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-- つれづれなるままにそのひぐらし
-- 福田 孝康
-- mail:fuk...@computer.org
-- http://www.otacky.jp
At Sun, 23 Jun 2002 19:31:59 +0900,
Taka Fukuda wrote:
>
>
> 福田と申します。
>
> RedHat Linux 7.2 の上で、XEmacs-21.4.8 を使っています。
>
> ちょっと前まで問題無く使えていた Dired が、急に使えなく
> なりました。症状は、
>
> ・そもそも、dired が立ち上がった際のカーソルの位置が変。
> 左下に来ます。その後右へよせても、上下させると左端へ寄っ
> てしまいます。
>
> ・'d' mark を受け付けません。'x' などは反応しようとしてい
> るようですが、'd' mark が付かないので確認できません。
・ 'd' は無視されて、カーソルは左下に戻ります。Return key
を押すと、No file on this line と言われます。
・一旦 dired を立ちあげると、それを終了した後も、影響が残
ります。極端な場合には C-c C-x とすると、同じく No file
on this line と言われます。Dired の buffer を削除すると
XEmacs を正常に終了できます。(これについては再現性が乏
しい。)
> RH-7.2 -> 7.3 -> 7.2 とごちゃちゃやったときに、その都度
> XEmacs もコンパイルしなおしたのですが、configure から始
> めたので問題ないはず。他には不具合の理由が思いあたらない
> のですが。
xemacs-sumo と xemacs-mule-sumo を更新しました。apel が
site-package のとぶつかるので、xemacs-sumo の apel を削
除しました。これが怪しいですが、同じ事を ThinkPad の
Vine-2.1 上の XEmacs-21.4.8 にやったのに、このような問題
は生じていません。
> どなたか心当りの方はアドバイス願います。
ひきつづき、アドバイスお待ちしています。
LANG=C にしてみると、どうでしょうか?
-- Hiroshi Fujishima
At Sat, 29 Jun 2002 20:47:54 +0900,
Hiroshi Fujishima wrote:
> > ちょっと前まで問題無く使えていた Dired が、急に使えなく
> > なりました。症状は、
> >
> > ・そもそも、dired が立ち上がった際のカーソルの位置が変。
> > 左下に来ます。その後右へよせても、上下させると左端へ寄っ
> > てしまいます。
>
> LANG=C にしてみると、どうでしょうか?
どんぴしゃり、でした。正確には、LANG ではなくて、LC_ALL
が効くみたいですが。
それにしても、これは何故なんですかね。バグみたいですね。
>>>>> In <86lm8y...@goliath.otacky.jp>
>>>>> Taka Fukuda <fuk...@computer.org> wrote:
> どんぴしゃり、でした。正確には、LANG ではなくて、LC_ALL
> が効くみたいですが。
> それにしても、これは何故なんですかね。バグみたいですね。
最近の fileutils に含まれる ls は LANG によって -l オプションを付けた
ときの動作がかわります。dired は LANG=C の場合の ls -l の出力を前提に
しているため、fileutils を新しくすると、とくに FSF Emacs ではこのよう
な現象が起きることがありました。(今あらためてみたら FSF Emacs 21.2.90
では LANG=ja_JP.eucJP のままでも使えるようになってました)
ただ、最近の XEmacs 用の dired パッケージは、あらかじめこのあたりを対
策してあったような気がするので、dired パッケージが古かったりするのかも
しれませんね。(dired は XEmacs 標準ではありませんので、本体だけ新しく
したりコンパイルしなおしたりしてもだめです)
--
YOSHIZAWA Masahiro (吉澤正浩)
"Welcome to NetHack!"
At Sun, 30 Jun 2002 08:49:47 +0900,
YOSHIZAWA Masahiro wrote:
> 最近の fileutils に含まれる ls は LANG によって -l オプションを付けた
> ときの動作がかわります。
ああ、あの 6月 29 とかになる表示の事ですね。作って下さっ
た人には申し訳ないけど、ちょっとエレガントでないような…。
> dired は LANG=C の場合の ls -l の出力を前提に
> しているため、fileutils を新しくすると、とくに FSF Emacs ではこのよう
> な現象が起きることがありました。(今あらためてみたら FSF Emacs 21.2.90
> では LANG=ja_JP.eucJP のままでも使えるようになってました)
なる程。
> ただ、最近の XEmacs 用の dired パッケージは、あらかじめこのあたりを対
> 策してあったような気がするので、dired パッケージが古かったりするのかも
> しれませんね。(dired は XEmacs 標準ではありませんので、本体だけ新しく
> したりコンパイルしなおしたりしてもだめです)
package 群は xemacs-sumo と xemacs-mule-sumo でいつも最
新のにしているつもりなんですが。今は、2002-05-22 版です。
念のために、dired だけ最新版(1.12)にしてみましたが症状は
変わらず、でした。
今思うに、今まで問題なく使えていたのは、gnome の
launcher から起動する事が多かったせいかも知れません。こ
れに関連してですが、ちょっと質問させて下さい。
・どうも私のシステム(RH-7.3)では LANG と LC_ALL が、よしざ
わさんや藤島さんのご説明と入れ替わっているようですが、な
んででしょうね。そもそも、これらはどのように使い分けるも
のなんでしょうか。
・Gnome の launcher から起動する時、環境変数を設定してやる
には、どのようにすれば良いのでしょうか。
>>>>> In <868z4x...@goliath.otacky.jp>
>>>>> Taka Fukuda <fuk...@computer.org> wrote:
> ああ、あの 6月 29 とかになる表示の事ですね。作って下さっ
> た人には申し訳ないけど、ちょっとエレガントでないような…。
最近のはまた少し違うようです。
> > ただ、最近の XEmacs 用の dired パッケージは、あらかじめこのあたりを対
> > 策してあったような気がするので、dired パッケージが古かったりするのかも
> > しれませんね。(dired は XEmacs 標準ではありませんので、本体だけ新しく
> > したりコンパイルしなおしたりしてもだめです)
> package 群は xemacs-sumo と xemacs-mule-sumo でいつも最
> 新のにしているつもりなんですが。今は、2002-05-22 版です。
> 念のために、dired だけ最新版(1.12)にしてみましたが症状は
> 変わらず、でした。
あ、すみません。
うちの XEmacs で M-x describe-variable RET
dired-mode-hook すると
#<compiled-function nil "...(14)" [make-local-variable
process-environment setenv "LC_MESSAGES" "C" "LC_TIME"] 3>)
なんてのが出てくるので、てっきり dired で設定しているもんだと思ってい
たのですが、どうも違うみたいですね。(自分で設定したものではないので、
どこで設定されているのかは不明です)
> ・どうも私のシステム(RH-7.3)では LANG と LC_ALL が、よしざ
> わさんや藤島さんのご説明と入れ替わっているようですが、な
> んででしょうね。そもそも、これらはどのように使い分けるも
> のなんでしょうか。
このへんはよくわかりません。(gettext の info あたりに書いてあるかも知
れませんが)
> ・Gnome の launcher から起動する時、環境変数を設定してやる
> には、どのようにすれば良いのでしょうか。
ふつうにログインシェルの、ログイン時に読み込まれる設定ファイルに書いて
おけばよいと思いますが、LANG に関してはコンソールで文字化けするのがい
やなので、.xinitrc に書いてます。
At Sun, 30 Jun 2002 12:24:42 +0900,
Taka Fukuda wrote:
>
> ・どうも私のシステム(RH-7.3)では LANG と LC_ALL が、よしざ
> わさんや藤島さんのご説明と入れ替わっているようですが、な
> んででしょうね。そもそも、これらはどのように使い分けるも
> のなんでしょうか。
Solaris 8 だと、environ(5), setlocale(3C) などに説明がありました。
LANG より LC_ALL の方優先されるようです。
どのように使い分ければ良いのかは、わかりませんでした。
> ・Gnome の launcher から起動する時、環境変数を設定してやる
> には、どのようにすれば良いのでしょうか。
Emacs の環境変数を設定したいのであれば、~/.emacs に (setenv "LANG" "C")
などと設定してやれば良いです。
-- Hiroshi Fujishima
Hiroshi Fujishima wrote:
> fj.unix を追加しました。
> Solaris 8 だと、environ(5), setlocale(3C) などに説明がありました。
> LANG より LC_ALL の方優先されるようです。
> どのように使い分ければ良いのかは、わかりませんでした。
LC_ALL が一番強くて、(LC_ALL 以外の) LC_* が二番目、一番弱いのが
LANG です。
逆に言うと、まず LANG が評価され、次に (LC_ALL 以外の) LC_* で
上書きされ、(LC_ALL 以外の) LC_* は LC_ALL で上書きされます。
例えば、メッセージなどは英語表記にするけど、時刻だけ日本語表記にしたい
場合は LANG=C LC_TIME=ja_JP.eucJP と設定します。
At Mon, 01 Jul 2002 18:11:39 +0900,
Matsumura Naoki wrote:
>
> LC_ALL が一番強くて、(LC_ALL 以外の) LC_* が二番目、一番弱いのが
> LANG です。
>
> 逆に言うと、まず LANG が評価され、次に (LC_ALL 以外の) LC_* で
> 上書きされ、(LC_ALL 以外の) LC_* は LC_ALL で上書きされます。
成程。私の疑問に関して言えば、LC_ALL と LANG が入れ替わっ
ているのではなくて、LC_ALL が定義してあれば LANG は効か
ない、という事ですね。
>
> 例えば、メッセージなどは英語表記にするけど、時刻だけ日本語表記にしたい
> 場合は LANG=C LC_TIME=ja_JP.eucJP と設定します。
成程。こんな風に使いわけるんですね。よくわかりました。目
からウロコです。
At Mon, 01 Jul 2002 00:58:43 +0900,
Hiroshi Fujishima wrote:
>
> fj.unix を追加しました。
あ、そう言えばもう XEmacs だけの話題ではなくなっています
ね。
> > ・Gnome の launcher から起動する時、環境変数を設定してやる
> > には、どのようにすれば良いのでしょうか。
>
> Emacs の環境変数を設定したいのであれば、~/.emacs に (setenv "LANG" "C")
> などと設定してやれば良いです。
At Sun, 30 Jun 2002 16:56:51 +0900,
YOSHIZAWA Masahiro wrote:
> ふつうにログインシェルの、ログイン時に読み込まれる設定ファイルに書いて
> おけばよいと思いますが、LANG に関してはコンソールで文字化けするのがい
> やなので、.xinitrc に書いてます。
なる程。両方を合わせれば、私のやりたかった事ができそうで
す。
やりたかったのは(他愛ない事ですが)、Launcher から
XEmacs: dired が使えるように、LANG=C で起動したい
Mozilla: LANG=ja_JP.eucJP でかつ、skkinput を使えるよう
に起動したい
という事でした。おかげさまで、locale はいけそうですが、
skkinput の方はまだちょっと悩みそうです。