In article <bq358o$e7r$1...@news511.nifty.com>
g...@mocha.freemail.ne.jp writes:
>進むPCハードの仮想化 ~Intelの「Vanderpool」とMicrosoftの「Virtual PC」
>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1126/kaigai049.htm
>
>要はインテルが、VMwareやVirtualPCみたいに1つのOS上で複数のOSを
>立ち上げるようなことをハード的にやってしまおうといった話です。
>
>OS上でソフトウェア的に実現しているVMwareやVirtualPCよりは
>パフォーマンスに期待できるのかなぁ?
>
>私の場合、WindowsがベースなんでLinuxをやろうと思うといちいち再起動
>しないとダメなんで非常に面倒に思ってましたが、こういったものができて
>速度的にも問題ないようなら是非買いたいです。複数プラットフォームでの
>ソフトウェアを開発しているような人なんかもこういったものがあったら
>ほしくなるんじゃないかなぁ。
>
>MacOSとLinuxとWindowsXPとWindows98が同時に起動してたら
>なんか壮観ですね。(笑)
>
>上の記事を見るとまだロードマップの段階みたいですが、マイクロソフトも
>Virtual PCの版権を買い取ってリニューアルしたVirtual PC 2004を来年には
>販売するようですから、CPUのパフォーマンスの向上とともにこれからは
>複数OSってのも当たり前な時代が来るんでしょうね。
そもそも仮想マシンって、OSの主要な機能の1つなんですよね。それを今頃
騒いでいるということは、WindowsとはOSとしての機能に欠けているという
ことをMS社自身が認めたというだけのことでは。
OSの上で更に複数のOSを走らせるというのは、micro kernelなOSはたいてい
そうでしょ、既に。WindowsNTの下で働いているMachは元々そういうOS
だった。別OSサーバを載せれば、MacOS,Linux,WindowsXP,Windows98
が動いて当然のOSだった(元々は)。何を今更、勿体ぶっているのやら。
古くはApollo(spell合ってる?) Domainとか、IBM OS/360とかも似たような
ものを大昔に実現しています。今でもHP使っているとオンライン・マニュアル
で盲腸のようなdomain互換ライブラリが予期せずヒットして驚かされたり
します。IBMの大型汎用機というのは、それまで事務用と科学技術計算用で
コンピュータのアーキテクチャが全く違っていたのを、1台で両方のソフト
が走らせられるという点で「汎用」機と名乗る理由。
私が使ったことの有る(つまり割とメジャーな)ものでは、MIPS/OSとか
convexは、環境変数を変えるだけで、BSD風に振舞ったり、SystemV風に
振舞ったり切替えることが出来ました。MIPSの場合は、ハードウェアが
リトル/ビッグエンディアンが切替えたりも出来るという仕掛けも有り
ましたが。
ハードウェアと言えば、i386には仮想86モードなんてのも有りましたね。
古くは、NEC V20/V30に仮想だか互換だか i8080 モードが有った、という
のは、fj.comp.oldies のワープロ専用機スレッドで書いた通り。
20年以上前に既に実現されたものが、今更ロードマップ状態って情け無く
ないか?
余談:
fj.os.beos ってまだ残っているのですね。Be-OSと聞くと、松下のi386-PC
にSVR2 UNIXを移植したやつを思い出してしまう。mnews のサポートリスト
にもまだ残っているけど、本当に動くのだろうか?まさか新しい方のBe?
…ってことは無いか。DONT_HAVE_SELECTだってさ。昔、SystemVでselect(2)
が無い為に、色々移植に苦労したのを思い出した。
--
中村和志@神戸 <mailto:k...@kobe1995.net>
NAKAMURA Kazushi@KOBE <http://kobe1995.net/>
- Be Free(BSD) or Die...