Google Groups no longer supports new Usenet posts or subscriptions. Historical content remains viewable.
Dismiss

時間ものとしての「プロポーズ大作戦」

0 views
Skip to first unread message

AMAUMA

unread,
Jul 1, 2007, 5:38:07 PM7/1/07
to
# おお、すでに投稿があったのですね。と思ったけど、そのまま新規で
# 投稿してしまいます。

アニメ版「時かけ」の地上波放送(7月21日)決定記念、つうわけでもな
いけれど。

先日最終回を迎えた、フジテレビ系月9ドラマ「プロポーズ大作戦」。
あんまりフザけたタイトルつうこともあり、当初は完全に無視してまし
たが、たまたま何回目かの放送を見て、どうやら歴史改変の時間旅行も
の(ちょっとオオゲサ)らしいと知ってから、ぼちぼちチェックしており
ました。

# 以下ネタバレ。

本当は相思相愛なのに、互いにはっきりしないまま、すれちがい続けて
きた男女がいて、遂に女のほうが別の男との結婚を決意。その披露宴会
場で男(主人公)が未練たらたらとしていると、なぜか「妖精」が出現。
男は妖精の力で過去に向かい、何度かあったチャンスをやり直すことに
なる。

で、男は毎回異なる過去のイベントをやり直すんだけど、結局は既定の
歴史を変えるには至らず、現在に戻ってみれば、何の変化も見られなく
て、男は焦る。というのが基本フォーマット。

実は、この「妖精」(二枚目の中年男性)ってのが何かの偽装ではなく、
どうやら本物らしいとわかった時点で、ちょっと脱力してしまったので
すが、これはまあ、しょうがないんでしょうね。そういう視聴者向けの
ドラマってことで。なにしろ、フジの月9だし。

そうなると残された興味は、歴史改変ものとしての決着のつけ方のみ。
個人的に予想(期待)してたのは、ほとんど効果がなかったように見えた
過去への介入が、実はドラマの裏面でパズルのように絡み合っていて、
最終回に至ってようやく劇的な結果をもたらす、というパターン。

だったのですが、実際の最終回は、まあはっきりいえば「リプレイ」で
した(グリムウッド、でしたっけ?)。要するに、過去にこだわるのはや
めて、これから明るい未来をつくりましょう、というパターンです。つ
か、考えてみると、物語全体の構造も「リプレイ」そっくり。破滅的な
タイムリミットを抱えた主人公が、超自然的な力によって何度も過去を
やり直すんだけど、その度に徒労感を覚えてしまい、上記の説教じみた
結論に至る、という。

# そういえば、今回の主人公の男はジャニーズで、確か「リプレイ」が
# 日テレでドラマ化されたときの主人公もジャニーズだったはず(一度
# も見てませんが)。って、そんなことはどうでもいいか。

もっとも、そういえば「グリンプス」も似たようなパターンだった気が
するし(破滅に直面してたのは主人公じゃなかったけど)、いわゆる剣と
魔法じゃないタイプのファンタジーの時間ものにはよくあるパターン、
ってだけのことなのかも。サンプル数3つだけど。

ただ、「過去を捨てて今を生きろ」的なメッセージつうのは、確かに人
生訓的には正しいんだろうけど、それはそれとして、「過去に戻って何
をやっても無駄無駄無駄っ!」的な物語は、読んでてあまり楽しくはな
いですな。正直なところ。やっぱり。

いやまあ、ひとくちに「何をやっても無駄」といっても、これがSFなら
「実はすべて織り込み済みでした」とかの理屈がついて(本当の父親は
隣のオッサンだったとか)、そこら辺の決着のつけ方の意外性を楽しん
だりできると思うんですが。ただ説教されて終わり、ってのはどうも。

# とはいえ、本当に説教臭いのは「リプレイ」だけで、「グリンプス」
# はちょっと毛色の違う話だし、今回の「プロポーズ」はコメディなの
# で。一応、念のため。

あ、全然関係ないけど、長澤まさみが走るシーンで強烈なチチ揺れを拝
めたのは収穫でした。
--
AMAUMA

ku...@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp

unread,
Jul 4, 2007, 1:30:17 AM7/4/07
to

久野です。

最終回終わったところで書こうかどうしようかと思ったけど
誰も読んでないみたいだったので…

NOgvoSp...@mail.goo.ne.jpさん:


> そうなると残された興味は、歴史改変ものとしての決着のつけ方のみ。
> 個人的に予想(期待)してたのは、ほとんど効果がなかったように見えた
> 過去への介入が、実はドラマの裏面でパズルのように絡み合っていて、
> 最終回に至ってようやく劇的な結果をもたらす、というパターン。

そうですよね! 期待してたのに…

> いやまあ、ひとくちに「何をやっても無駄」といっても、これがSFなら
> 「実はすべて織り込み済みでした」とかの理屈がついて(本当の父親は
> 隣のオッサンだったとか)、そこら辺の決着のつけ方の意外性を楽しん
> だりできると思うんですが。ただ説教されて終わり、ってのはどうも。

そうなんです。ところで、最終回だけは「元の時点より少し前」に戻
るというのはご都合主義だなあと。

最終回くらい二人のラブシーンやってよと思ってたのですが、それも
無しで終わったのでちょっとボーゼンとしました。

> あ、全然関係ないけど、長澤まさみが走るシーンで強烈なチチ揺れを拝
> めたのは収穫でした。

これは2ちゃんで皆言ってましたね。 久野

AMAUMA

unread,
Jul 8, 2007, 4:35:33 PM7/8/07
to
In article <0707041430...@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>,
ku...@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp says...
> 最終回くらい二人のラブシーンやってよと思ってたのですが、それも
>無しで終わったのでちょっとボーゼンとしました。

その点に関する限りは、個人的には、むしろちょっと感心しました。

まず、「過去は変えられないが未来は変えられる。だから行動しろ」と
いうのがこのドラマの主張(説教)だと思うわけで、そうすると普通は主
人公がそういう行動をした結果、2人が抱き合ってハッピーエンド、と
いうのがパターン。

なので、このドラマもてっきりそうなんだろうと思っていたら、いやい
や、実際に一歩を踏み出したからって、それで人生が変わるかどうかは
わからない、みたいな感じの終わり方をしたわけで。

もちろん、基本的には、あのあと2人はくっつくんだろうな、という雰
囲気だったと思いますが、あそこで会えなかったことで、今度こそ女の
ほうが完全にあきらめた可能性もあるし。男のほうは男のほうで、告白
したことで満足しちゃった節もあるし。

まあ、見方によっては中途半端というか欲求不満な感じかもしれません
が、TVドラマの説教にしては誠実だったかも、と。

>> あ、全然関係ないけど、長澤まさみが走るシーンで強烈なチチ揺れを拝
>> めたのは収穫でした。
> これは2ちゃんで皆言ってましたね。 久野

おお、やっぱみんな見るとこは同じなのですね。ってオイ。

# ミツカンかどこかのCMで、おべんと持った乙葉が走る映像もなかなか
# アレでしたが、今回のこれは、長澤まさみがそれほど大きいと思って
# なかった分、インパクトを感じたのでした。
--
AMAUMA

0 new messages