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2次戦ドイツのEシリーズ戦車

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tompei

unread,
Aug 9, 1998, 3:00:00 AM8/9/98
to
欧州戦末期にドイツが「Eシリーズ」と称する戦車の開発を
行っていましたね。

それまでのバラバラの機種を5つのクラス、用途に統一する
というもので(アルベルト・シュペーアあたりが計画したのかな?)、
最大クラスの「E-100」は「マウス」と共に、残骸は残っていたし、
プラモデルになるくらいの考証は取れているみたいですね。

「E-75」っていうのも「ティーゲル2」の改良版、みたいなことが
何かに書いてありました。

さて、その他(E-10、E-25、E-50と聞く)についてですが、
色々資料を漁っていますが、出てきません。
この辺(E-75、E-100も含めて)についてご存知の方、
あるいは情報源、資料をご存知の方がいらしたら教えて下さい。
-----------------------------------------------------
とんぺい ( 妻木 俊道 )
tom...@mb.infoweb.ne.jp
-----------------------------------------------------


kleist

unread,
Aug 9, 1998, 3:00:00 AM8/9/98
to

こんにちは妻木さん

E10、E25に関しては

軽駆逐戦車
ヴァルター・J・シュピールベルガー
高橋慶史訳
大日本絵画

のP183よりその記述があります。
つまり75mm砲搭載の駆逐戦車のようです。

あと
ジャーマンタンクス
ピーターチェンバレン・ヒラリーLドイル
大日本絵画

E25とE100の記述がわずかながらあります。

それから、これを書くと苦情がきそうですが
インターネット上で言論統制されてはかなわないので
あえて書くと

PanzerFile94-95
月間モデルグラフィックス編集部

にE75、E50のレジンキットが載っています。
E50は次期型パンター
E75は次期型ティーゲルなんですな。
1944年に開発が中止されたようです。

戦闘車両の種類を統合するといいながら5種類も考えてしまう。
ドイツ軍の兵器開発・製造に関する努力と創意には
頭が下がります。

Kleist

tompei <tom...@mb.infoweb.ne.jp> wrote in article
<6qjosl$jpl$1...@nw011.infoweb.ne.jp>...

tompei

unread,
Aug 10, 1998, 3:00:00 AM8/10/98
to
kleist wrote in message <01bdc386$a602d780$0100007f@kleist>...
>
>こんにちは妻木さん
>
こんにちは(こんばんは)。

>E10、E25に関しては
>軽駆逐戦車
>ヴァルター・J・シュピールベルガー
>高橋慶史訳
>大日本絵画
>のP183よりその記述があります。
>つまり75mm砲搭載の駆逐戦車のようです。
>

「ヘッツァー」みたいなものなのですかね?

>あと
>ジャーマンタンクス
>ピーターチェンバレン・ヒラリーLドイル
>大日本絵画
>に
>E25とE100の記述がわずかながらあります。
>

>PanzerFile94-95
>月間モデルグラフィックス編集部
>にE75、E50のレジンキットが載っています。
>E50は次期型パンター
>E75は次期型ティーゲルなんですな。
>1944年に開発が中止されたようです。
>

1944年に中止、ということは、もっと戦局のいい頃
から始まっていた訳ですね。

シュピルベルガーの輸入版写真集はいくつか見た
ことがありますが、そんな本は聞いたことはありません
でした。
因みに「大日本絵画」って聞いたことがありませんが、
出版社の名前なんでしょうか?
「E-50は次期型パンター」ってことはパンターFだか
その更なる強化型なんでしょうかね。

とにかく、それら資料を探してみることにします。
貴重な情報、どうもありがとうございました。
------------------------------------------------
とんぺい ( 妻木 俊道 )
tom...@mb.infoweb.ne.jp
------------------------------------------------


M.Abe/9744

unread,
Aug 12, 1998, 3:00:00 AM8/12/98
to
まべ と申します。

<6qjosl$jpl$1...@nw011.infoweb.ne.jp>の記事において
tom...@mb.infoweb.ne.jpさんは書きました。


>> さて、その他(E-10、E-25、E-50と聞く)についてですが、
>> 色々資料を漁っていますが、出てきません。
>> この辺(E-75、E-100も含めて)についてご存知の方、
>> あるいは情報源、資料をご存知の方がいらしたら教えて下さい。

Spielberger著 の「軽駆逐戦車」に E-10 と E-25 の3面図が掲載
されています。E-100 については結構あちこちのドイツ戦車写真集
に記述があると思います。一番確実なところでは、グランドパワー
誌の「ドイツ試作軍用車両」辺りでしょうか。

他には(模型の話しで恐縮ですが)「パンツァーファイル '97~'98」
にドラゴン社のE-100,クロムウェル社のE-10駆逐戦車, E-25駆逐戦
車, E-50重戦車,E-75重戦車の模型の写真が掲載されています。
# クロムウェル社のE-10駆逐戦車はなかなかいいです。
# 衝動買いをしてしまいました。(- -;

ちなみに模型の解説から抜粋しますと、

E-10 : 10~15トン級の統一シャーシーから装甲兵員輸送車,
軽駆逐戦車, 自走砲を開発。
(E-10駆逐戦車は次期ヘッツアー)
E-25 : 25~30トン級の統一シャーシーから重自走砲, 偵察
戦車, 中駆逐戦車を開発。
(E-25駆逐戦車は次期IV号駆逐戦車)
E-50 : 50~65トン級のシャーシーから中~重戦車を開発。
(次期パンサー)
E-75 : 75~80トン級のシャーシーから重戦車を開発。
(次期ティーガーII)

だそうです。

---
まべ ma...@nagaokaut.ac.jp

tompei

unread,
Aug 13, 1998, 3:00:00 AM8/13/98
to
こんにちは。とんぺい(妻木)です。

M.Abe/9744 wrote in message <6qr3bm$n...@newsserv.nagaokaut.ac.jp>...
>
><6qjosl$jpl$1...@nw011.infoweb.ne.jp>の記事において
>tom...@mb.infoweb.ne.jpさんは書きました。


>Spielberger著 の「軽駆逐戦車」に E-10 と E-25 の3面図が掲載
>されています。E-100 については結構あちこちのドイツ戦車写真集
>に記述があると思います。一番確実なところでは、グランドパワー
>誌の「ドイツ試作軍用車両」辺りでしょうか。
>

「グランドパワー誌」のその特集って、いつ頃のものなので
しょうか?
未だ売っているのでしょうか?何とかして入手したいものですが。

シュピルベルガー著の本の方は、別件「kleist」さんからの情報を
基に、既に探していますが、入手できれば早く見てみたいものです。

>他には(模型の話しで恐縮ですが)「パンツァーファイル '97~'98」
>にドラゴン社のE-100,クロムウェル社のE-10駆逐戦車, E-25駆逐戦
>車, E-50重戦車,E-75重戦車の模型の写真が掲載されています。
># クロムウェル社のE-10駆逐戦車はなかなかいいです。
># 衝動買いをしてしまいました。(- -;
>

プラモで売っているとは、それはビックリです。探して
買いたいですね。偶然見つけていれば私も衝動買い
だったでしょう。

因みに「パンツァーファイル’97~’98」っていうのも
どこが出していて、未だ売っているものなのでしょうか?
模型でもいいからどんなものか見たいものです。

>ちなみに模型の解説から抜粋しますと、
>
>E-10 : 10~15トン級の統一シャーシーから装甲兵員輸送車,
> 軽駆逐戦車, 自走砲を開発。
> (E-10駆逐戦車は次期ヘッツアー)
>E-25 : 25~30トン級の統一シャーシーから重自走砲, 偵察
> 戦車, 中駆逐戦車を開発。
> (E-25駆逐戦車は次期IV号駆逐戦車)
>E-50 : 50~65トン級のシャーシーから中~重戦車を開発。
> (次期パンサー)
>E-75 : 75~80トン級のシャーシーから重戦車を開発。
> (次期ティーガーII)
>
>だそうです。
>

よく分かりました。貴重な情報、どうもありがとう
ございます。
あと、申し訳ありませんが、もし宜しければ、上記
の不明点も教えて下さいませ。

M.Abe/9744

unread,
Aug 13, 1998, 3:00:00 AM8/13/98
to
まべ です。

<6qsc7u$a46$1...@nw012.infoweb.ne.jp>の記事において
tom...@mb.infoweb.ne.jpさんは書きました。
>> こんにちは。とんぺい(妻木)です。

こんにちは。

>> M.Abe/9744 wrote in message <6qr3bm$n...@newsserv.nagaokaut.ac.jp>...
>> ><6qjosl$jpl$1...@nw011.infoweb.ne.jp>の記事において
>> >tom...@mb.infoweb.ne.jpさんは書きました。
>> >Spielberger著 の「軽駆逐戦車」に E-10 と E-25 の3面図が掲載
>> >されています。E-100 については結構あちこちのドイツ戦車写真集
>> >に記述があると思います。一番確実なところでは、グランドパワー
>> >誌の「ドイツ試作軍用車両」辺りでしょうか。
>> >
>> 「グランドパワー誌」のその特集って、いつ頃のものなので
>> しょうか?

数年前のものだと思います。

>> 未だ売っているのでしょうか?何とかして入手したいものですが。

私が購入したのは今年の春くらいでした。取り敢えず、本屋さんに注文
されては如何でしょうか?

>> シュピルベルガー著の本の方は、別件「kleist」さんからの情報を
>> 基に、既に探していますが、入手できれば早く見てみたいものです。

シュピルベルガー著の本は、「重駆逐戦車」,「軽駆逐戦車」,「突撃砲」の
いずれも売り切れではないようです(Armour Modelling誌 8月号の広告で確認)。
本屋さんに注文された方が早いかも?
# それから、つい最近「ティーガー戦車」も出ましたね。

>> >他には(模型の話しで恐縮ですが)「パンツァーファイル '97~'98」
>> >にドラゴン社のE-100,クロムウェル社のE-10駆逐戦車, E-25駆逐戦
>> >車, E-50重戦車,E-75重戦車の模型の写真が掲載されています。
>> ># クロムウェル社のE-10駆逐戦車はなかなかいいです。
>> ># 衝動買いをしてしまいました。(- -;
>> >
>> プラモで売っているとは、それはビックリです。探して
>> 買いたいですね。偶然見つけていれば私も衝動買い
>> だったでしょう。

E-100 はプラモデルですが、E-10,E-25,E-50,E-75 はレジン製の
模型です。ですから、価格が 12,000~16,000 くらいします。
衝動買いをするのにはちょっとお高くなっています。(^^;

私は MGショップの「通信販売のお得意様バーゲン」の時に
申し込みしたので、半額で買えました。でも 6,000円。(T T)

>> 因みに「パンツァーファイル’97~’98」っていうのも
>> どこが出していて、未だ売っているものなのでしょうか?

出しているのは、シュピルベルガー著の本を出しているのと同じ
大日本絵画です。「パンツァーファイル’97~’98」も
まだ在庫はあるようです。

>> 模型でもいいからどんなものか見たいものです。

写真で見るのと、自分で組み立てながら、立体的に見るのとでは
随分イメージが違ってたりすることがありますしね。

>> >E-10 : 10~15トン級の統一シャーシーから装甲兵員輸送車,
>> > 軽駆逐戦車, 自走砲を開発。
>> > (E-10駆逐戦車は次期ヘッツアー)
>> >E-25 : 25~30トン級の統一シャーシーから重自走砲, 偵察
>> > 戦車, 中駆逐戦車を開発。
>> > (E-25駆逐戦車は次期IV号駆逐戦車)
>> >E-50 : 50~65トン級のシャーシーから中~重戦車を開発。
>> > (次期パンサー)
>> >E-75 : 75~80トン級のシャーシーから重戦車を開発。
>> > (次期ティーガーII)

追加情報 1. E-50とE-75は部品の共通化が図られていたらしい。
2. E-50の足回りはパンターIIと共通(?)らしい。

ドイツ軍は種々雑多な兵器(大戦初頭に捕獲したフランスやポー
ランド製の兵器も含めて)を使っていたので、補給だけでも大変
だったんじゃないでしょうか? それでEシリーズが計画された
んでしょうね。

---
まべ ma...@nagaokaut.ac.jp

tompei

unread,
Aug 14, 1998, 3:00:00 AM8/14/98
to
M.Abe/9744 wrote in message <6qtpk0$3...@newsserv.nagaokaut.ac.jp>...
>まべ です。
>
こんにちは(こんばんは)。

>>> M.Abe/9744 wrote in message <6qr3bm$n...@newsserv.nagaokaut.ac.jp>...
>>> ><6qjosl$jpl$1...@nw011.infoweb.ne.jp>の記事において
>>> >tom...@mb.infoweb.ne.jpさんは書きました。


>>> 「グランドパワー誌」のその特集って、いつ頃のものなので
>>> しょうか?
>
>私が購入したのは今年の春くらいでした。取り敢えず、本屋さんに注文
>されては如何でしょうか?
>
そうですね。すぐに注文します。まだ残っているといいのですが。

>シュピルベルガー著の本は、「重駆逐戦車」,「軽駆逐戦車」,「突撃砲」の
>いずれも売り切れではないようです(Armour Modelling誌 8月号の広告で確認)。
>本屋さんに注文された方が早いかも?
># それから、つい最近「ティーガー戦車」も出ましたね。
>

そちらも調べて注文してみます。


>
>E-100 はプラモデルですが、E-10,E-25,E-50,E-75 はレジン製の
>模型です。ですから、価格が 12,000~16,000 くらいします。
>衝動買いをするのにはちょっとお高くなっています。(^^;
>

いわゆるレジンモデルってやつですね。未だ買ったことは
ないですが、上記資料で気に入ったら金のある時にでも
買ってみたいですね。しかし高いなあ~。

>
>シュピルベルガー著の本を出しているのと同じ
>大日本絵画です。「パンツァーファイル’97~’98」も
>まだ在庫はあるようです。
>

これも欲しいですね。

>ドイツ軍は種々雑多な兵器(大戦初頭に捕獲したフランスやポー
>ランド製の兵器も含めて)を使っていたので、補給だけでも大変
>だったんじゃないでしょうか? それでEシリーズが計画された
>んでしょうね。
>

そうでしょうね。しかし、並行してマウスみたいな
趣味的戦車(といいつつも興味をそそられますがね)に
貴重な開発力を回したり、その他航空、ミサイル的兵器
なんかでも、結局、そうやって定めた開発方針を実践
できなかったようですね。
時、既に遅し、というところだったのでしょうか。

情報、改めてどうもありがとうございました。

Ito Taro

unread,
Aug 14, 1998, 3:00:00 AM8/14/98
to

伊東です。

===== Sun, 9 Aug 1998 17:58:51 +0900=====
===== "tompei" <tom...@mb.infoweb.ne.jp> writes:====

>> 欧州戦末期にドイツが「Eシリーズ」と称する戦車の開発を
>> 行っていましたね。

>> それまでのバラバラの機種を5つのクラス、用途に統一する
>> というもので

Eシリーズは、通常E10,E25,E50,E75,E100の5つだと言われていますが、それら
に加えてE5があったとする説もあります。

>>(アルベルト・シュペーアあたりが計画したのかな?)、

Eシリーズを計画したのは、ドイツ陸軍兵器局第6課の長であったKniepkamp博士
です。
この計画はドイツの潜在的な軍需生産力の全てを利用しようとするものであり、
まだ装甲車両の生産に携わっていない自動車産業をこれに利用しようとするも
のでした。
その一方で、当時の軍需省内部にはポルシェ博士の独走と従来のドイツ戦車の
伝統を無視するやり方に対し少なからぬ批判があり、これに対抗する為という
理由もあります。

>> 「E-75」っていうのも「ティーゲル2」の改良版、みたいなことが
>> 何かに書いてありました。

改良版というか、ティーゲルI,IIの後継車両です。

>> さて、その他(E-10、E-25、E-50と聞く)についてですが、
>> 色々資料を漁っていますが、出てきません。
>> この辺(E-75、E-100も含めて)についてご存知の方、
>> あるいは情報源、資料をご存知の方がいらしたら教えて下さい。

Eシリーズの資料に関しては、

MILITARFAHRZEUGE BAND 8
SPEZIAL-PANZER FAHRZEUGE DES DEUTSCHEN HEERES ,Walter J.Spielberger,
Motorbuch Verlag,1993,ISBN 3-87943-457-3

で決まりです。
他の本もここから孫引きしている事が多いです。

あとは、

PANZER 1989年2月号 「ドイツ超重戦車<2>」,サンデーアート社

に、実質的には上記の本の要約みたいなものが載っています。
その他にある程度まとまった記述があるのは、

1988年度版 戦車マガジン別冊「第二次大戦ドイツのテスト戦車と重戦闘車」

グランド・パワー「特集:第2次大戦ドイツ試作軍用車輌」1996/3,No.022,デルタ出版

ModelGraphics 1994年2月号「ドイツ陸軍超兵器画報」通刊第112号、大日本絵画

PANZER 1980年9月号 「E100/マウス重戦車」,サンデーアート社

辺りですね。

その他には、

PANZER12月号臨時増刊「ピクトリアル ドイツ軍戦車」,サンデーアート社,昭和59年12月

1988年度版 戦車マガジン別冊「第二次大戦ドイツ重戦車写真集」,戦車マガジン社

PANZER臨時増刊「第2次世界大戦のドイツ戦車」,サンデーアート社,昭和59年11月

サンケイ ワールドウォー イラストレイテッド 1 ドイツ軍戦車,
ピーター・チェンバレン/クリス・エリス,村野新一訳,サンケイ出版,昭和51年12月

月刊モデルグラフィックス別冊「ENCYCLOPEDIA OF GERMAN TANKS OF WORLD WAR TWO」
Peter Chamberlain and Hilary L.Doyle Thomas L.Jentz,大日本絵画,1986年12月

「軽駆逐戦車」,J.Spielberger,大日本絵画,1997年

1976年度 航空ファン別冊「第二次大戦のドイツ戦車写真集」,文林堂,昭和51年6月

グランドパワー7月号別冊「ドイツ軍用車輌写真集[2]」,デルタ出版,1998年7月

あたりにも若干の記述や写真(E-100のみ)があります。

Eシリーズの内容については改めて書きたいと思います。

--
伊東太郎@NEC E-mail: i...@ed2.was.fc.nec.co.jp

Ito Taro

unread,
Aug 14, 1998, 3:00:00 AM8/14/98
to

伊東です。

===== Fri, 14 Aug 1998 04:55:44 +0900=====


===== "tompei" <tom...@mb.infoweb.ne.jp> writes:====

>>> 「グランドパワー誌」のその特集って、いつ頃のものなので


>>> しょうか?
>
>私が購入したのは今年の春くらいでした。取り敢えず、本屋さんに注文
>されては如何でしょうか?
>
>> そうですね。すぐに注文します。まだ残っているといいのですが。

あいにくと、くだんの号(1996/3)はとっくに絶版です。
店頭在庫を探すしか無いでしょう。

グランドパワー誌は最近絶版が増えて来ました。
バックナンバーは1年位前までの物でないと残っていません。

>シュピルベルガー著の本は、「重駆逐戦車」,「軽駆逐戦車」,「突撃砲」の
>いずれも売り切れではないようです(Armour Modelling誌 8月号の広告で確認)。
>本屋さんに注文された方が早いかも?
># それから、つい最近「ティーガー戦車」も出ましたね。
>
>> そちらも調べて注文してみます。

これはとても良い本です。

>E-100 はプラモデルですが、E-10,E-25,E-50,E-75 はレジン製の
>模型です。ですから、価格が 12,000~16,000 くらいします。
>衝動買いをするのにはちょっとお高くなっています。(^^;
>
>> いわゆるレジンモデルってやつですね。未だ買ったことは
>> ないですが、上記資料で気に入ったら金のある時にでも
>> 買ってみたいですね。しかし高いなあ~。

但し、E50やE75は実際どういう車両であったか良く判っておらず、上記
レジンモデルも想像上の産物でしかありません。

E50は所謂Schmalturm(パンター用の小型鋳造砲塔)を装備する事になって
いたともいわれており、上記レジンキットもそうなっていますが、本当に
そうだったかどうかについて確証がある訳ではありません。

また、上記モデルはE75の備砲を88mm L/100にしちゃってますが、実際は
もっと大口径だったのではないかとも言われています。

kleist

unread,
Aug 14, 1998, 3:00:00 AM8/14/98
to
前述のジャーマンタンクスでは
E50、E75はE10、E25と同様、後輪起動とされています。
レジンキットでは前輪起動ですのであやしいといえばあやしいですね。

Kleist

to Taro <i...@ed2.was.fc.nec.co.jp> wrote in article
<ITO.98Au...@nautilus.ed2.was.fc.nec.co.jp>...
>
> 伊東です。

tompei

unread,
Aug 15, 1998, 3:00:00 AM8/15/98
to
こんにちは。とんぺい(妻木)です。

>===== Sun, 9 Aug 1998 17:58:51 +0900=====


>===== "tompei" <tom...@mb.infoweb.ne.jp> writes:====
>

>>> それまでのバラバラの機種を5つのクラス、用途に統一する
>>> というもので
>
>Eシリーズは、通常E10,E25,E50,E75,E100の5つだと言われていますが、それら
>に加えてE5があったとする説もあります。
>

何か、偵察車レベル(2号の発展型のリンクス(?)みたいな)
の小型・高機動型があったのを何かで見たような記憶もあります。
E10とE25がともに駆逐戦車じゃあ、下が強すぎっていうか、
主戦闘用ばかりで、シリーズの全体構成として何かアンバランスな
気もしますね。

>Eシリーズの資料に関しては、
>
----- ざぁ~っと飛ばして ------

随分たくさんあるのですね。どれが実際手に入れられるか、
また、望む資料かは分かりませんが、貴重な情報どうも
ありがとうございました。
久々に神田のデカイ本屋群、古本店街をブラブラして探して
みようと思いました。
少なくとも、昔はこんなに色々な資料は無かった(輸入、翻訳
されていない、日本の雑誌にもその情報が反映されない)と
思います。

改めて貴重な情報、どうもありがとうございました。
>
>Eシリーズの内容については改めて書きたいと思います。
>
お願い致します。楽しみにしております。

tompei

unread,
Aug 15, 1998, 3:00:00 AM8/15/98
to
こんにちは。とんぺい(妻木)です。

>===== Fri, 14 Aug 1998 04:55:44 +0900=====


>===== "tompei" <tom...@mb.infoweb.ne.jp> writes:====
>

>>>> 「グランドパワー誌」のその特集って、いつ頃のものなので
>>>> しょうか?
>
>あいにくと、くだんの号(1996/3)はとっくに絶版です。
>店頭在庫を探すしか無いでしょう。
>
残念ですぅ。神田の古本屋街でも探してみますかね。
文華堂書店辺りにあればいいのですが...

>グランドパワー誌は最近絶版が増えて来ました。
>バックナンバーは1年位前までの物でないと残っていません。
>
>>シュピルベルガー著の本は、「重駆逐戦車」,「軽駆逐戦車」,「突撃砲」の
>>

>>> そちらも調べて注文してみます。
>
>これはとても良い本です。
>
取り敢えず、盆休み明けに注文します。


>
>また、上記モデルはE75の備砲を88mm L/100にしちゃってますが、実際は
>もっと大口径だったのではないかとも言われています。
>

88mmはともかく、L/100っていうのは凄いですね。
戦車砲や、それクラスの砲では聞いたこと無いですね。
高射砲にしたらよさそうな...

しかし、それより大口径、というと、128mm/L55(ヤクト
ティーゲル)、あるいはそれの長砲身版とかなのですかね。
まあ、いずれにせよ、計画レベルでは凄く強力なものになる
はずだったのですね。
益々興味をそそられます。

Ito Taro

unread,
Aug 24, 1998, 3:00:00 AM8/24/98
to

伊東です。

===== Sat, 15 Aug 1998 17:20:04 +0900=====


===== "tompei" <tom...@mb.infoweb.ne.jp> writes:====

>> こんにちは。とんぺい(妻木)です。

>> 何か、偵察車レベル(2号の発展型のリンクス(?)みたいな)
>> の小型・高機動型があったのを何かで見たような記憶もあります。
>> E10とE25がともに駆逐戦車じゃあ、下が強すぎっていうか、
>> 主戦闘用ばかりで、シリーズの全体構成として何かアンバランスな
>> 気もしますね。

そうですね。

>Eシリーズの資料に関しては、
>
>> ----- ざぁ~っと飛ばして ------

>> 随分たくさんあるのですね。どれが実際手に入れられるか、
>> また、望む資料かは分かりませんが、貴重な情報どうも
>> ありがとうございました。

正直な所、日本の文献に関しては大日本絵画が発行している現行の物以外は少々
入手が困難かと思います。
ただ、日本の本にしてもMotorbuch等の本が元ネタですので、こちらを当って頂
ければ宜しいかと。

>> 少なくとも、昔はこんなに色々な資料は無かった(輸入、翻訳
>> されていない、日本の雑誌にもその情報が反映されない)と
>> 思います。

東西冷戦解消により東側の資料がどっと流れ込んでおり、最近では色々な事が
新たに判明してきています。
また海外の熱心な研究者の素晴らしい本が日本でも翻訳される様になり、内外
研究レベルの差を縮めるのに一役買っています。

>Eシリーズの内容については改めて書きたいと思います。
>
>> お願い致します。楽しみにしております。

遅くなりましたが、別記事にて書いてみました。

Ito Taro

unread,
Aug 28, 1998, 3:00:00 AM8/28/98
to

伊東です。

ニュースサーバーがずっとコケてて、記事を出すのが遅くなりましたが、
Eシリーズについて書きます。

===== Sun, 9 Aug 1998 17:58:51 +0900=====


===== "tompei" <tom...@mb.infoweb.ne.jp> writes:====

>> 欧州戦末期にドイツが「Eシリーズ」と称する戦車の開発を
>> 行っていましたね。

中略

>> さて、その他(E-10、E-25、E-50と聞く)についてですが、
>> 色々資料を漁っていますが、出てきません。
>> この辺(E-75、E-100も含めて)についてご存知の方、
>> あるいは情報源、資料をご存知の方がいらしたら教えて下さい。

1942年5月、ドイツ陸軍兵器局第6課(Heereswaffenamt/Waffenprufamt6)のチーフ
エンジニアであったH.E.Kniepkamp博士は新型装甲車輌の開発計画を兵器局に提出
しました。
兵器局では1年間の検討の結果この計画を承認し、1943年4月Kniepkamp博士を長と
するForschung(研究)グループを組織し新型装甲車輌の開発を推進する事になりま
した。
この計画の目的はドイツの軍需生産力の潜在能力を全て利用しようとするもので、
まだ装甲車輌の開発に携わっていない自動車産業を車輌生産に参加させようとする
ものでした。
その一方で、当時軍需省内部には戦車委員会(PANZER Kommission)の委員長であっ
たPorsche博士の従来のドイツ戦車の伝統を無視して独走するやり方に対し少なか
らぬ批判があり、これを牽制する意味合いもありました。
(因みに、Porsche博士はVK4502(P)の失敗等の理由により1943年12月に戦車委員会
の委員長の座から追われ、後任にはHenschel社取締役Haidekampf博士が就任しま
した)
開発契約が結ばれた主要な企業にはFrankfurtのAdler社、KarlsruheのArgus社、
Auto-Union、Bad OeynhausenのWeserhutte、UlmのKlockner-Humboldt-Deutz等の
各社がありました。

この新型装甲車輌の開発計画に基づく一連の車輌はEシリーズ(Entwicklungstypen:
開発タイプ)と呼ばれました。
Eシリーズの開発予定車輌には以下の物があります。

E5   5t級  最小型戦車 無線操縦車,偵察車,軽兵員輸送車
E10  10~15t  小型戦車  KHD(Klockner-Humboldt-Deutz)社担当 (自走砲型)
E25  25~30t  中戦車  Argus werk社担当 (自走砲型)
E50  50t級  中戦車  パンターの置き換え ArgusかAuto-Union担当
E75  75~80t  重戦車  ディーガーの置き換え
E100 130~140t 超重戦車  Adler社担当

E5に関しては、本当に計画が存在していたかどうかについては判明していません。
実はE5とはAuto-Unionが1944年に開発したKatzchen(子猫)と呼ばれる6~8人乗りの
全軌走式小型装甲兵員輸送車の事ではないかという説もあります。

Eシリーズの開発に当っては生産や整備のスピードアップを図る為、使用する部品を
全て標準品とし、かつ車種を整理し部品の共用化を進め車輌を徹底的に合理化する
事になっていました。
また、実戦部隊からの火力の強化の要求が車体の大型化を招き、それが車体重量の
増加に繋がっていた為、車体を大型化する事無く戦闘室の容積を増大する事が求め
られていました。
その為エンジン及びトランスミッションを極力小型化し、トランスミッションも車
体後部に配置する事にし、エンジンルーム自体の容積を縮小する事に加え、室内を
貫通するドライブシャフトを省く事で戦闘室内容積の拡大を図る事になっていまし
た。
リヤドライブにした事は、車体前部の装甲を増厚する事によって生ずる重量のアン
バランスを是正する目的もあります。
但しE100のみはオーソドックスなフロントドライブです。

動力装置はEシリーズ全体で2種類のパワーパック(恐らくMaybach HL100とHL234)で
間に合わせる様に検討されていました。
(但しE50はHL234のバリエーションのHL233Pを使用する予定だったらしい)
HL234はティーガーやパンターに使われていたHL230の改良型で、クランクシャフト
軸受の強化,クランクシャフトの改良,ナトリウム封入バルブの採用,キャブレター
の代わりに機械式燃料噴射装置の採用等が行なわれており、プロトタイプのエンジ
ンはテストベンチで900HPを達成しています。
将来的には過給機を装備する事で1200HPを出す事を予定していました。
(エンジンはディーゼルエンジンT8M118が完成した場合、これを使う可能性もあり
ました)
なお、エンジンとトランスミッションは一体のユニットとして車体に組み込む事に
なっており、これにより1tの重量削減と25%の工数削減が見込まれていました。

サスペンションは、製造工数の削減と室内スペースの確保及び戦訓に基づく車体下
部への脱出ハッチの設置要求等の理由により伝統のトーションバーサスペンション
が廃止され、代わりに、Adler社が開発したBelleville Washerと呼ばれる皿バネ式
のサスペンションが採用されました。
このサスペンションでは、内部にスプリングと油圧ショックアブソーバとゴムダン
パーを組み込んだシリンダーと転輪が1組になっています。
E50/E75用のサスペンションユニットは、上下に並べたシリンダー2本と2つの転輪
が1組になっており、このサスペンションユニットをE50では片側3組,E75では片側
4組使用する事になっていました。

なお、このサスペンションユニットについては、

MILITARFAHRZEUGE BAND 9
Walter J.Spielberger,「DER PANZER-KAMPFWAGEN PANTHER UND SEINE ABARTEN」,
Motorbuch Verlag

に断面図が載っています。

このサスペンションは取り付けが完全に車体の外部から行えるのが特長で、サスペ
ンションの室内スペースに占める容積の削減が図れる上、前線での交換が容易にな
り、また車体側面にトーションバーを通す為の穴を穿つ時間の掛かる精密ボーリン
グ工程を減らす事が出来る上、トーションバーを使用しない為、それの熱処理過程
が不要になるという利点がありました。

E10とE25はカーゼマット型戦闘室(無砲塔密閉式)を持つ駆逐戦車タイプの戦車であ
り、車体の外見は一見ヘッツァーに良く似ています。
E10は機械式車高調整機能(1,760mmから1,400mmにまで車高を操作出来る)と液体ト
ルコンを利用した無段階変速機を装備する事が特長の駆逐戦車でしたが、38D駆逐
戦車(Skoda 38t戦車の車体に7.5cmPak39を搭載した車輌)の方が優れているとの判
断により開発の中止が決まりました。
E25はE10を一回り大きくした様な駆逐戦車ですが、こちらはドイツ敗戦時にalket社
で5台が製造中でした。
E10とE25のエンジンは共にHL100が予定されていましたが、エンジンの開発が間に
合わなかった為、alket社で組み立てられていたE25には代わりにHL230が搭載され
る予定になっていました。
E10の主砲は7.5cmPak39 L/48、E25は7.5cm(KwK44?) L/70が予定されており、E25は
10.5cm砲を装備する事も検討されていました。
主砲防盾はザウコフ(Saukopf)が用いられ、砲架はどうもヘッツァーの発展型と同
様の新型砲架であるStarr砲架(ボールマウント式の砲架)が用いられる事になって
いた様です。
なお、E25には対地及び対空用に車体上部に2cm機関砲を装備した小型砲塔が搭載
される事になっています。

E50とE75に関しては、同一の車体を使う様に車体が共通化されており、車体に関し
ては搭載するエンジンの種類とサスペンションユニットの数が違うだけです。
(E50の最高速度は60km/h、E75は40km/hでした。)
トランスミッションもE75のものはE50のものに加えギヤが1枚多いだけで、殆ど同一
のものです。
起動輪,誘導輪,転輪,履帯はティーガーIIから流用される事になっていた様です。
なおE75は別に総重量80tの突撃砲の開発も予定されていました。

E50/E75の車体の形状はパンターG型に似ていますが、車体前面装甲鈑は被弾時の
抗甚性を高める為に車体開口部を無くす為、操縦手用のクラッペだけで無く車体
銃のボールマウント銃座も省かれています。
(操縦手用クラッペは既にパンターG型から廃止)
加えて、前面装甲鈑の傾斜角度は被弾形始を考慮して30度に低められています。
又、車体下部の装甲鈑は地雷に備えて従来の戦車より増圧する事になっていました。

E50の砲塔は、元々パンター用に開発された所謂Schmalturm(小型鋳造砲塔)が搭載
されるという説もありますが、確認されている訳ではありません。
E50の主砲はどうも8.8cm砲クラスが使われる事になっていたらしく、もしそうであ
れば、時期的に見て88mmKwK44 L/71が使われる事になったと思います。
この砲の詳細は良く判りませんが、8.8cmKwK44では7.5cmKwK44/1同様マズルブレー
キが廃止されているので、パンターF型用の7.5cmKwK44/1 L/70の様に8.8cmPak43
L/71の駐退複座器に補助シリンダーを1本追加して、射撃時の後座復元力を強化し
ているものだと思われます。
なおE75の砲塔形状及び兵装は明らかになっていません。

Eシリーズの中で唯一現物の写真が確認出来るのがE100です。
E100は設計に際してティーガーIIを手本にしており、その為車体の基本形や機関室
のレイアウトはTigerIIに類似しています。
起動輪,誘導輪,転輪は一見ティーガーIIに類似した形であり、起動輪,誘導輪の基
本的構造もディーガーIIと全く同じですが、何れも完全に新設計されたものであり、
ティーガーIIから流用したという説は誤りです。
なお転輪は全て所謂サイレントブロック(転輪外周のリムにゴムを巻く代わりに車
軸受けの部分にゴムを装着した物)になっており、誘導輪は輸送用履帯の装着に備
えて内側が二重(誘導輪の内側に更に1枚円盤がある)になっています。

トランスミッションはケーニヒスティーガーの改修型であり、開発はWeserhutteで
行なわれました。
トランスミッションは前進8段後進4段のMekydro社製変速器を使用する予定でしたが
間に合わず、ティーガーと同じMaybach OLVER "OG 40 12 16 B"が流用されました。

履帯は戦闘用が1020mmという幅広な物で、輸送用の履帯はティーガーと共用の530mm
の物でした。
E100は戦闘用履帯を装備すると車幅がReichsbahnの車輌限界(3270mm)を越えてしま
う為、側面の装甲鈑を兼ねた60mm厚のサイドスカートは3分割の着脱式になってい
ます。
サイドスカートの車体への取り付けは、サイドスカート1枚につき2本のボルトで行
なわれますが、重量がある為その取り付けの為に砲塔の横に小型のウィンチを取り
付ける事になっていました。
しかし、これだと更に車体が重くなってしまうので、別にクレーン車を用意する事
も検討されていました。

主砲は当初17.4cm砲を搭載する予定でしたが、開発が遅れた為15cm砲に変更されま
した。
ただ15cm砲塔でも重量過大の為車体に載らない事が判明した為、Krupp社が作成した
マウス用の砲塔を転用する事になりました。
(砲塔が重すぎてこの車体サイズでは限定旋回しか出来ない事が判った為、戦車とし
ての開発は取りやめ、自走砲に計画変更したという説もあります。
E100にはバリエーションとして30.6cm砲搭載型自走砲があるのですが、これはE100
のバリエーションではなく、E100の計画変更後の物だという見方があります。)

なお当初の計画ではE100は17.4cm砲KwK44単装でしたが、マウスの砲塔を流用した事
により兵装が主砲:15cmKwK44 L/38 副砲:7.5cmKwK44 L/36.5の連装になりました。
E100のマズルブレーキは多孔式の特長的なものですが、従来E100の主砲と言われて
いた多孔式マズルブレーキを備えた砲の写真が、実はグリーレ用のものだった事が
判明し、実はE100の主砲は完成していなかっただろうと推定されています。
(なお、E100の多孔式マズルブレーキは下面だけは孔が開いていません。これは主
砲射撃時に発射ガスを砲口から側面及び上面のみに噴出させ、それによって主砲が
射撃直後に反動で跳ね上がるのを押さえる為です。)
E100とマウス用の砲塔との相違点は、E100の砲塔は側面のガンポートがMP44(StG44)
突撃銃を突っ込める様になっている点です。

ドイル陸軍内部では、1941年11月には超重戦車の最初の討議が行なわれており、
1943年半ばには陸軍兵器局はHitlerからE100の開発許可を取っています。
それにより1943年6月30日兵器局はAdler社にE100の開発を指示、これによりAdler社
ではE100の開発に着手しました。
1944年冬には車体の基本部分はほぼ完成したのですが、1944年末にHitlerは全ての
超重戦車の開発を中止を命令した為、生産を目的とした開発作業は取り止められる
事になり、試作車輌の製作だけがParderborn(Kassel市北西70km)Haustenbeckにある
Henchel社のテスト工場で細々と続けられる事になりました。
E100の開発に際しては設計や部品の供給が遅れた為、実車の開発は遅れがちであり、
一時は組み立て要員が3人しかいなかったりしました。

工場の傍らで細々と製作が続けられていたE100試作型ですが、敗戦を迎え車体は
Parbderbornに進駐して来た米軍に最初に接収されます。
E100は米軍に捕獲された時はサスペンションの部品が不足していたのですが、米軍
はE100に興味を持ち、可能な限り組み立てを続行する用指示を出します。
これによりE100にはサスペンション,転輪,エンジン及びトランスミッションが取り
付けられました。
起動輪には歯が取り付けられ履帯も装着されましたが、E100が自力走行を行った事
は無かった様で、その米軍はE100に興味を失い英軍に譲渡します。
E100は英軍が接収し、調査の為に英国に運ばれる事になりました。
E100はHaustenbeckからBremenまでティーガー運搬用の70tトレーラーに載せられ
時速3mile/hで牽引されました。
英国に渡ったE100はキャタピラを装着しテストされ、一時ボービントンで展示され
ましたが、後にスクラップにされた様です。

Eシリーズは既存の装軌式装甲車両をこれを以って全て統一してしまうおうという
野心的な計画であり、実現の暁にはそれまでにあまりにも種々雑多な戦闘車両を開
発し使用していた為に(ある意味やむを得ない事情があったが)生じた車両製造/補修/
整備上の無用な労力の削減に大いに役立ったとは思われます。
但し、計画自体が遠大で、当時のドイツ産業界の能力では実現不能の計画でしょう。

Ito Taro

unread,
Aug 31, 1998, 3:00:00 AM8/31/98
to

伊東です。

===== Sun, 9 Aug 1998 17:58:51 +0900=====
===== "tompei" <tom...@mb.infoweb.ne.jp> writes:====

>> 欧州戦末期にドイツが「Eシリーズ」と称する戦車の開発を
>> 行っていましたね。

中略

>> さて、その他(E-10、E-25、E-50と聞く)についてですが、
>> 色々資料を漁っていますが、出てきません。
>> この辺(E-75、E-100も含めて)についてご存知の方、
>> あるいは情報源、資料をご存知の方がいらしたら教えて下さい。

以前私が出した記事は一部記述ミスがあったので一旦キャンセルし、訂正して
出し直します。

この新型装甲車輌の開発計画に基づく一連の車輌はEシリーズ(Entwicklungstypen:
開発タイプ)と呼ばれました。
Eシリーズの開発予定車輌には以下の物があります。

貫通するドライブシャフトを省く事で戦闘室容積の拡大を図る事になっていました。
リヤドライブにした事は、車体前部の装甲を増厚する事によって生ずる重量のアン
バランスを是正する目的もあります。
但しE100のみはオーソドックスなフロントドライブです。

なお、このサスペンションユニットについては、

に断面図が載っています。

E25はE10を一回り大きくした様な駆逐戦車ですが、こちらはドイツ敗戦時にAlket社
で5台が製造中でした。
E10とE25のエンジンは共にHL100が予定されていましたが、エンジンの開発が間に
合わなかった為、Alket社で組み立てられていたE25には代わりにHL230が搭載され


る予定になっていました。
E10の主砲は7.5cmPak39 L/48、E25は7.5cm(KwK44?) L/70が予定されており、E25は
10.5cm砲を装備する事も検討されていました。
主砲防盾はザウコフ(Saukopf)が用いられ、砲架はどうもヘッツァーの発展型と同
様の新型砲架であるStarr砲架(ボールマウント式の砲架)が用いられる事になって
いた様です。
なお、E25には対地及び対空用に車体上部に2cm機関砲を装備した小型砲塔が搭載
される事になっています。

E50とE75に関しては、同一の車体を使う様に車体が共通化されており、車体に関し
ては搭載するエンジンの種類とサスペンションユニットの数が違うだけです。
(E50の最高速度は60km/h、E75は40km/hでした。)
トランスミッションもE75のものはE50のものに加えギヤが1枚多いだけで、殆ど同
一のものです。

なお、E50,E75用トランスミッションの開発はWeserhutteで行なわれました。
起動輪,誘導輪,点輪,履帯はティーガーIIから流用される事になっていた様です。
また、E75は別に総重量80tの突撃砲の開発も予定されていました。

E50/E75の車体の形状はパンターG型に似ていますが、車体前面上部装甲鈑は被弾時
の抗甚性を高める為に、ウィークポイントとなる車体開口部を無くす為、操縦手用
のクラッペだけで無く車体銃のボールマウント銃座も省かれています。
(操縦手用クラッペは既にパンターG型から廃止)
加えて、前面装甲鈑の傾斜角度は被弾形始を考慮して30度に低められています。
(因みに前面装甲鈑の傾斜角度はパンター:35度,ティーガーII:40度)
又、車体下部の装甲鈑は地雷に備えて従来の戦車より増厚する事になっていました。

E50の砲塔は、元々パンター用に開発された所謂Schmalturm(小型鋳造砲塔)が搭載
されるという説もありますが、確認されている訳ではありません。
E50の主砲はどうも8.8cm砲クラスが使われる事になっていたらしく、もしそうであ
れば、時期的に見て88mmKwK44 L/71が使われる事になったと思います。
この砲の詳細は良く判りませんが、8.8cmKwK44では7.5cmKwK44/1同様マズルブレー
キが廃止されているので、パンターF型用の7.5cmKwK44/1 L/70の様に8.8cmPak43
L/71の駐退複座器に補助シリンダーを1本追加して、射撃時の後座復元力を強化し
ているものだと思われます。
なおE75の砲塔形状及び兵装は明らかになっていません。

Eシリーズの中で唯一現物の写真が確認出来るのがE100です。
E100は設計に際してティーガーIIを手本にしており、その為車体の基本形や機関室
のレイアウトはティーガーIIに類似しています。


起動輪,誘導輪,転輪は一見ティーガーIIに類似した形であり、起動輪,誘導輪の基
本的構造もディーガーIIと全く同じですが、何れも完全に新設計されたものであり、
ティーガーIIから流用したという説は誤りです。
なお転輪は全て所謂サイレントブロック(転輪外周のリムにゴムを巻く代わりに車
軸受けの部分にゴムを装着した物)になっており、誘導輪は輸送用履帯の装着に備
えて内側が二重(誘導輪の内側に更に1枚円盤がある)になっています。

E100のトランスミッションは新開発の前進8段後進4段 Maybach "Mekydro" 変速機を
使用する予定でしたが、E100の試作車の製作時にはミッションの開発が間に合わず、
その為ティーガーIIに使われていた物と同じMaybach OLVER "OG 40 12 16B"が流用


されました。
履帯は戦闘用が1020mmという幅広な物で、輸送用の履帯はティーガーと共用の530mm
の物でした。
E100は戦闘用履帯を装備すると車幅がReichsbahnの車輌限界(3270mm)を越えてしま
う為、側面の装甲鈑を兼ねた60mm厚のサイドスカートは3分割の着脱式になってい
ます。
サイドスカートの車体への取り付けは、サイドスカート1枚につき2本のボルトで行

なわれますが、重量がある為にその取り付けの際には砲塔の横に小型のウィンチを
取り付ける事になっていました。
しかし、これだと更に車体が重くなってしまうので、別にクレーン車を用意する事
も検討されていました。

工場の傍らで細々と製作が続けられていたE100試作車ですが、敗戦を迎え車体は


Parbderbornに進駐して来た米軍に最初に接収されます。
E100は米軍に捕獲された時はサスペンションの部品が不足していたのですが、米軍
はE100に興味を持ち、可能な限り組み立てを続行する用指示を出します。
これによりE100にはサスペンション,転輪,エンジン及びトランスミッションが取り
付けられました。
起動輪には歯が取り付けられ履帯も装着されましたが、E100が自力走行を行った事
は無かった様で、その米軍はE100に興味を失い英軍に譲渡します。
E100は英軍が接収し、調査の為に英国に運ばれる事になりました。

E100はHaustenbeckからBremenまで陸送の為にティーガー運搬用の70tトレーラーに
載せられ時速3mile/hで牽引されました。
英国に渡ったE100はキャタピラを装着しテストされ、一時Bovingtonで展示されまし

tompei

unread,
Sep 4, 1998, 3:00:00 AM9/4/98
to
 こんにちは(こんばんは)。とんぺい(妻木)です。

Ito Taro wrote in message ...
>
>伊東です。
>
>以前私が出した記事は一部記述ミスがあったので一旦キャンセルし、訂正して
>出し直します。
>
 追加情報を楽しみに待っておりましたが、
 これだけでも1つの資料として十分な位の情報、
じっくりと読ませて頂きました。

 因みに、本の方も、一部、入手できまして、
今回の投稿によって、長らくはっきりしなかった
「Eシリーズ」のことがかなり分かって良かったです。

 どうもありがとうございました。

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