http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_06/1t2003062406.html
川口がブチ切れちゃったみたいですが、FWコーチにエドゥ氏。
MFコーチはジーコ氏。DFコーチに山本氏他。なんて分担でなんとか
するもんじゃない上に、監督は自分の好きなところ教えるわけでもな
ければ、なんにもしないわけでもないでしょう。
指摘もあったとおり、今回パラグアイ戦でいきなり選手を入れ替えた
わけで、言うなれば本来レギュラーとして鍛えていたチーム構築は「大
失敗」だったわけです。ここを間違えてはいけない。
で、控えがたまたま頑張った。
いわゆる楽しいサッカーですが、経緯はどうあれ、またフランスが勝
ち重視の戦略を取ったとはいえ、それなりの形になったのは「もう少し
様子を見よう」という気にはなりました。
ただし、ジーコのサッカーが結果になったとか、ジーコのサッカーは
楽しいのだと、結論するにはまだまだ全然早いと思います。
そういう次元ではない。
私の感想としては、選手が力を出せばそれなりの試合はできること
はわかったので、後はジーコが全力を出せる環境を作り出せるかどう
かだと思います。
そういう意味で、3戦同じ面子で披露を蓄積させ、力を出しづらくした
こと。ニュージーランド戦では、決まった試合にメンバー交代しなかった
ことは、明らかに選手の足を引っ張る行為ですし、アレックスの左サイド
バックは最初から守備の穴を作る好意であることは、異論を持ちません。
この点、トルシエ以上に采配能力に問題があると認識しなければなら
ないジーコの所業だと思います。
こうしてみると、可能性は見出せたとはいえ、フランス戦は全く楽観視
できる要素を持ちません。
この点留意して、ジーコジャパンを語らなければならないでしょう。
--
東京都 飯塚顕充
iiz...@comp.metro-u.ac.jp
ZAKZAKですからねえ:-(
「ジーコジャパンも一枚岩じゃない」とか書いて煽っていますが、ジーコジャパ
ンじゃなくてもこの時期一枚岩のサッカーチームなんてありませんし。
それはともかくジーコの問題は、考えてるのか考えてないのかさっぱりわからな
い、そのわからなさにあるわけです。
> 指摘もあったとおり、今回パラグアイ戦でいきなり選手を入れ替えた
> わけで、言うなれば本来レギュラーとして鍛えていたチーム構築は「大
> 失敗」だったわけです。ここを間違えてはいけない。
ジーコに「構想」がなさそうなのは、アルゼンチン戦までのチームをちゃんと精
算していないことでわかります。トルシエの場合はリベルタドーレス杯に出した
面子をケチョンケチョンにけなして見せて、旧チームとその支持層に別れを告
げ、同時に自分の方向性を打ち出す宣言としていますが、ジーコの場合は「な
ぜ」という部分にスジがない。トルシエとおんなじにする必要はまったくないに
しても、ジーコは、どうしてそうするのか、という部分で、もっと先を見た「構
想」……でなくとも、「構想が存在するらしきこと」すら示せないわけです。
> いわゆる楽しいサッカーですが、
やりたいことをやらせてくれるという意味で選手の中にはたしかに「楽しい」と
感じている連中はいるでしょう。また、そういう選手の発揮する創造性が、局面
局面で見る人間に、ある種の「楽しさ」を感じさせるということは、私は否定し
ません。フランス98のジャマイカ戦で、小野が登場していきなり見せたロペ
ス?とのワンツーに感じたのと似たような楽しさは、今のチームのほうが多いと
言えるかもしれません。
ただ、「勝つために何をやっているか」という深い意味、大きな意味での「見る
楽しみ」が、このチームからは感じ取れない。そこに私なんかはいらだつわけで
す。「なんにもしなかった加茂」とどこがちがうんだ、とつい思ってしまう。
「最終ラインが凡ミスして試合にまけたから守備コーチを置く」という発想は、
おそらく冗談でしょうが、もし本気ならこのチームの首脳陣の持っている「守
備」に対する感覚の時代遅れを疑います(おそらくサッカーを知らない記者が思
い込みで書いた記事でしょうが)。
そんなことより、
> 後はジーコが全力を出せる環境を作り出せるかどうかだと思います。
これですね。
このチームに、ジーコにちゃんと進言できるフィジカルコーチがいるのか、サイ
コロジストがいるのか、ということです。また、ジーコに、その進言を受けてそ
こから核心を突いた判断ができる頭があるかどうかということですね。兄貴の言
うことしか聞かないんじゃどうしようもないですが。
> こうしてみると、可能性は見出せたとはいえ、フランス戦は全く楽観視
> できる要素を持ちません。
思えば、フランス98のクロアチア戦、中田英の山口へのバックパスをさらわれ
てスーケルに通されてやられた1点、前回のコンフェデ、フランス戦で松田のオ
フサイドトラップ掛け損ないでヴィルトールにパスを通されてやられた1点、日
韓2002トルコ戦で中田浩のミスから動揺して相手に与えたフリーキックから
取られた1点。
ちっとも変わってない「これ」をなんとかするのは、確かにジーコの役目で、そ
の仕事は日本全体のサッカー環境を変えるような革新的な構想の中で行われるべ
きだと私は思うんですが、ジーコは思わないようです。「守備コーチ」というの
が本気じゃないといいけど。
萩原@グリフィス大学
"kaz hagiwara" <kazha...@yahoo.co.jp> wrote in message
news:3EF85D60...@yahoo.co.jp...
> iizuka wrote:
> > http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_06/1t2003062406.html
> > 川口がブチ切れちゃったみたいですが、
>
> ZAKZAKですからねえ:-(
http://sports.nikkei.co.jp/soccer/column/osumi/
こちらは最近とみに辛口が目立つ大住氏のコラム。
私は全面的に指示するものじゃないですが、確かに当たってる分も
あるかも。
> 「最終ラインが凡ミスして試合にまけたから守備コーチを置く」という発想は、
> おそらく冗談でしょうが、もし本気ならこのチームの首脳陣の持っている「守
> 備」に対する感覚の時代遅れを疑います(おそらくサッカーを知らない記者が思
> い込みで書いた記事でしょうが)。
だといいんですがね。
> ちっとも変わってない「これ」をなんとかするのは、確かにジーコの役目で、そ
> の仕事は日本全体のサッカー環境を変えるような革新的な構想の中で行われるべ
> きだと私は思うんですが、ジーコは思わないようです
サッカーカンファレンスで去年のワールドカップの分析をしてましたが、
ボールを取って10秒で得点に結びつけたケースが6割にのぼったそうです。
フランスワールドカップが3割だったので、倍の激増です。
つまりそれだけ、高い位置でプレスしボールを取って、そこから速攻して
いることになります。
「自由にやらせる」という形は、この現代サッカーの流れに逆行いていること
は確かでしょう。
それが日本代表の殻を破る必要事項であったとしても、どこかで組織的な
プレスと速い展開を身につけさせなきゃなりません。
要するにバランスなわけです。どこで組織を導入してチームを作るのか。
今後の代表の行方には、本当の意味で、冷静な分析が必要だと思います。
--
東京都 飯塚顕充
iiz...@comp.metro-u.ac.jp
> で、控えがたまたま頑張った。
> いわゆる楽しいサッカーですが、経緯はどうあれ、またフランスが勝
>ち重視の戦略を取ったとはいえ、それなりの形になったのは「もう少し
>様子を見よう」という気にはなりました。
攻撃に関しては評価していいと思います。
元々個々の連携はある選手の集まり(シドニー五輪予選から一緒に
やっている選手が多い)なので、ある程度できるのは当然の上、
ポジションチェンジなどを積極的にするジーコの意識付けがうまく
いっているというとこでしょうか。
問題は守備。
守備はそっくり控えなわけですが、これががんばったということは
いままでがなんだったのか? 単なる鹿島選手の身贔屓だったのか?
という疑問になります。
> 私の感想としては、選手が力を出せばそれなりの試合はできること
>はわかったので、後はジーコが全力を出せる環境を作り出せるかどう
>かだと思います。
現在、ジーコの最大の役割は、選手を選び送り出すことです。
ここで大きな失敗をしていた、と言わざるを得ない部分があり、
またそれ以外の部分での期待もできない(守備コーチは山本五輪監督が
やるという話だし)わけで。
「攻撃は選手任せ」であるなら、ジーコ以外でも誰でもいいわけで、
ジーコに拘る理由ってなんでしょうかね?
/* (カンガルーはおこっています)
* 中村充タカ ( http://www.st.rim.or.jp/~minaka/ )
*/
<bdcokh$22l0$1...@news2.rim.or.jp>の記事において
min...@st.rim.or.jpさんは書きました。
...
> 「攻撃は選手任せ」であるなら、ジーコ以外でも誰でもいいわけで、
> ジーコに拘る理由ってなんでしょうかね?
ジーコ監督になれば、
「ジーコの名声で外国から親善試合の申し込みが殺到」
「各クラブは喜んで選手を代表に送り出す」
「ゴールした選手はジーコに抱きつきに行く」
「ジーコを慕ってブラジル人が帰化」
「常にベストメンバーで連勝街道まっしぐら」
「戦術から開放されてのびのびとサッカーができる」
とか言われていたが、実際には最後のがそうかもという程度だし。
まあ本当の理由は会長が独断で決めてしまったので
引っ込みがつかなくなったってとこでしょう。
/* 學而不思則罔思而不學則殆 */
/* (論語為政第二) */
/* 大豆生田 利章 */
気の乗らない本人に三顧の礼を尽くしてやってもらうことにした関係で、解任す
ると各方面の顔がつぶれることになるんでしょうが、そういう形は代表監督の選
考としては最悪でした。
義理で縛られているから、トルシエには課したようなノルマもおいそれと課すこ
とが出来ないし、相変わらず、監督の仕事を評価する基準もないようだし。これ
は、本人がやめると言い出すまでは監督交代はないのかもしれません。
JFAの体質は岡野俊一郎会長時代に少しはビジネスライクになったと思ったんで
すが、川渕会長になってまた甘い理想主義に戻ってしまった。
おそらくジーコのようなわかりやすいネームヴァリューを代表監督に持つことは
川渕の個人的な夢だったんでしょう。しかしそれは、Jリーグ開幕初年に海外か
ら盛りの過ぎたネームヴァリューを大量に仕入れてきたことと同じバブリーな発
想でした。日韓大会で黒字が出た分、JFA内部の気分もバブリーになったのかも
しれませんが、もうちょっとマシな選択はあったはずです。
ジーコの代表チームは、つまるところ川渕のドリームチームなわけですが、同じ
JFAでも、下の年代では、もうちょっと現実を見据え、時代に即した強化方針を
持っているようにみえるところが救いといえば救いか。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/confede03/column/0625naka_01.html
そういえば、デル・ボスケ、解任されましたね。「タレントを集めるだけ集めて
自由にやらせて何にもしない監督」でした。リーグ優勝してもチャンピオンズリ
ーグで勝てなかったからか。入れ替わりに入ってくるのは、戦術重視のケイロス
で、選手は嫌がっているみたいですが、レアルマドリッドの経営陣はそういう意
味じゃ冷酷です。JFAにその冷徹さとビジネス感覚が備わる日は来るのか。
萩原@グリフィス大学
気の乗らない本人に三顧の礼を尽くしてやってもらうことにした関係で、解任す
ると各方面の顔がつぶれることになるんでしょうが、そういう形は代表監督の選
考としては最悪でした。
義理で縛られているから、トルシエには課したようなノルマもおいそれと課すこ
とが出来ないし、相変わらず、監督の仕事を評価する基準もないようだし。これ
は、本人がやめると言い出すまでは監督交代はないのかもしれません。
JFAの体質は岡野俊一郎会長時代に少しはビジネスライクになったと思ったんで
すが、川淵会長になってまた甘い理想主義に戻ってしまった。
おそらくジーコのようなわかりやすいネームヴァリューを代表監督に持つことは
川淵の個人的な夢だったんでしょう。しかしそれは、Jリーグ開幕初年に海外か
ら盛りの過ぎたネームヴァリューを大量に仕入れてきたことと同じバブリーな発
想でした。日韓大会で黒字が出た分、JFA内部の気分もバブリーになったのかも
しれませんが、もうちょっとマシな選択はあったはずです。
ジーコの代表チームは、つまるところ川淵のドリームチームなわけですが、同じ