Internet Watchでも話題(*1 :-)のJapan WWW Conf.ですが、4日の18時で事前
登録が締め切られるため、最後のお願いにやってまいりました。:-)
(*1) <URL:http://watch.impress.co.jp/internet/www/article/971125/iw97.htm>
計11件の一般論文発表以外に、Microsoft, Netscape, SunSoftという今話題
の3社からそれぞれ講演者をお招きしての「国際化」ネタ3社バトル(になるか
は当日お楽しみ)や、村井先生の締めのお言葉(日本のWebコミュニティに向け
て、『お褒め』でも『激励』でも『罵倒』でも何でも言いたいことを言って
くださいとお願いしてあります)辺りが見物になるのかどうかはよく分かりま
せんが、ともあれ、興味がおありの方は、是非ともご参加ください。
よろしくお願いいたします。
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NTT Optical Network Systems Labs. TAKADA Toshihiro
<http://www.brl.ntt.co.jp/~takada/> tak...@brl.ntt.co.jp
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Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp"
Content-ID: <7906.881...@mdma.brl.ntt.co.jp>
Content-Description: CFP of Japan WWW Conf. '97
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Japan World Wide Web Conference '97
参加者募集のお知らせ
(Final Call for Participants)
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事前参加申込は12月4日18:00にて受付を終了します。それ以降のお申込は
当日会場での受付となります。当日の受付は混乱が予想されますので、な
るべく12月4日までに事前申込をお済ませください。
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12月16日から19日までパシフィコ横浜にて開催されるInternet Week '97一環のイベ
ントのひとつであるJapan World Wide Web Conference '97が、12月19日(金)に開催
されます。
Japan WWW Conference '97は、World Wide Webを活用したビジネスを展開している方
からWebに関わる技術開発/研究に従事している方まで、幅広い皆様方の参加を募り、
活発なディスカッションの場を提供することを目的としています。
今回は、一般応募の中から選ばれた11件の論文発表と、「WWW国際化の未来」という
テーマでの特別講演が行なわれます。この特別講演では、Microsoft, Netscape,
SunSoftという今話題の3社から、現在それぞれの米国本社においてこの分野の第一線
でご活躍中の日本人技術者の3氏をお招きして、WWWが言語の壁をいかに破ろうとして
いるのか、インターネットにおける日本語情報の取り扱いはどのようになっていくの
か、などについて熱い議論を戦わせて頂こうと考えています。
皆様多数のご参加を心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。
なお、今回のJapan WWW Conference '97の参加登録および宿泊のご案内等は、すべて
Internet Week '97共通の予約システムにて行っています。本カンファレンスへの参
加登録は、Internet Week '97の『オンライン参加申込ページ』にて、お願いします
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[参考URL]
Japan WWW Conference '97ご案内
<URL:http://www.iaj.or.jp/w3conf-japan/97/index-j.html>
Japan WWW Conference '97最終プログラム
<URL:http://www.iaj.or.jp/w3conf-japan/97/program-j.html>
Internet Week '97オンライン参加申込
<URL:http://web.nic.ad.jp/iw97/doc/register.html>
Internet Week '97
<URL:http://web.nic.ad.jp/iw97/>
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[日時]
1997年12月19日(金) 9:30-17:30
[会場]
パシフィコ横浜 メインホール
<URL:http://web.nic.ad.jp/iw97/doc/access.html>
[参加費]
一般 12,000円
会員 10,000円 [IAJ会員またはW3C会員組織(及び会員が50%以上出資
する組織)に所属される方には割引が適用されます]
学生 3,000円
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[プログラム]
9:30- 9:40 オープニング
9:40-10:40 セッション(1) 「情報検索」 Chair:古賀洋一郎 (NEC/W3C)
位置指向の情報統合
高橋克巳,三浦信幸,坂本仁明,島健一 (NTT ソフトウェア研究所)
[概要] 位置指向の情報統合(LOII)とは,ネットに分散した不均一
な情報をその情報が関連する座標,住所などの実世界での位置で整
理することである.本論文では,LOIIの意義と技法,現在実験中の
位置情報を使った情報検索システム「モーバイルインフォサーチ」
を述べる.これは移動環境想定のシステムで,PHSの基地局情報か
ら得られるユーザの現在地を使って,現在値付近の情報をWWWから
提供する.
グループ指向WWW検索アシスタント PA-search の実現
清水奨,神林隆,佐藤進也,風間一洋
(NTT 光ネットワークシステム研究所)
[概要] グループの情報検索支援を目的としたWWW検索システム,
PA-search (Prospect accumulated search)を実現した。ユーザグ
ループがアクセスした情報を検索母集合とし、検索結果に情報の利
用履歴を表示する事で、シンプルな構造で高品質な検索支援をめざ
した点が特徴である。著者らが日常的に利用している小規模なプロ
キシサーバのログから母集合を構成して実験した結果、著者らの検
索需要のおよそ4割をまかなう事ができた。
10:40-11:40 セッション(2) 「サーバ/プロキシ」 Chair:浅田卓哉 (W3C)
Packrat:過去に閲覧したWeb情報の再閲覧を可能にするProxy Server
橋元直,Stephan Gudmundson,陌間端,竹岡誠,林浩一,野村恭彦
(富士ゼロックス 総合研究所 システム実験研究所)
[概要] (N.A.)
アクセス履歴を利用したWebサーバの状態の推定
佐藤進也,風間一洋,清水奨 (NTT 光ネットワークシステム研究所)
[概要] 本論文では、ユーザのWWWアクセス記録を調べることによっ
てWebサーバの状態を推しはかる方法を示す。本方法で知り得る状
態とは、成長、成熟、衰退といった活性度であり、従来人気をはか
るために用いられてきたアクセス数などとは別の観点からサーバを
特徴付けるものである。また、本方法で得られたサーバの状態をア
クセス者集団の特徴として捉え、その効率的な情報流通への適用に
ついて議論する。
11:40-13:10 昼休み
13:10-14:50 セッション(3) 「提案/実現報告」 Chair:出水法俊 (SonyCSL/NAIST)
WWWベースの車載ナビゲーション用情報システム
左近透†,桑原教彰†,中野重則†,鷲野正嗣‡
(†住友電気工業 システムエレクトロニクス研究開発センター,
‡住友電工システムズ)
[概要] 本論文では、当社で開発したWWWベースの車載ナビゲーショ
ンシステム用情報システムについて解説する。本システムは、車載
用WWWブラウザ、プロバイダ兼WWWサーバーである情報センタおよび
PC用ソフトウエアからなっている。WWWページ閲覧による情報検索
に加えて車両位置に基づいた情報自動検索、さらにインターネット
接続されたPCとの機能連携を提供する。ナビゲーションに必要な情
報をWWWサーバやPCと交換するために、NAVIデータHTML拡張タグお
よびハイパーアイコンを導入した。NAVIデータタグには車両および
経路案内関連データが定義されており、このタグを用いて車両情報
アップロードや経路案内情報のダウンロードが行われる。ハイパー
アイコンは検索結果や地域情報を車両・情報センター・パソコン間
で交換する際の基本情報構造である。ハイパーアイコンは地図表示
用ビットマップデータ、位置情報を含むハイパーテキストである。
NAVIデータタグの内容およびハイパーアイコンの情報はブラウザの
キャッシュとは別途保持され、経路案内や地図表示、検索時に使用
される。車載WWWブラウザと情報センターは9.6Kbpsのデジタル携帯
電話データ通信で接続されている。ページ読み込みを可能な限り高
速にするため、ブラウザ側での通信プロトコルに関連したオーバー
ヘッドの削減および、データ転送量を減らすためにページデザイン
の制約事項を規定している。さらに補助手段としてPCカードを用
いたナビゲーションシステム・PC間の情報交換を提供している。本
システムは、世界初のインターネットベースの車情報システムとし
て、98年1月よりサービス運用に入る予定である。
情報家電向けブラウザにおける端末属性通知機能の提案
宮崎智彦,鎌田富久 (アクセス)
[概要] インターネット機能を搭載した様々な情報家電の特徴と利
用形態を具体的に見ながら、 インターネットコンテンツが様々な
情報家電によって切り分けられて配信する必要があることを議論す
る。これを実現するためにHTTPの User-Agent フィールドを利用し
た「端末属性通知プロトコル」を提案、その仕様を述べ、 具体的
な切り分けられたコンテンツの配信機構について考察する。
マルチメディアデータのためのPlug-in Annotation Serverの設計と実装
廣津登志夫†,高田敏弘†,青柳滋己†,佐藤孝治†,尾内理紀夫‡
(†NTT 光ネットワークシステム研究所,‡NTT 基礎研究所)
[概要] 当初、文書や静止画の交換が主体であったWWWも、最近では
音や動画像、三次元データなど、様々なメディアデータの交換の道
具として利用されている。しかし、現状ではサーバに蓄積したデー
タの読み出しが中心で、情報の書き込み・付加はあまり行なわれて
いない。そこで、その様々なメディアデータに対して注釈
(Annotation)の形で情報を付加し、付加した情報を複数のユーザ
間で共有をすることにより、メンバが分散したグループでの議論や
ドキュメント作成等のマルチユーザのマルチメディア環境を支援す
ることが考えられる。本稿では、このサービスを実現する枠組みと
して、様々なメディアデータに対する拡張性を考慮したAnnotation
Proxy Serverの設計と実装について述べる。
携帯端末向けのWWWページ変換 -- SmartProxy
伊東直子†,立川恆央‡,中川好久†,水越康博†
(†NEC ネットワーキング技術研究所,‡NEC情報システムズ)
[概要] モバイル環境下での携帯端末からのWWWアクセスでは,ネッ
トワークバンド幅,ディスプレイ解像度,プロセッサの性能,メモ
リ容量などのハードウェアの制約がある.しかし,多くのWWWペー
ジは,こういったハードウェアの制約の少ないデスクトップ端末か
らのWWWアクセスを想定して作られており,制約の多いモバイル環
境下でアクセスした場合には,不都合が生じることがある.そこ
で,デスクトップ端末向きに作成されたWWWページを,モバイル環
境での利用に適したページに変換するプロキシサーバSmartProxyを
開発したので報告する.
WWWページ変換における著作権保護方式
中川好久†,立川恆央‡,伊東直子†
(†NEC ネットワーキング技術研究所,‡NEC情報システムズ)
[概要] 転送速度の遅い,あるいは画面サイズに制限のある移動端
末では,イメージの変換やテキストの部分転送が有効である.変換
Proxy でこのような変換を行った場合,著作権者の意図に反した変
換が行われて,著作権侵害になりうる場合がある.そのため変換
Proxy で著作権保護を行うための方法として,著作権者自身による
制御方式を提案する.
14:50-15:20 ブレイク
15:20-16:20 特別講演
WWW国際化の未来
Hideki Hiura (SunSoft Inc.)
Katsuhiko Momoi (Netscape Communications Corp.)
Takao Suzuki (Microsoft Corp.)
[概要] Microsoft, Netscape, SunSoftから,現在それぞれの米国
本社において本分野の専門家として活躍中の日本人技術者3氏を招
き,WWWが言語の壁をいかに破ろうとしているのか,インターネッ
トにおける日本語情報の取り扱いはどのようになっていくのか,
などについての発表/討論を行なう。今話題の3社の技術者同士が,
壇上で喧々諤々の議論を始めるのか,それとも(意外と?)意気投合
してしまうのか。それは当日のお楽しみである。
16:20-17:20 セッション(4) 「マルチメディア」 Chair:佐藤治 (PFU)
Cmew: 連続メディアとWWWの統合
高田敏弘†,佐藤孝治†,青柳滋己†,廣津登志夫†,尾内理紀夫‡
(†NTT 光ネットワークシステム研究所,‡NTT 基礎研究所)
[概要] 現在のWWWでは,リンク先の情報として音や動画像などの連
続メディアを指定することは一般に行なわれているが,逆に連続メ
ディアをリンクの始点とすることは困難である。本稿では,連続メ
ディア中にインターネット上の資源へのリンク情報を附与し,WWW
を利用しながらインタラクティブな音声や映像のブラウジングを可
能にするシステム,Cmew (Continuous Media with the Web)の設計
と実現について述べる。
第79回全国高等学校野球選手権大会中継の実験報告
普天間智†,知念賢一†,吉田豊一‡,山口英†,香取啓志‡
(†奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科,‡朝日放送)
[概要] 1997年8/8(金)~8/21(木)の14日間,阪神甲子園球場で第79
回全国高等学校野球選手権大会(甲子園大会)が開催された。我々
のグループでは,この大会をWWWを通してインターネットへ中継し
た。甲子園大会のような人々の関心のある大会を,インターネット
に中継する場合,多大なアクセスの集中や膨大なトラヒックが予想
される。本報告では,甲子園大会を中継するのに必要なシステムの
設計及びその構築について述べる。また,実際に運用して得られた
アクセス結果を示し,考察を加える。
17:20-17:30 クロージング
日本のWebコミュニティに向けて
村井純 (慶應義塾大学 / WIDE Project)
[概要] (未定)
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Japan WWW Conference '97
実行/プログラム委員会
E-mail: w3conf...@iaj.or.jp
TEL: 03-5269-9454 / FAX: 03-5379-5338
〒160 東京都新宿区新宿2-3-10 新宿御苑ビル5F
UNIX Business Association内
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