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KOGA Akihiko

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May 6, 1998, 3:00:00 AM5/6/98
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チュートリアルのご案内です。繰り返しのポストですので、何度も
見られた方はご容赦下さい。

日本ソフトウエア科学会では、チュートリアル

「形式的手法による分散システムへの取り組み」
日時:1998年 5月14日 13:30~16:30
5月15日 9:00~17:00
場所: 中央電気クラブ 大阪市北区堂島浜2丁目1番25号
Tel. 06-345-6351
(地下鉄四つ橋線 西梅田から徒歩5分.レンガ作りの建物)

を企画しております。形式的手法というと現実からかけ離れた印象を持
ちがちなのですが、ここでは、実用になりかけているトピックスを選ん
でチュートリアルを企画してみました。また、講師もこの分野で活躍し
ている著名な方々をお招きしております。学生の方はもちろんですが、
企業の方々にも興味の持てる内容になっていると思います。まだ席に余裕
がありますのでご興味のある方は是非ご参加下さい。

-------------------

日本ソフトウエア科学会 チュートリアル
「形式的手法による分散システムへの取り組み」

開催のご案内


 ソフトウエアの生産に係っている人なら誰でも,それがとても大変な
仕事だということは身を持って実感していることと思います.

 ・顧客となかなか意思疎通の出来ない要求仕様書,
 ・いつまでたっても漏れや矛盾を含む機能仕様書,
 ・せまる納期と工程の遅れ,
 ・うまく行くはずだったトータルテスト
 ・検査部門から容赦なく突き返されるバグ,
 ・納品後のクレーム対策

これらの解決のためには,きちんとした理論を背景に持っている形式的
な手法への期待は大きいと思いますが,同時にその難解さ,実用との乖
離で失望する方も多いと思います.

しかし,形式的な手法の中には地道な努力で実用化されているものも
いくつか見られます.特に通信分野での成功がめざましいようです.本
チュートリアルでは,通信から少し範囲を広げて,今後ネットワーク時
代を迎えてますます重要になる分散システム開発における形式的手法を
解説いたします.扱うトピックスとしては,仕様記述言語(SDL,メッ
セージシーケンスチャート等),仕様の検証,仕様からのプログラム生
成,テストなどを含みます.まず,最初にこの分野の概要を紹介し,仕
様記述言語を1つ習得します.次に,その言語を使った仕様記述手法,
仕様検証法,プロトコル設計ツールなど設計に係る技法を詳しく見てい
きます.次に,形式的な仕様からプログラムを生成する手法やテストの
手法を紹介し,最後に,この分野の最近の動向を紹介いたします.

本チュートリアルは,分散システムの研究・開発に関わっている技術
者/研究者/大学院生/大学生を対象としています.聴講にあたっては,
特別な基礎知識は前提としておりません.情報科学・工学の大学学部2年
生程度の基礎知識をお持ちであればどなたでも聴講できます.

1.日時・場所
日時:1998年 5月14日 13:30~16:30
5月15日 9:00~17:00
場所:中央電気クラブ 大阪市北区堂島浜
(地下鉄四つ橋線 西梅田から徒歩5分.レンガ作りの建物)


2.プログラム

日 時 間 講 演 テ ー マ 講師(敬称略)
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5月14日 13:30-16:30 概要 佐藤 文明(静岡大)

(木)
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5月15日 9:00-12:00 仕様記述と仕様検証 長谷川 晴朗(沖電気)

(金) 13:00-15:30 プログラム生成とテスト 東野 輝夫(阪大)

15:30-17:00 最近の動向:光と影と柔軟化 大蒔 和仁(電総研)

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3.講演の詳細
(1)概要 (佐藤文明 (静岡大))
形式的仕様記述一般について,解説します.分散システム仕様記述
用の形式言語として,LOTOS,SDL,Estelleが国際標準としてISOや
ITU-Tによって標準化されております.その他にもいくつかの言語が
標準化の舞台に上っております.それらを含む形式仕様記述の数学
的な背景や,利用上の特徴について,例を交えながら解説します.
特に,現在通信分野で広く利用されているSDLについての言語仕様,
記述例について詳しく解説致します.

(2)仕様記述と仕様検証 (長谷川晴朗 (沖電気))
まず,分散システムの一般的な仕様記述と仕様検証について解説し
ます.後者では,完全性・一貫性・正当性・追随性を検証します.
次により具体的に示すため,仕様記述言語としてITU-Tより勧告さ
れて広く実用に供せられているSDLとMSC(メッセージシーケンスチャー
ト)をとりあげ,それらをベースとした支援システムを紹介します.
その中で,論理検証と意味検証の両方式を通じて上記項目を検証し,
最終的にソフトウェア開発の生産性向上に寄与していることを示し
ます.

(3)プログラム生成とテスト(東野輝夫(阪大))
信頼性の高い分散システムの設計法として,設計者はシステム全体
の実行順序と処理の内容のみを仕様として記述し,その記述から仕
様通りに動作する各計算機の動作仕様(どのようなタイミングでど
の計算機とどのようなデータを交換しながら各計算機の処理を実行
すべきかを記述したもの)を自動生成する方法があります.このよ
うなプログラム合成法を紹介します.また,適合性試験や相互接続
試験など,通信ソフトウェアの誤りを組織的に発見するための手法
についても紹介します.

(4)最近の動向:光と影と柔軟化 (大蒔和仁(電総研))
プロセス代数CCSに基づいた並列システムの記述の実際について具
体例を示します.特に,複数の企業の方とともに数年掛けてLOTOS
を用いてOSIのプロトコルであるCCR (Commitment Concurency and
Recovery)の記述したものをISOのテクニカルレポートとして発刊し
た顛末についてのべ,形式的手法を実際に国際標準にしていく際の
光と影について述べます.また,UIMSの記述などへのプロセス代数
的方法の応用例について触れ,形式的手法の応用の範囲の拡大化と
柔軟化について述べます.

4.定員
90名

5.参加費
入会申込中の方は会員の費用で参加できます.

+-------+---------------+---------------+
| | 一般 | 学生 |
+-------+---------------+---------------+
| 会員 | 14,000 円 | 3,000 円 |
+-------+---------------+---------------+
| 非会員| 30,000 円 | 5,000 円 |
+-------+---------------+---------------+
参加費にはテキスト代が含まれています.

6.申込み方法

聴講を希望される方は,コンピュータソフトウェア誌の最後に添付してある所
定の申し込みハガキ,または,このご案内の最後にある参加申込書に必要事項を
記入し,郵便またはFAXにてお送り下さい.同時に下記銀行口座に参加費をご送
金下さい.送金をもって登録受理とします. 電話や電子メールでの申し込みは
できませんのでご了承下さい.登録者には,後日,参加証と会場案内図をお送り
致します.なお,定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきますので,
あらかじめご了承下さい.請求書が必要な方は,用紙の「請求書」の欄にチェッ
クをお願い致します.折り返しお送り致します.銀行の送金控えをもって領収書
と致しますが,本会の領収書が必要な場合には,用紙の「領収書」の欄をチェッ
クしていただければ,会場でお渡しします.なお,領収書の発行は振り込み確認
後となります.

申し込み先
〒113 東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル内
日本ソフトウェア科学会 事務局
「マルチエージェント」
チュートリアル係
送金銀行口座
住友銀行 浜松町支店
普通預金口座 279-1026491 日本ソフトウェア科学会

7.問い合わせ先

◇ 申込手続き,空席状況について
日本ソフトウェア科学会事務局(TEL 03-5802-2060,FAX 03-5802-3007)
までFAXでお問い合わせ下さい.電話の場合にはできるだけ平日,
13:00--17:00にお願いします.なお,空席状況については定員が一杯
になりしだい, http://www.jssst.or.jp/jssst/ に掲示し,
fj.org.jssst に流しますので, こちらもご参照ください.

◇ 講演の内容について
下條真司(大阪大学 大型計算機センター)
〒567 茨木市美穂ケ丘 5-1 大阪大学大型計算機センター
Tel: 06-879-8793, Fax: 06-879-8794
E-mail: shi...@center.osaka-u.ac.jp

古賀明彦(日立製作所システム開発研究所)
〒559-8515 大阪市住之江区南港東八丁目3番45号 日立関西ビル内9F
Tel: 06-616-1108, Fax: 06-616-1109
E-mail: ko...@sdl.hitachi.co.jp

できるだけ電子メールでお問い合わせ下さい.


日本ソフトウェア科学会 チュートリアル・大学基礎講座 申し込み用紙

チュートリアル名:「形式的手法の分散システムへの取り組み」

ふりがな
氏 名 _________________________________________________

所 属 _________________________________________________

_________________________________________________

住 所 〒_______ _____________________________________

_________________________________________________

電話番号 _________________ FAX _____________________

電子メイル ______________________________________________

□会員・一般 □会員・学生 □非会員・一般 □非会員・学生

会員番号 __________________ (入会申込中の場合は申込中と記入)

請求書: □ 必要 □ 不要 領収書: □ 必要 □ 不要

送金方法:
□ 当日, 会場受付で支払います.
□ 銀行振込 (住友銀行 浜松町支店 普通口座 279-1026491
名義人 東京都文京区本郷 4-1-3-501
日本ソフトウェア科学会)
_____ 月 ____ 日に _________ 銀行 _________ 支店より

名義 _____________________________________ にて送金します.

申込先: (郵送またはFAXで, 電話での申し込みはできません. )
〒113 東京都文京区本郷 4-1-3-501
日本ソフトウェア科学会
チュートリアル「形式的手法による分散システムへの取り組み」係
FAX: 03-5802-3007 (電話: 03-5802-2060)


--
(株)日立製作所 システム開発研究所 関西ラボ 古賀明彦
〒559-8515 大阪市住之江区南港東八丁目3番45号 日立関西ビル内9F
Tel. 06-616-1108 (e-mail ko...@sdl.hitachi.co.jp)
Fax. 06-616-1109

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