先日おなじ内容の記事を投稿しましたが,プロバイダ経由でみてみると,いつ
までもとどかないようなので,再投稿します.2 回とどいた方にはもうしわけ
ありません.
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Web ページがふくんでいる JavaScript プログラムをつかって,その Web ページと
同一またはすこしだけちがう Web ページを生成・表示する方法をかんがえました.
つまり,Web ページの自己再生産です.詳細は今年の情報処理学会夏のシンポジウ
ムと ACM SIGPLAN Notices 11 月号で報告しましたが,つぎの Web ページでも概略
がわかります.
http://www.st.rim.or.jp/~kanada/reproduction/index-j.html
プログラムの自己再生産,すなわちプログラムがその原始プログラムとちょうどお
なじものを印刷するようなプログラムをつくるというのはプログラミングの世界で
ふるくからある話題です (たとえば 有澤 誠 著「プログラミング思考法」 (日科技
連) に自己再生産する Pascal や C のプログラムの例がかかれています).しかし,
プログラムの完全な複製をつくっても実用的な価値はありません.自己再生産する
Web ページも完全な複製をつくるだけなら実用的な価値はないとおもいますが,不
完全な複製をつくることで,階層型メニューの実現など,実用性がでてきます.階
層型メニューだけなら,いわゆる Dynamic HTML をつかうことで実現できますが,
自己再生産をつかう方法はもっと自由度があります.
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金田 泰
日立製作所 中央研究所 マルチメディアシステム部
〒185 東京都国分寺市東恋ヶ窪一-280
E-mail: kan...@crl.hitachi.co.jp
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