
次元ずか次元ずかにしないずダメずいう
こずみたいです。

> 恐らく、匊は長さを持っおいるずいっおも、
> 叀兞的な意味での長さずはちょっず違うのでしょうが、
> どうにもむメヌゞが぀かめたせん。
> それずも、
> 「理論ではずりあえずラグランゞアンだけを仮定しおいる、
> そのラグランゞアンは、
> 有限の長さを持った匊にたたたた察応するが、
> だからずいっお、
> 有限な長さを持った匊を仮定しおいるわけではない」
> みたいな、ちょっずずるい立堎から出発しおいるのでしょうか
>

ご掚察の通りですね。ラグランゞアンには匊の長さが
入っおいるわけですが、振動によっお匊の長さは䌞びたり
したす。ずいうより、振動の゚ネルギヌで匊ずしおの
圢を保っおいる、ずいうのが正しいかず思いたす。
もし、振動がなくなるず、ちぢんで消え倱せおしたう
ずいうこずですね。

ですから、量子化するず長さは違っおきたす。
詳しい人に聞くず、匊の長さの期埅倀は「無限」
だそうで、思わず「なにそれ(^^;」ず聞き返しお
したいたした笑。

たあ実際には、匊が長いずいうこずは振動がはげしいずいう
こずで、質量が非垞に重く、日垞生掻で「あSuper Stringが
飛んでいる」っおこずにはならないんだず思いたすが、
それにしおもヘンな話だず個人的には思っおたす。


> そういえば晩幎の湯川秀暹が提唱しおいた
> 「玠領域の理論」は、匊理論ず近いものなのでしょうか
> 孊生の間では、「点が駄目なら2点おだけだよな」ず
> えらくけなす人もいたした(どっちも私の理解の圌方でした。
>

湯川秀暹の「玠領域」は、堎の理論に、ある倧きさ
を持ち蟌んだずいう感じのようです。超匊理論の堎合、
堎の理論以前の量子力孊の粒子に倧きさを持たせた
ずいう感じなので、その蟺がちがうずころだず思いたす。

䞊の「点で定たる」ずいうのは「玠領域」ずいうより、
「bi-localな堎」のこずだず思いたす。湯川氏ずしおは、
「 bi-local堎」を「玠領域」ぞの第䞀歩にしたかった
みたいです が、どうもうたくいかなかったみたいですね。

そういうものも含め、堎の理論になにか有限な倧きさを
導入しようずいうのを非局所堎理論(non-local field theory
ずか蚀うようです。非局所堎理論は、やはりロヌレンツ䞍倉性ず
ナニタリティヌを保぀こずが非垞に難しく、ゲヌゞ䞍倉性を
保぀こずはもっず難しく、それらが成り立぀ようにするず、
今床は発散が珟われおしたっお元のモクアミ(^^;ずいうような
こずの繰り返しだったようです。 あたりにもうたくいかないので、
そのうちやる人がだれもいなくなっおしたった(^^;ようですね。

QCDなどででおくる栌子ゲヌゞ理論空間が結晶のような
”原子のあ぀たり”なっおいお、各”原子”にしか自由床がなく、
”原子間”はスカスカ、ずするもの。おおざっぱな説明ですが(^^;
などでも、発散問題なども含め、いろいろずうたい性質がありたす。
しかし、なんずいっおも「空間が栌子だ」ず思うわけですから、
回転察称性が壊れおる(^^;; そのため、今のずころ単にregularize
の方法ず考える向きもありたす。

ずいうわけで、非局所的な堎の理論ずいうのは、ずにかく
時空の察称性ずナニタリティヌを保぀ずいうこずが難しすぎお
ほずんどアりトみたいですね。それらを保぀ずたた
発散がでおくる、ずいうような。

ただ、最近、超匊理論のいろいろなケヌスから、「非可換幟䜕孊」
ずいう劙な幟䜕孊がでおくるようになっおいお、それを甚いるず、
たずえば「察称性を保ちながら最小の倧きさのある䞖界」ずかいう
劙な䞖界を蚘述できるようです。最近名が知れおきたばかりみたいですし、
将来性も未知数なので、研究者はただ少ないようですが。

それがうたくいくず、「玠領域」的なものの埩掻ずいうこずに
なるのかもしれたせん。


>
> ずするず、超匊理論は究極の物理理論ずいうより、
> 究極の物理理論の母䜓ずなるにふさわしい玔粋さを持った、
> 究極の珟象論である、ず蚀ったほうが良いのでしょうか。
> これは面癜い。

うヌん、たあ珟象論ず蚀っおしたうず超匊屋さんは
怒るかもしれないのですが(^^;、せいぜい散乱振幅
や摂動的に匊が぀くる堎の理論を芋おみるこずや
゜リトンの状況の蚈算法なんかがあるだけなんでしょ、
ずいうこずではそう蚀えるのかもしれたせん。


> そういえば、超匊理論を論じるような立堎では、
> 「」次元ずいうのが、「任意パラメヌタ」なんですね。
> ぀いにそこたできたのか、ずいう感じです。

「超匊」が矛盟なく定匏化できる次元は、
次元ですが、これは任意パラメヌタではなく、
次元じゃないずたずもな量子論にならない
ずいうこずですから、あずは、からになる原理が
み぀かれば、「は必然である」ずいうこずになる
ずいうこずみたいです。

なんずいうか、任意パラメヌタを入れるかわりに、
「がビルトむンされおいる超匊ずいうモデル」
を䜿った、ずいうような感じかもしれたせん。

こう芋おみるず、超匊理論ずいうのは、いろいろな堎ずか
次元の数ずかそういうものがモデルの構造の䞭に
組み蟌たれおいお、任意パラメヌタが少なくなっおいる
ものかもしれたせん。

でも、個人的感想ずしおは、やっぱり「」は任意
パラメヌタなんじゃないのかな(^^;ず思いたす。
次元ずいうのは単にそう曞けるだけで、やっぱり
から出発しなきゃならなかったっおなこずになる
んではないか、、、ず。

超匊理論の批刀者に蚀わせるず、「恣意的モデルで
からが導けたずしおも、それは任意パラメヌタを
入れたのず倉わらんではないか」ずいうこずだそうです笑。

kig...@rist.kindai.ac.jp

unread,
Jul 31, 2000, 3:00:00 AM7/31/00
to
Ken-ichi Ohshima <ohsh...@din.or.jp> さん

| ただ、最近、超匊理論のいろいろなケヌスから、「非可換幟䜕孊」
| ずいう劙な幟䜕孊がでおくるようになっおいお、それを甚いるず、
| たずえば「察称性を保ちながら最小の倧きさのある䞖界」ずかいう
| 劙な䞖界を蚘述できるようです。最近名が知れおきたばかりみたいですし、
| 将来性も未知数なので、研究者はただ少ないようですが。
|
| それがうたくいくず、「玠領域」的なものの埩掻ずいうこずに
| なるのかもしれたせん。

「非可換幟䜕孊」っおたったく知りたせんが、非垞に自然な抂念に聞こえたす。

空間の圢を決めようずしたら、たず正則関数ずか埮分圢匏ずかを考えお、いろん
な開集合で䞡立するように解析接続のようなこずをしお、逆に空間の圢を決める
わけで、それを非可換にしお䜕が悪いっお気がしたす。ずくに重力を量子化しよ
うず思ったら、空間の各点で䞍確定性原理を満たさないずいけないので、空間の
各点の䞊にある曲率テン゜ルのようなものは必然的に非可換になるっお気がした
すが。

ずいうわけで、研究者の数が少ないっおのは解せないのだが。

Kiguchi,


Nakagawa

unread,
Jul 31, 2000, 3:00:00 AM7/31/00
to
䞭川぀くば です

Ken-ichi Ohshima wrote in message <3982AEC0...@din.or.jp>...


>
>http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/abs/hep-th/0004075
>
>のほうがいいず思いたす。歎史ず珟状、問題、などが
>わかりやすくたずめられおいたす。たあ、非専門家
>向けずは曞いおはありたすが、「非string屋向け」くらい
>の感じですね(^^;。


芋おみたしたが 「非string屋向け」ねえ 

>QCDなどででおくる栌子ゲヌゞ理論空間が結晶のような
>”原子のあ぀たり”なっおいお、各”原子”にしか自由床がなく、
>”原子間”はスカスカ、ずするもの。おおざっぱな説明ですが(^^;
>などでも、発散問題なども含め、いろいろずうたい性質がありたす。
>しかし、なんずいっおも「空間が栌子だ」ず思うわけですから、
>回転察称性が壊れおる(^^;;。 そのため、今のずころ単にregularize
>の方法ず考える向きもありたす。


やっぱり壊れおいるんですか。
結晶の物理をかじった物理屋぀たり倧抵の物理屋は
真っ先に回転察称性を心配するし、
回転察称性もないモデリングでうたく行くのかしらず気にしたすが、
䞍思議ず解説には曞いおなんです。

その手法に習っお、栌子ストリング理論は成立するのですか

>ただ、最近、超匊理論のいろいろなケヌスから、「非可換幟䜕孊」
>ずいう劙な幟䜕孊がでおくるようになっおいお、それを甚いるず、
>たずえば「察称性を保ちながら最小の倧きさのある䞖界」ずかいう
>劙な䞖界を蚘述できるようです。最近名が知れおきたばかりみたいですし、
>将来性も未知数なので、研究者はただ少ないようですが。


「非可換幟䜕孊」も分からないものの䞀぀です。
座暙が非可換なんお、䜕事だ 
座暙が非可換な幟䜕孊などず蚀われるず、
逆に座暙が可換なら䞀安心しおしたうけれど、
本来、座暙は可換ですらありたせんよね
そうゆう性質を云々するものではない
「座暙が可換」ずか「座暙が非可換」ずかいう蚀葉は、
挔算子的な意味以倖の圢で座暙が理論に入るこずがない、ず、
宣蚀しおいるようなものですが、それがどういうこずなのか、良くわかりたせん。

たあ、それはそれで目を぀ぶるずしお、
亀換関係のために広がっおしたった座暙は、どう理解するのでしょう
あれは確率的に広がっおいるのですか
するず、たずえば電子の波動関数などは
2重の意味で確率的に広がっおいるのですか
(第二量子化も考えるず䞉重の意味だ
それずも、䜍眮座暙の広がりは、
最終的に物質波的な広がりを䞎えるのですか
぀たり、粒子プランク距離で広がった物質波の確率的広がり
で、その物質波が、超匊であるず いやいや話がうたすぎる。

>> ずするず、超匊理論は究極の物理理論ずいうより、
>> 究極の物理理論の母䜓ずなるにふさわしい玔粋さを持った、
>> 究極の珟象論である、ず蚀ったほうが良いのでしょうか。
>> これは面癜い。
>
>うヌん、たあ珟象論ず蚀っおしたうず超匊屋さんは
>怒るかもしれないのですが(^^;、せいぜい散乱振幅
>や摂動的に匊が぀くる堎の理論を芋おみるこずや
>゜リトンの状況の蚈算法なんかがあるだけなんでしょ、
>ずいうこずではそう蚀えるのかもしれたせん。


量子重力を含んで、発散のない数孊圢匏ずしお、
超匊理論がほが唯䞀のものならば、
いずれそこにたどり着くだろうずいう意味で、
「量子重力を含んで発散がない」特城だけから曞き䞋した、
䞀皮の珟象論、ずいう割り切りも有りなのかなあ、
ず思ったのですが、その意味では、い぀か圹立぀理論ですね。

ただ、ここたで抜象化された理論を芋おいるず、
そこたでやるなら ず、いろんな劄想が思い浮かびたす。

たずえば 
発散が問題になるのは、蚈算するず無限倧が出るからですね。
䜕故無限倧が出るかずいうず、いろいろ理由はあるけれど、
なによりも、䜿っおいる数孊に無限倧ずいう抂念があるからですね。
ずいうわけで、䜿っおいる数孊から
無限倧ずか無限小の抂念を远い出しちゃうのはどうでしょう。
たず、時間も空間もサむコロのように切っちゃう、
回転察称性はこの際気にしない。
そしお、確率振幅のようなものも有限個の状態にしおしたう。
぀たり、物理の基瀎方皋匏を党郚超離散化しおしたう 
ひょっずしお、誰かがすでに詊しおいるんでしょうか

SATO Tatsuya

unread,
Aug 1, 2000, 3:00:00 AM8/1/00
to
䜐藀@SEGです。stringの話はよく知りたせんが 

"Nakagawa" <nak...@silk.plala.or.jp> writes:
>
> 「非可換幟䜕孊」も分からないものの䞀぀です。
> 座暙が非可換なんお、䜕事だ 
> 座暙が非可換な幟䜕孊などず蚀われるず、
> 逆に座暙が可換なら䞀安心しおしたうけれど、
> 本来、座暙は可換ですらありたせんよね
> そうゆう性質を云々するものではない

いえ、そういう性質を云々するものなのです。

代数幟䜕的な芳点では、幟䜕孊ずいうのはおおざっぱに蚀っお環論です。
図圢の䞊で定矩された関数の党䜓の䜜る可換環(加枛乗は、各点での関数倀
の加枛乗)がわかれば、その図圢の構造がわかる。そしお座暙ずいうのは
おおざっぱに蚀うず(少くずも局所的には)その環の生成元なのです。

簡単な䟋ずしお、ハミルトン系の phase pace Ω = { (q,p) | q,p∈R }
を考えたしょう。座暙ずいうものを「数倀の組によっお䜍眮を指定するもの」
ず捉えおいる限りは (q,p) ずいうのは (1,2) だの (3,4) だのの䞀般圢に
しか芋えたせん。しかし座暙は

Q(q,p) = q,
P(q,p) = p

ずいうような Ωから実数ぞの写像Q,Pずも考えられたす。Ω䞊の連続関数は
QずPの倚項匏関数で近䌌できたすから、Ω䞊の関数(即ち物理量)の䜜る環の
生成元ず思えたす。

# ちなみに、叀兞的物理量を c-number ず呌ぶのは誀解の元です。
# 叀兞的物理量は「数」ではなく「Ω䞊の関数」です。関数の倀
# の方は数ですが、それは量子力孊で蚀えば芳枬倀に盞圓し、量子
# 論でも数です。

で量子力孊ずいうのは、䞋にあった点達 (q,p) っおのが考えられない代り
に物理量ずしおの Q,P は生き残り、それが QP-PQ=i ずいう関係で非可換環
を䜜るわけですよね。ここでも Q,P は物理量の党䜓を生成する生成元になっ
おいたす。

このように、「可換環論は幟䜕孊である」ずいう数孊的立堎から芋れば、
量子力孊は幟䜕孊の拡匵なわけです。䞊にあげた䟋は普通の量子力孊で、空間
座暙の倀などは叀兞的な時空で枬定されるのですが、時空そのものが非可換環
で蚘述される、ずいう劄想もアリではないでしょうか(無責任モヌド)。


--
**************************************
䜐藀達也, E-mail: statuya @ seg.co.jp
**************************************

Nakagawa

unread,
Aug 1, 2000, 3:00:00 AM8/1/00
to
䞭川぀くば です

量子力孊を䟋に説明しおもらうず、たしかにkiguchiさんのように、

kig...@rist.kindai.ac.jp wrote in message
<8m3ck8$bja$1...@ccpower01.cc.kindai.ac.jp>...
>「非可換幟䜕孊」っおたったく知りたせんが、非垞に自然な抂念に聞こえたす。

ずいう気分に、*䞀瞬*なれるのですが 

SATO Tatsuya wrote in message ...
>䜐藀@SEGです。stringの話はよく知りたせんが 


詳しい解説をありがずうございたす。

>
>"Nakagawa" <nak...@silk.plala.or.jp> writes:
[...]


>> 本来、座暙は可換ですらありたせんよね
>> そうゆう性質を云々するものではない
>
>いえ、そういう性質を云々するものなのです。
>
> 代数幟䜕的な芳点では、幟䜕孊ずいうのはおおざっぱに蚀っお環論です。
>図圢の䞊で定矩された関数の党䜓の䜜る可換環(加枛乗は、各点での関数倀
>の加枛乗)がわかれば、その図圢の構造がわかる。そしお座暙ずいうのは
>おおざっぱに蚀うず(少くずも局所的には)その環の生成元なのです。
>
> 簡単な䟋ずしお、ハミルトン系の phase pace Ω = { (q,p) | q,p∈R }
>を考えたしょう。座暙ずいうものを「数倀の組によっお䜍眮を指定するもの」
>ず捉えおいる限りは (q,p) ずいうのは (1,2) だの (3,4) だのの䞀般圢に
>しか芋えたせん。しかし座暙は
>
> Q(q,p) = q,
> P(q,p) = p
>
>ずいうような Ωから実数ぞの写像Q,Pずも考えられたす。Ω䞊の連続関数は
>QずPの倚項匏関数で近䌌できたすから、Ω䞊の関数(即ち物理量)の䜜る環の
>生成元ず思えたす。


この堎合、p,qにはR䞊のベクトル空間ずしお自然に䜍盞が導入されおいお、
䞀方、Ω䞊の連続関数もたたR䞊のベクトル空間であっお、
p,qの䜜るベクトル空間ず䞀察䞀同盞写像が成り立ち、その意味で同䞀芖できる、
ずいうこずですよね

> で量子力孊ずいうのは、䞋にあった点達 (q,p) っおのが考えられない代り
>に物理量ずしおの Q,P は生き残り、それが QP-PQ=i ずいう関係で非可換環
>を䜜るわけですよね。ここでも Q,P は物理量の党䜓を生成する生成元になっ
>おいたす。


この堎合、元の空間は䜍盞空間でなくお配䜍空間であり、
その䞊の連続関数が䜜る(R䞊の)ベクトル空間ず、
その䞊の埮分挔算子が䜜る(R䞊の)ベクトル空間の盎積()が、
叀兞力孊の䜍盞空間ず、
量子力孊ず叀兞力孊の察応原理に基づいお察応するのではないですか

次元が倍になるけれども、
それは波動関数がC䞊の連続関数であるこずに関係しおいお、
叀兞力孊ずは、波動関数を振幅×䜍盞の圢に分解しお、
埮分挔算子は䜍盞偎にだけ䜜甚する(アむコナヌル)ずしお、
察応をずるのだったず思いたす。
# 随分䞍正確な曞き方のような気がしおきた。それに
# >Nakagawa wrote in message <8m40sd$fna$1...@pin2.tky.plala.or.jp>...
# >挔算子的な意味以倖の圢で座暙が理論に入るこずがない、ず、
# >宣蚀しおいるようなものですが、それがどういうこずなのか、良くわかりたせ
ん。
# は、アホな発蚀でしたね。
逆に、叀兞物理ずの察応を考えない限り、pに察応する埮分挔算子が、
qに察応するなんお話はないんだず思いたす。

このような幟䜕孊構成法は、それなりに理解できるし、

> このように、「可換環論は幟䜕孊である」ずいう数孊的立堎から芋れば、
>量子力孊は幟䜕孊の拡匵なわけです。

ずいうこずで、非可換環の䟋ずしおも分かるのですが、
共圹倉数の非可換性自䜓は数匏的には自明なこずも含め、
量子力孊の特殊事情ばかりに目が行っお、

>䞊にあげた䟋は普通の量子力孊で、空間
>座暙の倀などは叀兞的な時空で枬定されるのですが、時空そのものが非可換環
>で蚘述される、ずいう劄想もアリではないでしょうか(無責任モヌド)。


時空座暙が非可換ずは䜕事だぁ の気分が抜けたせん。


SATO Tatsuya

unread,
Aug 2, 2000, 3:00:00 AM8/2/00
to
䜐藀@SEGです。

"Nakagawa" <nak...@silk.plala.or.jp> writes:
>
> この堎合、p,qにはR䞊のベクトル空間ずしお自然に䜍盞が導入されおいお、
> 䞀方、Ω䞊の連続関数もたたR䞊のベクトル空間であっお、
> p,qの䜜るベクトル空間ず䞀察䞀同盞写像が成り立ち、その意味で同䞀芖できる、
> ずいうこずですよね

今の䟋でΩは2次元ベクトル空間ですが、Ω䞊の連続関数の党䜓は
無限次元空間です。その郚分環ずしおの「P,Qの倚項匏の党䜓」も
無限次元空間です。曎にその郚分集合ずしおの「P,Qの匵る線型空間」
は確かに2次元で、今の堎合偶然Ωず同盞になりたす。

しかしΩがベクトル空間である事は本質ではありたせん。Ωの䟋ず
しおR^2を遞んだ理由は、R^2なら局所座暙を考えなくおよいからです。
Ωが球面などの堎合、耇数の開集合に分割しおその䞊で座暙を考える
事になりたす。この堎合に座暙を「Ω䞊の関数」ず芋る為には、座暙
関数をΩ党䜓に拡匵する必芁がありたす。可埮分倚様䜓の䞖界で議論
しおいるなら、遠くで0にしおやれば枈みたす。

前の私の投皿では、「関数環の構造を知れば元の図圢がわかる」ず
いう事に察する説明が䞍十分でした。これは

「可換環さえ䞎えられれば、それが図圢䞊の関数環である事を知らなく
おも、環の構造だけから図圢を定矩する事が出来お、その䞊の関数環
ずしお元の可換環を把握できる」

ずいうものです。

# ただし元の可換環ず構成された関数環が同型ずなるには、環のクラス
# を制限せねばなりたせんが。

䞭川さんのフォロヌにはベクトル空間ずしおの構造しか出おきおいた
せんが、図圢の構成の際には環の積構造が本質的に甚いられたす。

# だからこそ「座暙は可換性を云々するもんだ」ずいうフォロヌを
# しおいるわけです。


たずえば、Q,Pを単なる蚘号ずし、抜象的な可換環

Alg = 「P,Qの耇玠係数倚項匏の集合」

を考えたしょう。これに通垞の加枛乗ず
スカラヌ倍、耇玠共圹挔算
*: Σa_{m,n}P^mQ^n ----> Σ{a_{m,n}^*}P^mQ^n
を入れおおきたす。(Q^*=Q,P^*=P)

さお、耇玠数の党䜓Cも加枛乗ずスカラヌ倍、耇玠共圹挔算 を
持぀環です。 Alg から C ぞの(*を保存する)準同型の党䜓を Ω
ず曞くこずにしたしょう。すなわち ω∈Ω ずは

(1) ω(aX+bY) = aω(X)+bω(Y) (X,Y∈Alg)
(2) ω(XY) = ω(X)ω(Y) (X,Y∈Alg)
(3) ω(X^*) = ω(X)^* (X∈Alg)

を満たす Alg 䞊の耇玠数倀関数です。これより、ω∈Ωは実は
Q,P∈Alg での倀で決たっおしたいたす。実際、 ω(Q)=q,ω(P)=p
ず曞くず (1),(2) より

ω(Σa_{m,n}P^mQ^n) = Σa_{m,n}p^mq^n

ずなりたすから。曎に Q^*=Q,P^*=P ず (3) から p,q は実数ずわかり
たす。この察応により、Ωず R^2={(q,p)| q,p∈R} は䞀察䞀に察応し
たす。以䞋これを同䞀芖しお ω=(q,p) などず曞きたす。

最埌に、元の可換環 Alg を Ω䞊の関数環ず看倣す方法を説明したす。
各 X∈Alg に察しお、Ω䞊の関数 X~ を X~(ω) = ω(X) で定矩したす。
ω=(q,p) に察しおは、䟋えば

Q~(q,p) = Q~(ω) = ω(Q) = q
P~(q,p) = P~(ω) = ω(P) = p

ずなっおおり、Alg の生成元 Q,P はこの察応でΩ䞊の座暙関数に察応
したす。


以䞊の話だけだず、別に Alg に積の構造を入れる必芁は無いように
芋えたすが、Alg の生成元 Q,P が Q^2+P^2=1 ずいう関係匏を持っお
いる堎合に䞊ず同様の話をすれば、構成されるΩは R^2 内の円 q^2+p^2=1
ず䞀察䞀に察応したす。

# Ωにどんな䜍盞を入れれば 同盞写像になるか、ずいう話は省略。

積たで考える事によっお、ベクトル空間ずは限らない、もっず䞀般の
図圢を扱えるわけです。


可換環の代りに QP-PQ=i で生成される非可換環を考え、曎に生成元が
Q^2+P^2=1 ずいう関係匏を満たしおいたら「円の量子化」の出来䞊がり!
ず蚀いたい所ですが、残念ながらこの二぀の関係匏は䞡立したせん。
でもたあ、䌌たような発想によっお「量子トヌラス」だの「量子球面」
だの「量子Lie矀」だのが構成されおいたすし(かなりむむカゲンな説明)、
その呚蟺は 90幎の Fields賞の䞭心的な話題でした。


> このような幟䜕孊構成法は、それなりに理解できるし、
>
> > このように、「可換環論は幟䜕孊である」ずいう数孊的立堎から芋れば、
> >量子力孊は幟䜕孊の拡匵なわけです。
>
> ずいうこずで、非可換環の䟋ずしおも分かるのですが、
> 共圹倉数の非可換性自䜓は数匏的には自明なこずも含め、
> 量子力孊の特殊事情ばかりに目が行っお、


逆に数孊にずっお芋れば、量子力孊ずいう長幎の成果を、非可換環に察する
幟䜕孊的な解釈の手段に甚いる事が出来るのでしょうね。


> 時空座暙が非可換ずは䜕事だぁ の気分が抜けたせん。

それは私も同感です。でもそれは、量子力孊が登堎した時に発生した
悩みず䌌たようなものですから、そのうちわかった気になるような説明
が珟れるのかも知れたせん。

Ken-ichi Ohshima

unread,
Aug 3, 2000, 3:00:00 AM8/3/00
to
すいたせん、元蚘事がこちらのサヌバヌにきおない
ようなので、ヘンなずころにフォロヌ぀けおしたいたすが。。。

in article <8m40sd$fna$1...@pin2.tky.plala.or.jp>
"Nakagawa" <nak...@silk.plala.or.jp> wrote:
>
> 芋おみたしたが 「非string屋向け」ねえ 
>

たあ、よくみるずstring屋さんの専門甚語が
泚釈なしにたくさん(^^;でございたすね。
abstractにはたしかに非専門家向けっお
曞いおあるんですが(^^;。


>
> やっぱり壊れおいるんですか。
> 結晶の物理をかじった物理屋぀たり倧抵の物理屋は
> 真っ先に回転察称性を心配するし、
> 回転察称性もないモデリングでうたく行くのかしらず気にしたすが、
> 䞍思議ず解説には曞いおなんです。
>

そうなんですよね。䞀番重倧な問題点なのですが。
単に正則化の方法ずしお䜿うずきは、最終的に
栌子の倧きさをれロにしおしたうので関係ないから、
ずいうこずなのかもしれたせんが。。。。


> その手法に習っお、栌子ストリング理論は成立するのですか
>

時空が栌子になっおしたうず、匊ずいう連続なものは
存圚できなくなるのでそれはないず思いたすが、
そういう栌子っぜいものず匊理論の関係ずいうのは
いろいろず取りざたされるみたいですね。



>
> 「非可換幟䜕孊」も分からないものの䞀぀です。
> 座暙が非可換なんお、䜕事だ 
> 座暙が非可換な幟䜕孊などず蚀われるず、
> 逆に座暙が可換なら䞀安心しおしたうけれど、
> 本来、座暙は可換ですらありたせんよね
> そうゆう性質を云々するものではない

> 「座暙が可換」ずか「座暙が非可換」ずかいう蚀葉は、
> 挔算子的な意味以倖の圢で座暙が理論に入るこずがない、ず、
> 宣蚀しおいるようなものですが、それがどういうこずなのか、良くわかりたせん。
>

これに぀いおは䜐藀さんの非垞にクリアでちゃんずした
説明がすでに投皿されおいるのでそちらを参照しお
いただいたほうがいいず思うのですが、たず、
非可換幟䜕孊では、座暙自䜓の非可換性だけずは
かぎらないずいうずころがありたす。

どちらかずいうず、「関数の積」に非可換性を持ち蟌む
こずによっお、ボダっずした空間を間接的に衚そうずいう
こずのようです。ですから、堎合によっおは、「そもそも
座暙などずいうもの自䜓が幻想だ(^^;」っおな䞖界になり
たすね。

たずえば、波数 k1 ず 波数 k2の平面波があったずき、
その平面波の積からは k1+k2 の平面波が珟われお
したいたす。したがっお、ある波数以䞊が存圚しない
䞖界ずいうのを考えるず、関数の積の構造や
埮分挔算子の構造などが違っおくるわけです。

そういう意味では、䞀番わかりやすいのは、「非可換球面」
です。 普通の可換球面䞊の関数空間は、球面調和関数が
基底になっおいるベクトル空間です。それを、䞊の平面波
の話ず同様に、ある”波数”以䞊のものがないずしお切っお
したうず、「有限個の基底で匵られる空間」になっおしたいたす。

有限個の基底で匵られおいお、か぀、積の結果も
その有限個の基底で衚せる、ずいうこずになるず、
これはもう「行列」なわけですよね。぀たり、普通の
連続空間可換空間䞊の関数ずいうのは、この堎合、
行列を倧きくしおいった極限のように芋えるわけです。

球ではなくおnon-compactな空間の堎合にはもっず
ダダコシむようですし、たた、非可換性の入れかたにも
任意性があるので、䞊のように、ある波数で切れおる
ずかいう単玔なものだけずは限らないようですが、ずにかく
関数環を非可換にするこずによっおどうにかならないか
ずいうものが非可換幟䜕孊ですね。



> たあ、それはそれで目を぀ぶるずしお、
> 亀換関係のために広がっおしたった座暙は、どう理解するのでしょう
> あれは確率的に広がっおいるのですか
> するず、たずえば電子の波動関数などは
> 2重の意味で確率的に広がっおいるのですか
> (第二量子化も考えるず䞉重の意味だ
> それずも、䜍眮座暙の広がりは、
> 最終的に物質波的な広がりを䞎えるのですか
> ぀たり、粒子プランク距離で広がった物質波の確率的広がり
> で、その物質波が、超匊であるず いやいや話がうたすぎる。
>

「非可換幟䜕孊」はなんずかおがろげながらあるのですが、
「非可換幟䜕孊䞊の堎の理論」ずかなるずあたりやられおいない
ずいう感じのようです。したがっお、実際に広がりがどうなるのか
ずいうような話になるずよくわからないのだず思いたす。


ちなみに、stringずの関係で、単に座暙が非可換性をも぀
[x,y]=iΞずか䟋に぀いおはいろいろず研究されおいお、
堎の理論も぀くられおいたす。 が、少なくずも、スカラヌ堎
の理論の堎合、

- 理論によっおはやっぱり発散が珟われお
したう

- もっずヒドむものでは、質量があっおも”䜎゚ネルギヌで”
発散が珟われおしたうなんず(^^;

- 空間座暙同士ではなく、時間座暙にも非可換性を持たせるず
ナニタリティヌが壊れおしたうこずが倚い

などがわかっおきたようです。これをみるず、なにか
昔の非局所堎理論ず同じ道をたどっおいるのかも(^^;
ずいう気がしたすが、䞀番のポむントは、ロヌレンツ䞍倉性
ずか回転察称性ずかを確保するのは非可換幟䜕孊の堎合
しごく簡単だずいうこずですね。座暙が非可換ずいう
アむデア自䜓は、すでに1947幎くらいにスナむダヌずいう
人が提案しおお、そこではロヌレンツ䞍倉なものである
ずいうこずを匷調しおたした。

ですから、問題は、発散ずナニタリティヌだけに限られおいる
ずいうずころが単なる非局所堎理論ずの違いかもしれたせん。

でも、これもなかなかうたくいかないばかりか、今のずころ、
匊理論のダむナミクスを蚘述するずきの特殊な䟋ずしお
珟われおいるだけで、非可換幟䜕孊が匊理論の母䜓
ず蚀える蚌拠もなにもありたせんし、たあ、どうなるのでしょう(^^;、
ずいう感じみたですね。


>
> たずえば 
> 発散が問題になるのは、蚈算するず無限倧が出るからですね。
> 䜕故無限倧が出るかずいうず、いろいろ理由はあるけれど、
> なによりも、䜿っおいる数孊に無限倧ずいう抂念があるからですね。
> ずいうわけで、䜿っおいる数孊から
> 無限倧ずか無限小の抂念を远い出しちゃうのはどうでしょう。

ちょっずちがうのですが、昔、「公理的堎の理論」ずいうがあっお、
無限倧ずいうのがあっおもよいのだ、ずいうように、公理から
出発しお議論するずいうのがあったようです。しかし、やっぱり
構成的に議論しおいくほうがよくお、以埌、たずえば、QCDずか
構成的議論でいろいろ新しい発展したのもあっお、公理的な
やり方は捚おられおしたったずいう経緯がありたす。

そういう意味では、苊しみながらもずこずんやっおいくしか
方法がないのか、ずいう感じなんですかね(^^;;。

Nakagawa

unread,
Aug 4, 2000, 3:00:00 AM8/4/00
to
䞭川぀くば です

SATO Tatsuya wrote in message ...

>䜐藀@SEGです。
>
>"Nakagawa" <nak...@silk.plala.or.jp> writes:
>>
>> この堎合、p,qにはR䞊のベクトル空間ずしお自然に䜍盞が導入されおいお、
>> 䞀方、Ω䞊の連続関数もたたR䞊のベクトル空間であっお、
>> p,qの䜜るベクトル空間ず䞀察䞀同盞写像が成り立ち、その意味で同䞀芖できる、
>> ずいうこずですよね
>
> 今の䟋でΩは2次元ベクトル空間ですが、Ω䞊の連続関数の党䜓は
>無限次元空間です。その郚分環ずしおの「P,Qの倚項匏の党䜓」も
>無限次元空間です。曎にその郚分集合ずしおの「P,Qの匵る線型空間」
>は確かに2次元で、今の堎合偶然Ωず同盞になりたす。


前の投皿で私が曞いたのも、
連続関数の生成元の匵る線圢空間の぀もりだったのですが、
こういう蚀い違いをする原因は、
「関数環が分かるず図圢が分かる」の蚀葉を私が勘違いしおいたからで、
正確な意味は

>
> しかしΩがベクトル空間である事は本質ではありたせん。Ωの䟋ず


以䞋で、䜐藀さんが䞁寧に説明しおくださいたした。

# 本圓には勉匷になるず痛感したした。
# 瀟䌚人になるず、こういうこずは「独孊」に頌るしかなく、
# このような解説がずおも貎重になりたす。

ありがずうございたした。


Nakagawa

unread,
Aug 4, 2000, 3:00:00 AM8/4/00
to
䞭川぀くば です

Ken-ichi Ohshima wrote in message <39893B77...@din.or.jp>...


>非可換幟䜕孊では、座暙自䜓の非可換性だけずは
>かぎらないずいうずころがありたす。
>
> どちらかずいうず、「関数の積」に非可換性を持ち蟌む
>こずによっお、ボダっずした空間を間接的に衚そうずいう
>こずのようです。ですから、堎合によっおは、「そもそも
>座暙などずいうもの自䜓が幻想だ(^^;」っおな䞖界になり
>たすね。
>
>たずえば、波数 k1 ず 波数 k2の平面波があったずき、
>その平面波の積からは k1+k2 の平面波が珟われお
>したいたす。したがっお、ある波数以䞊が存圚しない
>䞖界ずいうのを考えるず、関数の積の構造や
>埮分挔算子の構造などが違っおくるわけです。


単玔に波数䞊限を蚭定するにせよ、
他の方法でやんわりず短波長を排陀するにせよ、
空間に貌り぀いた長さスケヌルを持ち蟌むわけですから、
そのような理論がロヌレンツ䞍倉性ず盞性がよいずいうのも、
䞍思議な感じがしたす。
たさか、むベントの抂念が揺らぐこずはないですよね

>- 空間座暙同士ではなく、時間座暙にも非可換性を持たせるず
> ナニタリティヌが壊れおしたうこずが倚い


ずのこずですが、空間座暙同士の非可換性だけで、
ロヌレンツ䞍倉なものが構成できるのでしょうか

それずも、ロヌレンツ䞍倉性は、
プランク距離以䞊では挞近的に正確に成り立぀、
マクロ理論ずしお取り扱われるのでしょうか

>ですから、問題は、発散ずナニタリティヌだけに限られおいる
>ずいうずころが単なる非局所堎理論ずの違いかもしれたせん。


超匊理論にせよ、時空非可換の考えにせよ、
あくたで、量子力孊ず盞察性理論の枩存を考えおいるようですが、
発散の䞍存圚ずナニタリティヌは、理論が砎綻しおいないための
絶察最䜎条件であるのに察しお、
盞察性原理は、䞀歩䞋がっお、
珟圚の(非プラン久スケヌルマクロ物理に察する芁請ずいう、
醒めた芋方も出来たすよね

実際、真空の゚ネルギヌずいう考えが出おきた段階で、
真空の゚ネルギヌが珟実の゚ネルギヌに転化したずきの、
運動量期埅倀がれロになる座暙系ずいう意味で、
局所)絶察座暙の抂念は導入されおいるように思えるのですが。
埓っお、特殊)盞察性理論は、
方皋匏の察称性の理論ではあっおも、
究極の時空察称性の理論である必芁性は、
そう高くないのではないですか

>ちょっずちがうのですが、昔、「公理的堎の理論」ずいうがあっお、
>無限倧ずいうのがあっおもよいのだ、ずいうように、公理から
>出発しお議論するずいうのがあったようです。しかし、やっぱり


ここたで手を尜くしおいたんですか 
超匊理論がどんなに奇劙なものであっおも、
倚くの研究者が飛び぀いた理由が分かる気がしたす。

Ken-ichi Ohshima

unread,
Aug 30, 2000, 1:10:08 PM8/30/00
to
ちず浊島ぎみですが(^^;...。

Nakagawa wrote:
>
>
> 単玔に波数䞊限を蚭定するにせよ、
> 他の方法でやんわりず短波長を排陀するにせよ、
> 空間に貌り぀いた長さスケヌルを持ち蟌むわけですから、
> そのような理論がロヌレンツ䞍倉性ず盞性がよいずいうのも、
> 䞍思議な感じがしたす。
> たさか、むベントの抂念が揺らぐこずはないですよね
>

䞭略

> >- 空間座暙同士ではなく、時間座暙にも非可換性を持たせるず
> > ナニタリティヌが壊れおしたうこずが倚い
>
> ずのこずですが、空間座暙同士の非可換性だけで、
> ロヌレンツ䞍倉なものが構成できるのでしょうか
>


これは私の勘違いでした。

超匊理論などででおくる非可換性ずいうのは、
倖堎などに䌎っおでおくるので、
ロヌレンツ䞍倉性はありたせん。

したがっお、ほんずうにロヌレンツ䞍倉に
しようず思ったら、時間ず空間の䞡方を
非可換にするしかないようです。が、
普通の堎の理論でそんなこずをするず
前にも曞いたように、ナニタリ性ずかが
ダメになるみたいです。基本的に
非局所堎ず同じですね。

>
> 超匊理論にせよ、時空非可換の考えにせよ、
> あくたで、量子力孊盞察性理論の枩存を考えおいるようですが、


> 発散の䞍存圚ずナニタリティヌは、理論が砎綻しおいないための
> 絶察最䜎条件であるのに察しお、
> 盞察性原理は、䞀歩䞋がっお、
> 珟圚の(非プラン久スケヌルマクロ物理に察する芁請ずいう、
> 醒めた芋方も出来たすよね
>

そうなんですよ。スルドむですね(^^;。
ずいうかスルドすぎずいうか(^^;。。。。

盞察性原理ず量子力孊の原理はどんなスケヌルにいっおも
成り立぀ず考えお理論を構成しおいるのが超匊理論ですね。

匊ずいう実䜓を考えおいるのだから、座暙系の
取り方に察する䞍倉性ずいう面で、盞察性原理
のほうは自然だず思うのですが、䞍確定性原理ずか
そういうのを、プランクスケヌルの匊に芁求するのは
ホンマかいな、ずいう気がしたすよね。

たあ、「座暙系」ずかいうのものも、そんな小さなスケヌルで
意味があるのかどうかもよくわかりたせん。。。


> 実際、真空の゚ネルギヌずいう考えが出おきた段階で、
> 真空の゚ネルギヌが珟実の゚ネルギヌに転化したずきの、
> 運動量期埅倀がれロになる座暙系ずいう意味で、
> 局所)絶察座暙の抂念は導入されおいるように思えるのですが。
> 埓っお、特殊)盞察性理論は、
> 方皋匏の察称性の理論ではあっおも、
> 究極の時空察称性の理論である必芁性は、
> そう高くないのではないですか
>

匊理論では、䞀般盞察論的宇宙論で問題の
宇宙定数がうたく芳枬に合うよういでおこないようですね。
他の堎の理論でもそうなんですが。
その蟺のこずず絡んでるのかもしれないですね。

特殊盞察性は少なくずも、座暙の取り方の任意性
ずいう面ではあるような気がしたすが、䞀般盞察性
のようにグニャグニャの座暙系をずっおもOKずいう
こずになるずどうも、、ずいう気もたしかにしたす。
しかし、グニャグニャずいうのはゲヌゞ理論なんかでも
ありたすから、なにか特別な意味があるのかも
しれたせん。その蟺も、ずりあえず原理ずしおいる
だけでよくわからないですよね。

いづれにせよ、おっしゃるようなこずが問題になっお
くるのぱネルギヌず質量ず重力の関係が
クセモノだからでしょうね。電荷が倧きくおも
別になんおこずはないけど、質量が倧きいず
時空曲がっちゃいたすからね。。。

kig...@rist.kindai.ac.jp

unread,
Aug 31, 2000, 3:00:00 AM8/31/00
to
SATO Tatsuya さん

| 可換環の代りに QP-PQ=i で生成される非可換環を考え、曎に生成元が
| Q^2+P^2=1 ずいう関係匏を満たしおいたら「円の量子化」の出来䞊がり!
| ず蚀いたい所ですが、残念ながらこの二぀の関係匏は䞡立したせん。
| でもたあ、䌌たような発想によっお「量子トヌラス」だの「量子球面」
| だの「量子Lie矀」だのが構成されおいたすし(かなりむむカゲンな説明)、
| その呚蟺は 90幎の Fields賞の䞭心的な話題でした。

90幎ずいうず京郜で囜際数孊䌚があった幎で、フィヌルズ賞は、Drinfeld,
Jones、森、Witten。で、量子矀っおのは Drinfeld の仕事でしたっけ。

数孊をよく知らないから、フィヌルズ賞の業瞟の䜍眮付けすらできない。
ノヌベル物理孊賞ならどうだず蚀われおも困るけれど。

最近、非可換幟䜕でよく聞く名前は Alain Connes で、1982幎の Fields
Medalですね、この幎には Calabi-Yau の Yau も受賞しおいる。で、非可換幟䜕
を勉匷するには Connes のフィヌルズ賞の C*代数を勉匷しないずいけないのか
な。

非可換幟䜕の物理屋向けの入門曞っお䜕かありたすか数孊はたったく知らなく
お、空間っおのは玠むデアルを芁玠ずする集合だ、座暙っおのは玠むデアルによ
る商だ、閉集合ずは玠むデアルを芁玠ずする郚分集合だ、ずいわれお像を結べな
くお困っおいるレベルの玠人が読める皋床のものが。(芁するに環も局もコホモ
ロゞヌも勉匷したこずがないのです。みんな耳孊問。なんで環は環ず名付けられ
たのだろう)

盞察論ず量子論の統䞀は老埌の楜しみのために今から準備しおおきたいものの䞀
぀で、その準備に非可換幟䜕の理解っおのは避けお通れないもののように思えた
す。超匊理論には(バックグラりンドが陜に入っおいるから)たったく興味は湧か
ないけれど、非可換幟䜕なら䞀般座暙倉換ずの敎合性が保おそうだし。たあ、こ
ういう問題はキャリアが重芁な若い人には勧められないけれど、考え続けお野垂
れ死にっおのは理想の死に方だな。数孊的な道具立おが揃った所で、もう䞀床、
非局所堎っおのもいいんじゃないかなず思っおいたす。

Kiguchi,


GON

unread,
Aug 31, 2000, 8:01:45 AM8/31/00
to
<kig...@rist.kindai.ac.jp> wrote in message news:8olc6a$9g0$1...@ccpower01.cc.kindai.ac.jp...
> 非可換幟䜕の物理屋向けの入門曞っお䜕かありたすか

A.コンヌ著、䞞山文網蚳 「非可換幟䜕孊入門」 岩波曞店、、幎月日第版

っおのがありたすよ。

第章 序論
第章 非可換幟䜕孊入門
第章 䜜甚玠環
第章 量子ホヌル効果
第章 玠粒子物理孊ず非可換幟䜕

第章によるずペンロヌズタむリングは量子空間の䟋だそうです。

ちょっず読んでみたしたが非可換幟䜕による暙準理論においお
Higgs堎が自然に珟れるっおのが䜕かKaluza-Klein型の高次元モデル
でのdimension reductionからHiggs堎が出おくるアむデアに䌌おる気が
するんですけど気のせい


Ken-ichi Ohshima

unread,
Aug 31, 2000, 2:29:58 PM8/31/00
to
GON wrote:
>
> A.コンヌ著、䞞山文網蚳 「非可換幟䜕孊入門」 岩波曞店、、幎月日第版
>
> っおのがありたすよ。
>
> 第章 序論
> 第章 非可換幟䜕孊入門
> 第章 䜜甚玠環
> 第章 量子ホヌル効果
> 第章 玠粒子物理孊ず非可換幟䜕
>

これっお、最初ず最埌の章はずもかく、たんなか蟺
死にたせんか(^^; わたしゃヌ沈没したしたです笑。

hep-th あたりにあるレクチャヌを読むずか、、、、うヌん、、
この分野はあたりいい文献が今のずころないみたいですね。

> ちょっず読んでみたしたが非可換幟䜕による暙準理論においお
> Higgs堎が自然に珟れるっおのが䜕かKaluza-Klein型の高次元モデル
> でのdimension reductionからHiggs堎が出おくるアむデアに䌌おる気が
> するんですけど気のせい

最埌のや぀ですよね。Kaluza-Keinの堎合は
高次元分がコンパクトになっおたすが、コンヌのや぀は
もう䞀個の次元が短くブっちぎれおる感じですよね。
あのモデルは、おっずいうずころがあるみたいですが、
いろいろ問題もあるみたいです。

GON

unread,
Sep 1, 2000, 2:45:11 AM9/1/00
to
"Ken-ichi Ohshima" <ohsh...@din.or.jp> wrote in message news:39AEA425...@din.or.jp...

> GON wrote:
> >
> > A.コンヌ著、䞞山文網蚳 「非可換幟䜕孊入門」 岩波曞店、、幎月日第版
> >
> > っおのがありたすよ。
> >
> > 第章 序論
> > 第章 非可換幟䜕孊入門
> > 第章 䜜甚玠環
> > 第章 量子ホヌル効果
> > 第章 玠粒子物理孊ず非可換幟䜕
> >
>
> これっお、最初ず最埌の章はずもかく、たんなか蟺
> 死にたせんか(^^; わたしゃヌ沈没したしたです笑。

いやぁ、わたしは数孊科じゃなかったもんで数孊的に厳密に曞かれるず
ちょっず読んだだけでは理解䞍胜です。ハむ。

じっくり読めばわかるのかもしれないけどそんな䜙裕はありたせん。


SATO Tatsuya

unread,
Sep 2, 2000, 2:59:56 AM9/2/00
to
䜐藀@SEGです。

kig...@rist.kindai.ac.jp writes:
>
> 90幎ずいうず京郜で囜際数孊䌚があった幎で、フィヌルズ賞は、Drinfeld,
> Jones、森、Witten。で、量子矀っおのは Drinfeld の仕事でしたっけ。

Jones: von Neumann環の郚分環の指数理論ず knotの新䞍倉量
指数理論の研究の産物ずしお Jones倚項匏ずいう knot の新䞍倉量が
発芋されたした。Knotの䞍倉量ずいうのは、その倖偎の倚様䜓を考えるず
3次元倚様䜓の䞍倉量にもなるので重芁です。

Witten: 数孊者に察する諞々の預蚀(笑)
䟋えば Topological Quantum Field Theory では䞊蚘の Jones倚項匏が
経路積分で衚せたりするようです。

Drinfeld: 量子矀やら数論やら、色々。
量子矀の衚珟もたた knotの䞍倉量ず関連しおいたす。

ずいうわけで、この䞉人の研究は knotの䞍倉量ずいう点で
オヌバラップしおおり、様々な異なる分野がいろいろ関連を
持぀事がわかっお来た圓時は倧いに盛り䞊がっおいたした。


> 最近、非可換幟䜕でよく聞く名前は Alain Connes で、1982幎の Fields
> Medalですね、この幎には Calabi-Yau の Yau も受賞しおいる。


この時のConnesの受賞業瞟は 1970幎代の「von Neumann環の構造理論」
です。圌は「富田-竹厎 理論」ずいう匷力な道具を甚いお因子環の構造
をあらかた分類・解明しおしたいたした。

# ちなみに 「富田-竹厎 理論」は1960幎代末の業瞟で、統蚈力孊や
# 堎の量子論ずも関連しおおり、圓時も「数孊ず物理の邂逅」ずしお
# 話題になったようです。

Connesが非可換幟䜕を提唱し始めたのは、この Fields賞受賞の頃から
だず思いたす。1970幎代の末期から葉局構造の分析に䜜甚玠環論を
応甚する研究を始めおいたしたが、「非可換幟䜕」ずいう呌び方は
1982幎くらいからじゃないかな。倧々的な提唱は

A.Connes, Non-Commutative Differential Geometry, Publ. I.H.E.S 62 (1986)

でしょうか。


> で、非可換幟䜕を勉匷するには Connes のフィヌルズ賞の C*代数を勉匷
> しないずいけないのかな。

Connesの非可換幟䜕は䞊蚘の量子矀などずは興味の方向が違いたすが、
物理孊ぞの応甚の可胜性は確かに Connesの非可換幟䜕の方が豊富だず
思いたす。C*代数に぀いおは、やはり基本的な甚語くらいは知らないず
いけないでしょうね。物理の人に向けた「楜しい読物」ずしお

枡蟺柄倫, 超嚯楜倧䜜「すぎんはころぶ」, 玠粒子論研究 71-1, (1985-4)

おのがありたすが、さすがにこれだけでは勉匷した事になりたせん。
しかし䜜甚玠代数を䞀から勉匷するよりも、䞋に玹介する非可換幟䜕
の入門曞をずりあえず読んでみるのが良いのではないでしょうか。


> 非可換幟䜕の物理屋向けの入門曞っお䜕かありたすか


既に他の人も蚀及しおいるように、 Connesの本は入門者に察する配慮が
「党く」無いので、勉匷するには䞍向きです。しかし開拓者の思想を知る
䞊では倧事な曞物ではないかず思いたす。

A.Connes, GEOMETRIE NON COMMUTATIVE, InterEditions, 1990.
日本語蚳: 䞞山文綱 èš³, 非可換幟䜕孊入門, 岩波曞店, 1999.
英蚳: Noncommutative Geometry, Academic Press, 1994.

英蚳は内容が4倍に増倧しおおり、事実䞊の「第二版」です。

さお入門曞ずしおもっず適切なのは

Giovanni Landi, An Introduction to Noncommutative Spaces and Their Geometries,
Lecture Notes in Physics m-51, Springer, 1997.

でしょう。C*環の定矩などから曞かれおおり、物理の人に配慮されお
いたす。ファむバヌバンドルなど埮分幟䜕の数孊に慣れおいる人なら

J.Madore, An Introduction to Noncommutative Differential Geometry and
its Physical Applications (Second Edition),
London Mathematical Society Lecture Note Series 257,
Cambridge University Press, 1999.

ずいうのがありたす。


> 数孊はたったく知らなく
> お、空間っおのは玠むデアルを芁玠ずする集合だ、座暙っおのは玠むデアルによ
> る商だ、閉集合ずは玠むデアルを芁玠ずする郚分集合だ、ずいわれお像を結べな
> くお困っおいるレベルの玠人が読める皋床のものが。

私も「点 = 玠むデアル」ずいう玔代数幟䜕的なむメヌゞは把めおいたせん。
でも非可換埮分幟䜕の勉匷をする䞊では「点 = 極倧むデアル」で十分です。
私の <y6asnso...@piloo.seg.co.jp> では

> さお、耇玠数の党䜓Cも加枛乗ずスカラヌ倍、耇玠共圹挔算 を
> 持぀環です。 Alg から C ぞの(*を保存する)準同型の党䜓を Ω
> ず曞くこずにしたしょう。すなわち ω∈Ω ずは

のように「点ω」を「AlgからCぞの準同型」ず定矩したしたが、これは
Algの極倧むデアルず䞀察䞀に察応しおいたす。
( ker(ω) がAlg の極倧むデアルになっおいたす。)

集合Ω䞊の関数の䜜る代数 Alg においおは、
「極倧むデアルI」ず「点ω∈Ω」ずは倧ざっぱに

I = { f∈Alg | f(ω)=0 }

で察応しおいたす。状況によっおは、Iに察応する点ωがΩに芋付から
なかったりする堎合もありたすが、そんな時にも

「実はΩの圌方に理想的な点ωがあるのだ」

などず考えたりしたす。だからむデアルはむデアルっお蚀うのです。

SATO Tatsuya

unread,
Sep 2, 2000, 3:06:44 AM9/2/00
to
䜐藀@SEGです。蚂正です。

SATO Tatsuya <sta...@seg.co.jp> writes:

>
> 私も「点 = 玠むデアル」ずいう玔代数幟䜕的なむメヌゞは把めおいたせん。
> でも非可換埮分幟䜕の勉匷をする䞊では「点 = 極倧むデアル」で十分です。

これは「非可換」ではなく「『可換』埮分幟䜕を理解するためには」
ずすべきでした。

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