訳あって Solaris 入れて見ようと思ったのですが、けっこう大変で
した。DVD の入手や DVD からのインストールは簡単で、設定もマニュ
アルの通りで分かりやすかった。さすがは、Solaris。関心しました。
でも、大問題がセキュリティ・パッチの入手。これは辛かった。
まずパッチの入手には次のサイトにユーザ登録が必要です。
ユーザ登録はよいのですが、登録を完了するには、「Oracleサポー
トID」が必要になります。これがどうも大学なら大学の組織の番号
が必要でした。個人はどうするんだろう。組織のメールアドレスを
使えとか書いてあるし。
登録したら、次は「パッチのダウンロード許可」を、組織の管理者
から得なければいけません。管理者が怠けていたら、待ちぼうけ。
管理者のメールアドレスは、マウスを重ねるとウインドウが出てき
て教えてくれるので、メールで催促する必要があるのでしょう。
無事登録が済むと、こんな感じで Recommended OS Cluster
Solaris 10 にたどり着きました。
(1) https://support.oracle.com/ にログイン
(2) 「パッチと更新版」タブを開く
(3) 「パッチ検索」の部分で「製品またはファミリ(拡張検索)」を選ぶ
(4) 「製品?次に一致する」で「Solaris Operating System」を選ぶ
(5) 「リリース?次に一致する」で「Solaris 10 Operating System」を選ぶ
(6) 「説明?次を含む」で「Recommended」と打つ
(7) 「検索」ボタンを押す
インストールした OS が 32ビットか64ビットかの判定には、
「isainfo -v」でわかります。32ビットだけ出てくれば、32ビット、
32と64の両方出てくれば、64ビットです。
これが分かると、HTML 版の方が少しは分かりやすい。「説明」で
「Recommended」とする所がポイントです。(My Oracle Support の
標準は、Flash。MacOSX の Firefox ではうまく動きませんでした。
Safari ならOK。Solaris のパッチを Mac で落とすなという話はあ
ります。)
それにしても、この使いにくさや分かりにくさは、尋常ではありま
せん。Oracle のデータベースを使っていた人は、こんなことをして
いたんだろうか。セキュリティ・パッチくらい、MacOSX Software
Update とか Microsoft Update 並に更新できれば誰も文句は言わな
いとして、そこまで行かなくても以前の SunSolve 並にはして欲し
い。SunSolve 止めるのはいいとしても、それより良いものを出さな
いでどうするんだと言いたい。
\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報 \\