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岸田秀の学歴詐欺 === 1, kaiketu, 2. gensou

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Bart Lacan

unread,
Jan 14, 2004, 1:39:33 PM1/14/04
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岸田秀の学歴詐欺
1. 日本的解決
2. 幻想と嘘「幻想の博士号」


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1. 日本的解決

あまり毎日同じこと考えてるもんで教授の研究室を訪ねる夢

見ました。誰もいない木造の廃屋でしたが。3つくらいある名
札のなかに
名前がありました。

やはり、謎があるので、それが魅力で考えはじめたのですが、
一番おおきな謎が何であったかやっと判りました。それは
伊丹十三(と佐々木)が「快の打ち出の小槌」などでいつも
書いている「日本的解決」でした。

教授の子分にあたるような若手の小説家がこんなこと書いてい
ました。

(なんとこんな小者が「岩波」から本だしとるんです。
ーーまたブランド信仰が出てしまいました。気をつけます。)

>>> 最初の著書『ものぐさ精神分析』から、ぼくは岸田秀
氏の本を読みつづけて
いますが、博士号のことは一度も読んだことがありません。(
。。。)
それどころか『二十世紀を精神分析する』には(。。。)
と、自ら記されています。要約すると、修士論文はどうにか合
格した。ストラスブール
大学の博士号論文は、指導教授の口頭審査で合格の判定を受け
たけれど、指導教授が
届けるのを忘れたのか、ストラスブール大学にはそのようなこ
とは記録されていない
と明確に記されています。
ぼくは20数年間、岸田秀氏の本を読みつづけていますが、「"
フランスの大学から
博士号を取得"と宣伝してきた」文章には、一度も出会った記
憶がありません。
もしも、そのような文章が現実にありましたら、お知らせくだ
さい。
<<<

教授は明らかに大々宣伝してきたのに、それを「一度も出会っ
た記憶がありません」と
いうのも変だが、それより変に思えたのは「。。。と明確に記
されています。」でした。

全然、明確でないだけでなく、子供でもわかるようなウソなの
に、この男はなぜ
こんなこと堂々と、全世界から読めるWeb上に書くんだ?
と結局こたえが出ませんでした。

で、今日きっかけがあって、その答えが判りました。
一部の人にとっては「日本的解決」がすでに ついているので
す。

教授があのように(わずかに 2箇所のみに、ごく簡単にではあ
るが)自分で書いているので、関連知識のある人には、「最初

らごまかしていた」と読める。(間接的に事実を白状)

(なぜ教授みずからこれ書いたのかも謎でした。でも完全にか
くしていたら
かえって噂が広がったかも。)

本人も反省しているのかもしれないし、このくらいで許
しておいてやろうか、と、日本的心情ではこういう考えもある
のでしょう。

(「調べてみた」というのは、自分でしたのではなく、新学部
を作るときに文部省の審査が入って、文部省に言われて調べた
のですが。それが無かったら10万人の「ものぐさ」愛読者は
死ぬまで
教授にだまされてたことになります。)

有名人の教授はそれほど偉いのか?
それほど体面を保つことが重要なのか?
いっきに1950年代の日本に来たような感じがします。

というわけで、私にとってはこれが解決になっているとは
感じられませんが、なぜ今まで教授に近い人々が騒がなかった
か、
は解ったとおもいます。すこしは「日本的解決」がすでに つ
いているからです。

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(日本的解決「悟りの境地」 )

で、こういう理解をしたら、もうひとつ謎が解けました。

「恋愛の超克」小谷野 敦 (著) 62ページ
(2000年の本に)「ストラスブールで博士号を取ったつもりで
いたが、
調べてみたら名前がなかったとか、文部省から精神分析を教え
る教授の資格を
剥奪されたとか すごいことが書いてある。
これが岸田流「悟りの境地」なのか......。」

この最後の部分が良く分かったように思います。

小谷野さんて本当に頭のよい人ですね。この部分の略歴5行は
他にもすごく意味深の
部分があって、「こんな調子に一冊の本の一行一行が吟味され
ているのか」と思うと
おそろしくなります。

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2. 幻想と嘘「幻想の博士号」


「博士号を取ったつもりでいたが、調べてみたら名前がなかっ
た」
とか
「指導教授が届けるのを忘れたのか、ストラスブール大学には
そのようなことは
記録されていない」
とか、私には子供でもわかるようなウソに思えますが、

教授本人とまわりの学生と小説家の子分は皆、この説明で満足
しているようだ。
これが謎だ。ということで、ひとつの答えは「日本的解決」で
すが、
もうひとつ考えました。

前にこう書きました。ーー

博士論文を出版できる人もめったにいないのに、岸田秀先生は
、外国の大学に提出したと称する“博士論文”を、メジャーな
出版社から、(サルトルきどりでえらそうにひとに翻訳させて
)ベストセラー・ロングセラーの本の中に全文そのまま収録す
る、というトリプル(+1)快挙をなされたわけで、こんなこ
とは日本の学術界・出版界の全歴史の中で唯一の例だと思いま
す。私はこの“博士論文”を20年前に感服して読みましたが
、すべてが岸田先生お一人の幻想だったのですね。

あとがきで教授は「発表してから10年以上よんでいない」と
かも書いていて
言ってること、やってることが何か誇大妄想のようなんですね

で、最近は、フランス人には「Psychologie」も通じなかった
、とか書いてる。
その差が激しい。


伊丹「自分たちよ!」の「サガワ君の場合」などにあるように
、フランスに一人でいる日本人は
信じられないくらいの孤独を経験するそうです。教授の場合は
博士号を以前に挫折していて、
フランスでも挫折するのは明白だと。加えて教授は幻覚もあっ
たような神経性気質の人だと。

だから私の言いたいのは「幻想の博士号」は簡単に私のような
普通人が簡単にウソといえる
ようなものでは ないのかもしれないな、ということです。

本人も信じていたから、まわりも だまされやすかった、と。

で、1996年以降は、私には子供でもわかるようなウソに思える
「説明」を
同じ様に本人も信じていて、周りの人も信じている。

という説明ですが。いかがでしょう?


教授の「太宰治論序説」
「しばしば見られるのは、社会に適合させた形ではなく、自分
独自に新しい自我体制を
つくりあげ、この自我体制に合うように社会をつくり変えよう
とする方向である。この
場合、青年は理想家、革命家となるであろう。」

そんな、自分ひとりの夢想する「自我体制」にあわせて社会を
つくり変えようとする方向を持った
理想家・革命家、または
自分ひとりの夢想する「幻想」を周りの人に信じさせようとす
る人が
しばしば見られるとは思いませんが、教授の感覚では余り珍し
いことには思えない、と
いう感じですか?

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