No.902電気自動車関連主要海外ニュース(2010年7月20日送付)
-本日の項目一覧-
(1)New York City Opens Its First Public Charging Station for Electric
Cars【US】
-ニューヨーク市は、2011年9月までに公共の充電施設を100カ所設置する計画
である。同設備を手がけるCoulumb Technologiesによると、アメリカ全体では
4600カ所の充電設備が設けられると言うことである。
(2)Report: Smart to Reveal Electric Two-Wheeler【DE】
-スマートは、2013年の新車投入に合わせて、電動スクーターの開発に着手し
た。これは混雑する都市交通状況下における移動手段の開発というスマートの
経営理念に即した物。
(3)奇瑞、電池交換が可能な電気自動車を12年に発表【CN】
-奇瑞(チェリー)は、世界の先頭に立つ電気自動車の基礎設備メーカーであ
る米国のベター・プレース社と提携し、電池交換が可能な電気自動車を開発中
で、12年に発表する計画である。
(4)京都市など4者、EV普及促進へ連携【JP】
-京都市、日産自動車、三菱自動車、堀場製作所は共同で「次世代EV京都プ
ロジェクト」を立ち上げた。電気自動車(EV)の普及促進や充電設備に関す
る実証実験などに連携して取り組む。京都市は「こうした取り組みを通じ、1
0年後をめどに市内自動車の約10%をEVやプラグインハイブリッド車(P
HV)にしたい」(門川大作市長)という。京都市が市民へ貸し出すEVに搭
載したカーナビや希望者の携帯電話に、EV充電設備の利用状況を表示するシ
ステムの実証実験を、2010年度内にスタートさせる。京都市は現在、40
基の充電設備を整備済み。当初はそのうち10基に発信機を設置し、サーバで
利用状況の情報を管理して利用者に情報提供する。EVの普及促進のため、秋
をめどに「EVシンポジウム」を開催するほか、EVの試乗会、利用者による
意見交換会を計画。環境に優しい運転技法「エコドライブ」の講習会などにも
一層力を入れる。
(5)EV急速充電器 規格争い日独火花【JP】
-電気自動車(EV)の普及のカギを握る急速充電器の国際的な標準化をめぐ
り、日本とドイツの主導権争いが激化してきた。日本は自動車大手が東京電力
などと組んで日本発の充電方式の世界標準化を目指すが、欧州仕様にこだわる
ドイツも国際規格の認定に向け攻勢をかけている。日本は国際機関を舞台にし
た交渉力の弱さなどもあり、苦戦を強いられそうだ。日本勢が世界標準を狙う
のは東電が開発した「チャデモ方式」と呼ばれる充電方式。充電器が電気を交
流から直流に変換して車が必要とする電圧や電流で送ることができるのが特徴
だ。三菱自動車が4月から個人向け販売を始めたEV「アイ・ミーブ」で採用
したほか、日産自動車も年内に売り出す「リーフ」に採用する。同方式は電流
の変換機能を備えているため、充電器の価格が高くなり、インフラ整備を進め
る上で不利になる。一方、車は変換装置を搭載しないことから、価格を抑えら
れる。すでに国内外の200カ所以上に設置されている。
(6)トヨタ系商社が中国製のEVパーツを集めると…!?【JP】
-電気自動車開発技術展(EVEX)2010では、トヨタグループの総合商社である
豊田通商(愛知・名古屋)も出展。ブースには中国で製造された自動車部品だ
けで組み上げたEVユニットが展示されていた。このEVユニット、「目標車両性
能」は最高時速80km/h、1充電走行時間100kmと記されている。「日本で当社が
CAD設計し、中国の小さな鉄鋼業など数社に頼んでつくってもらった」(同社)
というフレームに搭載されるものは……。リチウムイオンバッテリーが3.2V 4
0?60Ah/セルの中国・洛陽を産地とするもの。セル電圧・整流・温度・SOCなど
をモニタリング・異常検出するバッテリーマネジメントシステムが恵州のもの。
モーターは南京で製造された最大出力15kW、最大トルク45N・nのDCブラシレス
モーターだ。「もちろん中国向けのEV提案で、ミニカーと軽自動車の間のクラ
スとして売れないか検討している。『こうしたネタもつくれますよ』という提
案だが、品質保証や、どこまで売るかという問題は未解決。コンポーネントだ
け売りっぱなしということも可能かなど、いろいろと考えている」(同社)中
国にはすでに、耕運機などにモーターを付けたり、エンジンをモーターに換装
させる業者などが多く存在し、「ガソリン車の次は電気自動車」という概念が
そもそもないといわれている。
(8)エコカー戦線激化 トヨタのPHV、300万円以下で発売へ 安価設定
で他社EVに対抗 【JP】
-トヨタのPHVと他社のEVの比較 トヨタ自動車が、平成23年末に発売
予定の家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)の価格を、
300万円以下とする方向で検討していることが18日、分かった。価格を3
00万円以下とするのは、人気HVの「プリウス」をベースにしたPHV。対
抗車種となる他社製EVの価格は、三菱自動車の「i-MiEV(アイ・ミー
ブ)」が398万円、日産自動車が発売予定の「リーフ」が376万円。トヨ
タでは「PHVの普及を考えると、EVのような高い価格を設定できない」
(幹部)としており、EVを下回る価格設定とする方針を固めた。他社がEV
の価格を引き下げれば、その動きに合わせてトヨタも「プリウスPHV」の価
格をもう一段階引き下げる可能性もある。
(9)トヨタ、テスラとの共同開発EVを12年に市販化【JP】
-トヨタ自動車と電気自動車(EV)ベンチャー企業の米テスラ・モーターズ
は、トヨタのスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」をベースにしたEVを
共同開発し、2012年に発売することで合意した。車載用の3分の1ほどの
安価なパソコン用電池を用いるテスラのシステムを搭載する方針。コストや走
行距離は車載専用電池を搭載した従来型のEVを大きく上回るスペックになる
公算が大きい。 トヨタはすでにテスラからRAV4のEVの試作車を1台受
け取っており、評価を実施している。トヨタはこれとは別に車載専用電池を搭
載する小型車「iQ」ベースのEVを12年に発売する予定。同時期にシステ
ムが異なる2種類のEVをラインアップすることになる。世界標準を目指す日
本にとって最初のハードルになるのが国際電気標準会議(IEC)から国際規
格の認定が得られるかどうかだ。もっとも「認定されても各国で普及しなけれ
ば意味がない。工場を建てて、雇用を生み出す代わりに、現地政府に採用して
もらうことなどが鍵になる」(野村総合研究所の田中雄樹上級コンサルタント)
との見方もある。ドイツにはIEC専門のコンサルタントがいるのに対し、
「日本には交渉のプロがいない」(経済産業省担当者)と力不足を懸念する。
(10)飯田章がEVレースで“初優勝”を達成【JP】
-日本電気自動車レース協会(JEVRA)主催による全日本電気自動車グランプ
リシリーズ第1戦「全日本袖ヶ浦EV50kmレース大会」が、7月19日(月・祝)に
千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで行われ、テスラ・ロードスターを
操る飯田章が優勝した。
-北米-
■New York City Opens Its First Public Charging Station for Electric
Cars【US】
Source: AP
[July 20, 2010]
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5i6Zo1H6uo2KSW8IRUPCyRdwE_yMQD9GV3LK80
-欧州-
■Report: Smart to Reveal Electric Two-Wheeler【DE】
Source: Autocar/UK
[July 20, 2010]
http://www.autocar.co.uk/News/NewsArticle/AllCars/251403/
-アジア-
■奇瑞、電池交換が可能な電気自動車を12年に発表【CN】
Source: 新華社
[July 20, 2010]
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/257993/
-その他-
-日本-
■京都市など4者、EV普及促進へ連携【JP】
Source: 日刊工業新聞
[July 20, 2010]
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420100719beai.html
■EV急速充電器 規格争い日独火花【JP】
Source:
sankei.biz
[July 20, 2010]
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100720/mca1007200501001-n1.htm
■トヨタ系商社が中国製のEVパーツを集めると…!?【JP】
Source: Response
[July 19, 2010]
http://response.jp/article/2010/07/16/142887.html
■エコカー戦線激化 トヨタのPHV、300万円以下で発売へ 安価設定で他社EVに対抗 【JP】
Source:
asahi.com
[July 19, 2010]
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100719/biz1007190030000-n1.htm
■トヨタ、テスラとの共同開発EVを12年に市販化【JP】
Source:
asahi.com
[July 19, 2010]
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201007190006.html
■飯田章がEVレースで“初優勝”を達成【JP】
Source: オートスポーツWeb
[July 19, 2010]
http://jevra.jp/
-シンポジウム・学会-
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