つまり、その絵本が好きということは、その人が語り手となったとき、感情移入がスムーズになります。聞くほうにも変な違和感伝わらず、伝えたいことが伝
わりやすくなります。また、絵本の個性とあいまって、語り手の個性もでてくるので、その人が肉声で話していることで、さらに強い印象となって伝わりま
す。
絵本「きつねとトムテ」にちなんで、人形劇団の名称を「トムテ」としました。好きな絵本ですし、内容に感銘したから、そうしたのです。たとえ、この絵本
の読み聞かせをしなくても、その内容は形を変えて、人形劇やパネルシアターとなって伝わって行きます。直接絵本の読み聞かせをしなくても、違った表現方
法で感動が伝わっていくのです。