--
-- つれづれなるままにそのひぐらし
-- 福田 孝康
-- mail:fukuda at computer.org
-- http://www.otacky.jp
> mode line で、文字コードの後に ":T" のような表示がされる
> ファイルがありますが、これは一体何を現わしているのでしょ
> うか。
行末コード (改行コード) が CRLF (16進数で 0D と 0A の 2-byte) で
あることを示します。ただしそれはファイルの中身の話で、(X)Emacs
にテキストとして読み込まれている状態では LF (16進数で 0A) になっ
ています。CRLF は Windows などで作られるファイルや、ネットワーク
を流通するテキスト (例えばメールやニュース) で使われます。
C-h v buffer-file-coding-system[RET]
で、そのバッファの coding-system が
#<coding_system shift_jis-dos>
のように表示されたら、shift_jis-dos に関する説明を
M-x describe-coding-system
で表示してみて下さい。
同様に shift_jis, shift_jis-unix, shift_jis-mac も調べて下さい。
そしてファイルの生の行末コードを見たいなら、C-x C-f の代わりに
C-u C-x C-f を使い、かつ binary を指定して下さい。この場合は日本
語などのテキストも、デコードされない生のデータが見えます。
--
Katsumi Yamaoka <yam...@jpl.org>
実は、問題のファイルは、Spambayes-1.0a3 の Python script
で、#!/usr/bin/env python が、このせいで働かない、という
事態になっていたのでした。Python-ml で、動かないのは
CRLF のせいでは?と教えていただいて、自分の中でこの表示
との対応に気付いたのでした。
で、問題のファイル群を、XEmacs でひとつひとつ
iso-8859-1-unix に変換して、動くようになりました。(nkf
でもできそうでしたが、とりあえず、XEmacs を使いました。)
> C-h v buffer-file-coding-system[RET]
>
> で、そのバッファの coding-system が
>
> #<coding_system shift_jis-dos>
>
> のように表示されたら、shift_jis-dos に関する説明を
>
> M-x describe-coding-system
>
> で表示してみて下さい。
> 同様に shift_jis, shift_jis-unix, shift_jis-mac も調べて下さい。
>
> そしてファイルの生の行末コードを見たいなら、C-x C-f の代わりに
> C-u C-x C-f を使い、かつ binary を指定して下さい。この場合は日本
> 語などのテキストも、デコードされない生のデータが見えます。
よく分りました。ありがとうございます。
これを XEmacs の info で調べてもまったく記述が見当たらな
かったのですが、どのあたりをあたれば良かったのでしょうか。
> 実は、問題のファイルは、Spambayes-1.0a3 の Python script で、
> #!/usr/bin/env python が、このせいで働かない、という事態になっていた
> のでした。Python-ml で、動かないのは CRLF のせいでは?と教えていただ
> いて、自分の中でこの表示との対応に気付いたのでした。
そういう問題でお困りだったのですか。たしかに (X)Emacs や less な
どでは行末コードは見えませんよね。ぼくも、まったく当たらないパッ
チ、しかし眺めて見ても変なところはない、という経験があります。
> で、問題のファイル群を、XEmacs でひとつひとつiso-8859-1-unix に変換
> して、動くようになりました。(nkfでもできそうでしたが、とりあえず、
> XEmacs を使いました。)
こんな方法が案外早くて簡単かも↓
% ftp localhost
[...]
ftp> cd 目的の場所
ftp> lcd 別の場所
ftp> prompt
ftp> ascii
ftp> mget *
> これを XEmacs の info で調べてもまったく記述が見当たらなかったのです
> が、どのあたりをあたれば良かったのでしょうか。
ぼくも見つけることができませんでした。たぶん src/ 以下のどこかに
書いてあるんでしょうが。:-p
--
Katsumi Yamaoka <yam...@jpl.org>