「宝鏡山あるいは宝篋山(ほうきょうざん) (小田山とも言う)」
仏教由来の石塔の
テレビアンテナ幾つもそびえ
筑波山塊東寄り 宝鏡山は461メートル
山頂すぐ下
万博記念の森モニュメント広場
秋のさわやかハイキングコース
春の桜の北条 大池
そこから北東 道入って
地名 山口 駐車場
筑波連山 黄色赤
釣り鐘ニンジン道脇の
目指す頂(いただき)テレビ塔
棚田(たなだ)も続く山里景色
最後の人家は広々屋敷
しばらく登りのコンクリート
孟宗(もうそう)竹と真(ま)竹の林
クヌギの落ち葉の積もる道
榊(さかき)漆に篠(しの)目立ち
アオキの葉陰に沢細く
二股(ふたまた)分岐(き)を左行き
沢を渡って湿(しめ)った落ち葉
急坂のぼって切られた篠の
日当たり良くてぽかぽかと
お菓子を食べて小休止
沢を渡ってぬかるみを
そこは明るく展望開け
浅間山と日光男体山
漆(うるし)の赤が青空と
檜(ひのき)植林 下草刈(か)りの
三十人のボランティア
万博の森 7メートルの檜三万本
そこを抜ければ
モニュメント私の名前も彫ってある
背景に筑波山を従えて
十八年間銅板は
筑波の風雨が趣(おもむき)与え
再び山道 色鮮やかな
民放テレビの合同アンテナまず見えて
山頂は鎌倉時代の石塔鎮(ちん)座
石塔側面うっすら仏
手洗い車の石新しく
木造鳥居(とりい)は南向き
下りは南へ登山道
しばらく降りればNHKのテレビ塔
小田への別れを右とって
山口 新寺 標識たどる
所々で大岩踏(ふ)んで
数本並んだアンテナの下
檜林も踏み跡濃くて
迷わずたどる紅葉の道
手作り標識ていねいな
登り初めの二股に出て
とことこ下る元の道
そのうち初めの民家が見えて
空気が澄んだ秋の陽(ひ)の
思いを大きく吸い込んだ
宝鏡山のハイキング
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shogo
http://www.geocities.jp/shogo333/kyoushi/tukubasan/tukubasan.html
筑波山と筑波山登山コース
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