よく,住所で「大字」「字」という文字が含まれる場合があります
が,これは,何か意味があるのでしょうか? 偶然の一致にしては
,これらの文字を含む住所が非常に多いと思います。
--
Takeshi Suyama mailto:tsu...@be.to
Takeshi Suyamaさんの<asopmu$5p$1...@nn-tk102.ocn.ad.jp>から
>須山です。
>
>よく,住所で「大字」「字」という文字が含まれる場合があります
>が,これは,何か意味があるのでしょうか? 偶然の一致にしては
>,これらの文字を含む住所が非常に多いと思います。
「字」と書いて「あざ」と読みます。
たいていの辞書には載っていると思いますので
後は自分で調べてください。
--
// 沖野 幸治 OKINO Kouji
// mailto:ok...@core.co.jp
辞書で「あざ」の項目を引くよろし。
-+-+-+---*--+
UEHARA Shigeo :> u-og...@ma4.seikyou.ne.jp
>よく,住所で「大字」「字」という文字が含まれる場合があります
>が,これは,何か意味があるのでしょうか? 偶然の一致にしては
>,これらの文字を含む住所が非常に多いと思います。
おおまかな意味は辞書で「字(あざ)」を引くと出てくるんですが、
普通の辞書に載ってない意味もちょっとだけあるようです。
All About JAPAN のコラムにその辺のこと載ってました。
http://allabout.co.jp/house/buyhouseshuto/closeup/CU20021107B/
--
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Taro Yoshida E-mail ta...@dcc.co.jp
----------------------------------------------------
まあ、そうですよね。手元に辞書がなくても、Yahoo!とかLycosとか
でも辞書は使えるし。
ところで、前々から疑問だったんですけど、何故「大字」、「小字」を
地区区分の単位名として使うようになったんでしょう?「明治の大合併」や
「昭和の大合併」に代表される町村の合併に伴い、旧町村地区を「大字」
として扱うようになった、といったような経緯だったと思いますが、その時に、
例えば「大分(おおわけ)」とか「大画(だいく)」とかいったような字を
単位名として当ててもよかったような気がするんですけどね…
#多分、NISHIOさんやtodaさんが詳しくご存じだと思いますけど。 (^_^;
手元の漢和辞典(新明解漢和辞典 第1刷)をみても、「字」の意味として、
(1) 文字
(2) 町村内の小区画
(3) あざな
(4) 産む
(5) 育てる 養う
(6) いつくしむ
(7) 複雑
(8) いいなづけ
くらいしか載っておらず、何故地区単位名としたのかがよくわかりません。
もし、そのあたりの由来がおわかりの方がおられましたら、ご教示ください。
#しかし、(4)-(8)の意味があったなんて、知らんかった。
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\\ … 佐脇貴幸
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"Sawaki, Takayuki" wrote:
> まあ、そうですよね。手元に辞書がなくても、Yahoo!とかLycosとか
> でも辞書は使えるし。
http://dic.yahoo.co.jp/bin/docsearch?p=snj10099465&check=c&word=%be%ae%bb%fa
なんぞをみていて、そのページの「ごあさって」っていうのがちょっとびっくり。
「あした」「あさって」等の呼び方については、以前にもどこかのニュースグループ
でも話題になっていたと思いますが、「ごあさって」っていうのも話題になって
ましたっけ?
一応、Queenを使ってfj.life.hometown, fj.question.misc, fj.sci.lang.japanese
について「ごあさって」をキーワードに検索してみたんですが、それらしい記事は
見つかりませんでした。
#Queenが使えるのも、あとわずかですね……
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"Sawaki, Takayuki" wrote:
> 手元の漢和辞典(新明解漢和辞典 第1刷)をみても、「字」の意味として、
> (1) 文字
> (2) 町村内の小区画
> (3) あざな
> (4) 産む
> (5) 育てる 養う
> (6) いつくしむ
> (7) 複雑
> (8) いいなづけ
> くらいしか載っておらず、何故地区単位名としたのかがよくわかりません。
お訊きしたかったことは、明治時代以前には、既に地区単位を表す和語として
「アザ」があり、それに「字」を対応させていたのか?あるいは、明治時代
以降の合併に伴って、「アザ」という地区単位名が作り出されたのか?
それとも全く別の経緯があるのか?ということです。
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ちゃちゃです。
似たような話で「月極」というのがあります。
「月極(げっきょく)」とは日本のほぼ全てといって良いくらい多くの駐車場
に関わっている、非常に巨大な不動産関連企業です。
--
以上 さいとう%昔(子供の頃ね)本当にそう思っていた... でした。
ssa...@yahoo.co.jp
4あさっての次だから5あさって、とか聞いた気もしますけど、
西日本でない浜松では使いませんね。60HzでNTTも西ですけど。
「しがさって」とか「やのあさって」とかもあるらしいですけど、
日常では使わないなぁ。東日本でもないようだ。
「しあさって」も日本全国で「明々後日」とは限らないとも……。
--
K-ichi
> 一応、Queenを使ってfj.life.hometown, fj.question.misc, fj.sci.lang.japanese
> について「ごあさって」をキーワードに検索してみた
「弥明後日 (やのあさって)」とかではなかったかと.
# リコーの太田さんのアドレスとの and 検索がお勧めです :-)
--
Kazuo Fox Dohzono / doh...@hf.rim.or.jp
> ところで、前々から疑問だったんですけど、何故「大字」、「小字」を
> 地区区分の単位名として使うようになったんでしょう?「明治の大合併」や
> 「昭和の大合併」に代表される町村の合併に伴い、旧町村地区を「大字」
> として扱うようになった、といったような経緯だったと思いますが、その時に、
> 例えば「大分(おおわけ)」とか「大画(だいく)」とかいったような字を
> 単位名として当ててもよかったような気がするんですけどね…
> #多分、NISHIOさんやtodaさんが詳しくご存じだと思いますけど。 (^_^;
えーと…。
字(あざな)の語源は、畔名(あぜな)・畦名(あぜな)・交名(あざな)・他名(あだな)
など諸説あるようです。「あぜ」は古く「あ」ともいい、「あ」を「塞(せ)く」か
ら「あぜ」で小区画の土地を意味するようになったという説もあります。
寛政6年(1794年)の『地方凡例録』(大石久敬)に「字之事」として「是は田畑其他
山林野地等にても地所の小名(こな)を字と云、口上にては名所(などころ)とも小名
とも下名(さげな)とも申せども帳面証文等に認るには字と書ことなり」とある由。
字の記録は平安時代からあり、制度的に明確化されて字付帳などが整備されたのは
太閤検地以降。検地帳や名寄帳にも一筆毎に字名が記入されていたとか。
近代になって、明治初年の地租改正により行政地名として地籍簿などの正式文書に
記載されるようになったとか。明治9年に内務省が定めた『地所名称区別細目』に
「字ト称スルモノハ町村中ノ区分ニシ数十百筆ノ地ヲ轄スルモノナリ」とある由。
明治11年(1978年)の郡区町村制で藩政時代からの村が例外的にそのまま「大字」に
なったほか、明治22年(1979年)の市制・町村制施行に伴う大合併で従来の村が概ね
「大字」に、村内の小名(字)がほぼ「小字」となって現在に至っているわけです。
また、ごく一部に「中字」というのもあったそうですが、正体はよく分かりません。
私の出生地にも大字小字があります。「□□町大字○○字△△」の「大字○○」は
町制施行以前に「○○村」だった地域です。小字のほうは日常使われることはなく、
土地登記簿を見て初めて知った記憶があります。実は近隣十数戸単位の「××条」
と呼ばれる区域があり、それが小字だと思っていたのですが、登記簿の字名はそれ
とは違っていました。「××条」が何なのかは不明です。かつては隣組の範囲でも
あったらしいのですが。
今住んでいる場所は某政令都市ですが、「□□区○○×丁目」の町名は、市に編入
されるまで「□□町大字○○字△△」でした。昭和初期の町制施行までは「□□村
大字○○字△△」で、さらに遡ると、江戸時代(もっと以前?)から明治22年の市制・
町村制施行まではたんに「□□村」。小字の「△△」はほとんど知られていません
が、街角にある公共の住居表示街区案内板をよーく見ると、薄い色で小字の名前と
その境界線が記されています。
近年の市町村合併では旧市町村名を新自治体内の町名や字名として残す場合が多い
ようですが、そうなると旧市町村内の町名や大字小字は一段繰り下げることになり
ますね。そうして古くからの小地名が次々に消滅してしまうという現状…。
ちなみに、現行法では地方自治法に町名や字の扱いに関する規定があって、改廃等
は市町村の議決と都道府県知事の告示が必要です。
|第二百六十条 政令で特別の定をする場合を除く外、市町村の区域内の町若しく
| は字の区域をあらたに画し若しくはこれを廃止し、又は町若しくは字の区域若
| しくはその名称を変更しようとするときは、市町村長が当該市町村の議会の議
| 決を経てこれを定め、都道府県知事に届け出なければならない。(2項以下略)
国立国語研究所編『日本言語地図』の第6巻に調査結果の分布図があり…
第284図 あさって(明後日) あしたの次の日のことは何と言いますか。
第285図 しあさって(明明後日) あさっての次の日のことは何と言いますか。
第286図 やのあさって(明明明後日)しあさっての次の日のことは何と言いますか。
これによると、「しあさって」は、
糸魚川~富士川以東が「やのあさって」「やなあさって」「やなさって」。
ただし、東京都区内は例外的に「しあさって」。共通語も「しあさって」。
北陸~近畿以西は概ね「しあさって」。静岡西部・愛知は「しがさって」。
岐阜・三重あたりは「さあさって(再あさって)」。広島・鳥取あたりに
「しらさって」。佐賀付近に「しりゃさって」などが分布しています。
いっぽう、「やのあさって」のほうは呼び名のない地域も多いようですが、
大まかに言うと東日本が「しあさって」で都区内だけは「やのあさって」。
東北の一部に「さあさって(再あさって)」や「やのやのあさって」など。
西日本は概ね「ごあさって」「ごやさって」「ごがさって」が主流です。
西日本では「今日」を第一日として「あさって」の翌日を「四あさって」、
翌々日を「五あさって」と呼ぶのに対し、都区内を除く関東では「明日」
を第一日として数えるので「あさって」の翌々日が「しあさって」になる
ということです。
大まかにまとめるとこんな感じ。
共通語・東京 西日本 東日本
今日 きょう ← ←
明日 あす/あした ← ←
明後日 あさって ← ←
明々後日 しあさって しあさって やのあさって
明々々後日 やのあさって ごあさって しあさって
# すれ違いに注意しましょう。
NISHIO wrote:
> 国立国語研究所編『日本言語地図』の第6巻に調査結果の分布図があり…
> 第284図 あさって(明後日) あしたの次の日のことは何と言いますか。
> 第285図 しあさって(明明後日) あさっての次の日のことは何と言いますか。
> 第286図 やのあさって(明明明後日)しあさっての次の日のことは何と言いますか。
>
> これによると、「しあさって」は、
> 糸魚川~富士川以東が「やのあさって」「やなあさって」「やなさって」。
> ただし、東京都区内は例外的に「しあさって」。共通語も「しあさって」。
> 北陸~近畿以西は概ね「しあさって」。
一応、フォッサマグナが言語境界になっているようですね。
>静岡西部・愛知は「しがさって」。
名古屋では聞いたことがありませんでした。三河の方だと、普通に使われている
かな?
> 岐阜・三重あたりは「さあさって(再あさって)」。広島・鳥取あたりに
> 「しらさって」。佐賀付近に「しりゃさって」などが分布しています。
ふーむ。
> いっぽう、「やのあさって」のほうは呼び名のない地域も多いようですが、
富山市内では、聞いた/話したことがありませんでした。名古屋では、会話の
中で聞いたことはあったような気がします。
> 大まかに言うと東日本が「しあさって」で都区内だけは「やのあさって」。
> 東北の一部に「さあさって(再あさって)」や「やのやのあさって」など。
> 西日本は概ね「ごあさって」「ごやさって」「ごがさって」が主流です。
なるほど。
> 西日本では「今日」を第一日として「あさって」の翌日を「四あさって」、
> 翌々日を「五あさって」と呼ぶのに対し、都区内を除く関東では「明日」
> を第一日として数えるので「あさって」の翌々日が「しあさって」になる
> ということです。
なるほど。
#いや、実は「やのあさって」って、「しあさって」の「し(四)」を
#二倍にした意味を込めている(八のあさって)のだろうか?と思って
#いたんですが、全然的はずれのようです。 (^_^;
> 大まかにまとめるとこんな感じ。
>
> 共通語・東京 西日本 東日本
> 今日 きょう ← ←
> 明日 あす/あした ← ←
> 明後日 あさって ← ←
> 明々後日 しあさって しあさって やのあさって
> 明々々後日 やのあさって ごあさって しあさって
わかりやすくまとめていただき、有り難うございました。
> # すれ違いに注意しましょう。
はい。
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\\ … 佐脇貴幸
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NISHIO wrote:
> "Sawaki, Takayuki" <t-sa...@aist.go.jp> wrote in message
> news:3DF0180D...@aist.go.jp...
> > ところで、前々から疑問だったんですけど、何故「大字」、「小字」を
> > 地区区分の単位名として使うようになったんでしょう?
(中略)
> 字(あざな)の語源は、畔名(あぜな)・畦名(あぜな)・交名(あざな)・他名(あだな)
> など諸説あるようです。「あぜ」は古く「あ」ともいい、「あ」を「塞(せ)く」か
> ら「あぜ」で小区画の土地を意味するようになったという説もあります。
なるほど、田んぼの畦を区画の境界、単位とする、ということですね。ふむふむ。
言われてみれば、確かに日本の風土に合ったやり方ですね。
> 寛政6年(1794年)の『地方凡例録』(大石久敬)に「字之事」として「是は田畑其他
> 山林野地等にても地所の小名(こな)を字と云、口上にては名所(などころ)とも小名
> とも下名(さげな)とも申せども帳面証文等に認るには字と書ことなり」とある由。
> 字の記録は平安時代からあり、制度的に明確化されて字付帳などが整備されたのは
> 太閤検地以降。検地帳や名寄帳にも一筆毎に字名が記入されていたとか。
既に平安時代から用いられていたんですか。
> 近代になって、明治初年の地租改正により行政地名として地籍簿などの正式文書に
> 記載されるようになったとか。明治9年に内務省が定めた『地所名称区別細目』に
> 「字ト称スルモノハ町村中ノ区分ニシ数十百筆ノ地ヲ轄スルモノナリ」とある由。
> 明治11年(1978年)の郡区町村制で藩政時代からの村が例外的にそのまま「大字」に
> なったほか、明治22年(1979年)の市制・町村制施行に伴う大合併で従来の村が概ね
> 「大字」に、村内の小名(字)がほぼ「小字」となって現在に至っているわけです。
> また、ごく一部に「中字」というのもあったそうですが、正体はよく分かりません。
「中字」ですか。うーん、これは知りませんでした。
> 私の出生地にも大字小字があります。「□□町大字○○字△△」の「大字○○」は
> 町制施行以前に「○○村」だった地域です。小字のほうは日常使われることはなく、
> 土地登記簿を見て初めて知った記憶があります。実は近隣十数戸単位の「××条」
> と呼ばれる区域があり、それが小字だと思っていたのですが、登記簿の字名はそれ
> とは違っていました。「××条」が何なのかは不明です。かつては隣組の範囲でも
> あったらしいのですが。
「××条」のほうは、何となく条里制の名残のような気もしますが、土地分類単位
としての対応性がどうなっているか、ですね…
> 今住んでいる場所は某政令都市ですが、「□□区○○×丁目」の町名は、市に編入
> されるまで「□□町大字○○字△△」でした。昭和初期の町制施行までは「□□村
> 大字○○字△△」で、さらに遡ると、江戸時代(もっと以前?)から明治22年の市制・
> 町村制施行まではたんに「□□村」。小字の「△△」はほとんど知られていません
> が、街角にある公共の住居表示街区案内板をよーく見ると、薄い色で小字の名前と
> その境界線が記されています。
名古屋での下宿先は、住み始めた当初は「名古屋市千種区鍋屋上野町大字……」
だったんですけど、1980~1981年頃に地名表記の改定が行われて「名古屋市千種区
上野**丁目…」になっちゃいました。守山区とか名東区にも、結構大字が付いている
ところがありましたが、最近はもう消滅しているんでしょうね。そういや中区や東区
あたりの由緒ありげな町名が消滅してしまったのって、なんか寂しい感じがしました。
> 近年の市町村合併では旧市町村名を新自治体内の町名や字名として残す場合が多い
> ようですが、そうなると旧市町村内の町名や大字小字は一段繰り下げることになり
> ますね。そうして古くからの小地名が次々に消滅してしまうという現状…。
> ちなみに、現行法では地方自治法に町名や字の扱いに関する規定があって、改廃等
> は市町村の議決と都道府県知事の告示が必要です。
> |第二百六十条 政令で特別の定をする場合を除く外、市町村の区域内の町若しく
> | は字の区域をあらたに画し若しくはこれを廃止し、又は町若しくは字の区域若
> | しくはその名称を変更しようとするときは、市町村長が当該市町村の議会の議
> | 決を経てこれを定め、都道府県知事に届け出なければならない。(2項以下略)
小地名を保存しておくことって、結構大事だと思うんですけどねえ。とくに、
その小地名が、洪水や土砂崩れといった災害と密接に結びついている場合には。
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\\ … 佐脇貴幸
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そういえば浜松では、「□□町○○番地の○」と「□□ ○丁目○番○号」が
混在しています。同じ地名で、町が付くのと付かないのと両方あったりします。
前者を「道路方式」後者を「街区方式」と言い、後者に移行を進めている模様。
どちらも基本的には「字」は付けないでしょうけど、前者なら名残で
付ける人はいるかもしれませんね。
--
K-ichi
> 大まかに言うと東日本が「しあさって」で都区内だけは「やのあさって」。
なんで東日本の中で都区内だけ違っちゃったんでしょうか?
> 西日本では「今日」を第一日として「あさって」の翌日を「四あさって」、
> 翌々日を「五あさって」と呼ぶのに対し、都区内を除く関東では「明日」
> を第一日として数えるので
アメリカで一階をfirst floorと呼ぶのに対し、イギリス(及びその連邦)ではground
floorと呼び、first floorは二回のことをさすのと似ていますね。
In article <JjHI9.142$Jh5....@nnrp1.ozemail.com.au>, "Loverain" <love...@faithful.com> writes
>アメリカで一階をfirst floorと呼ぶのに対し、イギリス(及びその連邦)ではground
>floorと呼び、first floorは二回のことをさすのと似ていますね。
どうもイギリス人のgroundってのは、floorじゃなくて地面そのもの
みたいです。なので、二階が 1st floor なわけですね。
地面にタイルをはっただけの土間は非常に寒いです。靴なしでは
無理です。
---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus,
PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科,
科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)
"K-ichi" <k-i...@mv.0038.net> wrote in message news:asveti$e74$1...@newsl.dti.ne.jp...
> "NISHIO" <it1g...@asahi-net.or.jp> wrote in message
news:3df2418c$0$3089$44c9...@news2.asahi-net.or.jp...
> > 今住んでいる場所は某政令都市ですが、「□□区○○×丁目」の町名は、市に編入
> > されるまで「□□町大字○○字△△」でした。
>
> そういえば浜松では、「□□町○○番地の○」と「□□ ○丁目○番○号」が
> 混在しています。同じ地名で、町が付くのと付かないのと両方あったりします。
これは「住居表示」の未実施(前者)・実施済み(後者)の差ではないでしょうか。
前者は「□□町」が町名で後者は「□□○丁目」までが町名ですね。後者の場合に
「□□一丁目」~「□□七丁目」などと広範囲に名称を統一する例が多いのですが、
伝統ある町名を残して「□□町○番○号」とする例も少なくありません。もちろん
「□□町○丁目○番○号」というのもありです。
> 前者を「道路方式」後者を「街区方式」と言い、後者に移行を進めている模様。
「住居表示」を実施する場合にも、「道路方式」と「街区方式」が選択できます。
法律では両方併記されていて、どちらを選ぶかは各自治体の方針によるのでしょう。
古い町並みでは伝統的に道路を挟んで両側をひとつの町内とする方法が採られてい
たので、向こう三軒両隣が「同じご町内」になりますが、新しい町で主流になって
いる街区方式では、道路の向こうはよその町内になってしまう問題があります。
一例として、大阪市の中心部は西と東で別の方式が採られています。
(URLが132文字を超えて途中改行されてしまうので、手で繋げて利用してください)
・大阪市中心部・西側(街区方式)
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=135/29/35.239&scl=20000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=34/40/4
3.701&size=800,1000
・大阪市中心部・東側(道路方式)
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=135/30/30.059&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=34/40/5
5.016&size=1000,1200
浜松市の中心部は道路方式ですね。街区内の数字が3桁なので、住居表示未実施、
昔ながらの町名+地番表示のようです。
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=137/43/59.214&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=34/42/0
8.247&size=1000,1000
> どちらも基本的には「字」は付けないでしょうけど、前者なら名残で
> 付ける人はいるかもしれませんね。
上の浜松市内の例でいうと「□□町」の町名が字に代わるものですね。
たくさんのフォローありがとうございました。便宜上ここにフォ
ローさせていただきます。
u-ogeshiさんの<asoskt$sor$1...@wa1.seikyou.ne.jp>から
>辞書で「あざ」の項目を引くよろし。
Microsoft/Shogakugan Bookshelf Basic Version 2.0で引いてみま
した。
あざ【字】
近世、土地の小名。明治時代市町村合併以降は、おおむね近世の村
を大字、それ以下の小名を小字と呼ぶようになった。普通は小字を
単に字という。
つまり,村のことを大字と呼んでいるということですね。それ以下
の小名(つまり村よりも小さいということか?)を字と呼ぶと。
大変勉強になりました。どうもありがとうございました。
うーん、なんかまだ不安が…
NISHIOさんの詳細な解説(Message-ID: <3df2418c$0$3089$44c9...@news2.asahi-net.or.jp>)を
もう一度よく読まれると、より理解が深まると思います。
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北海道と東北(どちらも一部)しかわからないけど……。
"Sawaki, Takayuki" wrote:
>
> 例えば「大分(おおわけ)」とか「大画(だいく)」とかいったような字を
> 単位名として当ててもよかったような気がするんですけどね…
「大区」「小区」については明治8年から20年頃まで
使われていた時期があります。
あと岩手県に残る「第X地割」もこの種のものじゃないんでしょうか?
また字名も行政区画として採用される名とそうでない名があるから
行政区画として採用されるか否かの違いで
「そういう地名を残すべきだ」となると
「じゃあ行政区画名に採用されなかったのはどうでもいいのか?」
という突っ込みは入れたくなるのではありました……。
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Talk lisp at Tea room Lisp.gc .
c...@ams.odn.ne.jp 佐々木将人
(This address is for NetNews.)
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ルフィミア「は~い、模範六法出てたんで2冊買っておきましたよ。」
まさと「気がきくね。ありがとう。」ルフィミア「(照れ照れ)」
> "Sawaki, Takayuki" wrote:
> >
> > 例えば「大分(おおわけ)」とか「大画(だいく)」とかいったような字を
> > 単位名として当ててもよかったような気がするんですけどね…
>
> 「大区」「小区」については明治8年から20年頃まで
> 使われていた時期があります。
東京府では大区・小区制は明治11年11月までだったようです。たんなる
番号順というので評判悪かったらしい。最終段階で11大区・103小区。
その後15区6郡に再編、昭和7年の35区を経て昭和22年3月に22区、同年
8月に23区となって現在に至っています。
> あと岩手県に残る「第X地割」もこの種のものじゃないんでしょうか?
愛知県南部には「いノ割・ろノ割・はノ割…」「一番割・二番割…」など
の小字もあるそうで。
http://gggzzz.cool.ne.jp/zakkisou/mukasizakkisou/0111zakkisou.html#011116
埼玉県の春日部にも「一ノ割」という地名が残っています。駅名もあり。
いずれも新田として開発された地域。名前を考えるのが面倒だったのかも。
千葉県八日市場市には「イ・ロ・ハ・ニ・ホ」という安直な字名もあります。
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=140/33/07.977&scl=70000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=35/41/5
1.040&size=500,500
愛媛県には、番耕地という住所表記があります。
大字のつぎあたり 大字某1番耕地23番地 といように表記します。
愛媛県以外にはあるのでしょうか。
google で 検索しても愛媛県以外ではみつからないようです。
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Kazutaka Inoue mailto:kinoue@kh.rim.or.jp
ふむふむ。むかーし昔、つらつら地図を眺めていてそんな地名を見たことがあった
ような気もします。そのあたり出身の級友もいたような…
#そういえば、やっぱり名古屋近辺の地図を眺めていて、
#http://www.mapion.co.jp/c/f?el=136/54/20.567&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=35/05/10.119&size=500,500
#の平面クロスを、自転車で見に行ったこともあるなあ。暑い暑い夏の日曜日の
#昼下がりのことでした。帰ってきてからのビールが美味かった。
> 埼玉県の春日部にも「一ノ割」という地名が残っています。駅名もあり。
> いずれも新田として開発された地域。名前を考えるのが面倒だったのかも。
> 千葉県八日市場市には「イ・ロ・ハ・ニ・ホ」という安直な字名もあります。
> http://www.mapion.co.jp/c/f?el=140/33/07.977&scl=70000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=35/41/51.040&size=500,500
うーむ…命名当時は、多分あんまり人もいないところだったんで、
おっしゃるとおり、良い地名を考えるのが面倒だったんでしょうね。
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\\ … 佐脇貴幸
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